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アンティグア(グアテマラ)観光スポット!古都の魅力と世界遺産ご紹介!

アンティグア(グアテマラ)観光スポット!古都の魅力と世界遺産ご紹介!
投稿日: 2017年7月14日最終更新日: 2020年10月7日

かつてグアテマラの首都として栄えた古都アンティグア・グアテマラ。アグア火山の噴火や度重なる地震により壊滅的な被害を受けたものの、コロニアル様式の建物や教会など、古都アンティグアらしい美しい街並みが残されています。マヤ先住民の人々の鮮やかな民族衣装も見どころ。

世界遺産アンティグア・グアテマラって?見出し

かつてグアテマラの首都として栄えた古都アンティグア・グアテマラ。アグア火山の噴火や地震により大きな被害を受けたものの、コロニアル様式の建物や教会など、古都アンティグアらしい街並みが残されています。マヤ先住民族が暮らす街でもあり、民族衣装も見どころ。1979年に世界遺産となったアンティグア・グアテマラをご紹介します。

アンティグア・グアテマラ観光のおすすめ1:ラ・メルセー教会見出し

石畳の道を進み、古都アンティグア・グアテマラのランドマーク「エル・アルコ(時計台)」のアーチをくぐり抜けると、「ラ・メルセー教会」が見えてきます。建築家フアン・デ・ディオスによって造られたバロック調の建物は、黄色い壁と、漆喰を用いて施された精緻な装飾がかわいらしいです。

過去の地震により甚大な被害を受け、1855年に再建されたものの、崩壊したままの修道院も遺跡として残っています。聖堂内には素晴らしい絵画が展示されており、「ナザレのイエス」が有名です。

ラ・メルセー教会では、パティオにある噴水も見ておきましょう。中米でもっとも大きく美しいと言われた噴水で、人々をアンティグア・グアテマラに引き寄せたのは、この街の豊かな水であったとされています。

アンティグア・グアテマラ観光のおすすめ2:サン・ホセ大聖堂見出し

1543年から1680年にかけて建造された「サン・ホセ大聖堂」、通称「アンティグア・グアテマラ大聖堂」は、白い壁がグアテマラの街に映える教会。1773年のサンタ・マルタ大地震の際には、アンティグア・グアテマラ大聖堂も壊滅的な被害を受け、その後再建されました。現在の聖堂にある柱や鐘楼は、再建時に造られたもの。

サン・ホセ大聖堂は、1743年に教皇ベネディクト14世よりメインの大聖堂としての称号を与えられ、春に開催されるセマナサンタ(復活祭の前の聖週間)では、それぞれの教会の山車がこの聖堂の前を通過することになっています。セマナサンタの際、山車を見学するのに良いスポットです。

アンティグア・グアテマラ観光のおすすめ3:十字架の丘見出し

アンティグア・グアテマラの標高は、約1500メートル。十字架の丘を登っていくと、頂上には十字架が建っており、世界遺産である古都アンティグア・グアテマラの美しい街並みを一望する素晴らしい景色が広がっています。目の前には、グアテマラの富士山と言われているアグア火山がそびえ立っており、その堂々たる姿は壮観です。

アンティグア・グアテマラ観光のおすすめ4:アグア火山見出し

アグア火山は、アンティグア・グアテマラの街を特徴づけるもののひとつ。グアテマラの富士山と言われるように、富士山と似た長く美しい裾野を持っています。アグア火山の標高は3766メートルで、富士山とほとんど同じ。スペイン語で「アグア」は「水」の意。かつて山頂に火口湖があったことから、「アグア火山」と命名されました。

1541年のアグア火山大噴火により、かつてアンティグア・グアテマラがあった場所は壊滅状態になりました。1773年のサンタ・マルタ地震により火口湖は消滅。現在、アグア火山は休火山となっていますが、近郊には現在も活動しているフエゴ火山やパカヤ火山があります。アグア火山をはじめ、これらの火山はガイド付きでの観光登山が可能。

アンティグア・グアテマラ観光のおすすめ5:カルメン聖母教会跡見出し

「カルメン聖母教会跡」は、石柱の装飾が美しいバロック様式の教会。過去の大地震により崩壊した後、再建されることなく遺構として残されています。現在残っているのは建物の正面部分のみ。当時の地震の凄まじさを物語っています。

週末には、教会前で民芸品市場が開催。鮮やかな民族衣装ウイピルを身に纏ったマヤ先住民の人々が、カラフルな民芸品を道路脇いっぱいに並べて売っています。一針一針丁寧に刺繍を施したバッグなど、素敵なデザインの民芸品がたくさんで、見ているだけでも楽しいです。

アンティグア・グアテマラ観光のおすすめ6:カプチナス教会・修道院見出し

1736年、グアテマラの建築家ディエゴ・デ・ポレスによって建造された「カプチナス修道院」は、1773年の大地震による被害が少なかった建物。中庭や回廊、浴室、修道女の部屋などがそのまま残っており、一般公開されています。屋上は、街全体が眺められるビューポイントになっているので、ぜひ上ってみてください。

アンティグア・グアテマラ観光のおすすめ7:サン・フランシスコ教会見出し

1541年建造の教会です。1773年のサンタ・マルタ地震により崩壊しましたが、その面影を残しつつ現在も教会として稼働。グアテマラ各地から、民族衣装ウィピルを身に着けた先住民の人々が集まってきます。病を癒す聖人として信仰された聖エルマーノ・ペドロのお墓があり、遺品の展示も。

アンティグア・グアテマラ観光のおすすめ8:タンケ・ラ・ウニオン見出し

「タンケ・ラ・ウニオン」は、グアテマラの公共洗濯場。洗濯板状になった洗い場も設置されています。先住民の人々が多く利用しており、わざわざ隣町からやってくる先住民の方々も。民族衣装のウイピルを洗濯する女性たちが、話に花を咲かせています。タンケ・ラ・ウニオンの公園には、土産物の露店がたくさん。

アンティグア・グアテマラ観光のおすすめ9:メルカド見出し

各地で採れる新鮮な野菜や果物や民芸品など、さまざまなものが一同に集まるのが、世界遺産アンティグア・グアテマラの巨大メルカド(市場)。民族や地域ごとにデザインが違うカラフルなウイピルも購入できます。メルカドでは、現地の人々で賑わっているお店を見つけ、そのお店で買うこともポイント。

アンティグア・グアテマラの巨大メルカドには、「マーケットデイ」があります。他の曜日には来ない出店者がやってきて、普段は何もないメルカドの通路でお店を開くのです。朝採れの新鮮な野菜や手作りチーズなどを自分たちで運んでくる、近郊の村の人々です。マーケットデイには特に新鮮な食材が入手可能で、お客さんの数も多いそう。

アンティグア・グアテマラ観光のおすすめ10:カフェ見出し

グアテマラは、コーヒーの名産地。世界遺産アンティグア・グアテマラには、美味しいコーヒーが飲めるカフェがたくさんあります。グアテマラで栽培されるコーヒーの輸出国として、アメリカのスターバックスや日本は上位に入るそう。グアテマラのコーヒーは、世界的にも高品質なことで有名。フルーティーな香り、しっかりとした酸味とコクが特徴です。

アンティグアには、フィラデルフィア農園をはじめ、世界に名を馳せるコーヒー農園があります。日本円で約2000円程度と高めではありますが、ガイド付きツアーを行っている農園もあり、穴場です。美味しいコーヒーの試飲もできますので、参加してみるのはいかがでしょう。

アンティグア・グアテマラ観光のおすすめ11:セマナサンタ見出し

「セマナサンタ」は、聖週間という意味のキリスト教(カトリック)の行事です。イースター(復活祭)前の1週間のことを指し、カトリックを信仰する各国で行われています。中でも「世界一美しいお祭り」とされているのが、世界遺産である古都アンティグア・グアテマラのセマナサンタ。

セマナサンタでは、「プロセシオン」と呼ばれる行列が山車を担いで街を練り歩くのですが、プロセシオンが通る道に「アルフォンブラ」という花を敷き詰めた絨毯を作ります。セマナサンタは、キリストが処刑されて復活するまでを再現したお祭り。アルフォンブラは、死刑場へと向かうキリストのために作られるものなので、手の込んだ力作ばかりです。

セマナサンタが始まると、山車を担いだプロセシオンが、静かにアルフォンブラの上を歩きます。音楽隊が一緒にいるプロセシオンもありますが、あくまで宗教行事なので、静かに見せてもらうようにしましょう。花の絨毯はプロセシオンによって踏まれ、あっという間に無惨な状態に。お掃除をしてくれる人々とトラックも後から通ります。

セマナサンタの最終日は、日曜日のイースター(復活祭)。イースター当日は、前日までの静かな雰囲気とは打って変わって、音楽や歌が流れるお祝いムード一色になります。世界遺産である古都アンティグア・グアテマラのセマナサンタは芸術性が高く、一見の価値ありです。セマナサンタの時期に合わせてグアテマラを訪れてみるもの良いですね。

古都アンティグア・グアテマラを歩いてみよう見出し

世界遺産アンティグア・グアテマラの観光スポットをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。アグア火山の大噴火や地震により壊滅的な被害を受けたものの、コロニアル様式の建物や教会は当時の面影を残しています。十字架の丘から望むアンティグア・グアテマラの街並みは絶景です。

もっとグアテマラの情報を知りたいアナタへ!

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