治安注意のグアテマラはどんな国?
グアテマラと聞いて何か思い浮かぶことは、恐らくそんな多くないでしょう。実際とてつもなくおすすめの建築物などは、それほどありません。しかしながら、街の雰囲気や、自然や、歴史ある文明を感じることに長けている国です。そして中米の中では発達が進んでいる国といえます。その反面貧富の差もあり、窃盗や詐欺等の事件もあり、穏やかな治安とはいえません。そんなグアテマラをじっくりご紹介していきます。
グアテマラの物価水準について
グアテマラ通貨はケツァルでGTQとも表されます。2017年9月10日前後で、1ケツァル15円程度となっています。グアテマラは隣国のメキシコの経済に連動することがあり、モノの物価水準はメキシコとあまり変わらないといわれています。しかしながらグアテマラ人の平均年収を見てみると、メキシコの半分から3分の2程度となっており、貧困層が多いことがうかがえます。ここにも治安の不安定さの原因があるといえるでしょう。
街中のアルテサニア達
— 旅雑貨 風海堂(11月末まで中米) (@kazamidou) September 8, 2017
中米の特色の一つである刺繍と色とりどりの織物
photo de Guatemala
現在、こちらは夜の22時。
ハリケーンの接近のせいか凄い豪雨です。
製作&旅進捗はインスタにて発信中です*
Instagram :kazamidou.fumie pic.twitter.com/XVh23ILk4X
モノの値段は中米の中でも高めのグアテマラで、コーヒー1杯もチェーン店で約240円程度です。節約したい旅行者には少し苦しいかも知れません。しかしながら、グアテマラの宿泊については節約可能といえるでしょう。グアテマラシティやその他主要都市でも、ドミトリーのある安宿であれば1ベッド約500円程度で宿泊できるところも珍しくありません。交渉によっては1部屋で1000円以下も可能です。
グアテマラの気候と時差について
グアテマラの気候についてですが、年間通して温暖な気候となっています。標高差のあるところでは朝晩冷える地域もありますが極寒を感じることは稀といえるでしょう。真夏でも冷えることがしばしばあるので、夏に旅行する際でも長袖は要しておいたほうが無難です。また、5月から10月頃までの雨季は蚊がとても多いので虫よけ対策をしてると安心です。気候については、現地に入る前にもチェックすることをおすすめします。
粉末ジュースで作った巨大な地上絵 @ Arkadia Shopping, Guatemala City pic.twitter.com/e3kY95vDvT
— しろろ (@xiroro) September 10, 2017
グアテマラの時差は日本よりも15時間進んでいます。つまり日本の朝8時の時グアテマラは夜の23時となります。サマータイムは実施しないので比較的簡単に頭に入れやすいでしょう。気を付けたいのがグアテマラの交通事情です。飛行機の場合はそこまでありませんが、長距離バスや市バスなどの機関の時刻表はあまりあてになりません。16時発のバスが17時に発車することもあります。余裕をみて旅行を進めましょう。
グアテマラの治安について
続いてグアテマラの気になる治安についてです。首都のグアテマラシティや主要都市では安心感漂わせる雰囲気を感じられます。実際事件もそう頻繁に起こるわけではありません。しかし地方都市や、都市部でも裏路地に入るときは注意をしましょう。基本的なことですが、海外では常に注意や警戒を怠らず行動することです。現地ツアーなどの参加中も注意を怠らずり旅行しましょう。注意しすぎることは決してありません。
またバスの乗車中や、乗り合いタクシーでの置き引きやスリにも注意が必要です。特に現地のおばさんのような雰囲気の女性にとられる声をよく聞きます。一見穏やかそうな現地の住民にも軽く注意しましょう。旅行中には財布のほかに金銭を分けてバッグに入れたり、パスポートを服にしまいこめるアクセサリーがあると便利です。身分チェックもスムーズに行えます。また、宿泊中の宿でも貴重品は枕元がおすすめです。
グアテマラの治安注意観光スポットその1:ティカル遺跡
文明発掘のティカル遺跡
それでは、ここから注意が必要な観光地や市街地をご紹介します。最初に紹介するのはグアテマラでとても人気の観光地、「ティカル遺跡」です。海外の旅行者はほとんどこの遺跡を見に旅行するでしょう。きっとこれからグアテマラに旅行する方も、候補地の1つに入っているはずです。この遺跡ではかつてのグアテマラの文明を垣間見ることができるので、歴史好きにはたまりません。
今日はティカル遺跡に行った! pic.twitter.com/G63cMjfiiF
— ノリ (@riiiiii_iiiiina) August 8, 2017
旅行者にも、現地の方々にもとても人気の観光スポットなので常に大勢の方で賑わいを見せているティカル遺跡では、詐欺や窃盗狙いの現地人、または海外のヒッピーがいます。観光の際は楽しみつつも注意を怠らず旅行を進めましょう。また、ティカルに行く途中のバス車内やタクシー乗り場等でもバッグを前に背負ったり、工夫をして過ごすことをおすすめします。
グアテマラの治安注意観光スポットその2:メルセー教会
街のシンボルメルセー教会
アンティグアのメルセー教会。外観が素敵。 pic.twitter.com/XvogxvcfeC
— 稲村 航平 (@Kouhei50) December 7, 2013
グアテマラの治安注意観光スポット、2つ目はアンティグア内に位置する「メルセー教会」です。こちらの教会は400年以上前にグアテマラを襲った大地震の後に建てられた歴史ある教会です。アンティグアを訪れることがあればメルセー教会へはかなりおすすめしたい観光スポットです。グアテマラ全体の歴史を知る機会でもあるので候補地に入れておきましょう。
そして、気になる観光の際の現地の治安ポイントですが、実際に教会の周りは穏やかで平穏すら感じるでしょう。ご紹介するメルセー教会は注意ポイントはただ1つです。それは夜です。夜のメルセー教会周辺は灯りが少なく暗くなってしまうので散策は避けましょう。このポイントを押さえればメルセーはおすすめです。
グアテマラの治安注意観光スポットその3:セムックチャンペイ
世界屈指のパワースポット「セムックチャンペイ」
Semuc Champey
— C.O.V.A (@covita58) August 29, 2016
it's Amazing place
セムックチャンペイへきました。
#semucchampey pic.twitter.com/SxxX8uBIYe
グアテマラの治安注意観光スポット、3つ目は「セムックチャンペイ」です。こちらの観光スポットはグアテマラと、隣の国ベリーズの国境近辺にある自然スポットです。このセムックチャンペイにある水棚を展望台から望むと、とても絶景です。さらに、近くには人気で有名なATM洞窟があります。きっと色んな自然体験ができるはずなので中米北部を旅行される機会がある方にはぜひおすすめしたい観光スポットです。
このセムックチャンペイはグアテマラの首都、グアテマラシティから車で約7時間程度と結構かかります。さらに途中からガタガタの山道なので酔い止め薬も必要かもしれません。セムックチャンペイまでの治安注意ポイントは途中休憩で立ち寄る場所です。だいたい郊外に位置していて、トイレの簡単なレストランや売店のある場所がほとでしょう。そこでスリや置き引きの被害にあってしまうかたがいるので注意が必要です。
グアテマラの治安注意観光スポットその4:アンティグア
グアテマラ第2の都市「アンティグア」
グアテマラの治安注意観光スポット、4つ目は先ほどメルセー教会で少し登場した街、「アンティグア」です。かつてグアテマラの首都として機能していましたが、2度の大地震で壊滅的な被害にあい、現在のグアテマラシティに首都を譲る形となりました。しかしながら見事に復興を遂げ、グアテマラで欠かせない主要都市の1つとなりました。現在では近辺にコーヒー農園も多く存在し、商売拠点としても有名な街となっています。
スーパーやホテル、ゲストハウス、そしておしゃれなカフェや大きな商業施設もあるこのアンティグアは昼夜問わず賑わいが絶えない楽しい街です。比較的穏やかな治安ともいえるのではないでしょうか。しかしながらやはり注意は必要です。旅行先での滞在場所としてもつかわれるこの街では仲良くなったあげくぼったくりをされる被害もあるそうです。地域によっては危険もあるので現地情報を、現地で集めましょう。
グアテマラの治安注意観光スポットその5:アティトラン湖
世界一美しい「アティトラン湖」
グアテマラの治安注意観光スポット、5つ目は「アティトラン湖」です。先ほどご紹介したアンティグアより西側に位置するパナハッチェルという町に属している、世界一美しい湖と称される大きな湖です。この辺りの郊外や村は比較的穏やかで、旅行も行きやすいと言われています。首都のグアテマラシティからも車で行けるのでおすすめ旅行地の1つです。
世界一綺麗と言われるアティトラン湖で1日のんびり。
— 海外旅行マニア (@gekiyasukaigai) August 10, 2017
こんな素晴らしい場所なのに自分以外誰もいないとは!
ワイン飲んで昼寝して、コーヒー飲んでグダグダ1日を過ごす。
気候もほんと良くてとにかく居心地よい。おじいさんになったら… https://t.co/N3X3tLCmkZ pic.twitter.com/oZGjVb3ggq
アティトラン湖、素晴らしいのは湖だけではありません。周辺はハイキングや、湖を上から展望できる高台もあったりと自然を十分に満喫できてしまいます。この観光地で注意したいことは、先住民族とのトラブルです。特に金銭のトラブルが多く揉めてしまうこともあるので気を付けましょう。物価はあまり安くありませんが、ぼったくられる可能性は十分にあります。注意してれば穏やかな気候で楽しい旅行ができるでしょう。
グアテマラの治安注意観光スポットその6:グアテマラシティ
グアテマラ最大の都市「グアテマラシティ」
グアテマラの治安注意観光スポット、最後は首都グアテマラシティです。こちらの街はこの国の最大の都市ですので物価も国内では1番高いでしょう。ただ、宿泊費に関して言えば安くとどまらせることも探せば可能です。現地で探しても困ることはないでしょう。
ただし、安い宿には我慢がつきものです。鍵が変われていたり、ベッドがあまり清潔でない場所は少なくないでしょう。また宿主の態度にも注意が必要です。フッかけられることもあり、トラブルのもとにもなりかねません。街自体は賑やかで歩きやすいですが、夜間の裏道やくらい道には十分注意しましょう。
治安に注意してグアテマラで素敵な観光を!
グアテマラについて気候や物価なども交えながら、観光地もご紹介しました。物価は安いとは言えませんが、宿の物価を考えれば比較的安く旅行できるでしょう。また気候も穏やかなので、治安に注意すれば有意義な旅の時間を満喫できるはずです。最後に物価と関係あることですが、ドルを持っていくと物価リスクを避けることができるでしょう。しっかりいろいろ準備して、楽しい中米旅行を過ごせることを願っています。