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セルビアの観光スポットや治安!日本との時差はどのくらい?

セルビアの観光スポットや治安!日本との時差はどのくらい?
投稿日: 2017年8月8日最終更新日: 2020年10月7日

多くの日本人にとって馴染みの薄いセルビア共和国には、実は世界遺産を含めおすすめの観光スポットがたくさんあります。セルビア旅行の際に役立つ観光、治安、時差、グルメ、英語が通じるかどうか等についてご紹介します。ぜひ参考にしてください。

セルビアの魅力について知ろう!見出し

バルカン半島の国セルビア共和国には世界遺産、美しい自然、そして美味しい食べ物が豊富にあります。モンテネグロと分離した後もセルビアの首都ベオグラードは中欧の経済の中心として機能してきました。そんなセルビアに旅行に行く前に知っておきたい時差、治安、観光、グルメ情報などをまとめて紹介します。

セルビアってどこにある?見出し

セルビア共和国は中欧の内陸国で、ハンガリー、ルーマニア、モンテネグロ、クロアチアなど8つの国と隣接しています。内陸国のため、気温の高低差が大きく、1日で20℃も気温が変わることもあります。夏には40℃を超える非常に暑い日が多くなります。首都ベオグラードはユーゴスラビアの時代から中欧の政治の中心地でした。

セルビアってどんな国?見出し

セルビアはかつてユーゴスラビアに属しており、2003年にセルビア・モンテネグロとして改組し、セルビアとモンテネグロは独立性の高い共立国家となりましたが、2006年にモンテネグロ議会が独立を宣言しました。そのすぐ後にセルビア議会も独立を宣言し、別々の国家となりました。セルビアとモンテネグロ周遊旅行も楽しいかもしれませんね。

セルビアは自然が豊かで、絶景スポットが点在しています。独特の形をした山、透明度が非常に高い川、遮るものが何もない緑が綺麗な大草原など、見所がたくさんあります。歴史的建造物など世界遺産も多くありますが、セルビアでは自然に触れる旅行というのもいいかもしれませんね。大自然に圧倒され、記憶に残る旅になりますよ。

セルビアの一人当たりのGDPは世界平均の半分程度です。ヨーロッパの中で非常に物価の安い国の一つと言えます。食事代、宿泊代などかなり安く抑えられます。安い宿は2000円ほどで宿泊できます。治安も比較的よく、美味しいものが多い国なので旅行中に思う存分グルメもお楽しみください。

セルビアで英語は通じる?見出し

セルビアには多くの少数民族がいるため、使われている言語も様々です。英語が母国語の人は少なく、人口比率の多いセルビア人はセルビア語、クロアチア人はクロアチア語を話し、2つの言語はほぼ同じなので通じ合うことができます。近年、セルビアの若者の多くが英語を習得しているため、旅行中に英語が全く通じないということはないでしょう。

セルビア人の中でも英語が特に得意な人は日本人相手にオンライン英語講師をしていることが多いです。彼らの話す英語は聞き取りやすく、穏やかな国民性もあり、人気の英語講師にセルビア人が多い印象です。首都ベオグラードでは英語表記の案内板も増えてきています。英語しか話せずに、困った時は若者に英語で話しかけてみましょう。

セルビアからモンテネグロに行く手段見出し

セルビア旅行の際は、モンテネグロにも足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。セルビアからモンテネグロに行くには列車を使うのが一般的です。夜行列車で15時間ほどかかります。途中国境を通りますが、入国スタンプもありません。気軽に行くことができます。

モンテネグロでは美しいビーチやコルト湾といったセルビアとは違った観光スポットを楽しめます。内陸国と海に面している国の違いを見るのも面白いですよ。隣の国でありながら雰囲気が全然違うので、セルビアに行く際はぜひモンテネグロも一緒にお楽しみください。

セルビアの観光スポット1:スタリ・ラスとソポチャニ見出し

セルビア南西部にあるスタリ・ラスは、そのまた南西のソポチャニと共に1979年に世界遺産に登録された都市遺跡です。現在のセルビア領内で初めて登録された世界遺産です。9世紀から10世紀にかけて建設されたこの都市には礼拝堂とセルビア最古の聖堂と言われる聖ペテロ聖堂があります。

スタリ・ラスの南西にあるソポチャニでは1260年頃に建造されたセルビア正教会のソポチャに修道院を見ることができます。ソポチャニ修道院は「生神女の就寝」というフレスコ画が有名で、セルビアで最も美しいフレスコ画と言われています。17世紀にオスマン帝国に破壊されましたが、修復が進みいくつかのフレスコ画を見ることができます。

セルビアの観光スポット2:ベオグラード要塞見出し

ベオグラード要塞はサバ川とドナウ河を眺めることができる丘の上に建っています。現在はカレメグダン城址公園なっており、ベオグラードを代表する観光スポットとなっています。一番高い位置ある塔は勝利者の像であり、オスマン帝国からの独立を記念して建てられました。ここから見渡す景色は絶景です。

公園内にある軍事博物館では戦車や大砲などを含め多数の展示品があります。なかなか見ごたえのある博物館です。公園内の入り口付近にはお土産屋さんも並んでいるので、ここでお土産を見つけるのもいいですね。公園はとても広いので夏には暑さ対策をして歩きましょう。

セルビアの観光スポット3:ガムジグラード見出し

ガムジグラードはザイチャルシにある小さな村です。村の近くにはガレリウスの宮殿ガムジグラード=ロムリアーナがあり、こちらが2007年に世界遺産に登録されています。美しい柱や、大理石に描かれたモザイク画などを見ると、当時のガレリウス宮殿を中心とした街の繁栄した様子が思い浮かびます。

ガレリウスの宮殿ガムジグラード=ロムリアーナでは、ローマ時代に遡る遺物も発見されており、考古学研究で時代を知る大きな助けとなりました。この廃墟には寺院跡や共同浴場、モザイク画なども残っており、当時の様子を垣間見ることができます。歴史を感じに行ってみてはいかがでしょうか。

セルビアの観光スポット4:聖サワ大聖堂見出し

聖サワ大聖堂はセルビアの首都ベオグラードにある正教会の大聖堂で、大きさは正教会の中で世界最大級となっています。聖サワはセルビア正教会の大主教であり、ストゥデニツァ修道院で美しいフラスコ画で見ることができます。この聖堂前からはベオグラードの景色を一望できます。

1935年から建造が始まっていますが、戦争などで中断しつつ作業がなかなか進んでおらず、まだ完成には至っていません。それでも多くの信者が連日訪れ、祈りを捧げています。観光客にも人気スポットで多くの人が訪れています。夜はライトアップされ、幻想的な雰囲気で楽しませてくれます。

セルビアの観光スポット5:ペトロバラディン要塞見出し

セルビア北部にあるペトロバラディン要塞は、ドナウ河の丘の上に建てられている要塞です。17世紀末に建てられ、ここでオーストリア軍がオスマン帝国軍に勝利した事で有名です。かつて「ドナウのジブラルタル」とも呼ばれていたそうです。行ってみると納得します。今はノビサド博物館として使われています。

要塞の上にはレストランがあり、美しい大河そしてノビサドの街並みを眺めながら食事ができるのでおすすめです。ランドマークの時計台も必見です。ここの時計は長針と短針が普通の時計とは逆になっているので、時間が分かりにくい珍しい時計です。時間を当ててみましょう。

セルビアの観光スポット6:ストゥデニツァ修道院見出し

ストゥデニツァ修道院は、美しいフレスコ画が多数残っていることで有名で、1986年に世界遺産に登録されました。セルビア正教会で最大級の建物です。その歴史は長く1190年に中世セルビア王国の建国者によって設立されました。ロマネスク様式とビザンティン様式が融合した外観は壮観です。

建物の正面部分には白い大理石が用いられていて、正面から見た時と裏から見た時の印象が全く異なっているのが特徴です。壁面をよく見ると様々な模様の石によってより美しい外観に仕上がっています。中にあるキリストの磔刑はセルビア美術の最高傑作と言われており、必見です。

セルビアの観光スポット7:聖ジョージ教会見出し

聖ジョージ教会は首都ベオグラードから約100キロ南に位置する街にあります。現在のロイヤルファミリーのカラジョルジェビッチ家の先祖が奉られています。外観は地味な印象ですが、中は豪華絢爛でその差に驚きます。様々なタイルで彩られた地下の壁や天井も必見です。

セルビアの観光スポット8:共和国広場見出し

セルビアの首都ベオグラードにある共和国広場には、ベルグラード国立劇場やセルビア国立博物館などがあり、ベルグラードを代表する施設が集まっています。この広場を中心に街が形成されていて多くの人がこの付近に住んでいます。存在感のあるベオグラード国立劇場の前にはセルビアの英雄ミハイロ・オブレノヴィッチ3世の像が堂々と建っています。

共和国広場から約100メートルほど歩いたところには、テラジィエ広場があります。こちらの広場がベオグラードの中心とも言われています。周辺には老舗のホテル、劇場、アルバニア宮殿、バルカン半島最大のマクドナルドなどもあり賑わっています。買い物やカフェなどに行ってはいかがでしょうか。

セルビアの観光スポット9:アボリジャバロ見出し

アブリジャバロには尖った奇岩が多数そびえて存在し、その不思議な様子から「悪魔の街」と呼ばれています。岩は全部で約200本もあり、大きいものでは高さ15メートルの岩もあります。岩の先端には帽子を被っているようにも見えるもう一つの岩が乗っています。何年もかけて形成された自然の神秘を見に行ってみてはいかがでしょうか。

セルビアの観光スポット10:ズラティボル見出し

標高約1000メートルのところにある街ズラティボルでは、果てしなく広がる草原の絶景を見ることができます。セルビアの中のリゾート地として海外からも多くの人が訪れます。森の中にアスレチックがあったりプール付きのホテルがあったりと大自然の中で家族で優雅な時間を楽しむことができます。

セルビアのおすすめグルメ1:チョルバ見出し

セルビアではチョルバと呼ばれるスープが食事で重要な役割を占めています。じっくり煮込んだお肉や野菜たっぷりのスープは絶品です。ハンガリー料理の影響を受け、パプリカを使ったスープもよく見られます。セルビアでは様々な種類のスープもお楽しみください。どれも日本人の口に合います。

セルビアのおすすめグルメ2:チェバプチチ見出し

セルビアはとにかく肉料理が美味しいと評判です。チェバプチチと呼ばれる料理はトルコ料理のケバブを小さくしたものと考えるといいでしょう。肉は羊のひき肉を使うことが多く、俵型にするのが特徴です。香辛料でしっかりと味付けされているので、ビールとよく合います。

セルビアの肉料理のいいところは、安く、美味しく、ボリューム満点というところです。肉好きには堪りませんね。近隣諸国かグルメツアーで肉を食べに来る人もいるほど、病みつきになる美味しさです。味付けも日本人の口に合う印象です。セルビア旅行の際は、思う存分肉を堪能してくださいね。

セルビアのおすすめグルメ3:レンジャピタ見出し

セルビアはりんごの産地のため、りんごを使ったスイーツがたくさんあります。その中でもアップルパイが人気です。甘さ控えめでとても食べやすく何個でも食べたくなります。りんご以外にクランベリーなどを使う場合もあります。お気に入りのスイーツを見つけてみてください。

セルビアのおすすめグルメ4:ハヴァナ・トルタ見出し

ハヴァナ・トルタは食感が面白いスイーツです。プリンのようなババロアのような、ふわふわの美味しいケーキです。甘い生地の間にはヘーゼルナッツなどが挟まれていて、コーヒーによく合うケーキです。セルビアでよく飲まれるトルコ式コーヒーや紅茶と共にティータイムをお楽しみください。

セルビアモンテネグロ観光で気になる治安情報見出し

セルビアでは内戦や紛争が起きていたことからとても治安が悪いと思っている人が多くいます。ただ、実際旅行した人の多くは治安は悪くなかったと言います。人が優しいので、むしろ治安が良かったと感じている人も多いです。多くの人が思っているほど治安は悪くないと言えます。

ただし、壊れかけの建物や薄暗い路地裏を見ると治安が心配になることがあります。どこにいてもそうですが、人通りの少ないところ、夜道は治安レベルが下がるので十分気をつけましょう。また田舎では英語を話せる人が少なく助けを求めにくい可能性があります。セルビア旅行中は極力人気のないところに行かないようにすれば治安は心配ないでしょう。

セルビアモンテネグロと日本の時差見出し

セルビアと日本の時差は8時間です。8時間の時差とは、日本が8時間進んでいることを意味します。しかしサマータイム時間になると時差は7時間になります。日本が朝8時の時に、セルビアはやっとその日の0時ということで、やはり時差が大きく遠い国なんだなあと感じますね。イギリスと日本の時差が9時間なので、イギリスより少し近い印象ですかね。

セルビアからお隣ルーマニアに行くと8時間の時差から7時間に変わります。隣の国へ陸路で移動中に時差が変わるのは日本人にとっては貴重な体験ですね。海外旅行中はきちんと時計の時刻を変更していかなければなりませんね。旅行前にその時の時差を調べていきましょう。

セルビアで貴重な体験を!見出し

いかがでしたか?日本人にとってあまり馴染みのない国セルビアですが、世界遺産、自然、美味しい食べ物、親切な人々と魅力がたくさんあります。次の旅行先候補にセルビアを入れてみてはいかがでしょうか。今後観光客が増えていくだろう国で楽しい旅をしてきてください。


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