ネパールのヒマラヤ山脈はトレッキング天国
8000m超えの山々が連なる壮大なヒマラヤ山脈。エベレストなど険しいイメージがあるヒマラヤ山脈ですが、初心者にも適したトレッキングコースが豊富にあるトレッキング天国なんです。初心者だからと敬遠していたヒマラヤ山脈がぐっと身近に感じられるはず。ぜひ記事を参考にして、行ってみたいエリアを見つけてください。
ネパールのヒマラヤ山脈トレッキング基本情報
東西に2400kmに延びるヒマラヤ山脈には、初心者でも楽しめるトレッキングエリアが数多くあります。本格的な登山とは違って、もう少し気軽に、目の前に広がる景色を存分に楽しみながら歩くことができるのも、トレッキングの醍醐味ですよね。エベレストなどの名峰を眺めながら歩く贅沢な体験ができます。
【今がシーズン】
— Agoda (@agodajp) March 19, 2017
ネパールのヒマラヤで軽くトレッキングをしてみたい方は雨季が始まる前の4月頃までがベストシーズン!お早めに
現地の人たちが利用する街道を使って村々を渡り歩いて、現地の生活を垣間見れるトレッキングツアーが人気!#ネパール #ヒマラヤ pic.twitter.com/vaj2p60Pwd
ネパールのトレッキングを楽しむためには、季節も大事です。ベストシーズンは10月〜4月頃の乾季で、この時期は雨などの悪天候に影響されることが少なく、空気も澄んで景色がより見えやすくなります。また、6〜8月の雨季は高山植物を見ることができるので、緑豊かな自然を楽しみたい方は雨季のトレッキングもおすすめです。
ヒマラヤ山脈おすすめトレッキングエリア1:ポカラ
"@ds610jp: ヒマラヤの展望台と言われるサランコットから望む赤く染まるマチャプチャレの夜明け。 pic.twitter.com/HecdTnizhm"
— ユーモレスクの丘 (@TheNewYokohamar) May 6, 2014
トレッキング初心者に人気の、手軽に行けるポカラ日帰りトレッキング。ポカラから標高1600mのサランコットの丘を登るコースで、頂上の展望台からは壮大なヒマラヤ山脈を一望できます。何日もかけてトレッキングをする自信がない人は、ポカラの日帰りトレッキングから始めてみるのもいいですね。
ダンプス
ポカラから足を伸ばして、標高1800mのダンプス村へと行くルートもおすすめです。ダンプス村からは標高6993mのマチャプチャレが正面に見え、アンナプルナ山群、遠くにはマナスル三山まで一気に見渡すことができ、初心者のトレッキングでも十分にヒマラヤを満喫できます。ここではぜひ1泊して、翌朝に朝日に照らされて神々しく浮かび上がる山々を見ることをおすすめします。
ヒマラヤ山脈おすすめトレッキングエリア2:サガルマータ国立公園
ユネスコ世界自然遺産に登録されているサガルマータ国立公園。1148㎡の広大な公園は、エベレスト、ローツェ,マカルー,チョオユなど8000m級の名峰を有しているため、絶景を求めて世界中から多くの人が訪れます。また、高地に生息する珍しい動物や植物との出会いがあるのもサガルマータ国立公園のおすすめポイントです。
トレッキングが好きな方は
— 海外の絶景bot (@BotCoco72) June 19, 2017
ネパールのサガルマータ国立公園はいかが?:blush:
疲れた体もヒマラヤの絶景が癒してくれるはず:sparkles: pic.twitter.com/DcEh0JXJjX
サガルマータ国立公園へは、玄関口のルクラから最低2日間のトレッキングを経てたどり着くことができます。入園するためには、パスポート等の提示と入園料3000ルピーの支払が必要になるので、準備を忘れないよう要注意です。ここには「エベレスト街道」と呼ばれる、エベレスト登頂を目指す登山家達が歩く道があり、途中までは初心者でもトレッキングで歩いていくことができます。
サガルマータ国立公園に向かう道中で、いくつかの吊り橋を渡ることになりますが、ヒマラヤトレッキングでは吊り橋を渡る場面に何度か出くわします。足元の板の隙間から真下が丸見えで、高さもあるのでなかなかのスリルを味わえます。
ヒマラヤ山脈おすすめトレッキングエリア3:ナムチェ
村には登山者のためのロッジやカフェ、登山関連のお店などが多くあり、ヒマラヤの奥地とは思えないような快適な滞在を楽しめます。
— Kaycom@世界の旅と写真 (@kaycomd) June 14, 2017
エベレスト街道の拠点!ネパールのナムチェバザールで快適ヒマラヤ滞在 | ネパール https://t.co/uNQFIC90OC
ルクラを出発して、エベレスト街道を辿り、標高3440mのナムチェへ。サガルマータ国立公園内に位置するナムチェは、チベットから移り住んできたシェルパ族が住む里としても知られています。またここは多くのトレッカーが高度順応のために数日間滞在する場所でもあり、トレッカーにとって便利な場所となっています。
ナムチェには、宿やレストラン、お土産屋などが揃います。それ以外にも、スーパー、薬局、銀行、マッサージ店、歯医者など様々なお店があるので、いざと言うときに役立つ場所があるという安心がここにはあります。しっかり身体を慣らして、ナムチェから先のトレッキングに備えましょう。
シャンボチェ
エベレストを観るなら、シャンボチェの丘を通るトレッキングツアーがオススメです。
— TABEENA-旅の写真を簡単に記録 (@good_tabeena) October 22, 2016
高さ約3800mの丘には、エベレストビューホテルもあります。
【TABEENA】写真でチェックイン旅とお出かけ記録サービス
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ナムチェからさらに丘を登った先にあるのが、標高3720mからエベレストを眺めることができるシャンボチェ。エベレスト街道最初の展望台です。その奥へ進めばさらに展望エリアがありますが、シャンボチェなら出発地から短い日数でエベレストを見ることができるので、体力に不安のある初心者でも挑戦しやすいですね。
シャンボチェの丘には、日本人が創設したホテル「エベレストビュー」があります。世界で最もエベレストに近いホテルとして、多くの観光客を魅了しています。全室からエベレストが見ることができ、和食の出るレストランやお土産屋など中の施設も充実しており、快適に過ごすことができます。
ヒマラヤ山脈おすすめトレッキングエリア4:クンデピーク
初めての4000m峰のトレッキングに挑戦したいという方は、標高3,800mのシャンボチェから、4239mのクンデピークを目指しましょう。シャンボチェからの道も比較的に登りやすく、シャンボチェとはまた一味ちがう景色が見えるので、行く価値があります。ピークから少し下った尾根の端に展望台があり、まるでヒマラヤ山脈を前に浮いているような感覚になります。向かいの谷底からそり立つ巨大なコンデリが全体が見れるのは、ここならではの特権です。
パラクピーク
4000m超えのパラクピークもチャレンジしてみる価値はあります。パラクピークへはルクラから出発し、エベレスト街道を途中から外れた山道を進み、テント泊もはさみながら3日で到着します。ピークからはアマダブラム、ローツエ、エベレストなど絶景が広がります。近くには世界最高所のホテル「コンデホテル」(標高4250m)があり、こちらも人気です。
ヒマラヤ山脈おすすめトレッキングエリア5:ゴレパニ
ヒマラヤ山脈の中央に位置する山群、アンナプルナ。その雄大な景色を間近で見ることができるのがゴレパニ(標高2,853m)です。ゴレパニの村は、宿やお土産屋などが充実しており、観光客が過ごしやすい場所になっています。トレッキングの入り口であるナヤプルから、いくつかの村を通り1日から2日で到着します。
そして只今標高2700mくらいのゴレパニという町に居ます!ただただ自然がすごい! pic.twitter.com/2udzX7GR7E
— 玉子王子2 (@eggprincechan) May 19, 2017
ゴレパニに向かう道やゴレパニの村では、3月頃からシャクナゲが見頃を迎えます。シャクナゲは標高2000mから4000mの高地に咲く花で、ゴレパニ付近はシャクナゲが群生しています。トレッキングではこうして高地に咲く植物を見ることができるので、見頃に合わせてトレッキングの時期を決めるのもひとつですね。
プーンヒル
朝4時45分から出発して
— トモ@旅仲間募集中! (@crazytraveler23) November 24, 2016
プーンヒルに到着しました!
標高3210m!!!
そこからの日の出の景色は…
。・゚・(ノД`)・゚・。 pic.twitter.com/d8rmdM4GkR
ゴレパニに宿泊した翌朝、近くのプーンヒル(標高3,198m)と呼ばれる丘に登り、朝日を見るのがトレッカー達の定番コースです。プーンヒルには立派な展望台も設置されており、朝日に染まるアンナプルナ連峰やダウラギリ峰を眺める贅沢な体験ができます。初心者でも安心して登ることができるのでおすすめです。
ヒマラヤ山脈トレッキングの楽しみ方:食事
トレッキングを通して大自然を満喫することはもちろんですが、誰もが楽しみにしているのが現地ならではの食事ではないでしょうか。たくさん歩いてお腹を空かせた後に食べるネパール料理は、本当に身体にしみます。トレッキングには体調管理も必須なので、食べ過ぎには注意しながら、栄養を取るようにしましょう。
ネパール料理は、全体的にスパイスが効いた料理が多く、ネパールカレーも人気ですね。地元野菜などふんだんに使った料理は、宿泊する宿で食べることができる他、トレッキングツアーに参加すると専用のシェフが同行し、昼食を用意してくれることもあります。しっかり食べてスタミナをつけ、トレッキングを思う存分楽しみましょう。
ヒマラヤ山脈トレッキングの楽しみ方:出会い
トレッキングは登山と違って、頂上を目指すのではなく、雄大な自然の中や山村を楽しみながら歩くことができます。村では、その土地に暮らす民族の生活に触れ、温かな歓迎と共に出会いがあります。
また、世界中からトレッカー達が訪れるので、道中で出会う人、宿泊するロッジで出会う人など、自然と仲良くなり異文化交流がはじまります。言葉が通じなくても、同じ目的で集まる者同士で盛り上がる場面が多くあります。人との出会いもかけがえのない思い出になります。
ヒマラヤ山脈でトレッキングを楽しもう!
壮大な大自然の中を歩き、人々が暮らす村を通り、温かい人の出会いもある、ここでしかできない体験がプライスレスなヒマラヤ山脈トレッキング。初心者でも楽しめるトレッキングコースが豊富にあるので、事前に情報をチェックしておくことで、何倍も楽しめる体験になること間違い無しです。