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モンテビデオは見どころ満載の観光都市!
ウルグアイは、ブラジルとアルゼンチンに挟まれた大西洋に面する小さな国です。そのウルグアイの首都モンテビデオは、日本ではあまり知られていない都市ですが、美しいビーチや歴史的建造物で知られ、欧米から多くの観光客が訪れます。
モンテビデオは平均気温が年間を通じて18度と過ごしやすく、また南米の中では治安もよく、観光がしやすい場所です。ここではそんなモンテビデオについて紹介しましょう。
モンテビデオの基本情報
モンテビデオという名前の由来は、モンテビデオ湾の西岸にそびえるモンテビデオの丘に由来します。ラプラタ川の左岸に位置し、一年を通じて温暖な気候です。最も温かい1月は22度前後、冬の1~3月の気温は10~13度くらいです。
18世紀に、ブラジルから南下してくるポルトガル人を防ぐためにスペイン人が作った都市で、植民地時代は軍事拠点として発展しました。独立後は港湾都市として大きく発展し、現在に至っています。モンテビデオの人口は約170万人です。
治安情報
南米の都市は治安があまりよくないのですが、ウルグアイのモンテビデオは南米で最も生活水準が高い都市として知られていて、治安が安定しています。
国土はあまり広くないのですが、ウルグアイは「南米の優等生」と言われていて、国の治安がしっかりと守られているという印象です。おしゃれなカフェやレストラン、会社のビルなども並び、ちきんとした街並みが広がります。
そんなモンテビデオにもスラム街など治安が悪い場所はあります。旅行の際は海外にいることを忘れずに過ごすようにし、危険な場所へは近づかないようにしましょう。
カラスコ国際空港情報
カラスコ国際空港はモンテビデオの玄関口になる空港です。大きさとしては、日本の地方空港くらいでしょう。空港内には両替所や免税店もあります。
空港ビルはウルグアイの建築家によるスタイリッシュなデザインです。空港ではチェックインや保安検査、出入国審査もスムーズに行われます。
カラスコ国際空港から市内まではタクシーか空港バスで行くことができます。タクシーはたいへん高額なので、空港バスを利用するといいでしょう。空港の出口を出てすぐのところにバス会社の案内所があります。
1:モンテビデオの観光スポット【マトリス教会】
マトリス教会はモンテビデオの憲法広場に面しています。この美しい教会の名前を取って、広場はマトリス広場とも呼ばれ、地元の人たちから親しまれています。広場の周辺にはベンチやカフェがあり、観光客や地元の人が思い思いに過ごす姿が見られます。
マトリス教会は、スペイン植民地時代に造られたモンテビデオで最も古いカトリック教会です。「南米全土のカトリック教会の母」され、宗教的にも大切な場所とされています。
おすすめポイント
マトリス教会は、スペインの新古典様式の建物で、伝統的なカトリック教会の様式を継承しています。洗練された美しい教会で、休日にはミサが行われています。
マトリス教会は礼拝や行事がなければ観光客も中に入って見学することができます。神聖な場所なので、観光の際は静かに見学するようにしましょう。
基本情報
マトリス教会の前に広がる憲法広場は、1830年7月18日に憲法が発布された場所です。広場には博物館があり、独立当時の記念品が展示されています。
博物館では定期的に展覧会が行われているので、機会があったらぜひ訪れてください。教会の前にある噴水は1871年のモンテビデオの水道の開通を記念して造られたものです。
住所 | Ituzaingó 1373, 11000 Montevideo |
2:モンテビデオの観光スポット【ポシートスビーチ】
ポシートスビーチは数多いモンテビデオのビーチの中でも、最も美しいビーチと言われています。比較的裕福な層の人々が住む高級住宅街のそばにあり、治安もよく安全に楽しむことができます。
地元の人にも観光客にも人気があるビーチで、休日にはビーチでゆったりと過ごすカップルや家族連れで賑わいます。
おすすめポイント
モンテビデオのポシートスビーチでは様々なイベントが行われています。ビーチバレーやサッカーの試合、スイミング大会なども多く行われているので、機会があったら観戦を楽しみましょう。
ビーチ沿いにはおしゃれなレストランやカフェが多く、海を見ながらゆったりと過ごすことができます。
基本情報
ポシートスビーチ周辺はショッピングモールもあり、モンテビデオで最も栄えている場所といえるでしょう。
ショッピングモールでは買い物を楽しんだり、お酒や食事を楽しんだりすることができます。観光客も多く治安がいいため、安心して楽しめる人気スポットです。
住所 | De los Pocitos Beach, 11300 Montevideo, Montevideo Department |
3:モンテビデオの観光スポット【アグリコラ・デ・モンテビデオ市場】
モンテビデオの生鮮市場、アグリコラ・デ・モンテビデオ市場は2013年に改築された新しい建物です。
モンテビデオの台所として、毎日多くの人が買い物に訪れます。野菜や果物、肉や魚など、いろいろな食品が販売されています。
おすすめポイント
生鮮食料品の他にもチーズやチョコレート、パンなども販売されているので、モンテビデオの人に混じってランチを楽しむのもおすすめです。
マーケットの中にはフードコートがあり、サンドイッチやウルグアイの名物料理に舌鼓を打つことができます。
基本情報
アグリコラ・デ・モンテビデオ市場はウルグアイ国会議事堂の近くにあります。天井付きの大きな建物で、所せましと食料品が並んでいます。
清潔で明るいい雰囲気の市場で、治安もよく安心して買い物ができます。酒類やチーズなどはお土産にもおすすめです。
住所 | José L. Terra 2220, 11800 Montevideo |
4:モンテビデオの観光スポット【独立広場】
独立広場はモンテビデオを代表する観光スポットです。モンテビデオの目抜き通り「7月18日通り」の起点となる広場で、周辺には観光スポットも多くここから観光を始めるといいでしょう。
広場にはベンチがあり、のんびりと過ごす観光客や地元の人たちの姿が見られます。広場には警備員もいるので治安もよく、安心して過ごすことができます。
おすすめポイント
独立広場は1825年に独立宣言が行われた場所です。広場の中心に立つ銅像は、ウルグアイの独立の父ホセ・アリティガです。ウルグアイのシンボルとして、ウルグアイの人たちから慕われています。
像のすぐ後ろにある建物はサルボ宮殿で、サルボ宮殿を背景にアリティガスの像を撮影するのがおすすめです。
基本情報
広場の周囲には旧大統領府(パラシオ・エステベス)、国立劇場ソリス、5つ星ホテルなどの見どころがあります。
独立広場にはカフェや土産物屋が並び、観光スポットとして人気があります。また独立広場の西側は旧市街の入口になっています。
住所 | Plaza Independencia, Montevideo |
5:モンテビデオの観光スポット【国立劇場ソリス】
国立劇場ソリスは、1856年に完成したウルグアイで最も古い劇場です。古代ギリシャの神殿のような威厳のある外観で、建物の周囲にはいくつもの白い柱が立ち並んでいます。
モンテビデオ旧市街の人気観光スポットで、写真撮影をするのもおすすめです。周囲は治安もよく、ゆっくりと観光が楽しめます。
おすすめポイント
国立劇場ソリスは観光客向けにツアーを行っていて、観劇をしなくても内部を見ることができます。人気のツアーで、バックステージなども見学できます。
ウルグアイの人は芸術に関心がある人が多く、劇場ではオペラやコンサートなど質の高いパフォーマンスが行われています。機会があったらぜひ鑑賞してください。
基本情報
国立劇場ソリスは、モンテビデオの旧市街の独立広場のすぐ近くにあります。観客数は1100です。
演劇やオペラ、コンサートなど年間を通じて、様々なプログラムが上演されています。プログラムの内容は公式サイトで確認することができます。
住所 | S/N,, Buenos Aires, 11000 Montevideo |
6:モンテビデオの観光スポット【国会議事堂】
国会議事堂はモンテビデオの人気観光スポットです。1906年に工事がスタートし、独立100周年記念日にあたる1925年8月25日から使用されています。
イタリア人建築家モレッティがデザインしたネオクラシック調の建築様式で、正面に向かって右側が上院、左側が下院となっています。
おすすめポイント
国会議事堂はたいへん美しい建物で、外壁は国産の大理石で覆われ、内部はイタリアから運ばれてきたステンドグラスが多く使われています。
無料の見学ツアーが1日に数回行われているので、参加すると内部の美しい装飾や絵画を見ることができます。
基本情報
国会議事堂はホテルがあるエリアから近く、アクセスが便利なロケーションにあります。「世界で最も美しい官営の場所」とも言われ、モンテビデオの必須の観光スポットとなっています。
見学ツアーに参加すると、壁画や絵画のコレクション、黄金に装飾された壁などを見ることができます。
住所 | Palacio Legislativo, Av. de las Leyes, 11800 Montevideo, Departamento de Montevideo |
7:モンテビデオの観光スポット【タランコ宮殿】
タランコ宮殿はモンテビデオの人気観光スポットの1つです。貿易で財を成したタランコ兄弟が1907年から3年をかけて建設した邸宅で、旧市街のシウダ・ビエハにあります。
1900年代のアンティーク家具、豪華なシャンデリアなど贅を尽くした内装は宮殿と呼ぶのにふさわしく、一見の価値があります。
おすすめポイント
タランコ兄弟はフランスの建築に興味があり、この邸宅もフランス人の建築家によってデザインされました。大理石の床や黄金色に輝く柱など細部までこだわった贅沢な造りになっています。
内部は博物館になっていて、見学をすることができます。フランス王ルイ15世や16世時代の家具や華やかな絵画なども見ることができます。
基本情報
タランコ宮殿はモンテビデオの旧市街、シウダ・ビエハにあるザバラ広場の正面に位置します。現在は博物館になっていて、中近東の芸術や考古学に関する資料を多く展示しています。
ペルシャやフランダースのタペストリーなど見どころも多く、人気の観光スポットとなっています。
住所 | 25 de Mayo 397, 11000 Montevideo |
8:モンテビデオの観光スポット【モンテビデオ・ランブラ通り】
モンテビデオ・ランブラ通りは海岸沿いのおしゃれなストリートで、地元の人からも観光客からも人気があるスポットです。
早朝には散歩やランニングをしている人や、海岸で凧揚げを楽しむ子供達の姿も見られ、のどかな光景が広がっています。
おすすめポイント
モンテビデオ・ランブラ通りにはおしゃれなカフェやレストランが並んでいます。道行く人を眺めながらのんびりと過ごすのもおすすめです。
またかわいいお土産屋や雑貨店もあり、ぶらぶらと歩きながら観光を楽しむことができます。のんびりと過ごしたい時におすすめのスポットです。
基本情報
モンテビデオ・ランブラ通りは、モンテビデオ湾の海岸にそって24キロに伸びる通りです。通りに沿っていくつものビーチがあり、釣りやサイクリング、スケートボードなどを楽しむ人で賑わっています。
モンテビデオ・ランブラ通り沿いのビーチには野鳥も多く飛来し、バードウォッチングもおすすめです。
住所 | Rambla de Montevideo |
9:モンテビデオの観光スポット【El Rosedal】
El Rosedalはモンテビデオで人気の公園です。公園には川のように流れる水路が張り巡らされ、水遊びやボート漕ぎなどを楽しむことができます。
モンテビデオの人々の憩いの場となっていて、休日にはデートを楽しむ人や読書をする人などで賑わいます。
おすすめポイント
公園内には植物園が作られていて、1000種類以上もの植物が楽しめます。また、バラ園にはフランスから運ばれたバラが植えられいて、春と秋には美しい光景を見ることができます。
公園内にはウルグアイの彫刻家José Belloni氏の作品がいたるところに置かれています。彫刻を探しながら散歩をするのもおすすめです。
基本情報
El Rosedalはモンテビデオの西部にあります。ミグエレテ川が公園の中央を流れ、緑豊かな公園となっています。
公園は無料で自由に入ることができます。特に開門・閉門時間はなく、24時間自由にで入るすることができます。
住所 | venida Delmira Agustini, 11700 Montevideo, Departamento de Montevideo |
10:モンテビデオの観光スポット【アンデス博物館1972】
アンデス博物館1972は、1972年にアンデス山脈で墜落した航空機事故に関する博物館です。この事故では、ウルグアイのラグビー・チームなど45名を乗せたチャーター機がアンデス山脈の4200メートルの地点に墜落しました。
墜落で17名が死亡し、残った28名の生存者が防寒服も食糧もほとんどない雪山で72日間を過ごし、最終的に16名が救助されました。
おすすめポイント
アンデス博物館1972では生存者たちの奮闘や事故の詳細などについて詳しく伝えています。訪れる前に、事故についての知識を多少なりとも得ておくといいでしょう。
館内には写真、書類、身の回り品、飛行機の破片などが展示されています。また生存者のドキュメンタリー映像も上映されています。
基本情報
アンデス博物館1972はモンテビデオ湾に面した場所にあります。展示内容については英語とスペイン語の説明があります。
所要時間は1~2時間ほどです。考えさせられる内容になっていて、じっくりと見学することができます。
住所 | 619 Rincon Street, Montevideo |
11:モンテビデオの観光スポット【センテナリオ・スタジアム】
センテナリオ・スタジアムはウルグアイのサッカーの聖地で、サッカーファンには外せない人気観光スポットです。ここは1930年に開催された第1回サッカーワールドカップの会場で、今もサッカースタジアムとして多くの試合が行われています。
隣接してFIFA(国際サッカー連盟)公認のミュージアムがあるので、興味がある方は訪れてみるといいでしょう。
おすすめポイント
博物館には、ウルグアイのサッカーの歴史や選手について詳しい展示があります。多くのサッカーファンが訪れる人気スポットなのですが、説明は残念ながらスペイン語のみとなっています。
試合がないときは、博物館の中を通って観戦席にも入ることができ、スタジオの様子を見ることができます。
基本情報
センテナリオ・スタジアムはモンテビデオの中心部、トレス・クルセスというバス停から近いところにあります。
試合のある日は、スタジアム近くの道路が通行止めになっているので、タクシーで訪れる際には注意してください。
住所 | Av. Ricaldoni esq. Av. Italia. El estadio centenario, tribuna Olímpica |
12:モンテビデオの観光スポット【シウダー・ビエハ】
シウダー・ビエハは、モンテビデオの旧市街です。植民地時代の建物が並び、風情ある街並みが楽しめます。
旧市街の中心はは憲法広場で、ここには上で紹介したマトリス教会をはじめ、カビルドなどウルグアイの歴史上を知る上で貴重な建物があります。
おすすめポイント
メインストリートのブエノスアイレス通りにはレストランやカフェなどがあり、ゆっくりと過ごすことができます。
ラプラタ川沿いは夕日スポットとしても人気があります。ただし日没後は人通りが少なくなるので、治安に気を付けましょう。
基本情報
シウダー・ビエハは独立広場の西側、ラプラタ川に突き出す半島部にあります。小さな半島なので、歩いて回ることができます。
ウダー・ビエハには官公庁街や住宅街などが広がっていて、ゆっくりと散策を楽しむことができます。治安がよくない場所もあるので、訪れる際には気を付けてください。
住所 | Ciudad Vieja, 11000 Montevideo, |
13:モンテビデオの観光スポット【サルボ宮殿】
最後に紹介するサルボ宮殿は、モンテビデオの人気観光スポットです。サルボ宮殿は1928年にイタリア系移民のサルボ家によって建てられました。
当時はホテルや劇場を備えた複合施設で高さは105メートルあり、1935年までは南米で1番高い建物として知られていました。
おすすめポイント
サルボ宮殿は現在はオフィスと住居になっています。内部を見ることはできませんが、モンテビデオの人気撮影スポットとなっています。
サルボ宮殿は独立広場に隣接し、最も観光客が訪れる人気スポットとなっています。周辺にはカフェや土産物屋もあります。
基本情報
サルボ宮殿はモンテビデオの独立広場にあります。上で紹介したように広場にはアルティガス将軍の銅像や旧大統領府、5つ星ホテルなどがあります。
独立広場は「7月18日通り」に起点し、周辺にはカフェや土産物屋などがあります。商店や映画館も多く、観光が楽しめます。
住所 | Plaza Independencia, Montevideo |
モンテビデオへの旅行はいかが?人気観光スポットをピックアップ
モンテビデオの観光スポットを紹介しました。モンテビデオには美しいビーチや様々な美しい建築物があり、様々な楽しみ方ができます。
日本ではまだ馴染の薄い都市ですが、機会があったらぜひウルグアイを訪れ、豊かな自然と観光を楽しんでください。