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マラッカ観光特集!世界遺産にも登録された古都のモデルコースご紹介!

マラッカ観光特集!世界遺産にも登録された古都のモデルコースご紹介!
投稿日: 2017年6月15日最終更新日: 2020年10月7日

マレーシアの歴史が語りかけてくる、世界遺産・マラッカの街並み。マラッカ観光をするのなら、中国、イスラム、ポルトガル、オランダ、イギリスの文化が影響し融合している美しい街並みを効率よく巡りたいですよね。マラッカの観光スポットをモデルコースを含めて、ご紹介します。

マラッカ観光へ行こう見出し

マラッカは、マレーシアの歴史と深く結びついており、マラッカ川の東西で、違う表情を見せてくれます。中国、イスラム、ポルトガル、オランダ、イギリスの文化の影響を受け、みごとに融合している世界遺産に登録されている街並みは、治安が良いので、徒歩で観光できます。マラッカ名物「トライショー」に乗るのもおすすめです。

マラッカ観光スポット①オランダ広場見出し

世界遺産・マラッカ観光のスタート地点であるオランダ広場は、マラッカ川の東側に位置しています。オランダ広場にある噴水を中心として、オランダ製の赤煉瓦の時計塔やムラカ・キリスト教会などオランダ統治時代の歴史的建造物が多く建ち並んでいます。荷台付自転車「トライショー」の乗場もオランダ広場にありますよ。

マラッカ観光スポット②ムラカ・キリスト教会見出し

オランダ広場にあるムラカ・キリスト教会は、高さ30mのオランダ建築様式プロテスタント派のキリスト教会で、1753年にオランダ人によって建てられました。オランダ製赤煉瓦の壁に白の十字架が映える印象的な外観です。教会内部の天井の梁は、一本の木を使い、釘を使わずに組木で作られています。

マラッカ観光スポット③スタダイズ見出し

オランダ広場にあるスタダイズは、旧オランダ総督邸で、1650年頃にオランダ建築様式を用いて建てられ、現在はマラッカの「歴史博物館」になっています。スタダイズの周辺にある噴水と時計塔は、1904年に英国ビクトリア女王に捧げるために建てられたそうです。

スタダイズの開館時間は、9時から18時(金曜日は12時から14時45分)で、月曜日は休館日になります。入場料は大人5リンギ、小人2リンギです。じっくりと歴史博物館を見学すると、3時間くらい時間が必要になります。

マレーシアの歴史は、1396年に建国されたマラッカ王国に始まり、ポルトガル、オランダ、イギリスの植民地時代、日本軍の占領時代、マラヤ連合を経てマラヤ連邦となり、1963年にマレーシアが成立し現在に至ります。マレーシアが独立するまでは、諸外国に支配されてきましたが、治安は東南アジアの中でかなり良い国です。

マラッカ観光スポット④セント・ポール教会跡見出し

小高い丘の上に建つセント・ポール教会跡は、ポルトガル時代の1521年に建てられたカソリック派のキリスト教会です。現在は、教会の屋根は朽ち果て、外壁のみが残っており、内部には高さ2mの墓石が並んでいますが、これらの墓石は、プロテスタント派キリスト教会の墓石になり、ムラカ・キリスト教会の墓地にあった墓石が移されています。

スタダイズからセント・ポール教会跡までは、徒歩約15分で坂道と階段を登っていかなければなりません。少し疲れますが、丘の上から見渡す世界遺産・マラッカの街並みが絶景で、世界三大夕陽スポットになっています。のんびり歩いて訪れてみてくださいね。

フランシスコ・ザビエル像

セント・ポール教会跡の前には、フランシスコ・ザビエルの像が建っています。日本でキリスト教の布教活動をしたザビエルは、この教会で日本人の元武士アンジロウと出会い、1549年に日本に向かいました。日本での布教活動を終え、マラッカに戻ったザビエルは、中国で布教活動を行う準備中、1552年12月に46歳の若さで殉教しました。

ザビエルの遺体をゴヤへ送る9ヶ月の間、教会内部の「IHS」と書かれたプレートがある場所に、一時的に遺体が安置されました。また、ザビエルの右手は切り取られ、ポルトガルに送られました。実は、ザビエル像にも右手がありませんが、これは意図的ではなく、像が建てられた時に嵐により、取れてしまったそうです。

マラッカ観光スポット⑤サンチャゴの砦見出し

サンチャゴ砦(ファモサ要塞跡)は、ポルトガル時代の1511年に建造された要塞跡です。砦が建造された当時は、海岸線の城壁を守る役割でした。現在は、サンチャゴ砦から海岸線までの約700mは、全て埋め立てられてます。砦の前の大砲は、1700年代に作られたオランダ製になり、オランダの東インド会社も要塞を利用していました。

イギリス時代になり、砦の必要もなくなったので、爆弾で撤去する事になりましたが、ラッフルズ卿の説得により、爆破が中止されました。かつては、城内に通じる4つの門があり、サンチャゴ砦は現在唯一残っている門になり、世界遺産・マラッカ観光で一番人気のスポットです。

マラッカ観光スポット⑥スルタンパレス見出し

スルタンパレスは、マラッカ王国の初代国王・パラメスワラが建立した宮殿で、1511年にポルトガル軍によって焼き払われてしまいました。現在の建物は、マラッカの古代文献から推察し設計図を作り、マレーシア独立後に復元されました。伝統的な高床式のマレー建築様式を用いた木造建築物で、釘を使わず組木で作られてます。

スルタンパレスは、マラッカ王宮博物館として一般公開されています。開館時間は、9時から17時(金曜日は12時45分から14時45分)、休館日は月曜日になります。入館料は、大人2リンギ、子供0.5リンギです。博物館内は、土足禁止になっています。マラッカ王国時代にスルタンに謁見する様子や宝飾品、衣装など歴史的展示物を見学できます。

マラッカ観光スポット⑦マラッカタワー見出し

マラッカタワーは、世界遺産・マラッカの新しい観光スポットで、高さ110m、360℃パノラマの回転式展望台です。キャビンには80席のシートがあり、往復15分間で回転しながら上下に移動しながら、古都マラッカの街並みが堪能できます。営業時間は10時から22時、料金は大人20リンギ、小人10リンギです。

住所:Menara Taming Sari Jalan Merdeka 電話番号:+606-2881-100

マラッカ観光スポット⑧海の博物館見出し

海の博物館は、マラッカ川沿に目を引く木造船があり、その内部が博物館になっています。マラッカ王国から奪略した宝飾品を積んで、マラッカ海峡で沈没した交易船「フロール・デ・ラマール号」を復元しています。館内には、スパイス交易で栄えたマラッカ王国時代の物品や古地図、海図、武器などが展示されて、当時の様子が見学できます。

入館時間は、9時から17時(金土日は9時から21時)、入館料は大人6リンギ、小人2リンギです。海の博物館も土足禁止になっているので、靴を脱いで見学します。夜はライトアップされ、とても綺麗ですよ。また、近くからマラッカ川クルーズ船で観光ができますよ。

住所:Jl. Quayside, Malacca 電話番号:+606-283-0926

マラッカ観光スポット⑨フランシスコ・ザビエル教会見出し

フランシスコ・ザビエル教会は、オランダ広場から徒歩約5分のマラッカ川沿いに建つゴシック様式のカソリック派キリスト教会です。1849年にサビエルの偉業を称えて建立された。教会内には、綺麗なステンドグラスの窓があり、荘厳の中に華麗さを演出しています。敷地内には、ザビエルを日本へ導いたアンジロウの石造もありますよ。

住所:12 Jl. Banda Kaba, Malacca 電話番号:+606-282-4770

マラッカ観光スポット⑩ジョンカー通り見出し

ジョンカー通りは、オランダ広場からタムキンセン橋を渡るとハードロックカフェが右側にあります。そこから延びるストリートがジョンカー通りです。昼間は世界遺産マラッカの旧市街地に溶け込んでいますが、金土日曜日の夜になるとナイトマーケットで賑わいます。18時から24時までは、歩行者天国になりますよ。

ジョンカー通りには、骨董品屋、お土産屋さん、B級屋台やTシャツ屋さんなど軒を連ねており、マラッカのショッピングスポットです。また、ジョンカー通りの街並みは、中国のヘリテージ建築を堪能できます。マラッカの治安は良いのですが、週末の夜の混雑時は、スリや引ったくり注意してくださいね。

マラッカ川の西側は、マレー、インド、中国の文化が融合しており、独特「プラナカン文化」の影響を受けたショップが建ち並んでいます。プラナカンとは混血の意味で、マレーシアへ移民してきた男性と地元のマレー女性との間に生まれた子孫により育まれてきました。

マラッカ観光スポット⑪青雲亭寺院見出し

青雲亭寺院(ちぇんふーてんじいん)は、オランダ広場から徒歩約10分、ジョンカー通りの北にあるトコン通りに建つ、マラッカ最古の仏教寺院で、中国南部の建築様式が取り入れられています。明の海軍大将「鄭和」のマラッカ寄港を称えて、1646年に建立され、現在も建立当時の姿をそのまま残しています。

本堂の中央には観音菩薩、左側には海運を司る仏様、右側には平和と正義を司る仏様の3体がが祀られています。漆塗りの鴨居の部分には、沈金によりお釈迦様の一生が描かれており、欄間の彫刻、屋根には、色鮮やかな七宝焼きの置物で装飾されています。

これらの建築素材などは、全て中国から運ばれ、中国人の宮大工の技法を駆使して建てられたそうです。マラッカで中国を感じられる歴史的建造物の1つです。入館時間は7時から19時、入館料は無料になります。

住所:No 25 Jl. Tokong, Malacca 電話番号:+606-282-9343

マラッカ観光スポット⑫ババニョニャ民族博物館見出し

ババニョニャ民族博物館は、オランダ広場から徒歩約5分、マラッカ川の西側にある富豪通りと呼ばれているトゥン・タン・チェンロック通りにある民族博物館です。パパニョニャ民族博物館は、1897年に貿易で巨万の富を築いた豪商の自宅として建てられ、そのまま私立博物館として公開されています。

開館時間は10時から13時分、14時から18時で、入館料は大人16リンギ、小人11リンギです。館内の家具は、全て中国人の職人によって作られたました。マラッカで生まれた「マラッカチェア」は、中国、マレー、ヨーロッパの文化が見事に融合されてます。周辺のヘジテージ建築の街並みも可愛いので、治安の良い富豪通りを歩いてみてくださいね。

なみに、中国系移民男性とマレー人女性の間に生まれた、男の子はババ、女の子はニョニャと呼ばれ、その子孫の文化がババニョニャ文化になります。

住所:No. 48 Jalan Tun Tan Cheng Lock, Melaka 電話番号:+606-283-1273

マラッカ観光モデルコース見出し

世界遺産・マラッカの観光コースは、マラッカ川を挟み東側と西側の2つに分けれます。東西のモデルコースを紹介します。東側エリアのモデルコースは、キリスト教会、スタダイズ、セント・ポール教会跡、サンチャゴ砦、スルタンパレスと進みます。マラッカタワーは、ムルデカ通り沿いにあり、スルタンパレスから徒歩約5分になります。

マラッカタワーで世界遺産・マラッカの街並みに堪能したら、マラッカ川方向へ進み海の博物館へ向かいます。海の博物館からオランダ広場を通り過ぎて、真っすぐ歩いて行くと、フランシスコ・ザビエル教会へ着きます。

西側エリアのモデルコースは、オランダ広場から橋を渡り、ジョンカー通りから徒歩約10分のトコン通りで青雲亭寺院を観光し、イスラム、インド、中国の寺院が建ち並ぶハーモニー通りを歩き、ババニョニャ民族博物館のある富豪通りへ進むコースがおすすめです。

東側エリアは、ヨーロッパ・マレーの建築様式を用いた建造物が散在し、西側エリアは、中国・イスラム・インドなどの文化が融合したプラナカン文化の街並みが満喫できます。モデルコースでの所要時間の目安は、各エリアとも3時間から4時間程度になります。

治安の良いマラッカは、のんびりと1日かけて観光することをおすすめしますが、観光に使える時間によって、モデルコースを参考にして、興味のある観光スポットを訪れてみてくださいね。日中は30℃を超える暑さのマラッカでは、途中休憩を挟んだり、トライショーを上手に活用して、マイペースで観光を楽しむことが大切です。

貿易港として繁栄したマラッカでは、諸外国の文化が持ち込まれ、融合し、独特の進化をした世界遺産の街並みをが散在しています。マレーシアの中でも特別に治安の良い都市ですが、治安が良いといっても、海外なので油断は禁物です。人通りの多い場所では、スリや引ったくりに注意してくださいね。

古都マラッカで世界遺産を満喫しょう!見出し

マレーシアに旅行するのなら、首都クアランプールから車で約2時間弱で行けるマラッカまで足を延ばすことをおすすめします。コンパクトにまとまっている古都マラッカは、特別治安がよいので、1日観光で世界遺産の街並みを満喫できるますよ。

マレーシアのお土産でおすすめは?雑貨やお菓子など人気商品を紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
マレーシアのお土産でおすすめは?雑貨やお菓子など人気商品を紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
マレーシアといえば、首都のクアラルンプールや、世界遺産に登録されているマラッカなど、様々な観光スポットがあります。そんなマレーシアでおすすめのお土産といえば何でしょうか。今回は、マレーシアに行ったらおすすめしたいお土産をご紹介します。
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