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スワジランド観光で『リードダンス』を鑑賞!アフリカ南部の王国!治安は?

スワジランド観光で『リードダンス』を鑑賞!アフリカ南部の王国!治安は?
投稿日: 2017年9月23日最終更新日: 2020年10月7日

アフリカ南部の国「スワジランド王国」、通称スワジランドは自然が豊かで、風景は変化に富んでいます。自然観光も素敵ですが、この国で行われる祭り『リードダンス』は観光の目玉です。そして観光で重要となる治安はどうなのでしょうか。

スワジランド王国についての概要見出し

通称でスワジランドと呼ばれる国は、アフリカ南部にある立憲君主制国家です。正式な国名は「スワジランド王国」と言います。内陸国で、首都はムババーネです。元はイギリスにより植民地にされていましたが、1968年に独立を果たして、現在はイギリス連邦加盟国の1つとなっています。この国を観光する際の見どころは何であるか、以下、ご紹介していきます。

スワジランド王国はどんな国?見出し

公用語は英語とスワジ語です。「スワジランド」の名前はスワジ人の国という意味がありますが、わずかながら他民族のズールー人や非アフリカ人も暮らしています。一夫多妻制が認められており、現国王のムスワティ3世には10人を超す妻とその倍近い子供がいます。立憲君主制の形をとっていますが、実際は国王が国家元首とされており、政府の要職の多くは国王の身内で占められています。

スワジランド王国の地形見出し

高低差の大きいスワジランド王国

西部には標高1000メートルを超す山地が広がり、国土全体においては西から東へと傾斜しています。降水量は標高が下がるほどに雨量が少なくなっていきます。最も降水量が多い西部で年間の降水量が1900ミリメートルに及ぶのに対し、東部では500ミリメートルと極端に少なくなります。そのため西部では植林が、中部では穀物栽培と畜産、東部では牧畜が盛んです。

自然豊かなスワジランド王国

国土はハイベルト、ミドルベルト、ローベルトの3つにわけることができます。そして国土全域に、それぞれコマチ川、ムブルジ川、ウスツ川、イングワブマ川という名を持つ4つの川が流れています。そのため一部地域を除くと地味が豊かです。気候はアフリカに位置するため、暑い国のイメージを持ってしまいます。ですが実際は地域により差はあるものの、スワジランドそのもは温暖な気候の国です。

スワジランド王国の観光のおすすめ見出し

スワジランド王国の観光のおすすめは、リードダンスと豊かな自然です。他にもグルメやショッピングもおすすめです。この毎年行われているリードダンスとは、いったいどうのようなものでしょうか。そして、見どころであると言われる自然はどれほどのものなのでしょうか。さらにグルメやショッピングでは、何を楽しむことができるのかを、以下にあげていきます。

スワジランド王国で行われるリードダンス見出し

リードダンスとは

観光におすすめのリードダンスとは、スワジランド王国で行われる伝統的な祭りです。スワジ語では「ウラムンガ」と呼ばれています。この祭りは8月から9月にかけて開催されます。祭りの内容は、未婚の女性達が集結地とされる場所に集まり、そこで8日間に渡る祭りが開催されます。スワジランド王国の代表的な行事でもあり、外国の観光客からも注目されています。

リードダンスが始まる日

最初は国中から万単位の未婚の女性が王母の元へと、集まります。王母が宮殿に到着した後で、皆は分散します。それから1日かけて、葦(リード)を刈るのです。刈り取られた葦は王母へと捧げられます。その際彼女たちは伝統衣装や飾りを身に着けて、葦を手に歌い踊りつつ行進します。葦は宮殿の修復を含めて、様々な事柄に利用されることになります。

葦を捧げた翌日から祭りの佳境へ

葦を捧げた翌日に、女性たちは伝統衣装や装身具をつけて歌い踊りながら行進します。その時に彼女たちは、ウカムショと呼ばれる房飾りも身に着けています。このパレードは、王母や国王などの要人達が列席して鑑賞しますが、一般人や観光客もこのパレードを楽しめます。なお、このパレードには王の娘たちも参加します。パレードの後は厳選された幾つかのグループが、会場の中央でパフォーマンスを行います。

リードダンスの目的

リードダンスが行われる目的は、スワジランド王国中の未婚女性が王母へ葦を捧げる共同作業を行い、王家への忠誠と女性同士の連帯を深めることにあります。なお、スワジランド王国では近年エイズ感染者が増加しており、深刻な社会問題となっています。これに際して祭りで国王が演説を行う際、エイズ予防についての内容を語るのが常となっています。

スワジランド王国の自然見出し

スワジランド王国は南アフリカ共和国から進出してきた企業により、現在では工業化が進んでいます。ですが、まだ自然はとても豊かで、見どころ満載です。その自然に触れられるおすすめの観光地は、日本で呼ぶところのサファリです。そこでは動物たちの自然な姿を見ることが可能です。以下ハレーン国立公園と、ムカヤ動物保護区についてあげていきます。

ハレーン国立公園

おすすめのサファリで最初にあげる場所は、ハレーン国立公園です。この公園は、スワジランド王国で最も大きな国立公園です。アフリカではお馴染みの動物、ライオンやゾウなどが生息しまています。さらに鳥類も数多く住んでおり、その数は80種類以上にもなるといわれています。公園内で見ることが可能な鳥のチェックリストがホームページにありますので、事前に調べておくと楽しみが倍増します。

ムカヤ動物保護区

次のおすすめは、ムカヤ動物保護区です。ここでは絶滅危惧種に指定されている動物が、多数生息しています。ゾイウやバッファローなどが暮らしています。特に目玉動物であるのはサイです。ここでは世界でも珍しく、シロサイとクロサイを見ることができます。スワジランド王国のサイは、多くの密猟者によって乱獲され、現在はサイを中心に動物の保護が行われています。

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スワジランド王国のグルメ見出し

スワジランド王国でのおすすめグルメは、豊かな自然から生み出された食材です。伝統料理はヤギのシチューと、トマトで味付けされた魚のマリネです。これらの料理には、麦で作られた「ミーリミール」というものが添えて出されます。他には、ヨーロッパ系移民が作り出したサラダがあります。アボカドとピーナッツ、ショウガを使用した「スラーイ」と呼ばれているものです。

スワジランド王国でショッピング見出し

「スワジキャンドル」と呼ばれる伝統模様や動物柄をあしらったキャンドルが有名です。このキャンドルは南アフリカ共和国でも売られていますが、原産国はスワジランド王国です。他には、コーラの空き瓶を再利用したガラスの置物やアクセサリーがあります。首都のムババーネにはいくつかのガラス工房があり、製作工程の見学も可能です。

スワジランド王国の問題点見出し

王家による政治的独占

「スワジランド王国はどんな国?」で述べた通り、政府のほとんどの要職は王家の身内によって固められています。首相職が独立前年に設置されています。しかし設置以来、王家の血筋にあたる者が就任している状態です。「ングワネ民族解放会議」と「人民統一民主運動」が国王専制に反対する野党勢力として機能しています。ですが、厳しい取締りを受けているのが現状です。

豊かとは言えない経済

周辺国の南アフリカでアパルトヘイトが実施されていた頃から、スワジランド王国には南アフリカの企業が進出してきていました。しかし全体の1パーセントほどの白人が経済の実験を握っており、私有地の大半が彼らのものとなっています。そのため一般国民の生活水準が低く、さらに電力の8割が南アフリカ共和国からの輸入によるものです。加えて国王に散在癖があり、国家予算も圧迫させられています。

解決が求められる社会問題

スワジランド王国は、世界で有数のHIV患者が蔓延している国で、1986年に最初の患者が現れてから、増加を続けています。妊婦のHIV感染も深刻で、1992年には4パーセントであったものが、2004年の時点では42.6パーセントでした。そのためスワジランド王国の平均寿命は2000年時点では61歳でしたが、2009年時点では32歳にまで落ちていました。2002年には死因の60パーセントが、HIVに起因すると言われています。

スワジランド王国の治安は大丈夫なのか?見出し

女性の一人旅が可能

スワジランド王国の治安は、悪くないという旅行者が多いようです。実際に旅行された方が「治安は悪いと思わなかった」と言っているので、一般論より説得力があります。女性が1人で旅をすることができるそうなので、治安についての不安はそう大きく持つ必要はないでしょう。ただしいくら治安が良いと言われようと、そこは見知らぬ国です。車を自ら運転する場合も、徒歩で移動する場合も、人通りの多い大きな道を選ぶのが良いでしょう。

近年のHIV感染者増加により治安が悪くなっているとも

しかし近年のHIV感染が増加傾向によるものか、治安が悪くなって来ているとも言われています。その真偽がいかがなものかは分からなくても、見知らぬ国や地域に行くときはどこであっても用心するにこしたことはないでしょう。まずは旅行に出る前に十分な下調べをして、治安良いと言われる場所へ行くことにしましょう。旅行会社に頼るのも良策です。

スワジランド人の性格見出し

愛想の好い人もいれば、悪い人もいると言えるようです。つまりどこの国の人とも、それほど変わりはないということです。ですが経済状況が悪くて貧困層が国の大多数を占めているので、道を尋ねるなどの簡単な質問に答えてもらっただけでも、金銭的なお礼を要求されることが多いそうです。稀に治安維持に務めるはずの警察官の中にも、質問に答えたら謝礼金を求めてくる人がいるとのことなのでご用心を。

どこへ行くにも楽しむにも下調べを十分に見出し

以上でスワジランド王国について説明や、観光スポット等の解説を終了致します。スワジランド王国は工業化が進んではいますが、未だ自然が豊かです。さらにグルメもショッピングも楽しめる国です。さらにスワジランド王国の魅力には、女性が1人で旅行できるというものがあります。アフリカ周辺を旅行しようとお考えならば、スワジランド王国を候補に入れてみてはいかがでしょうか。

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投稿日: 2017年9月23日最終更新日: 2020年10月7日

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