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アゼルバイジャン観光旅行の見所!首都バクーは世界遺産もあり!治安は?

アゼルバイジャン観光旅行の見所!首都バクーは世界遺産もあり!治安は?
投稿日: 2017年8月18日最終更新日: 2020年10月7日

カスピ海の西に位置する東ヨーロッパのアゼルバイジャン共和国。聞きなれない名前ですが、資源豊富な国で、日本との交友が良好な国です。この国は、昔と今、これからの未来を見る事が出来、観光旅行する人が増えています。そんなアゼルバイジャンの治安や観光名所をご紹介します!

世界から注目を浴びているアゼルバイジャン見出し

Photo by Niyaz from Baku

ペルシャ語で「火の国」という意味のアゼルバイジャン。ここは、石油やガスが豊富で「永遠の火」がある国と言われています。国章にも火が使われています。そんなアゼルバイジャンは、世界遺産もあり、発展していて、見所がある素敵な国です。過去、現在、未来を見る事が出来る観光名所をご紹介します。

アゼルバイジャンの治安見出し

アゼルバイジャンの観光旅行で一番知りたい治安ですが、外務省海外安全HPでは、アゼルバイジャンの南西の「ナゴルノ・カラバフ」とその周辺、アルメニアの占領地域、アルメニアを挟んで離れた場所にあるアゼルバイジャンの領である「ナヒチェバン自治共和国」のアルメニア国境周辺は、レベル3渡航中止勧告が出ています。

「ナゴルノ・カラバフ」は、未承認ですが他の国扱いとなりアゼルバイジャンから観光出来ません。その周辺やアルメニアの国境では、度々紛争が起きています。治安が悪くレベル3の地域です。紛争に巻き込まれる可能性が高いので、旅行で行くのは危険です。外務省のHPを頻繁に確認し、いつでも連絡が取れるようにしておきましょう。

貧富の差が激しく、地元の人からの治安も不安な部分があります。タクシーの運転手、警察官の中には、セクハラや小銭稼ぎのチップをもらう為にしつこい人がいます。もし、怪しいと思った時は、チップをあげて逃げましょう。特に警察の場合、権力を行使する場合もありますので、頑固としてチップをあげないのは危険な事もあります。

レベル3の地域以外は、レベル1で、気を付けて観光する必要がありますが、ほとんどのアゼルバイジャンの地元の人たちは、とても優しく温かい人たちで、古き良き時代の人達を感じる事が出来る素敵な国です。夜、女性一人で歩いている人も居ます。しかし、安全に観光旅行するためには、治安を把握し、窃盗などに細心の注意が必要です。

アゼルバイジャンの行き方見出し

日本からアゼルバイジャンへの行き方は、主に飛行機ですが、残念ながら直行便が出ていません。東京の「成田空港」からアゼルバイジャンの空港「ヘイダル・アリエフ国際空港」へは、1か所から3か所を経由し、一番早くて約17時間半で到着する便があります。関西国際空港からも経由便が出ていて、早くて約20時間で到着する便があります。

名古屋からは早くて18時間半、北海道からは早くて19時間半、福岡からは早くて18時間で到着する経由便があります。また、旅行会社からのツアーもあります。このように、日本各地からアゼルバイジャンへ行く事が出来ますので、料金や経由地、かかる時間を考えながら、自分に合った旅行手段を選ぶ事が出来ます。

アゼルバイジャン観光名所:首都バクー見出し

アゼルバイジャンの首都は、「風が吹く街」という意味の「Bakı」(バクー)です。首都バクーは、アゼルバイジャンの東、カスピ海沿いにあり、ヘイダル・アリエフ国際空港から空港バスで約20分で行く事が出来ます。バスは30分ごとに運行されていて、首都バクーへ行くには便利です。バクーの街でバスを降りると近代的な大都市が広がります。

アゼルバイジャンの観光手段は、徒歩、地下鉄、バス、タクシーです。地下鉄とバスを使うならICカードが便利で、使い捨てカードとチャージしながら使うカードの2種類あります。日帰りなら使い捨てカードで十分ですが、少し長い滞在の場合、タクシーではなく地下鉄やバスを使いそうならチャージしながら使う方のカードが便利です。

首都バクーの中心は、近代的だったり未来にあるような建物が建設されていて都会です。また、ヨーロッパ風の豪華な建物が並び、有名ファーストフード店があったり、高級ブランドのお店が入っています。夜も人通りが多く、あまり治安を心配せずに外を観光する事が出来ます。人通りが少ない場所は、治安が心配なので避けましょう。

アゼルバイジャン観光名所:KFC見出し

「KFC」(ケンタッキー・フライド・チキン)。ここは、「Central Station Baku」(セントラルステーション・バクー)にあります。日本全国にあるお馴染みのチキンが美味しいファーストフード店です。なぜここが観光名所かと言うと、「世界一大きくて豪華な店内で食べられるケンタッキー・フライド・チキン」だからです。

宮殿のような建物の真ん中から入る事が出来ます。この建物の中の店舗の一つだろうと思って入るとビックリします。建物内に入るとケンタッキー・フライド・チキンの店内なんです!席は、300席ほどあり、内装も宮殿の中にいるよう。天井は高く、豪華です。チキンは同じ味ですが、豪華な場所で食べられるのはここだけなのでおすすめです。

アゼルバイジャン観光名所:首都バグーの公園見出し

カスピ海沿岸

首都バクーのカスピ海の沿岸に、綺麗に整備された公園があります。「Neftchilar Avenue」(ネフトチラーアベニュー)に沿って公園が続いていて、端から端まで普通に歩くだけで1時間もかかる公園です。その公園内や周辺には色々な観光名所がありますので、観光しながら歩くのはおすすめです。

この公園の見所の1つは、カスピ海です。アゼルバイジャンのカスピ海沿いは、綺麗な海ではありません。さすが石油の国です。カスピ海には油が浮いています。でも、その油が浮いているカスピ海にも魚がいます。大丈夫なのか心配になりますが、ちゃんと魚は生きています。この公園沿いで海を覗いて魚を探してみましょう。

近未来的な建築物

公園を観光していると、近未来的な建物が沢山あり、見所の1つとなっています。「Park Bulvar Mall」(パークブールバールモール)、「Baku Business Centre」(ビジネスセンター)はとても素敵で、「Caspian Waterfront Mall」(カスピアンウォーターフロント)は、建設中ですが外観を見る事が出来ます。

カーペットミュージアム

この公園のちょうど真ん中に「Azerbaijan Carpet Museum」(アゼルバイジャンカーペットミュージアム)があります。ここは、世界でも数少ない珍しい絨毯の博物館の1つです。このミュージアムの見所は、まず建物です。カーペットに見立てて建設されていて、外から見るだけでも素敵な建築物で、人気の観光名所となっています。

そして、中に入っての見所は、様々な地方の素晴らしい絨毯の展示。3階建てになっていて、この建物の丸い特徴を利用して展示してあるのも見所の1つです。絨毯がどんな風に出来るのかという説明もあり、実際に絨毯を織っている人も見所の1つです。ミニ絨毯などお土産を買うことも出来ます。この博物館は、見所盛り沢山でおすすめです。

アゼルバイジャン観光名所:ケーブルカー見出し

首都バクーには、「Baku Funicular」(バクー・フニクラ)というケーブルカーもあり、観光の際に乗ってみるのはおすすめです。「Neftchilar Avenue」(ネフトチラーアベニュー)と「Martyrs' Lane」(殉教者墓地)の広場を結んでいます。階段を上ることも出来ますが、ケーブルカーからの絶景もおすすめです。

首都バクーの見所である夜景です。この絶景を見る事が出来るポイントは、ケーブルカーの頂点「Baku Panoramic View」(バクーパノラミックビュー)です。ケーブルカーが運行してなければ、近くに広い階段があります。周辺の治安を聞くと大丈夫と言われますが、女性は治安上、夜はなるべく2人以上で行く事をおすすめします。

アゼルバイジャン観光名所:ヘイダル・アリエフ・センター見出し

「Heydar Aliyev Center」(ヘイダルアリエフセンター)は、湾曲に作られたセンターです。会議ホール、ギャラリーホール、博物館などが入っている複合センターです。近くに行くと、湾曲された壮大な建物に感動さえ覚えます。360度色々な方向から色々な形が楽しめます。傾斜になっているところは歩く事も可能で、観光におすすめです。

アゼルバイジャン観光名所:タザ・バザール・バクー見出し

観光旅行で市場は気になる見所の1つです。首都バクーにも市場があります。「Taza Bazar BAKU」(タザ・バザール・バクー)です。アゼルバイジャンの国旗が書かれた箱に入った果物やカラフルな手作りジャムなどの保存食品、魚介はチョウザメなどが売られています。また家電製品もここで買う事が出来ます。品揃えが豊富な市場です。

この市場の中には、いくつか食堂も入っていて、アゼルバイジャンの美味しい料理をいただく事が出来ます。食後のチャイは、とっても美味しいです。ここアゼルバイジャンは、コーヒーではなくチャイです。ファーストフード店へ行くとコーヒーが飲めますが、地元のお店では、ほとんどチャイが売られています。

アゼルバイジャン観光名所:フレイムタワー見出し

「Flame Towers」(フレイムタワー)は、オフィスとして使われていたり、高級ホテルとして使われていたりするビルです。バクー中心から車で20分ほどで行く事が出来ます。一つは高級ホテルなので、泊まることも出来ますし、泊まると上まで上がる事が出来ますが、ほとんどは、近くか遠くから眺める景色としてフレイムタワーを楽しみます。

フレイムという名の通り、アゼルバイジャンのシンボルである「炎」の形をイメージされて建設されたタワーです。ライトで火に見えたり国旗が映ったりします。首都バクーに滞在している時は、ほとんどの所から見る事が出来ますが、ある場所からは1つや2つしか見えなかったりしますので、3つ見える場所を探すのも楽しい時間となります。

アゼルバイジャン観光名所:ヤナル・ダグ見出し

首都バグー郊外にある「Digah」(ディガー)という町の近くにある「Yanar Dag」(ヤナル・ダグ)。何にもないただの丘ですが、一部がずっと燃えていて珍しいと、アゼルバイジャンで人気の観光名所となっています。民家の裏に燃えている一部分を見る事が出来ます。華やかではありませんが不思議な感覚を味わう事が出来、おすすめです。

アゼルバイジャン観光名所:マッド・ボルケーノ見出し

「Mud Volcanoes」(マッド・ボルケーノ)は、アゼルバイジャンには、いろんな場所に点在しています。が、観光旅行の際は、世界遺産のゴブスタンとその近くのマッドボルケーノをセットで見ると効率が良いと言われています。マッドボルケーノは、泥火山。泥の中からボコッとガスと泥が出てくる場所です。

ボコボコ地中から泥が噴き出て、溶岩のように流れ出て、この山の形をどんどん変えています。地元の人たちが、この山は数日前までは無かったと言われるほど活発に地形を変えています。この観光では注意点があり、風下には立たないようにしましょう。ガスも出ていますので、中毒などが心配です。気を付けながら観光しましょう。

ここの泥を美容の為に持って帰る人もいます。石油臭い泥ですが、アゼルバイジャンでは、石油を美容法として使っています。石油風呂というものがあります。日本でも美容に良い泥はありますが、アゼルバイジャンのものは、石油成分入りです。もし持ち帰りたい場合、噴火に気を付けて持ち帰りましょう。また、パッチテストは欠かせません。

アゼルバイジャン観光名所:シェキ見出し

シェキの町

アゼルバイジャンの北部に位置する「Shaki」(シェキ)の町は、コーカサス山脈の麓にある町で、首都バクーから北西にあり、車で5時間ほどかかります。とても素敵な町なので、アゼルバイジャン観光旅行の際は、1日から2日とってこの町に行くのもおすすめです。シェキの町自体も可愛くて、散歩だけでも素敵な時間を過ごせます。

シェキ・ハーンの宮殿

Photo by stez

「Sheki Khan's Palace」(シェキハーン宮殿)は18世紀に建てられた、素晴らしい建築物です。見所は、釘を使わない木組みの建物、更に内装の壁画、「シェバカ窓」というイタリアのベネチアのステンドグラスです。ステンドグラスは、ガラスとクルミ材で接合している窓で、幻想的で、とても素敵な宮殿です。

キャラバン サライ

シェキのもう1つの見所、「Caravan Serai (Sheki)」(キャラバンサライ)です。隊商宿です。シェキ・ハーン宮殿の隣接地にあり、観光名所として有名です。シェキは、絹の産地でも有名なため、シルクロードの重要な拠点として多くのキャラバンたちが行き交っていました。その隊商が泊まる宿です。1つはホテルで泊まることも出来ます。

キャラバンサライの見所は、頑丈な守りというコンセプトの造りの建物です。隊商が集まるという事は、お金と品物が集まっているという事なので、強力な武力があれば、一気に盗まれてしまいます。なので、キャラバンサライは、レンガで出来ており、周りを強固に固め、内側に空間を作っています。中庭の見学をする事が出来ます。

アゼルバイジャンの世界遺産観光:ゴブスタン見出し

ゴブスタンの岩絵と文化的景観

首都バクーから西に車で約1時間半かかるところにある「Qobustan」(ゴブスタン)。ここには、世界遺産「ゴブスタンのロック・アートと文化的景観」があり、国立保護区に指定されていて、人気の観光名所となっていておすすめです。ゴブスタンとは、「峡谷の地」という意味です。地殻変動などで峡谷が作られた半砂漠地帯となっています。

ゴブスタンの世界遺産は、旧石器時代の民族が穴を掘って住み着いた状態を見る事が出来たり、中世までの先史遺跡や岩石芸術を見る事が出来ます。岩絵を含む岩石芸術は約5000点。旧石器時代の狩りの様子、舟をこぐ人、踊る女性、動物などから中世時代の武装した騎士などの岩絵が世界遺産として認められています。

アゼルバイジャンの世界遺産観光:首都バクー旧市街見出し

城塞都市バクー・シルヴァンシャー宮殿・及び乙女の塔

首都バクーには、近未来的な建物が建っている地域と旧バクー市街があり、旧市街の方は、世界遺産に登録されています。旧市街には、昔からの建物と遺跡が交じり合っていて、素敵な街並みです。同じ首都バクーなので、気軽に世界遺産へ足を踏み入れる事が出来、アゼルバイジャン観光旅行でおすすめの場所です。

旧市街は、内城という意味がある「イチェリ・シャハル」と呼ばれていて、干しレンガ造りの建物が並び、伝統的な街並みが世界遺産として認められました。ここの見所の1つである風景は、世界遺産の街並みと近代的な建物を一緒に見る事が出来る事です。この世界遺産から見えるフレイムタワーを探してみて下さい。

旧市街の中にある世界遺産「乙女の塔」は、旧市街バクーのシンボルとなっています。紀元前5世紀に建てられ、塔は約30メートルあり、要塞の役割を果たしていた事が、世界遺産として認められています。中は、バクーや塔の歴史を知る事が出来る博物館で、塔の屋上に上ることも出来、素敵な風景を見る事が出来ます。

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コーカサス三国。ワイン発祥の地ジョージア、火の神の信仰ゾロアスター教の起源があるアゼルバイジャン、最古の文化が息づくアルメニアの3つの国を指す。コーカサス山脈の周りに広がる自然と伝統文化は、きっとあなたの心をとらえるに違いない。

過去から未来が見えるアゼルバイジャンへ見出し

Photo by martinjernberg

歴史を知る事が出来る遺産から、世界遺産、また現代のヨーロッパ風の建物や近未来的な建物も並び、様々な景観を観光する事が出来るアゼルバイジャンです。治安は、不安な部分もありますが、発展している国で、数年たてば国の様子も変わり、何回行っても観光旅行を楽しめる事でしょう。ぜひアゼルバイジャンへ行ってみて下さい。

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