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ボスニアヘルツェゴビナにピラミッド!ビームが出る謎の山は何処にある?

ボスニアヘルツェゴビナにピラミッド!ビームが出る謎の山は何処にある?
投稿日: 2017年8月28日最終更新日: 2020年10月7日

2005年に発見されたボスニアヘルツェゴビナのピラミッド。頂上からはビームが出ていると言われる未だに多くの謎に包まれているこのピラミッドはどのような姿をしていてどのように発見されたのでしょうか。ボスニアヘルツェゴビナにピラミッドの様子や行き方をご紹介します。

ボスニアのピラミッドをご紹介!見出し

2005年、ボスニアヘルツェゴビナで発見された世界最古のピラミッドと言われる建造物。その頂上からはビームが出ていると言われ、地下には地下空間と不思議な遺跡も発見されています。ボスニアヘルツェゴビナのピラミッドはどうやって発見されたのか、ビームは本当に出ているのか、地下空間や遺跡はどんな様子なのかやピラミッドまでの行き方などをご紹介します。

ボスニアのピラミッドとは?見出し

2005年、ボスニア人考古学者セミール・オスマナジック氏がボスニアヘルツェゴビナの中央に位置する、人口1万7000人の小さな町「ヴィソコ」に存在する山が1万2千年前のピラミッドとする説を発表し、発掘作業を開始しました。総計10マイル以上の複雑な地下トンネルで結ばれているピラミッドや、迷路のような地下通路などが発見されました。

ピラミッドは土と樹木に覆われているためヴィソコの人々には自然の山であると思われていました。ちなみに有名なクフ王のピラミッドの大きさは147m。それに比べてボスニアヘルツェゴビのピラミッドは220mもあるといいます。

ボスニアのピラミッドはどうやって発見された?見出し

数十年もの間ピラミッドの調査に携わってきたというオスマナジック氏は2005年にはじめてヴィソコを訪れ、三角形の表面、ハッキリとした稜線、正確に東西南北を向いていることから、ビラミツトであることを確信したといいます。

オスマナジック氏は中国やメキシコ、エルサルバドル、グアテマラなどではピラミッドが樹木に覆われていることを知っていたためヴィソコに存在する、山だと思われている場所も「これは山ではなくピラミッドである!」と思ったそうです。

ボスニアのピラミッドはどんな場所?見出し

ボスニアヘルツェゴビナピラミッドは5基が確認されました中心となるピラミッドはヴィソチァ山と呼ばれて、長い間自然の山だと思われてきた場所です。樹木の覆い茂った土で覆われているため、確かに山のように見えます。

しかし頂上から伸びる稜線が四方に伸びており、その稜線で形成された三角形の斜面は正確に東西南北を向いているのだそうです。発見者のオスマナジック氏によりこの場所は「太陽のピラミッド」と名付けられました。Agro-pedology国立研究所によるとこのピラミッドを覆っている土は約1万2千年前のものであると言われています。

5つのピラミッドはどんなピラミッド?見出し

太陽のピラミッドの近くにある2つの山も、人工衛星と航空写真によってピラミッドであることが確認され、それぞれ「月のピラミッド」「龍のピラミッド」と名付けられました。

また、オスマナジック氏は他にも「地球のピラミッド」と「愛のピラミッド」が存在するとレポートに記しています。ヴィソコ一帯には少なくとも5基のピラミッドがあることになり、これが事実ならばボスニアには1万2千年以上前に巨大な古代都市が栄えていたことになります。

ボスニアのピラミッドで発見されたものは?見出し

ボスニアヘルツェゴビナでのピラミッドの発掘調査が進むにつれて、新たな構造物や、オーパーツと呼ばれるそれが発見された場所や時代とが全くそぐわず、なぜ存在するのかが謎とされている品々が発見されています。中でも謎を読んでいるのがまん丸の球体のオーパーツです。1万2千年前に完全な球体をつくれたというのは、高度な天文学の知識を持っていたのかもしれません。

中には綺麗に舗装された石のタイルの古代遺跡も発見されています。この遺跡が道路の遺跡なのか、建造物の敷地の遺跡なのかは分かっていませんが、ピラミッドの周辺に高度に発達した空間都市があったことを示しています。

ボスニアのピラミッドには地下空間もある?見出し

ボスニアヘルツェゴビナのピラミッドの地下には各ピラミッドを結ぶ迷路のような通路も発見されています。そしてその地下通路では陶製の彫刻が発見されました。巨大な岩のようにも見えるこの彫刻が何を示しているのかは分かっていませんが、古代遺跡から発見されたものとしてはこちらも世界最大だそうです。

地下空間では他にも円形の石板のようなものも発見されています。宗教的な意味合いを持つものなのか、構造物の一部なのか、はたまたこの場所自体が祈りの場所だったのか、その使い方などは分かっていませんがやはりピラミッド周辺が何か文明があった場所であることを感じさせます。

また、ボスニアヘルツェゴビナのピラミッドを覆っているコンクリートに含まれている有機物を分析したところ、なんと3万年前につくられているものだったという驚くべき説もあります。まだまだその全貌が明らかになっておらず、考古学者や遺跡マニアの興味を集めています。

ピラミッドの頂上からはビームが出ている?見出し

こちらも真偽のほどは確かではありませんが、物理学者のチームが太陽のピラミッドの頂上から出ているエネルギー・ビームを確認したと言われています。このエネルギー・ビームは半径4.5m、28kHzの周波数で、継続的に放射されており、なぜかピラミッドから離れるとその強度が増すと言われています。

ピラミッドの建造者たちがビームを放射する永久機械を作ったのか、ビームが出る仕組みが自然に生み出されたたのか、放射されているビームが何かの信号になっているのか、このビームについてはいろいろな指摘や説があり謎に包まれています。

またピラミッド周辺の地下空間では2010年に小さな沼と3つの部屋も発見されています。この部屋はイオンが通常の43倍もあり、ヒーリング効果の高いヒーリング・ルームになっているそうです。1万2千万年前の人類にエネルギー・ビームを発射したりヒーリング・ルームを作る技術があったとは思えず、宇宙人が関与しているという説を唱えている人もいます。

ボスニアのピラミッドには批判説も!?見出し

世界最古のピラミッドという説があるボスニアヘルツェゴビナのピラミッドですが、一方でこの説を批判している人たちもいます。7人の主要なヨーロッパの考古学者たちが出した「EAA宣言(ヨーロッパ考古学者協会宣言)」ではボスニアヘルツェゴビナのピラミッドに対して「ピラミッドプロジェクトにボスニア当局が支援を続けていることに対し強く抗議したい」と書かれています。

また「この計画はものを疑わない大衆に対するひどい悪戯であり、本当の科学界においてあってはならないものである。それは真の考古学的遺産を守るなどのより良い使いようのある少ない資源の無駄遣いであり、ボスニアヘルツェゴビナの専門の考古学者たちが日々差し迫っている諸問題から逃れるただの気晴らしに過ぎない」とまで書かれています。

公式にもまだ最古のピラミッドとは認められておらず「ボスニアヘルツェゴビナのピラミッド説」という仮説の扱いになっていますが、実際に数々の人工物が発見されている場所が古代遺跡であることは否定できず、古代遺跡マニアの注目の場所ともなっています。

ボスニアへはどうやって行く?見出し

ボスニアヘルツェゴビナはバルカン半島に位置するほぼ内陸の国です。クロアチアとセルビア、モンテネグロに国境を接しており、アドリア海をはさんでイタリアとも向かい合っています。旧ユーゴスラビアはかつて様々な民族や宗教が共存することから「モザイク国家」と呼ばれていた国でもあります。

ボスニアヘルツェゴビナの首都サラエボへは日本からの直航便は就航していないため、ボスニアヘルツェゴビナへ行くにはヨーロッパの各都市(フランクフルト、ウィーン、ミラノなど)か、中東の各都市(アブダビやイスタンブールなど)を経由していくことになります。中東経由のほうが飛行時間が短く、料金も安くなります。

ピラミッドへはどうやっていく?見出し

ボスニアヘルツェゴビナのピラミッドのあるヴィソコはサラエボから車で約1時間ほどの距離にあります。観光地になっているわけではないためツアーなどはほとんどなく、自分でピラミッドまで行くことになります。

サラエボからヴィソコへはバスや電車で行くことができますが、本数が少ないため、事前に時刻を調べておいたほうがいいでしょう。ヴィソコのバス停からピラミッドである山を望むことができます。こんもりとした山を目指して40分ほど歩くと麓に到着します。ヴィソコには中世の王宮の遺跡も残っています。

ボスニアへピラミッドを見に行こう!見出し

ボスニアヘルツェゴビナで発見されたピラミッドの様子、頂上から出ていると言われているビームや地下に広がる空間や遺跡、そしてピラミッドのあるヴィソコまでの行き方などをご紹介してきましたがいかがでしたか?山の形をした遺跡が本当にピラミッドなのか。ぜひ自分の目で確かめてみたいですね!


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