アユタヤ遺跡を巡る！歴史ある世界遺産は外せない観光名所！入場料は？

アユタヤ歴史公園とその周辺の遺跡群は、1991年に古都アユタヤとして世界文化遺産に登録されました。アユタヤ王朝は、1351年に始まり、1767年にビルマ軍に滅ぼされるまで、ヨーロッパと東アジアを結ぶ貿易都市として繁栄しました。アユタヤ王朝時代に建てられた、数多くの寺院や仏像などアユタヤ遺跡を巡るツアーも開催されています。

ワット・プラシーサンペットは、アユタヤ歴史公園内にある世界遺産に登録されているアユタヤ遺跡の1つです。1448年に建立された寺院には、3基の仏塔があり、トライローカナート王とその王子たちの遺骨が納められていたと伝えられています。かつては本堂もあり、高さ16m、重さ171kgの黄金に輝く仏像が置かれてました。

建立当時の寺院は、1767年のビルマ軍による攻撃で破壊されましたが、戦後に修復されました。アユタヤ遺跡観光ツアーで必ず訪れる寺院です。営業時間は7時から18時、夜の19時から21時まではライトアップされます。入場料は50バーツになります。(住所：Amphur Muang, Ayutthaya 13000)

ワット・ローカヤ・スターは、アユタヤ歴史公園の西側の草原に横たわる高さ5m、全長28mの巨大涅槃で、世界遺産に登録されています。仏像は、80歳で入滅した釈迦を表現しており、漆喰で固められ悠々と横たわる姿、微笑みを浮かべている顔は、アユタヤの歴史を静かに見続けてきたことを想像させます。

ワット・ローカヤ・スターも1767年にビルマ軍の攻撃により破壊され、現在の仏像は、1956年に復元されたました。アユタヤ遺跡観光ツアーで訪れるスポットで、いつでも見学でき、入場料はかかりません。(住所：Pratuchai Phra Nakhon Si Ayutthaya Amphoe Phra Nakhon Si Ayutthaya)

ワット・マハタートは、アユタヤ歴史公園内にある世界遺産に登録されているアユタヤ遺跡の1つです。ワット・マハータートは、14世紀に建てられた当時は、黄金に輝く尖塔があったと伝えられています。1767年にビルマ軍の攻撃を受け、廃墟と化しました。

現在は、ガジュマロの木の根に埋め込まれている仏像の頭、頭がない仏像、礼拝堂の土台のみが残っています。アユタヤ遺跡観光ツアーで訪れるスポットで、営業時間は8時から18時です。夜の19時から21時はライトアップされ、入場料はかかりません。(住所：Tha Wasukri Phra Nakhon Si Ayutthaya)

ヴィハーン・プラ・モンコン・ボピットは、アユタヤ歴史公園内にある世界遺産に登録されているアユタヤ遺跡の1つです。高さ17mのブロンズ製の仏像を安置するために、1603年に建立されました。1951年に修復された時には、仏像の体内から小さな仏像が何百体も発見されました。

ヴィハーン・プラ・モンコン・ボピットは、地元の参拝者も多く、周辺には花やロウソクを売る屋台があり、お土産屋さんもありますよ。アユタヤ遺跡観光ツアーで訪れるスポットの1つで、ヴィハーン・プラ・モンコン・ボピット参拝するのに入場料はかかりません。(住所：Pratuchai Phra Nakhon Si Ayutthaya, 13000)

ワット・プラ・ラームは、アユタヤ歴史公園内に建つ、世界遺産に登録されているアユタヤ遺跡の1つです。アユタヤ王朝初期の寺院で、1369年に建立されました。アユタヤ王朝初代王ウートーン王の葬儀が執り行われた寺院と伝えられています。境内の中央にそびえ立つ巨大な塔堂の周りには、本堂と7つの礼拝堂跡の遺跡が残っています。

営業時間は、8時30分から18時、夜の19時から21時はライトアップされます。入場料は50バーツになります。アユタヤ遺跡観光ツアーで訪れるスポットの1つです。(住所：Amphur Muang, Ayutthaya 13000)

チェディ・プラ・シースリヨータイは、アユタヤ西部にある黄金に輝く尖塔を持つ白い仏塔で、アユタヤ遺跡の1つです。1549年のビルマ軍戦で、チャクラパット王の王妃は、男装して像に乗り参戦しましたが、王を庇い殺害されました。王は王妃の勇気ある行動と冥福を祈り、ワット・スアンルアン・ソプサワンに仏塔を建立しました。

チェディ・プラ・シースリヨータイには、王妃の遺骨が祀られており、周辺は記念公園になっています。記念公園には、像に乗っているスリヨタイ王妃の彫像が建てられてます。(住所：Pratuchai Phra Nakhon Si Ayutthaya, 13000)

ワット・パナンチューンは、アユタヤ南部にあり、アユタヤ王朝以前の1324年に建立された寺院で、アユタヤ遺跡に数えられてます。ビルマ軍の攻撃による破壊から奇跡的にまぬがれた寺院で、縁起が良いとして信仰を集めています。寺院の屋根や内部は中国風の装飾が施されており、高さ19mの黄金の座仏像が安置されています。

営業時間は、8時から17時、入館料は20バーツになります。アユタヤ遺跡観光ツアーに含まれることもあるスポットです。(住所：Phra Nakhon Si Ayutthaya)

ワット・プッタイサワンは、アユタヤ南部にあり、アユタヤ王朝の初代王ウートーンがアユタヤの王都を築く前の3年間を過ごした、アユタヤ遺跡の寺院になります。ワット・プッタイサワンのトウモロコシの様な塔堂はクメール様式により建てられており、正面にはウートーン王と2王の神像が祀られています。

営業時間は、8時30分から16時30分で、入場料はかかりません。アユタヤ遺跡観光ツアーに含まれていない場合もありますが、アユタヤ市内からトゥクトゥクで約25分でアクセスできます。(住所：15 Moo 8, Tambon Sampao Lom, Amphur Pra Nakorn Sri Ayutthaya)

ワット・チャイ・ワタナラームは、1630年にチャオプラヤー川の西側建立されたアユタヤ遺跡の寺院です。アユタヤ王朝第24代プラサートトーン王が母親の死を悼み建てられた寺院と伝えられており、アユタヤ王朝の法事を行う王宮寺院でもありました。現在の寺院は、1987年に改修されました。

ワット・チャイ・ワタナラームは、ワンコールワット様式で建てられており、アユタヤ遺跡の中で特に美しい遺跡として人気があります。中央には35mの主塔、四方には4基の仏塔があります。特に夕暮れ時からライトアップされたワット・チャイ・ワタナラームの姿は幻想的で美しいですよ。

営業時間は8時から18時、夜の19時から21時まではライトアップされ、入場料は50バーツになります。ワット・チャイ・ワタナラームへのアクセスは、アユタヤ市内からトゥクトゥクで約20分です。アユタヤ遺跡観光ツアーに含まれていなくても、是非訪れてみてください。(住所：Tambon Baanpom, Amphur Pra Nakorn Sri Ayutthaya)

バン・パイン宮殿は、アユタヤ市内から南に約17kmのチャオプラヤー川沿いに建つアユタヤ遺跡の宮殿です。1637年にアユタヤ王朝第24代プラサート・トォン王が建て、1767年にビルマ軍により破壊されましたが、チャクリ王朝のラーマ4世と5世により、再興されました。歴代のタイの王族が夏を過ごす離宮として利用されています。

バン・パイン宮殿の敷地内には、5つのパビリオンが建てられており、特に有名なのが湖上に浮かぶタイ風建築の館です。その他には、ルネッサンス風様式を取り入れた館、中国風建築の館などが見学できます。敷地内の植木もゾウやウサギ形に整えられて可愛いですよ。

営業時間は、8時から17時ですが、チケット購入時間は15時45分までになるので、ご注意ください。入場料は100バーツで、広い敷地内をカートに乗って見学する場合は、1台400バーツのカート台がかかります。アユタヤ遺跡観光ツアーで訪れるスポットの1つです。(住所：Ban Len, Bang Pa-in, Phra Nakhon Si Ayutthaya)

ご紹介した以外にも、アユタヤ遺跡には歴史的価値のある建築物や仏像が至る所にあります。ビルマ軍の攻撃により、破壊されていなければ、建設当時の素晴らしいアユタヤ遺跡が残っていたかもしれません。バンコクからの1日観光ツアーもあるので、是非アユタヤを訪れ、世界遺産のアユタヤ遺跡を満喫してくださいね。