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キトで世界遺産の街並みを観光!赤道直下の記念碑や治安についても紹介!

キトで世界遺産の街並みを観光!赤道直下の記念碑や治安についても紹介!
投稿日: 2017年11月21日最終更新日: 2020年10月8日

エクアドルのキトは世界遺産にも登録されたスペイン統治下からの古い街並みを持つ南米有数の美しい街として知られ、多くの観光客を惹き付けています。今回はそんなキトの観光名所から治安情報まで、気になる情報をまとめてご紹介いたします。

エクアドルの首都キト見出し

エクアドルの首都キトはインカ帝国の一大都市として発展し、その後スペイン統治によってヨーロッパ風の街並みへと変化を遂げた南米有数の美しい都市。またスペイン統治下からの古い街並みが今も残る旧市街は世界遺産にも登録されており、多くの観光客が訪れています。今回はそんなエクアドルの首都、キトの観光名所から気になる治安情報まで、まとめてご紹介いたします。

キトとはどんな街?見出し

エクアドルの首都キトは約270万人もの人口を擁する南米有数の都市。またキトは標高2850メートル地点に位置する世界で2番目に標高が高い首都であるとともに、赤道直下に位置していることでも知られています。キトの中でも古くからの街並みが残る旧市街は1978年に世界遺産に登録されたことでも知られ、世界遺産の街並みを見に国内外から多くの観光客が足を運んでいます。

なぜキトの街はスペイン風なのか?

キトの街は9世紀頃に起源を持つとされ、15世紀末にはインカ帝国第2の都市として発展を遂げてきました。しかしインカ帝国によるキトの統治は長くは続かず、1534年にはキトの地にスペイン人が植民を開始。その後キトの市民はキリスト教へと改修させられ、約300年ほど続いたスペイン統治下の影響により、キトの街はスペイン風の都市へと変化を遂げることとなりました。

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エクアドル観光おすすめはココ!人気スポットや穴場ランキング | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
今回は人気観光スポットの一つ、エクアドルのおすすめ観光スポットや人気の穴場スポットなどをいくつかご紹介していきたいと思います。エクアドルには、歴史的に有名な観光スポットが多数あります。なので観光の際に訪れる機会がある方はぜひ。

世界遺産登録の旧市街の観光名所をご紹介!見出し

そんなキトの街を観光するのであれば世界遺産にも登録され、スペインの雰囲気感じられるキトの旧市街は見逃せないところ。スペイン統治下のキトは“アメリカ大陸の修道院”との異名を持つ南米におけるキリスト教布教の拠点でした。それではそんな時代の面影を色濃く残す教会や修道院などが数多く残されるキト旧市街へと早速観光に出かけましょう。

南米最古の教会建築サン・フランシスコ聖堂・修道院

こちらの「サン・フランシスコ聖堂・修道院」は1535年に建築された南米におけるもっとも古いカトリックの宗教施設とされています。修道院に至っては「南米で最も威厳ある教会建築」とまで評されており、一見の価値ありです。またバロック様式の教会は近世にも関わらず建築に70年の歳月がかかったとされ、その豪華絢爛さは「アンデスのエル・エスコリアル宮殿」と称えられたほどです。

サン・フランシスコ聖堂・修道院の威厳溢れる館内へ一歩足を踏み入れると目の前に広がるのは黄金の祭壇。しかしどことなくヨーロッパの教会とは異なるように見えるのは、インカ帝国の美術様式から影響を受けているためだといいます。またこちらでは先住民に神学と美術が教えられていたとされ、後にそれが“キト派”と呼ばれる南米エクアドル独特の美術様式を生み出すことへとつながりました。

“金色の教会”ラ・コンパニーア聖堂

キトの旧市街を観光する際、こちらも外せないのが“金色の教会”と呼ばれる「ラ・コンパニーア聖堂」。イタリア・バロックとスペイン・バロック双方からの影響を受けた威厳溢れる外観もさることながら、こちらの教会の見どころはなんといってもその内観。なんと約7トンにも及ぶとされる金箔が教会内部全面に使用されており、そのあまりの華麗さには思わず息を飲んでしまうこと必至です。

キト旧市街が一望できるバシリカ教会

キト旧市街の美しい街並みを一望してみたいという方にはこちらの「バシリカ教会」もおすすめです。こちらの教会は1892年に建築が開始されて以来、現在まで未完成となっており、未完成部分の屋根裏から外へと続く階段にある展望スペースから市街を一望できるようになっています。また教会装飾としてもイグアナなどのエクアドル固有の動物が施されていたりして見るだけでも楽しいものになっています。

キト市街の中心独立広場

キト市街の中心となっているのがここ独立広場。その周囲は大統領府や市庁舎、教会などに囲まれていると共に、おしゃれなカフェやレストランなども立ち並んでおり、疲れた体を休めるのにもぴったりです。広場の中心にはエクアドル独立の記念碑も設置されており、観光地らしい雰囲気に満ちています。

キトの観光名所は旧市街だけじゃない!見出し

もちろんエクアドルの首都、キトの観光名所は世界遺産に登録された旧市街だけではありません。旧市街の外にある観光名所の中でも最も有名な観光名所としては、赤道直下に建てられた記念碑「ミッター・デル・ムンド」も挙げられ、こちらもキト観光の際には見逃せない人気スポットとなっています。

“赤道直下”を示す記念碑ミッター・デル・ムンド

こちらのミッター・デル・ムンドはキト市内からは23キロほど北に位置していますが、記念碑の前に赤道を示す線が引かれており、その線をまたいで記念写真の撮影が出来ることなどから観光客には大人気。しかし少々残念なことに、記念碑建設の後にGPSの発達によって赤道は記念碑より700メートル離れたところに位置していることが判明したそうです。

本物の赤道は赤道博物館に

ちなみに本物の赤道が位置しているのは記念碑より少々離れたところに位置する「赤道博物館」の敷地内となっています。こちらでは赤道に沿って歩くことが出来たり、さらには釘の上に卵を立たせるといった赤道直下ならではのアクティビティの数々が体験できるようになっています。記念碑を訪れたらこちらにもぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

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キトの街のシンボルパネシージョの丘見出し

キト市街から見ると、こんもりとした緑の丘とてっぺんの聖母像が迫力満点の「パネシージョの丘」はキトの街のシンボル的存在。丘の上には博物館からお土産ショップまで設置されており、観光客にも人気スポットとなっています。また丘の頂上には麓から徒歩30分程度で上ることも出来ますが、治安面を考慮して丘を訪れる際には極力タクシーを利用するようにしましょう。

キトには博物館や美術館も!見出し

キトの街には博物館や美術館ももちろん存在しています。その中でも観光客から最も人気を集めているのが「人間の礼拝堂」と呼ばれる美術館。こちらではインカ帝国に関連する工芸品や絵画などが展示されており、スペイン風の雰囲気溢れる旧市街とは異なるキトの姿を垣間見ることが出来ます。

その他としてはキト出身の芸術家であるグアヤサミンの作品が展示された「グアヤサミン美術館」や、主としてラテンアメリカの工芸品を展示する「先コロンブス期美術博物館」などもあり、いずれもスペイン統治下とは異なるキトを感じられるものとなっていておすすめです。

キトで宿泊するなら?見出し

キトにはなんと一日3ドル程度で宿泊することが出来る安宿などもあり、バックパッカーには人気となっています。しかしそのような安宿の場合、ホテルのスタッフであれど信用してはなりません。不安な方は少々値が張ってしまうかもしれませんが、「スイソテル キト」や「ハシエンダ ルミローマ」、「シェラトン キト ホテル」などといった高級ホテルに滞在されることをおすすめします。

気になるキトの治安は?見出し

南米といえば治安があまりよくないというイメージを抱かれる方も多いかと思いますが、ここエクアドルのキトも治安に関しては良好とはいえません。ひったくりや置き引きといった事例ならまだしも、近年は短時間での誘拐等の深刻な事例も発生しているとのことですので、キトを観光する際には用心するに越したことはありません。

キト観光の際に気を付けたいこと

そんな治安が悪いと言われているキトを観光する際に気を付けたいのは、夜暗くなってからと土日に出歩かないということ。夜は現地の人でも出歩くことを控え、犯罪率も急上昇すると言われており、また土日は昼間であっても外出する人が極端に少ないため、治安は非常に悪くなるそうです。キト観光の際にはこれらのことを念頭に、安全第一でプランを組むよう心がけましょう。

キトへのアクセス方法は?見出し

日本からキト位置するエクアドルへの直行便は出ていません。そのためキトを訪れる際にはアメリカを経由して行くことになり、その場合はマイアミ等からエクアドルまで便が運航しています。アメリカからエクアドルの空港、マリスカル・スクレ国際空港まで到着すればそこからはバスかタクシーでキトまで移動することが出来ますが、タクシーも格安なためバスの乗り方がわからない場合はタクシーの利用をおすすめします。

キト観光の際にはくれぐれも無茶をせず!見出し

世界遺産にも登録されているスペイン風の美しい街並みが残るキト。魅力的な街でありながら治安があまりよろしくないのが残念なところではありますが、夜中や土日に出歩かない、一人で行動しないといった注意を払いながらであれば観光することは十分に可能です。キトを訪れる際にはくれぐれも無茶をせず、安全第一で行動するよう心がけつつ観光を楽しみましょう。


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