アラモの砦（伝道所）！テキサスの誇り！サンアントニオ観光で絶対訪れたい場所！

アラモ伝道所、またの名をアラモの砦はテキサスサンアントニオの主な観光名所の一つです。伝道所として創設され、やがてその役割を終えて放棄されましたが、のちのテキサス革命の際にはテキサス軍の拠点として重要な役割を与えられました。そんなアラモ伝道所についてご紹介していきます。

アラモ伝道所はアメリカ、テキサス州の都市サンアントニオにあります。サンアントニオは商業や工業がさかんな都市ですが、アリメカ国内ではその歴史的な背景から人気が高い場所で、近年は観光地としても発展が進んでいます。

このアラモ伝道所は、18世紀はじめにスペイン帝国によってアメリカ先住民族たちにキリスト教を布教するため建てられました。テキサス州にはこういった伝道所がいくつか建てられましたが、アラモ伝道所はその中でも最も古い場所です。敷地内には歴史博物館もあり、テキサスサンアントニオの観光名所になっています。

現存している建物はあまり大きくありませんが、見た目とは裏腹にガイドや展示物にボリュームがあるためしっかり楽しめます。また、入場料は無料なので気軽に入ることができる思わぬ名所になっています。

アメリカ国内からこの場所へ観光にくる人が多く、記念日になると入場には行列ができることも。砦の中はカメラ禁止ですが、その他の場所での撮影は許されています。イヤホンガイドの貸し出しもあり、歴史について詳しくなくても理解を深めることができます。

アラモ伝道所はテキサスサンアントニオの市街地にあり非常にアクセスが便利になっています。トロリーでアラモ停留所を下りるとすぐなので、土地勘がなくても安心して観光に行ける場所になっています。

1821年から1835年までの間、テキサスはメキシコ領でした。1835年ごろからメキシコからの独立を求める動きがテキサス中で起こり、やがてテキサス革命が始まります。それまで伝道所としての役割を終え眠っていたアラモ伝道所はアラモの砦として生まれ変わり、かつての伝道所は砦と化しました。

テキサス革命の間、アラモの砦はメキシコ軍に占領されていました。テキサス革命軍のウィリアム・トラヴィス中佐率いる部隊は1836年2月23日アラモの砦に入り、13日もの間メキシコ軍からの猛攻を受け全滅しました。彼が当時のテキサス政府に送った援軍支援を求める「勝利、もしくは死を」という手紙は有名です。

テキサス革命からのちの時代に起こる南北戦争でも、アラモの砦は補給地点として役割を与えられ使用されました。現在、アラモの砦は歴史的価値がある歴史建造物として国から保護を受けており、2015年には世界遺産のリストに加えられました。

アラモの砦の近くには「エミリーモーガンホテル」という有名なホテルがあります。こちらのホテル、非常に立派な外観なのですが、見かけによらないとある事情で密かな人気があります。実はエミリーモーガンホテルは幽霊ホテルとして世界中の心霊マニアから心霊名所とされています。夏になると公式ページにその旨が記されツアーが組まれるほど。夏の肝試しにいかがでしょう。

テキサスはアメリカでも特に暑い地域です。場所によっては最高気温が40度にまで達するため、熱中症や日射病にはじゅうぶん注意しましょう。夏場の帽子の着用や水分補給、日焼け対策は必須となります。

アメリカ全土に言えることですが日本とは交通ルールが異なります。特に信号機には最初は戸惑うかもしれません。アメリカの信号機は日本のものにくらべて黄色を示す時間が非常に短くなっています。交通事故にあわないよう、しっかり注意しましょう。

テキサスサンアントニオは脂っこい料理が特徴です。アメリカの中でも特に肥満度が高いのはこの脂っこい食生活が原因とも言われています。あっさりとした味付けに慣れている日本人には少し重たく感じるかもしれません。

いかがでしたか？様々な戦いを経て現代まで残り続けたアラモの砦をご紹介しました。アメリカ国内からも人気の高いアラモの砦は散策するだけでも景色を楽しめる場所です。テキサスサンアントニオに訪れたら、ぜひアメリカが誇る戦いの史跡に触れてみてください。