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中国丹東は北朝鮮との国境都市!観光スポットや特徴的なレストランまとめ!

中国丹東は北朝鮮との国境都市!観光スポットや特徴的なレストランまとめ!
投稿日: 2018年1月16日最終更新日: 2020年10月8日

北朝鮮と陸で接した国境の町は遼寧省丹東。中朝の重要な物流の拠点であり、日本人が最も北朝鮮に近づける都市でもあります。国境の町というと辺鄙な場所をイメージしがちですが、案外に大きな町でもあります。そんな丹東への行き方や見所を調べてみました。

中国丹東から北朝鮮を覗いてみよう見出し

Photo by George Lu

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)と接するのが中国遼寧省の丹東(タンドン)です。案外に発展した都市でもあり、日本ではなにかとニュースになる北朝鮮に最も容易に近づける場所でもあります。歴史的にも古い場所で、あの万里の長城もこの近辺で見ることができます。ここではそんな丹東がどんな場所で、どうやって行くのか。また、観光スポットやレストランはどうなのかを調べてみました。

丹東は日本人が行って楽しい場所?見出し

最も気になるのが、丹東はそもそもどんな町なのか、日本人が行っても観光やレストランを楽しむことができるのか、といった情報になるでしょう。丹東は中国遼寧省の端にあります。行き方はやや難しいですが、旅をしながら訪れるには最適です。北朝鮮に架かる橋や、日本人だとなかなか直に見ることのできない、北朝鮮の生の姿が見られ、日本人でも十分に楽しめます。

丹東は予想以上に発展した大都市!?

丹東は中国と北朝鮮の貿易で最も重要な場所になります。北朝鮮のトップに君臨するアノ人物が陸路で中国を訪れる際、必ず通るのもこの丹東です。少数民族も多く暮らし、朝鮮族も2万人を超える居住者がいます。丹東の町並みは中国の地方都市の雰囲気は拭えませんが、思っている以上に都会です。北朝鮮の暗い雰囲気とは真逆で発展しています。

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日本から丹東への行き方はどうする?見出し

日本人が北朝鮮への行き方は国交の関係で容易ではありません。中国国内や特殊な事情であれば監視付きのツアーに参加して北朝鮮に入る行き方はあります。しかし、情勢を考えると危険です。そうなると、丹東から北朝鮮の国境を眺めることが、日本人が最も容易な北朝鮮への行き方になります。とはいっても、日本から丹東自体に行くことも簡単ではありません。では、丹東へはどんな行き方があるのでしょうか。

国内線で中国各地から飛んでいく

できるだけ時間を節約して日本から丹東に行くには、丹東市内から14kmほど離れた「丹東浪頭空港」を利用することです。ただし、日本からの直行便は就航していません。ですので、中国国内線で飛ぶことになります。中国国内では北京、上海、深圳(シンセン)、青島(チンタオ)の4ヶ所と結ばれています。日本人はこのいずれかの都市からフライトするのが最も早い丹東への行き方になります。

陸路での丹東への行き方とは?

時間がある人は陸路でも丹東に行けます。中国主要都市から出ている長距離バスか、鉄道になります。中でも大連と瀋陽は丹東への陸路移動がしやすいです。高速道路があるため、バスの移動も4時間から6時間で行けるようになっています。

また、鉄道は北京と北朝鮮の首都平壌を結ぶ路線があり、これもまた瀋陽を通過しています。中国から北朝鮮へは橋が架かっていて、鉄道で移動できますが、日本人は丹東で降りることになります。

鴨緑江大橋が北朝鮮と繋がる丹東の観光スポット見出し

丹東と北朝鮮の間には鴨緑江(おうりょくこう)という川が横たわっています。この川に架かるのが「中朝友誼橋」です。中国側では「鴨緑江大橋」とも呼ばれ、鉄道や車で北朝鮮側に渡ることが可能です。ただ、徒歩で渡ることはできないため、一般の人はこの橋専用のタクシーを利用することになります。また、橋の両端にはそれぞれの出入国審査上があり、ビザなどがないと行き来はできません。

壊れた橋も観光客に大人気

鴨緑江大橋は実は2本あります。日中戦争の際に鴨緑江第二橋梁が建設されたのですが、朝鮮戦争で米軍の爆撃で最初の橋が破壊されました。現在の鴨緑江大橋は第二橋梁です。ですが、使われていない最初の橋「鴨緑江断橋」も、今は人気の観光スポットになっています。また2016年の交通事故によって壊れた橋を修復するため、使用中の鴨緑江大橋を臨時閉鎖することが、2017年11月に前中国外務省から発表されています。

鴨緑江の川下りで北朝鮮と丹東を同時に楽しむ見出し

北朝鮮との国境にある中国丹東の一番の観光は、国境となる鴨緑江を川下りすることです。鴨緑江大橋の近くに遊覧船の受付があり、50元くらいで乗船することができます。所要はおよそ30分です。この船であれば丹東と北朝鮮、鴨緑江大橋をいっぺんに観光できるので、案外に効率のいい観光ルートになります。

丹東で万里の長城を観光できる!?見出し

中国の人気観光スポットでもある「万里の長城」ですが、その東の端は実は丹東の近辺にあります。丹東市内から車で40分ほどの距離にある「虎山長城」。ここで中国の歴史を感じることができるのです。移動手段の確保が必要ですが、丹東の重要な観光スポットでもありますから、丹東に来た際にはぜひ足を運んでほしい場所です。

丹東のグルメスポットはここ!見出し

旅の最大の楽しみは地元のレストランでおいしいものを食べることです。幸い、丹東は大きな町ですので、レストランには事欠きませんから安心してください。中華料理はもちろん、韓国料理(北朝鮮料理)やファストフード、カフェなど様々なジャンルが揃っています。丹東のグルメスポットをぜひとも見つけてみて下さい。

中国式焼肉が食べられる!

丹東のお勧めは例えば中国式の焼肉店です。北朝鮮から来た焼肉店もおいしいですが、中国系の店も負けていません。中国式の焼肉店は肉を串に刺して焼きます。たれは醤油系で日本人にも馴染みやすいですし、肉だけでなくシーフードなどもあって、バリエーションに富んだレストランになっています。値段も高くないのがいいです。ただ、英語が通じないので苦労するかも知れません。

北朝鮮に最も近いファストフードもある?

丹東はそれなりの都会です。ですので、ここに住む人々のためのカフェも充実しています。様々なレストランだけでなく、食に関してはかなり進んでいると思っていいでしょう。また、丹東には北朝鮮に最も近いというファストフード店として「KFC」もあります。おそらく北朝鮮領内にはファストフードはないですから、不思議な気持ちになれることでしょう。

北朝鮮レストランは閉店した

実は世界各地には北朝鮮政府直営の北朝鮮料理レストランが存在しています。1店舗の収益は小さいですが、世界にたくさん散らばることで、それなりの外貨獲得手段になっているようです。しかし、こういった北朝鮮直営レストランはここのところ閉鎖に追い込まれているところが少なくありません。丹東にもありましたが、2017年に閉鎖された模様です。ですが、ほかにも朝鮮料理の店はたくさんありますので、安心してください。

国境で北朝鮮側に物資を投げ入れてはいけない見出し

鴨緑江は丹東だけでなく、いくつかの町を経由しています。また、中には北朝鮮側からほんのわずかな距離にまで狭くなっている箇所もあります。そんな場所には中国語の看板で、北朝鮮に物資を投げ入れることへの注意書きがあります。どちらの政府が言い出したのかはわかりませんが、北朝鮮の住民たちにまるで動物にエサを与えるようにものを投げ入れて楽しむ中国人の姿があったため、禁止となったようです。

間違っても国境を越えてはいけない

川は狭い場所や浅い場所もあって、場所によっては歩いて渡ることもできるようです。北朝鮮人の脱北者はこうやって中国側に逃れています。ですが、我々日本人などが悪ふざけで国境を渡河すると、最悪北朝鮮軍に射殺されたり、拘束されて北朝鮮の刑務所に送られます。逆に中国側で見つかっても逮捕される可能性もあります。ですので、間違っても国境を許可なく渡ることはしないでください。

日本人は北朝鮮には行けない?見出し

再度日本人の北朝鮮への渡航に関して説明します。行けないことはありません。ですが、日本外務省は渡航自粛勧告を出しています。それを肝に銘じてください。北朝鮮に行くのは国交のある国の北朝鮮領事部で観光ビザ申請をしましょう。多くは団体旅行とのセットです。警察官、自衛官、メディア関係者はほぼビザは出ませんが。また、ガイドが必ずつくので、自由行動は制限されています。

ビザの申請は観光ルートなどを事前に決めておく必要があります。北朝鮮内にも平壌ならいいレストランがありますし、お勧めとしては冷麺などはかなりいいとされています。制限が多いですが、拉致をされるだとか、日本人だからと扱いが悪いということもなく、安全に旅行ができるので、興味のある人は行ってみてもいいかもしれません。ただ、丹東の空港から北朝鮮直行はありませんので、フライトは北京からになります。

丹東と北朝鮮のコントラストに考えさせられる見出し

Photo by Tobi NDH

日本は陸で繋がった他国がありませんから、国境に非常に強い興味を持つのではないでしょうか。北朝鮮はなかなか行ける国ではないですし、そんな国を間近に見られるのが丹東というわけです。丹東側はそこそこの都会。北朝鮮側は夜なると真っ暗。このコントラストに、ニュースではわからないリアルを見ることになります。ですが、そういったカルチャーショックは旅につきもの。ぜひとも丹東で非日常を楽しんでください!


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