ドーハ・ハマド国際空港は乗り継ぎも便利！巨大で豪華なターミナルを紹介

2014年にカタールドーハにオープンしたハマド国際空港は豪華なターミナル空間で、乗り継ぎ時間も色々な過ごし方を楽しむことができる魅力的な空港です。そんなハマド国際空港の豪華なターミナルやターミナルの魅力、おすすめの乗り継ぎ時間の過ごし方、空港での注意点などをご紹介します。

ハマド国際空港は中東カタールのドーハにある、カタール航空のハブ空港です。2014年5月に世界的なハブ空港として新しくオープンして以来、世界中へハマド空港から他の空港へと乗り継いで行く利用者は年間4000万人を超えています。ドーハを本拠地とするカタール航空もスペインなどのヨーロッパ各地へ乗り継ぎをするのにもとても便利な空港です。

ドーハ・ハマド国際空港は成田空港だけではなく羽田空港からの出発便もかなり増えており、日本人の利用客も多くなっています。広いターミナル内には様々な施設が充実しており、空間は開放的で贅沢な作りになっています。またスタイリッシュで清潔感が溢れた施設内では長時間の乗り継ぎ待ちでも快適な過ごし方をすることができます。

ドーハ・ハマド国際空港のプレミアムターミナル2階にあるカタール航空プレミアムラウンジにはカタール航空のビジネスクラス又はファーストクラスの乗客やJALマイレージバンクなどワンワールド加盟航空会社の上級会員、ダイナースクラブ会員などが入ることができます。このプレミアムラウンジでは5つ星ホテル並みの設備と高級サービスを受けることが出来ます。

ラウンジ内では新聞・雑誌はもちろんのこと、シャンパンなどのドリンク類やバラエティに富んだ食事が並んでいます。シャワールームではフランスのブランド「ロクシタン」のアメニティが用意されており、またファーストクラスラウンジにはスパ＆サウナもあり、マッサージなども受けることができ、豪華な空間でゆったりとした時間をすごすことができるのはドーハ・ハマド国際空港の魅力の一つです。

また、ドーハ・ハマド国際空港にあるオリックスラウンジは利用料金を払えば誰でも利用することができます。このラウンジでもサンドイッチやスープ、サラダ、アラビアン料理やデザートに加えてひととおりのソフトドリンクなど自由に飲食をすることができます。空港内のレストランは値段も高めなので、お金を払ってラウンジに入るのも、特に乗り継ぎ時間が長いときにはおすすめの過ごし方です。

ドーハ・ハマド国際空港内ではWi-Fiが無料で使用できるのはもちろんのこと、いたるところにMacのPCが備え付けられています。誰でも使うことができて、台数もたくさんあるので待ち時間も少なく利用することができます。日本語もあるのでとても便利ですし、個室のように仕切りをしているスペースもあるため、ひとりでゆっくりインターネットを利用する過ごし方をすることもできます。

ドーハ・ハマド国際空港内のあちこちにはコンセントが自由に使える場所もありますので、コネクターやアダプターを手荷物にしておくと乗り継ぎ時間の間に自分のパソコンやスマートフォンでも充電を気にせずインターネットを楽しむことができます。コンセントはヨーロッパで主流のCタイプとイギリス使用のカギ型タイプのもの両方を使うことができます。

ドーハ・ハマド国際空港内には、免税店を含むショップが30以上ありカフェやレストランも24時間オープンしているので、どの時間帯に空港に到着してもゆっくりショッピングやお食事を楽しむことが出来ます。

免税店やブテイック以外のショップでは、アラブ風の小物や、中東を代表するナツメヤシなどが売られていています。ナツメヤシはお土産にもおすすめです。飲食店は手軽に利用できるフードコートやファストフード店だけでなく高級シーフードバーやカフェまで種類も様々です。

カタールの通貨はカタール・レアルで、「QAR」と表示されています。100円は３QARくらいです。ショップによっては米ドルでも表示されていますがQAR払いが基本です。米ドルやユーロ、日本円もお札であれば使用可能ですが、お釣りがQARでもらうことになるためクレジットカード払いが一番便利です。

ドーハ・ハマド国際空港内は広々とした豪華なターミナル内でアート作品も楽しむことができます。一番目立つのがターミナル中央にいる不思議な巨大テディベアです。この巨大テディベアはニューヨークを拠点­とするアーティストであるウルフ・フィッシャー氏の「無題(ランプ／クマ)」という作品で、ニューヨークでのオークションで­680万ドル (約5億千万円) で落札されたものとのことです。記念写真スポットとして人気の場所です。

また、ドーハ・ハマド国際空港内にはいたるところにボロンズの巨人のオブジェがあります。このオブジェはニューヨークを拠点に活躍するアーティスト、トム・オターネス氏の作品です。このオブジェは中に入って遊ぶこともできるので子どもにも人気です。さらに到着ロビーにはオランダ人彫刻家のトム・クラーセン氏の作品カラールの国獣であるアラビアオリックスをモチーフにした像があります。こちらも記念撮影におすすめです。

ドーハ・ハマド国際空港内にはカタール美術館の協力のもと空港内のアート作品は続々増えていて年々魅力の増す空港となっています。いろいろな場所に世界中から厳選されたアート作品が配置されているので、ドーハ・ハマド国際空港を利用する際はぜひターミナル内のアート作品も探してみましょう。

ドーハ・ハマド国際空港内は広くて豪華なターミナルのあちこちに休憩スペースが多く設けられています。ゆったりとしたソファはもちろんのこと仮眠の取れるクワイエットルームもあります。クワイエットルームではフライトアナウンスなどが入らず、横になって静かにすごすことができます。

ドーハ・ハマド国際空港のクワイエットルームは50人程入れるくらいの広さですが、ターミナル内に数か所に設置されています。警備員さんが循環しているので安心です。男女別々ですし、荷物を預けるためのコインロッカーもあります。

さらに子供が遊べるスペースもあり、ご紹介したブロンズの巨大オブジェも遊具のように遊べるものがあります。世界の空港の中でも充実したキッズスペースが多く設けてあり、家族連れも楽しんで滞在をすることができるのもドーハ・ハマド国際空港の魅力の一つです。

ドーハ・ハマド国際空港内にはイスラム教徒のための礼拝施設のモスクも設置されています。日本ではなかなか見る機会のない施設です。イスラム教徒の人々はこの場所では礼拝の前に足を洗い、礼拝室に入ります。室内には祈りの時間が表示された時刻表や時計があり、時間になると地図に向かってお祈りをします。靴を脱げば礼拝室に入る事ができますが、足を洗っていないので室内に敷かれている絨毯の上には上がる事はできません。

また、ドーハ・ハマド国際空港にはカタール土産だけではなくヨーロッパのお土産も売られています。様々なお土産は見るだけでも中東やヨーロッパの雰囲気を楽しむことができます。さらにハマド国際空港ではドーハ市内観光トランジットツアーも無料で開催されています。2時45でドーハ内の観光をすることができるため、乗り継ぎ時間が長いときにはこの観光ツアーに参加するのもおすすめです。

ドーハ・ハマド国際空港にはイスラム圏内なので民族衣装をきている人々やスカーフを頭から被っている女性が非常に多いです。しかし珍しいからと言って写真撮影は絶対にやめましょう。綺麗だからと言って断りもなしにカメラを向けるのはマナー違反です。

写真を撮られると魂を抜かれると考えている国もありますし、カップルだとすると自分の妻の写真を勝手に撮ったというその行為に対して大事に発展してしまう可能性もあります。イスラムの人々にとって、女性の髪はとても神聖なものだと考えられているので、夫以外の男性に見せてはいけないという理由からスカーフで頭を覆っています。写真を撮る行為は絶対に禁止ですので気をつけましょう。

ドーハ・ハマド国際空港の豪華なターミナルやターミナルの魅力、おすすめの乗り継ぎ時間の過ごし方、空港での注意点などをご紹介してきましたがいかがでしたか?豪華な空間で快適に過ごせるドーハ・ハマド国際空港、カタール旅行の際はもちろんのこと、乗り継ぎの際も空港内のアートや豪華なスペースを楽しんでみてはいかがでしょうか。