雲南省周遊旅行へでかけよう!
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— 一度は見たい世界の絶景 (@zekkei_sekai_) June 21, 2017
中国といえば、万里の長城や兵馬俑を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。中国・雲南省には、日本人の間であまり知られていないスポットがたくさんあります。今回は、そんな雲南省の見どころをご紹介します。
雲南省はどこにある?
雲南省と聞いても、中国のどこにあるのかわからない人が多いはず。場所は、中国の西南部にあります。地図で見ると、ミャンマーやラオス、ベトナムと接していることがわかると思います。また雲南省の省都は、昆明(こんめい)です。
雲南省の必見観光名所!世界遺産・麗江古城
雲南省の省都「昆明」から、車で約10時間のところにある「麗江(れいこう)市」。世界遺産・麗江古城は少数民族ナシ(納西)族が住む街で標高約2400mの高所にあります。雲南省に旅行に来たら必ず行きたいスポットのひとつです。麗江古城は世界文化遺産登録されており、特に中国の観光旅行シーズン(国慶節、春節など)のころには、多くの旅行客で昼夜問わず、賑わいます。
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— Jesaispas (@zyglee) June 7, 2017
世界遺産・「麗江古城」内には小川が流れ、橋がかかり、緑があふれています。橋は、石でできたもの、木でできたものなど様々で、旅行の際は橋だけを巡っても面白いと思います。
シンボルはなんといっても、瓦屋根。獅子山の頂の「万古楼」からの眺めが秀逸です。後述の玉龍雪山目当てなら4月から5月、乾季の11月から4月が旅行のベストシーズン。しかし、雨が降っても、しっとり落ち着いた雰囲気の麗江を旅行するのも魅力たっぷりです。
夜の麗江古城散策中~
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(❁´◡`❁)*✲゚~
きれいです~
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麗江旅行のハイライトは夜!
日が暮れると、古城内の各所がライトアップされ、雰囲気満点に。食べ歩き、お土産探しを愉しむ旅行者で賑わいます。
幻想的な光景で、映画の世界に迷い込んだような気持ちになります。また街の中心エリアの四方街にはレストランや屋台がたくさんあり、旅行者で賑わいます。麗江に旅行に来たなら過橋米線(麺料理)などの雲南料理をぜひ食べてみて!
ナシ族が使うトンパ文字も必見!
また、麗江は少数民族ナシ族が住んでいます。ナシ族は象形文字・トンパ文字を使っています。現在、世界で唯一の「生きた象形文字」とされれています。麗江に旅行に来た際、見かけたらぜひよく観察してみてくださいね。
雲南省の必見観光名所!「虎跳峡」
雲南省ではずせない観光旅行スポット、虎跳峡(こちょうきょう)。地図で見ると、世界遺産・「麗江」より北西にあり、車で約3時間で到着します。中国の雄大な自然を楽しみながらのドライブ旅行を楽しみましょう。
虎跳峡は「雲南保護地域の三江併流群」の1エリアとして、世界自然遺産に登録されています。上虎跳、中虎跳、下虎跳の3つのエリアに分かれていて、「世界で最も深い峡谷のひとつ」といわれています。
Tiger Leaping Gorge ; 虎跳峡
— Friedrich Khan (@Kfliegendereich) January 4, 2017
Yangtze River's upstream, located at 1800m above sea level! pic.twitter.com/2JuXZ0KFQd
「虎跳峡」の名前の由来は?
雲南省の一大名所「虎跳峡」の名前の由来は、山から下りてきた猛虎が、峡谷の岩に飛び移り、そのあと、対岸に跳んで渡って行ったという言い伝えから名付けられたといわれています。虎が跳ぶときに踏んだとされる「虎跳石」という名前の岩もあります。
雲南省の必見観光名所!「玉龍雪山」
次の見どころは「玉龍雪山」。雲南省麗江市玉龍納西族自治県にあります。地図で調べてみると、麗江の北約15kmのところにあります。一帯は世界遺産および中国国定公園にも指定され、多くの旅行者が訪れます。
山脈の中でも最も高いのは扇子陡(せんすとう)です。山頂は標高約5596mでまだ登頂した人はいないといわれています。玉龍雪山はナシ族語で「ボスオル」。「銀色に輝く山」という意味といわれています。一年中融けることのない雪をかぶり、爽やかな青い空とのコントラストが抜群に美しいと旅行者に人気です。
【玉龍雪山】中国雲南省の自然保護区。北半球で最も南に位置する雪山。南部地域の生態園景色もあれば、北部地域の氷雪の景観もある。玉龍雪山は海抜 5596メートル、面積は455平方キロメートル。13個の峰にたまった氷雪は年中溶けなく、たくましい玉龍が山頂に腹ばいになっているように見える pic.twitter.com/xtFM1x2wG2
— 二都物語 (@Chinakannkou) March 8, 2017
雲南省の必見観光名所!「石林」
雲南省の省都・昆明の南東に位置する「石林」。聞いたことのない人が多いと思いますが、雲南省に旅行に来たなら絶対に訪問しておくべきスポットです。昆明空港からも比較的近いので雲南省旅行の際にはぜひ訪れて!
約2億7000万年前の海底が隆起、長い年月をかけて浸食・風化したものです。広い敷地内に、様々な形の奇岩があり、どれも大スケール。園内はかなり広いので、旅行前に事前調べをし、当日はエントランスにある地図をよく見て位置関係を把握してから観光スタートしてくださいね。
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イ族の観光旅行ガイドさんが案内!
また石林のエリアは少数民族であるイ族が住んでいます。民族衣装を着た観光旅行ガイドさんを目にすることもあると思います。
雲南省の必見観光名所!「香格里拉」
雲南省旅行の際にで訪れておきたい「香格里拉(シャングリラ)」。標高約3200メートルの高所にあります。朝晩は冷え込むため、旅行の際は防寒具は持参しましょう。香格里拉はチベット族が多く住むエリアでチベット寺院などもあり、民族風情たっぷりです。
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— まりりん@6/1〜国外逃亡編:earth_asia: (@Marilyn_1220) June 15, 2017
名前の由来は?
アメリカの小説家ジェームス・ヒルトンが執筆した小説「失われた地平線(Lost Horizon)」で登場する理想郷の名、香格里拉。小説はベストセラーとなり、その後、元々の名「中甸」から「香格里拉」に名前を変え、「香格里拉」とよばれるようになったといわれています。
香格里拉は、旧市街と新市街にわかれています。チベットらしさ、香格里拉らしさを味わいたい人は旧市街エリアを散策して。ランチや夕食はレストランや土産物屋が立ち並び中国国内や世界各地からの観光旅行客で賑わう四方街エリアを訪れるのもおすすめ。
チベット寺院「松賛林寺」
香格里拉の観光名所チベット寺院である松賛林寺。1674年に創建された、雲南省で最大といわれています。別名「帰化寺」ともよばれています。香格里拉の中心地から約5キロほどのところにあります。香格里拉旅行に来たならばぜひ訪れておきたい寺院です。
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歴代の名品が保管されています。五世のダライラマの時代の釈迦銅像、仏画、香炉などもあります。
そして、高い丘の斜面にあり、周囲にはチベット僧が住んでいる僧坊があります。
実際に、多くの僧侶がこの寺で暮らしています。
チベット仏教で用いられる仏具、マニ車
チベット仏教で用いられる仏具、マニ車。小さいものから数メートルにも及ぶ大きなものまであり、回転させた数だけお経を唱えることと同じ功徳があるとされています。
カラフルな祈祷旗「タルチョー」
香格里拉で目にする、「タルチョー」という名前の祈祷旗。青・白・赤・緑・黄の5色ととてもカラフルで目を引きますよね。
願い事や四神(虎、麒麟、鳳凰、龍)、経文などが書かれています。
一大観光名所のため、中国だけでなく世界各地からの観光客が訪れています。町には西洋料理店などもあります。
香格里拉旅行で飲みたい!「バター茶」
チベットグルメの中でまずぜひ飲んでいただきたいのがバター茶。茶を煮出して羊やヤク(ウシ目ウシ科ウシ属)のバターと塩を入れて攪拌したもの。ほっと体が温まります。また主食は大麦を炒って粉にしたものをバター茶でこねて団子にしたものです。
肉はヤクを食べることが多いです。赤身が多く脂肪少なく柔らかいのが特徴です。食べ慣れていない日本人にとっては勇気がいるかもしれませんが、雲南省に旅行に来たならぜひ挑戦してみて!ほか餃子や麺料理などもあります。
雲南省観光旅行の土産はプーアル茶!
日本人にも馴染みがあるプーアル茶(普洱茶)。中国雲南省が原産地で、雲南省の各名所の土産物店で目にすることが多いと思います。特徴的な香りと独自の色で、香りがあります。旅行中にお茶屋さんを見かけたら、一度試飲してみてくださいね。
雲南省旅行の観光のポイント
1)標高が高いエリアが多い
ここでご紹介した雲南省の観光名所の中には、標高が高いところにあります。昼夜の寒暖差はもちろん、人によっては、空気が薄く感じる人もいます。
高所にある観光地では、簡易酸素ボンベが販売されているので、不安な人は購入を。息苦しいと感じなくても、行動はゆっくり、水分は多めに摂取しておくとよいでしょう。旅の疲労が重なり、元気と思っても、高山病になることもあります。
2)観光旅行名所は広範囲に点在!
また、雲南省は、とても広く、ここで紹介した観光名所は、点在しています。旅のプランニングの際にどう移動するのかをきちんと計画しておきましょう。北にあるのか、南にあるのか、位置関係を地図で把握しておくと、より旅が深くなります。
3)旅行の際はミネラルウォーターを!
水道水をそのまま飲むのはNG。ペットボトル入りのミネラルウォーターを購入しましょう。お酒は、大理(雲南省の地名)ビールが有名です。大麦、コーリャン、玉龍雪山の雪解け水などで作った蒸留酒もあります。
4)広い雲南省旅行時、地図は必携!
雲南省観光は名所が点在しており、鉄道などが未発達のため、自動車やバスで巡ることが多いと思いますが、旅行時は、地図を持参し、どこにどんな山脈や河川があるのか、把握しておくとより楽しめます。
中国の秘境、雲南省旅行へ!
ベトナムやラオスなどと接し、また少数民族も暮らす、雲南省。中国の秘境といった雰囲気で、上海や北京とはまた違った楽しみ方があります。世界遺産の麗江古街、石林、理想郷といわれた、香格里拉など、名所満載の雲南省へぜひ足旅行へ出かけてくださいね。