ベオグラードをもっと知ろう
セルビア共和国最大の都市ベオグラード。2006年にセルビアが独立するまでにも旧ユーゴスラビアなどの首都も歴任してきた歴史ある都市です。そんなセルビアベオグラードの人気観光スポットや治安情報などを紹介します。これを読めんでセルビアの事をもっと、もっと知ってくださいね。
ベオグラードの治安情報
セルビア共和国が独立する前は旧ユーゴスラビアの内戦や暴動などが起こっていたこともあり、治安に不安を持つ方も入るかもしれません。観光をする際にその国の治安事情は気になる部分ですよね。セルビア共和国の治安情報をしっかりと把握して少しでも安心して旅行に行って頂けると嬉しいです。
海南航空、9月に北京/プラハ/ベオグラード線を開設 A330で週2便 https://t.co/2Za2nYn9qG
— FlyTeam ニュース (@FlyTeamNews) August 9, 2017
#海南航空 #航空 #航空会社
実はセルビアは深刻な事件は滅多に起きない治安の良い国なんですよ。夜道を1人で歩かない、人気の無い場所を避けるなど日本でも同じように気を付けていれば、安心して旅行が楽しめる国がセルビアなんです。治安面からも人気でおすすめ出来る旅行先なんです。ただ、少し気を付けて欲しい事もあります。
セルビアに限らずですが、スリや置き引きが最も起き易いハプニングです。旅行で楽しみたいのはもちろんですが、最低限の警戒心は必要ですよね。もう1つはタクシーです。特にベオグラード空港から市内に向かう際に多くあるようです。ドライバーから話し掛けてくるタクシーにはくれぐれも要注意ですよ。
ベオグラードのおすすめ1:聖サヴァ教会
ベオグラードにある教会の中で、最も知名度が高く観光スポットとしても人気なのが、聖サヴァ教会だと思います。セルビア国内だけでなく、世界中でも最大級の正教会の大聖堂としても知られているんですよ。そんな世界的にも最大級の聖サヴァ教会はベオグラード観光では定番です。
I'm at Hram Svetog Save in Beograd, Srbija https://t.co/HIdXzOztKo pic.twitter.com/Mz98OPN4Qd
— Nena Bogić (@NenaBOR) August 15, 2017
聖サヴァ教会はセルビア正教会の創健者である聖サヴァに捧げた教会です。1935年から建造が開始されました。建造から80年以上が経ちます。ですが、戦争などによって中断もあり現在でも教会内には工事をしている箇所があるんですよ。観光中にも工事中の場所があると思います。
聖サヴァ教会の嬉しいポイントとしては、教会内へ無料にて入る事が出来ます。そして写真の撮影も認められています。旅行の記念に写真は欠かせませんよね。また、聖サヴァ教会からはベオグラードの街並や景色が一望出来るのもおすすめで人気があるポイントです。
ベオグラードのおすすめ2:カレメグタン要塞
カレメグダン要塞はベオグラードのドナウ川とサヴァ川の合流地点付近にあります。元々は古代ローマ人が砦を築きました。その後は東ローマ帝国、セルビア王国、オスマン帝国など各時代で増改築を繰り返し出来たのがカレメグダン要塞なんです。長い歴史を見てきた歴史スポットとも言える場所です。
カレメグダン要塞、ツアー旅行でとにかく時間が無かったからとりあえず目に付いた車両を片っ端から撮って、翌朝また来てゆっくり見ようと計画していたが、朝起きたら暴風雨という結末。ホテルの朝食おいしかったです。 pic.twitter.com/DzTW9qnspI
— タマガワおじさん (@ye20161980) November 4, 2016
カレメグダン要塞は先程記載したように、ドナウ川とサヴァ川が合流した丘の上にある要塞です。各時代でも増改築を繰り返したのは戦略上でも重要な場所だった為と言われているんですよ。その為カレメグダン要塞からの景色は迫力がありますよ。要塞の背景と一緒にその広大な景色も目に焼き付けてくださいね。
カレメグダン要塞は広い敷地内の一画に過ぎません。現在ではその広大な敷地内の中に恐竜の公園や、動物園、軍事博物館、時計塔などもあり複数の観光場所も一緒に回る事が出来ますよ。要塞自体は常時開放されており、無料で見る事が出来ますよ。ただ、動物園などは入場料が掛かるので気を付けてくださいね。
ベオグラードのおすすめ3:ルジツァ教会
カレウグダン要塞がある敷地内で立ち寄って欲しい人気の観光スポットがルジツァ教会です。敷地内にあるレオポルド門を抜けた先にルジツァ教会はあります。その際に目に飛び込んで来るのが煉瓦の壁を覆う植物で完成した緑のカーテンです。壁面に広く広がっており風情を感じられる教会です。
Bogorodičina crkva Ružica. pic.twitter.com/FKxzOyPIb1
— Darija Milićević (@DariaMilicevic) June 4, 2017
ジブリの映画にも出てきそうな雰囲気を醸し出すルジツァ教会は日本ではなかなか見れない海外旅行ならではの佇まいです。時には結婚式にも使われる事があるようですが、ここで挙式を上げたい気持ちも十分に分かる程の素敵な雰囲気の教会なんですよ。もちろん、中にも入る事が出来ます。
教会の概観はジブリにも出てくるすこしファンタジーを感じる雰囲気ですが、教会内部は歴史を感じる作りになっています。天井には壁画が描かれており、厳粛な雰囲気さえ漂ってくる感じです。教会の内部と外部のギャップも感じられるルジツァ教会にも足を運んでみてくださいね。
ベオグラードのおすすめ4:花の家
花の家は3館からなるユーゴスラビア歴史博物館の1つです。なので花の家含めて3館全てを観光して欲しいですが、その中で最も人気があるのが花の家なんですよ。ちなみに3館はそれぞれ、花の家、5月25日博物館、旧博物館の3つです。今回は1番人気の花の家を紹介しますね。
花の家にはある人物が眠る霊廟があります。その人物を求めて多くの方が訪れる場所でもあるんですよ。影響力のあるその人物は旧ユーゴスラビアを建国したヨシップブロズチトー氏です。当時6共和国あったユーゴスラビアを纏め上げ建国まで導いた政治家なんですよ。政治に関心がある方におすすめです。
花の家に入ってみると部屋の中央部分にチトー氏の大きな柩が置かれており存在感があります。その周りには植物が囲んであり経緯を称えているかのような印象を受けます。チトー氏に関する展示物もあります。年表を見るとチトー氏が他界後に国が大きく揺れる事が分かり、どれだけ国民を支えていたのかを垣間見る事が出来ます。
ベオグラードのおすすめ5:NATO空爆ビル
サラエボの建物の壁に銃弾の跡やべえとか言ってたけどベオグラード来たら今度はNATOに建物が空爆された跡あるやんて。すげえ pic.twitter.com/ynwedS0KKb
— いけぽんʕ·͡·̫͖ʕ·͡·̫͖ (@horita1126) August 12, 2017
本記事の冒頭で記述したようにセルビアと聞くと内戦や暴動を想像する方がいると思います。過去を振り返るとセルビアは第一次世界大戦の発端となった国でもあり、旧ユーゴスラビアでの紛争やコソボ紛争が起きた事からもそのイメージは決して間違いではないかも知れません。そんな過去を知れる場所があります。
【空爆通り】
— 広瀬まき (@hiromaki0415) August 7, 2017
ベオグラードのクネズ・ミロシュ通りは別名「空爆通り」。コソボ紛争の際、NATOからの空爆を受け、破壊されたままの状態の建物が残っています。#空爆通り #コソボ紛争 #ベオグラード pic.twitter.com/pQWV2S1lnx
過去に起きた悲惨な出来事は決して繰り返してはいけませんよね。日本では広島の原爆ドームがパッと浮かぶのではないでしょうか。ベオグラードで戦争や紛争の恐ろしさを教えてくれるのがNATO空爆ビルです。そのビル周辺は再建され綺麗になっていますが、このビルはそのままになっています。
1999年にNATO軍の空爆攻撃によってベオグラード市内は悲惨な状態へと一転しました。20年近く経った今は街並も整い平和なベオグラードの生活が戻っています。しかし、NATO空爆ビルを見ると決して同じ悲劇が起きてはならないと痛感します。現実を知ると言う点では訪れて頂きたい場所でもあります。
ベオグラードのおすすめ6:ガルドシュ塔
ドナウ川を挟んだ対岸にあるタワーがガルドシュ塔です。この付近は18世紀から第一次世界大戦までハンガリー帝国の支配下にありました。その為、一帯は少し雰囲気が異なります。中世的な街並を楽しむ事が出来ますので、散策しているだけでも雰囲気が変わっておすすめですよ。そんな中でも一際目立つ塔なんです。
Gardos Tower in #Belgrade. https://t.co/pnLH8mbVr9 pic.twitter.com/zcgDBZFjhw
— FREE Europe Tours! (@originaleurope) May 18, 2017
ガルドシュ塔までのアクセス方法ですが、ベオグラードの中心地よりバスで20分程で行く事が出来ます。気を付けて頂きたいのは塔の呼び名が複数ある事です。シビニャニンヤンカ塔やミレニアムタワーとも呼ばれています。ただ、全て同じガルドシュ塔を指しているので、混乱しないように気をつけてくださいね。
ガルドシュ塔にもちろん登る事が出来ます。ガルドシュ塔から見える景色は街並が一望出来るので、とても眺めがよく風が当たって最高の気分が味わえます。天気が良い時に最高の写真が撮れますよ。ただ、ガルドシュ塔の開館時間は不定期に変更があるので、時間のチェックは忘れないようにしてくださいね。
ベオグラードのおすすめ7:聖マルコ教会
聖サヴァ教会に続けて2つ目の教会観光スポットの紹介です。それが聖マルコ教会です。元々聖マルコ教会の場所には1835年に建てられた古い聖堂がありました。しかし1931年から9年の歳月を費やして現在の聖マルコ教会が建造されました。セルボビザンティン建築デザインの教会なんだそうです。
У недељу, 13. августа 2017. год., Епископ Антоније служио Свету Архијерејску Литургију у цркви Св. Марка у Београду #CrkvaSvetogMarka pic.twitter.com/VV8gzPbxmU
— Антоније (Пантелић) (@epAntonije) August 13, 2017
聖マルコ教会内の南端にはステファンウロシュ4世ドゥシャンの石棺があり、北端には大理石で作られてた株主教ゲルマンが埋葬されている地下聖堂があり見どころもあります。その他にも18、19世紀の貴重なセルビアのコインが納められています。その3ヶ所は訪れた際にはようチェックですよ。
教会付近にも見どころがあるので、簡単に記載致します。聖マルコ教会の隣には小さいですがロシア正教会の聖堂があります。またセルビア議会議事堂の傍らにあるので、それらにも足を伸ばして観光してみては如何でしょうか。折角のベオグラード観光です。1つでも多くベオグラードの観光スポットを回った方がお得ですよね。
ベオグラードへ出発しよう!
セルビア共和国の首都ベオグラードの治安情報は旅行の際の人気やおすすめ観光スポットを紹介させて頂きました。旅行でも安心していけるベオグラードの魅力はしっかりと伝わりましたか。ベオグラードはもちろん、セルビアには魅力的で人気の観光場所がまだまだあるので、旅行でその魅力を肌で感じてきてくださいね。