カタール航空の評判は？五つ星認定のビジネスクラスなど実力と魅力を解説！

世界中の航空会社の中でもゴージャスな旅を提供するカタール航空。日本人にも大好評の五つ星航空会社であり、エミレーツ航空、エティハド航空とあわせて、中東御三家と呼ばれています。カタール航空のビジネスクラスは、まるでアラブの石油王になったみたいと大人気です。その魅力と評判をご紹介していきます。

カタール航空で最もおすすめなのはビジネスクラスです。安い価格でファーストクラスのような空の旅が体験できます。日本とのラインではファーストクラスのある機種は就航していないので、ビジネスクラスが実質ファーストクラスだと言えます。

元々石油王がお金を出してはじめたカタール航空ですが、今は国営の航空会社です。設立は1993年11月22日でまだまだ歴史は浅く、当初はたったの4機でスタートしました。ここ10年で、毎年35％を超える成長率でネットワークを広げています。日本を含むアジア圏にとっては、特にヨーロッパへの窓口となりました。

わずか4機でスタートしたカタール航空も、いまや約170以上の機体を有し、就航地も84都市以上となりました。さらには、ドーハからオークランド間が17時間30分で、世界最長飛行時間の記録も持っています。五つ星の認定や数々の賞を受賞する、人気急上昇のカタール航空です。

カタール航空は、イギリスのスカイラックス社による名誉ある五つ星の認定を受けています。世界に9つしかない五つ星航空会社の1つなのです。この五つ星がおすすめの理由、そして人気の理由でもあります。2015年には「エアライン・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、名実ともに世界一に輝きました。

カタール航空の人気を象徴するのが、ハイグレードなビジネスクラスです。そのシートやサービスはファーストクラス級だと評判です。中でも人気の理由はシート。周囲とのパーテーションがありフルフラットまでなるシートは、もはや一つの小さな部屋！2013年にはベストビジネスクラス1位を獲得しています。

カタール航空の素晴らしい点の一つなのが、常に機種が最新鋭であることです。30年にも満たない歴史なのだから当然、ということではありません。使用している機種は全てが3年未満。毎年膨大な機体の発注をかけています。当然設備も最新鋭。人気の最新機種エアバスA380－800型はなんと二階建てです。

ビジネスクラスのシートは、長さ198CM、幅56CMでとてもゆっくりですし、フルフラットにできます。ヘッドレストや個人モニターはもちろん、読書灯やコンセントにUSBポートまで付いています。日本の航空会社は元々レベルが高いですが、海外の航空会社でここまで整っていることはなかなかありません。

さらに驚きなのが、レッグレストやフットレストだけでなく、シート内臓マッサージが付いていることです。休むだけでなく癒してくれます。タッチパネル式の個人モニターに映画やゲームがたくさんあることも評判が良い理由です。もちろん日本語版も多くあり、飽きずに長時間飛行ができます。

カタール航空の美味しい食事も、カタール航空おすすめ理由の一つ。ファーストやビジネスのフルコースはもちろん、エコノミーの料理も、量。質ともに最高です。日本路線では和食、ウエスタン、アラビア料理から選ぶことができます。豚肉NGのムスリム食も体験できます。

カタール航空ビジネスクラスの「ファイン・ファイニングサービス」はとてもおすすめ。乗客がメニューのほか時間を選択することができ、自分なりの機内の過ごし方をセルフプロデュースできます。食事はフルコースの料理に圧倒され、空の上であることを忘れます。日本発は深夜発の便ですが、フルーツやお寿司などの軽食もあります。

カタール航空最新機種には、後方にバーラウンジが付いています。飛行機内とは思えないカウンターに革張りの長いすがあり、とても洗練されたデザインです。席を離れて本を読むもよし、友人と長いすでお喋りしながらコーヒーブレイクするもよし。贅沢な時間を提供する贅沢な空間です。

カタール航空が日本に就航を始めたのは2005年。しかし、それ以前からカタール航空は日本人のキャビンアテンダントを採用しています。日本だけでなく各国の出身者を採用し、多様な言語に対応しています。とても気さくで話しかけやすいと評判です。フレンドリーなサービスも人気の理由の一つです。

食事の配膳や、ドリンクサービスの声がけなど、とにかくキャビンアテンダントの接客がベストタイミング。「そろそろ寝ようかな」と思うと「お休みになりますか」と登場します。トイレで着替えて席へ戻るとそこは既にベッド！不在の間にベッドメイキングをしてくれるのです。まるで高級な旅館かホテルのようです。

カタール航空ビジネスクラスの人気、特に女性に強くおすすめなサービスがアメニティです。座席にはふかふかのスリッパにブランケットがあり、アームレスト内にはペットボトルの水が用意済み。備えられているアメニティケースは、フェラガモやブリックスなどの有名ブランドで、アイマスクまで入っています。機内の旅支度は不要の域です。

そして極めつけはコットン100％のパジャマです。なんとこちら、持ち帰ることができます。飛行機に乗ったのにお土産をもらった気分です。ウェルカムドリンクは二種類のシャンパンから選べてお金持ち気分。機内で体調を崩せば、すぐさまCAが薬を持ってきてくて、メイドがついたみたい。さすが五つ星、至れり尽くせりの空の旅です。

ドーハ空港に代わり、2014年5月27日から新たなカタールの玄関口となったのが、ハマド国際空港です。アラビア湾を埋め立てて建築された巨大空港で、40箇所の搭乗ゲートが設置されています。中東らしいのが、空港内にモスクがあること。なんと500人以上で収容可能です。そのほか王室専用ターミナルもあります。

ファーストクラス、ビジネスクラスの乗客が利用できるのが「アル・ムルジャン・ビジネス・ラウンジ」です。食事やブュッフェ、シャワーなどのサービスを受けることができます。仮眠室もありますから、ゆっくり眠ることもできます。専用のWi-Fiも完備しています。

乗り継ぎ時間が5時間から12時間の範囲の場合、無料の市内観光ツアーを利用することができます。また8時間超えの方には、休憩用に無料でホテルが利用できます。ホテルも四つ星ホテル。カタール航空は地上サービスも五つ星です。ホテルや観光ツアーを利用する際は条件をよく確認し、事前に申し込みましょう。

カタール航空と言えばその安さもおすすめの理由です。高水準のサービスが安く提供できるのは、いわゆるオイルマネー、さすが中東の王国です。安い分サービスなどでコストカットしなければならないLCCとも違って、低価格でもサービスは大満足なところが人気を集めています。安さも評判通りです。

安全性の面から言ってもカタール航空はおすすめです。長距離の飛行路線もあるカタール航空ですが、設立以来大きな事故が起きたことはありません。全ての機体が3年未満であるということが、最新鋭のサービスだけでなく、恒常的な安全性を乗客に提供しているのです。

2017年6月、サウジアラビアを中心とする中東の数国が、カタールとの国交を断絶しました。2017年下期の時点で断絶国は計8カ国、ドーハからの入国はできませんし、飛行ルートも断絶国の領空内は飛行できないので迂回します。しかし政治的な政策の一つであり、戦争等の危険性があるものではありません。早期解除を期待しましょう。

カタール航空はワンワールドアライアンスに加盟しています。日本では日本航空(JAL)が加盟しているので、サポートが受けられるほか、マイレージを貯めることができます。海外線に乗ってマイルが貯まるのは大きなメリットです。国内線は海外線以上に利用しますし、日本航空のマイレージバンクへの加入をおすすめします。

2017年3月8日にドイツで開催された最大規模の航空展示会で、カタール航空が新ビジネスクラス「QSuite」を発表しました。電車のような4人掛けのシートにカスタマイズでき、これまでの機内の概念を覆しました。プライバシーパネルで個室空間を作ることができ、家族団欒や出張の会議におすすめです。

もちろん窓側の1人用シートもプライバシーパネルで個室ブースに変えられます。さらにシート幅がさらに広くなりゆったり。隣の座席と合わせてフルフラットにすると、業界初のダブルベッドをビジネスクラスで確保できます。シートやステッチのディテールまでこだわり、映画の世界のようなゴージャスさを実現しています。

カタール航空のファーストクラスは、ビジネスクラスより広いのはもちろんのこと、落ち着いた高級感漂う空間です。足を伸ばすことができるカウチ型に近いシートは、見るからに上質でさすがファーストクラス。オープンスペースを広く持ち、頭上のゆとりも大きく確保していることで、機内であるという閉塞感を取っ払っています。

エコノミークラスとなると、シートが3列並んだおなじみの機内風景、どうしても狭くなってしまいます。足回りが狭い分、ふかふかのヘッドレストで座り心地を高めてくれます。そしてカタール航空はエコノミークラスにもアメニティが付いているんです。歯磨きセットに靴下、アイマスクと有難いおもてなし。エコノミーも十分おすすめです。

カタール航空の機内食はとにかく美味しいと評判。テーブルいっぱいの豪華で薫り高い料理は、まるでフルコースを詰め込んだようです。カトラリーもプラスチックではなく、しかも高級そうな包装。細かいところに五つ星のプライドを感じます。日本以外の航空会社のエコノミークラスに、初めて満足感を抱いたというお客様もいるほどです。

カタール航空の利用で要注意なのが、乗り継ぎです。海外線では少なくないですが、出発時刻の変更が頻繁にあります。トランジットに1時間半で、ギリギリかなと思っていたら、出発が30分遅れて乗継空港を全力疾走したなどの体験談がよくあります。30分から1時間の遅延を想定し、無理のない乗り継ぎプランを立てましょう。

例えば羽田空港発は0時過ぎ発で翌朝5時半頃ドーハ着ですから、トランジットが1時間余りの朝の便もあります。もし午後発があるなら、余裕を持って午後発が良いかと思います。また、目的地までの便が朝方の一便のみということもありえます。遅延など航空会社都合で翌日振替などもあることを覚悟しておきましょう。

カタール航空では、トランジット用のホテルや市内観光ツアーがあります。翌日の便に振り替えになってしまった場合も、ホテルまで送迎してくれますし、食事も付きます。この機会にドーハの街並みを楽しんじゃいましょう。また、違う行き先に変更するなどの相談にも柔軟に対応してくれます。五つ星の接客に安心してお任せしましょう。

カタール航空が日本に就航を開始したのは2005年、ドーハと関西国際空港をつなぐラインです。その後2012年に成田、2014年に羽田との就航を開始しています。東京とつながってまだ5年でこの認知度と人気、まさに急成長と言えます。関西国際空港の就航は2016年3月から運休しており、今は成田空港と羽田空港が玄関口です。

成田空港発のカタール航空はボーイング777機です。22時過ぎの出発で到着は翌朝4時半、約12時間のフライトです。お仕事帰りの出発もできるところが魅力です。また、ドーハを経由して目的地に行く場合、8時間以上あくとトランジットホテルを利用可能。未明着でもベッドで眠れます。ぜひ事前に申し込むことをおすすめします。

羽田空港発は、成田空港発より遅めです。0時過ぎの深夜便になるので、地方からでも仕事終わりに当日上京して出発できるところが魅力です。羽田空港からは最新鋭機ボーイング787が飛んでいます。時間的にも、話題のフルフラットを存分に味わえます。逆にドーハから羽田は23時頃着と遅いので、ホテルの手配など必要な場合があります。

海外への旅は何度もできるものじゃありません。行き来の飛行機も気持ちよく、思い出深いものにしたいです。最高の設備、食事、サービスを兼ね備えたカタール航空こそおすすめです。一度は乗ってみたい五つ星カタール航空のビジネスクラスで、贅沢な旅へと出かけましょう。