大自然の宝庫「カリマンタン島」をご紹介
雄大な大自然に囲まれている観光名所「カリマンタン島」。カリマンタン島はボルネオ島とも呼ばれており、オラウータンやワニなど多種多様な動物たちと出会える観光地です。過ごしやすい気候なので観光地としても人気があり、カリマンタン島には多くの人々が訪れています。今回はそんなカリマンタン島の魅力についてご紹介します。
カリマンタン島ってどんなところ?
カリマンタン島は日本から近いリゾート地として知られており、毎年多くの観光客が訪れています。カリマンタン島は世界で3番目に大きな島になり、島内には絶滅危惧種のオラウータンやワニなど動物たちと出会うことができます。
カリマンタン島は別名をボルネオ島とも呼ばれており、世界中から多くの観光客が訪れています。とにかくカリマンタン島は広く、1日では観光しきれないので、カリマンタン島に訪れる際はゆったりと時間を取っておくのがおすすめです。
ボルネオ島との違い
先ほども紹介した通り、カリマンタン島はボルネオ島とも呼ばれています。名前が違うだけで、全く同じ島をさしていますが、カリマンタン島は広すぎるが故、国をまたいでいます。その際にカリマンタン島、ボルネオ島と名前がわかれました。
まず、ボルネオ島と呼んでいるのは主にマレーシア、ブルネイの2国になります。マレーシアもボルネオ島の一部を持っているので、マレーシア側からアクセスする場合は「ボルネオ島」と呼ばれていることが多いです。
ボルネオ島とも呼ばれているカリマンタン島ですが、そのほとんどがインドネシアの領土となっています。インドネシアでは「カリマンタン島」と呼ばれており、領土が大きいことから世界地図などではボルネオ島ではなくカリマンタン島で紹介されています。
カリマンタン島の基本情報
カリマンタン島は日本からも近いリゾート地として知られていますが、当然のことながら日本とは歴史も文化も違います。比較的過ごしすい気候ではありますが、日本とは違う気候なので観光前に調べておくのがおすすめです。
今回はそんなカリマンタン島の気候をはじめ、地理や時差、そして気になる言語まで基本情報をご紹介します。初めてカリマンタン島に訪れる際は、知っておくと得する情報ばかりですので目を通しておくのがおすすめです。
カリマンタン島の地理
カリマンタン島は全体的に山がちの地形になっており、インドネシアが73%もの領土を有している島になります。カリマンタン島に数ある山の中でも、最高峰は標高4101mのキナバル山になり、雄大な景色を楽しむことができます。
カリマンタン島は鉱物資源が豊富なことでも知られており、大自然と共存しながら生活しています。千の川を持つ島とも呼ばれており、川の周辺には緑豊かな大自然が広がっています。川沿いに多種多様な動物たちが姿を見せてくれます。
カリマンタン島の時差
カリマンタン島はインドネシアに位置する島になるので、日本との時差に大きな差はありません。カリマンタン島のほうが日本よりも1時間遅れている程度なので、初めての海外旅行でも時差に悩まされずに観光を楽しめます。
カリマンタン島は季節によって時差がずれることもないので、1年中1時間の時差で考えておけば大丈夫です。1時間差なので飛行機や移動もしやすく、時間の計算をしやすいので日本人からも注目されている観光地です。
カリマンタン島の気候
カリマンタン島の気候は熱帯気候となっています。カリマンタン島は乾季がないことでも知られており、雨が多い気候でもあります。熱帯雨林がずっと続いており、ワニやオラウータン、テナガザルなどが好む気候になります。
1年中気候に大きな差はなく、だいたい30度前後の気温となっています。最高気温、最低気温の差が10度以上あるので、気候に関係なく1枚上着を持っておくのがおすすめです。気候に差はないですが、事前に観光日の気候を調べておくのがおすすめです。
カリマンタン島の言語
カリマンタン島はインドネシアの領土になるので、基本的にインドネシア語が通じます。道路の標識などもインドネシア語で案内されていることが多いですが、ツアーなど観光名所となっている場所は英語も通じるところが多いです。
カリマンタン島の名称起源は明らかになっているものはなく、マレーシアでもインドネシアでもあまり使われていない言葉になります。カリマンタンとはマンゴーの一種とも言われており、未だに多くの謎を残している名前です。
カリマンタン島はオラウータンに会える人気の島!
カリマンタン島最大の見どころと言えば、オラウータンになります。野生のオラウータンを見学することができ、森の人とも呼ばれている感動的な姿を見ることができます。観光客向けにツアーも組まれているのでチェックしておきましょう。
カリマンタン島はオラウータンの生息地として重宝されており、オラウータンの生活に欠かせない気候や水、緑豊かな自然が残されています。動物園にいるオラウータンとは一味違う光景に、涙を流す人も多くいます。
オランウータン最大観察地【キャンプ・リーキー】
カリマンタン島の観光名所ともなっている公園「キャンプ・リーキー」。キャンプ・リーキーにはカリマンタン島で最も多くのオラウータンが生息しており、東南アジアでも最大の観測地として専門家たちも訪れる場所になります。
人に慣れているオラウータンが多く、群れをなしてジャングルの中に生息しています。のびのびと暮らしている様子を間近で見学することができ、まるで人のような動作を見せてくれるのでとても可愛らしい一面を見られます。
キャンプ・リーキーはとても広い熱帯雨林となっているので、1日では観光しきれません。3日かけてクルーズ船で巡ることもでき、日本からはツアーも開催されています。大自然の中、日本では見られない光景を楽しめます。
オランウータンとの遭遇率は99%
キャンプ・リーキーでのオラウータンの遭遇率は99%とカリマンタン島でも高い数字を誇ります。観察ポイントが熱帯雨林の中に3か所ほど設置されており、餌付けポイントとなっているので次から次へとオラウータンの姿を見られます。
基本的には船でポイントまで行くのですが、ガイドの指示によって船から降りて間近でオラウータンを見ることができます。ゆっくりと移動するオラウータンや餌を食べるオラウータン、そして活発な子供は船で遊んだりもします。
テングザルやワニにも会える!
キャンプ・リーキーにはオラウータン以外にも、ワニやテングザルといった多種多様な動物たちと出会うことができます。ワニは船が通ると姿を隠してしまいますが、時間帯によっては日向ぼっこを楽しんでいるワニを見られます。
ワニ同様に人気のある動物が、カリマンタン島だけに生息しているテングザルです。警戒心が強く、なかなか顔を出してくれないテングザルですが、カリマンタン島では目撃情報が多いです。オラウータンだけでなく、ワニなども探してみましょう。
熱帯雨林を巡るリバークルーズもおすすめ!
キャンプ・リーキーといえば、多くの動物に会えるリバークルーズが人気あります。約3日間かけて自然の中を進めるプランもあり、電波の届かない貴重な時間を過ごせます。ワニ、テングザル、オラウータンに会える確率がぐんと上がります。
リバークルーズでは基本的に食事も船の上でとることができ、朝日や夕日、そして船に宿泊したものだけが見られる蛍も楽しむことができます。幻想的で日本では見られない景色、そして動物たちと同じ生活を体験することができます。
カリマンタン島のおすすめの観光スポット5選
カリマンタン島には島ならではの観光地が数多く点在しています。どの観光地も大自然に囲まれており、壮大な景色を一望することができます。インドネシアでもカリマンタン島独特の地形が生み出した珍しい観光地です。
今回はカリマンタン島にきたならぜひ立ち寄ってほしい観光地をまとめてご紹介します。中にはワニなど危険生物と出会ってしまう観光地もあるので、カリマンタン島ではガイドなど現地に詳しい人と一緒に行動するのがおすすめです。
吊り橋のスリリングさと絶景が人気【バンキライの丘】
カリマンタン島の熱帯雨林自然保護区に位置している観光名所になります。大自然の中でスリルを味わうことができ、現地に張り巡らされた吊り橋を渡ることができます。吊り橋からは熱帯雨林を見渡せ、幻想的な景色を生み出しています。
吊り橋までは階段を登っていくので、体力に自信のない方は避けるようにしましょう。吊り橋からしか見られない景色を楽しむことができ、いつもと違う角度で自然の絶景を楽しめます。地元の方からも人気のある観光地です。
インドネシアならではの光景【水上集落】
ウリンという強度のある木で作られたカリマンタン島の集落になります。日本では見られない歴史や文化を感じることができ、水上に作られた集落は幻想的な景色を生み出しています。水上ならではの生活の知恵を知ることができます。
カリマンタン島で多くの観光客が訪れるようになり、住んでいる人々も歓迎ムードで出迎えてくれます。そのため、水上集落を散策しながら地元の方と話す機会も多く、インドネシアならではの光景に多くの人々が魅了されています。
バリクパパン市民の重要な台所【クランダサンマーケット】
カリマンタン島の中心地に位置する人気の観光地になり、地元の方の台所として利用されているマーケットになります。カリマンタン島で採れる野菜や果物、お肉や魚が立ち並んでおり、日々の生活に必要な生活用品も販売されています。
昔から続く伝統的な市場になり、地元の方が値段の交渉をしている様子を見学することができます。市場には魚を中心においていますが、日本では見られない種類も市場に並んでいるので、ただ散策しているだけでも楽しむことができます。
ラフレシアが見られる【グヌン・ガディン国立公園】
カリマンタン島の観光名所になり、世界最大の花「ラフレシア」が自生する場所としても知られています。澄んで綺麗な水が流れており、ジャングルの中をひたすら進んでいきます。道の途中でラフレシアの姿を見ることができます。
ラフレシアは基本的につる植物に寄生するため、つる植物の根元を中心に探してみてください。開花は3日から5日ほどしかもたないので、気候や時間帯を見計らって散策するのがおすすめです。観光客に人気のツアーも開催されています。
カリマンタン島のリゾート地【コタキナバル】
カリマンタン島でもまだあまり知られていないリゾート地になります。静かな街になり、物価が高くなくなにより治安が良いことで人気があります。ビーチで海水浴を楽しむことができ、周辺にはホテルやレストランも立ち並んでいます。
コタキナバルでは毎週日曜日に新鮮なフルーツの並ぶサンデーマーケットが開かれます。朝から昼頃まで開催されており、多くの観光客が訪れる一大イベントです。美味しいグルメも味わうことができ、日曜日には足を運んでほしい観光地です。
カリマンタン島のグルメ情報
カリマンタン島には、インドネシア料理をはじめ、カリマンタン島ならではの食材を使用した美味しいグルメを味わうことができます。お店ではもちろん、カリマンタン島のマーケットでも味わうことができ、世界中から愛されているグルメです。
今回はそんなカリマンタン島でぜひ1度は食べてほしいおすすめのグルメをまとめてご紹介します。どれも日本では味わえない珍しいグルメになっており、インドネシアでは珍しい豚肉を使用したメニューもあります。ぜひ参考にしてみてください。
カリマンタン島の郷土料理【アヤムパンガン】
アヤムパンガンは日本でいうグリルチキンのことを言います。スパイシーな味付けになっており、しっかりと焼いていくので余分な脂を落としてくれます。鶏の足や胸、手羽先などすべての部位をグリルして食べることができます。
タイで使用される生姜、塩コショウ、チリソースで味付けされています。日本よりもピリ辛な味わいになりますが、鶏肉はプリプリとした食感を楽しむことができます。噛めば噛むほどジューシーな肉汁があふれ出てきます。
インドネシアでは珍しい豚肉料理【バビ・マサック・トマット】
カリマンタン島の伝統料理になり、インドネシアで珍しく豚肉が使用されているグルメになります。豚肉をトマトベースのソースでしっかりと煮込んでいるので、トマトの風味はもちろん豚肉にもソースの旨味がしみ込んでいます。
シャロトやレモングラスを入れて煮込まれているので、濃厚ですが後味はあっさりとした味わいを楽しむことができます。まるでトマトカレーのようにご飯にかけて味わうことができ、カリマンタン島では市場でも味わうことができます。
カリマンタン島の万能調味料【純胡椒】
カリマンタン島生まれの胡椒になり、万能調味料として重宝されています。市場でも購入することができ、グリーンペッパーで作られており、ピリッと爽やかな辛味が印象的です。風味がよく、どんな料理でも合います。
実は純胡椒は料理に使うのはもちろん、そのまま生のままでも食べられる健康的な胡椒になります。そのため、日本でも健康志向の方が好む調味料になり、お土産としても喜ばれます。市場で見かけたら、ぜひ1度試してみてください。
人気のカリマンタン島へオラウータンに会いに行こう!
未だに多くの大自然の残る島「カリマンタン島」。カリマンタン島には野生のオラウータンをはじめ、多くの珍しい動物たちと出会うことができます。日本にはない景色を堪能することができ、貴重な時間を過ごすことができます。ぜひ、野生のオラウータンを一目見たい方は、カリマンタン島へ足を運んでみてください。