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ポートモレスビーの治安や旅行情報!パプアニューギニアの首都について解説!

ポートモレスビーの治安や旅行情報!パプアニューギニアの首都について解説!
投稿日: 2017年9月19日最終更新日: 2020年10月7日

パプアニューギニアの首都ポートモレスビー。パプアニューギニアの中でも危険な街と言われていますが、実際にはどのような状況なのでしょうか?旅行には行けるのでしょうか?ポートモレスビーの現在の治安の情報や旅行の際の注意点などをご紹介します。

ポートモレスビーの治安や旅行情報をご紹介見出し

パプアニューギニアの首都ポートモレスビー。パプアニューギニアの中でも危険な街と言われていますが、実際にはどのような状況なのでしょうか?旅行に行って観光をすることはできるのでしょうか?ポートモレスビーの現在の治安の情報や旅行の際の注意点などをご紹介します。

ポートモレスビーはどんな場所?見出し

パプアニューギニアはオーストラリアの上に位置し、ニューギニア島の半分及び周辺の島々からなる国で国土は日本より少し大きい国です。そのパプア・ニューギニアの首都ポートモレスビーは、港町として最初に開けたタウン地区と行政の中心ワイガニ地区、急速な発展を見せるボロコ地区、そしてこの3地区に挟まれたコキ地区とゴードン地区を含む5つの地区が中心となっています。

ポートモレスビーはNCD (National Capital District)と呼ばれいますが、これは首都圏を意味しています。このNCDの人口は約30万人で、5地区の周辺一帯を含めた面積約240平方kmで構成されています。タウン地区からボロコ地区までは約4km、さらにワイガニ地区までは5kmほど離れています。

先住民族が暮らしていたポートモレスビー見出し

ポートモレスビー先住民は内陸部で生活していたコイタプ族であり、そこにモツ族が移入してきて海岸沿いに住み着いたのが2000年ほど前のことだと考えられています。モツ族は高い航海技術を持ち遠洋航海を得意としオーストロネシア語を話す民族です。一方先住のコイタプ族は非オーストロネシア語民族で、海に生きる民族と内陸に生きる民族は長い年月をかけて自然に融合していきました。

この地を訪れた最初のヨーロッパ人は、1873年に上陸した英国人船長キャプテン・ジョン・モレスビーで、これを記念して同地はポートモレスビーと命名されました。彼は日記で、この地に住む人々が持っている文明の高さに驚きを示しています。またキャプテン・ジョン・モレスビー上陸の翌年にはロンドン伝道会が布教を開始しました。しかしイギリスの保護領となるには10年ほどの時間が必要でした。

1884年、英国はドイツがニューギニア島の北西部を保護領にしたことを受けて、南東部を英国領ニューギニアとし総督府をポートモレスビーに置きました。1975年の独立でポートモレスビーは正式にパプアニューギニアの首都となりました。

ポートモレスビーは様々な人が集まる街見出し

ポートモレスビーが急激な発展を見せるのは1950年代に入ってからのことです。その頃から、パプアニューギニア全土から大勢の人々が職を求めてポートモレスビーに集まって来るようになりました。

しかしその中には職に就けないままで居住している人も多くあり、それが現在は社会問題となっています。また、外国人が首都の住民の約7%を占めていることもポートモレスビーの特徴の一つです。

唯一の国際空港ポートモレスビー空港見出し

パプアニューギニアの空の玄関口であるポートモレスビー国際空港は、ポートモレスビーのタウン地区の北東14kmにあります。この空港はパプアニューギニア内で国際線の乗り入れがある唯一の空港です。国内線も併設されているため、パプアニューギニアのどこへ行くにも、外国からの旅行者は、他の都市に観光に行く際も必ずこの空港を経由することになります。

ポートモレスビー国際空港からポートモレスビー市内へ行くには、できるだけリムジン・サービスやホテルの送迎バス、運転手付レンタカーを利用することをおすすめします。タクシーはできる限り利用しないほうがいいでしょう。午後6時過ぎに到着する場合は、事前にホテルに送迎を依頼しておきましょう。

ポートモレスビーでは治安に注意が必要見出し

外務省の海外安全ホームページによると2017年9月現在、首都ポートモレスビーを含むパプアニューギニア全体が滞在にあたって特別な注意が必要なレベル1の地域に指定されています。また、ブーゲンビル島アラワ市以南は「不要不急の渡航は止めてください」という、レベル2の地域となっています。現在パプアニューギニアに観光に行くのはおすすめできません。

現在ポートモレスビーでは犯罪が多発しており危険です。被害発生場所は外国公館、市内各区域、外国人も利用する諸施設(空港、ホテル、スーパー等)や外国人住居を含む家屋など広範囲に及んでいます。特にここ数年、貧富の格差拡大や都市部への急激な人口流入等により治安は一層悪化の兆しがあるとともに、携帯電話やインターネットの普及などにより、犯罪が巧妙化する傾向があると言われています。

ポートモレスビーではアジア人が狙われることも見出し

パプアニューギニアでは日本が金銭的支援やJICAなどを通しての寄付や技術支援をしていることもあり日本人に対するイメージが非常に良いと言われています。一方で中国の会社がパプアニューギニアの豊富な資源を求めて、多くの土地を買って現地の人が立ち退きをしなければならないことが多くなっていることからパプアニューギニアでは中国にマイナスのイメージを持っている人も多いと言います。

2013年6月にはポートモレスビーで、中国人経営者4名が賊により殺害されるという事件が発生しました。現地では反日感情は強くありませんが、現地人にとって日本人とその他のアジア人とを区別することは難しいため、突発的な事件に巻き込まれる可能性があるのです。現在は観光どころではなく危険な状況です。

ポートモレスビーは犯罪発生率の高い街見出し

ポートモレスビーでの犯罪発生率は、パプアニューギニア国内で最も高いと言われています。正確な統計はありませんが、殺人事件は日本の約40倍、強盗事件は日本の約75倍発生しているとのデータもあります。ポートモレスビーでは、スリやひったくり等の一般犯罪のほか、婦女暴行やいわゆる「ラスカル」(複数名の武装集団)による銀行・商店強盗、武器等を用いた車両強奪といった凶悪犯罪も昼夜を問わず発生しています。

ポートモレスビーにある国立博物館や国会議事堂前やパガヒル展望台及び市内中心部のエラビーチでは、普段から「ラスカル」による襲撃を受ける危険性があります。また、イベント開催時や週末に人が多く集まる場所では、地元民同士のトラブルにより乱闘事件などが多数起こっています。このため観光などで出歩くのは非常に危険です。

ポートモレスビーでは単独行動は避けて見出し

現在は特別な理由がない限り旅行に行くことは避けたほうがいいポートモレスビーですが、もし観光などで訪問する際はしっかりと安全対策をしましょう。ポートモレスビーでは単独での徒歩による行動は大変危険ですので絶対に避けてください。いわゆるバックパック旅行といわれる個人手配旅行者に適した宿泊施設はありませんし、気軽な観光に行ける状況ではありません。

また、現地の人々が利用するPMV(乗り合いバス)と呼ばれる公共交通機関は、信頼性や治安上の観点から利用を避けましょう。航空便についても、突然の予定変更や運航取り止めが発生していると言われています。パプアニューギニアを訪れる際には、信頼できる旅行会社や現地の関係者等を通じて事前手配をしたり、旅行中は現地事情に通じた者に同行してもらう等安全対策を心がけ、単独行動はできるだけ避けましょう。

ポートモレスビーでは一流ホテルに滞在を見出し

ポートモレスビー旅行で宿泊をする際は、警備がしっかりしている一流ホテルがおすすめです。しかし、一流と言われるホテルであっても必ずしも安全とは言えないため、部屋では施錠を確実に実施し、来訪者のためドアを開ける時には開ける前に必ず相手を確認するなど細心の注意が必要です。

パプアニューギニアの人々は、自分たちの故郷や部族に対する帰属意識が極めて高いため、社会通念よりも故郷の掟に従い行動することがあります。そのため、部族闘争に起因する予測不可能なトラブルが起きたり、それに対する報復行動も起こるということがあります。その際、当事者とは関係のない者まで巻き添えとなり、理解不可能な金銭要求が突きつけられることもあるので、滞在中の言動に注意する必要があります。

ポートモレスビー旅行は治安が落ち着いてから見出し

ポートモレスビーの現在の治安の情報や旅行の際の注意点などをご紹介してきましたがいかがでしたか?ポートモレスビーだけでなくパプアニューギニア全体が現在は治安が悪く危険な状況のため、よっぽどのことがない限り旅行や観光は避けることをおすすめします。もし旅行をする場合は細心の治安情報を確認し、現地でも十分に注意をして行動するようにしましょう。

パプアニューギニアの治安情勢!人食い民族もいるってホント? | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
パプアニューギニアの治安情勢!人食い民族もいるってホント? | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
パプアニューギニアは、実は世界的に最も治安が悪い国と言われている国の1つということを知っていますか?あまり知られていない国だと思うので、今回はパプアニューギニアの治安情勢や危険情報、そして人食い民族がいる噂の真相についてご紹介いたします。

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