羅東特集！夜市の見どころやおすすめ人気スポットもご紹介！

近年、アクセスが良いことから観光の人気が集まっている台湾。台湾でよく耳にするのは、首都機能を持つ台湾の中心、台北ですよね。そんな、台北から電車やバスで2時間あれば行くことができる宜蘭県の羅東も人気の観光スポットのひとつとして注目が集まっています。今回は、日帰りで行くこともできる羅東の夜市のおすすめから、周辺の人気スポットの見どころまでをご紹介します。

台北駅から羅東駅まで、自強号という特急電車が出ています。だいたい30分から1時間に一本運行されており、乗り換えなしで羅東駅まで行くことができます。台北駅から羅東駅までの所要時間は、約1時間50分ほどですので、日帰りの旅行には便利に利用ができます。各駅停車や快速電車もありますが、最大で約2時間30分はかかりますのでご注意くださいね。

羅東行のバスは、台北駅から徒歩約8分ほどにある「台北国道客運バスターミナル」かMRTの市政府駅から徒歩約5分ほどにある「MRT市政府駅前バスターミナル」から出ています。どちらもバス会社が異なりますが、24時間運行していますので、運行表を確認して、便利な方を利用しましょう!

羅東がある宜蘭県は、"三星葱"という葱が特産物です。葱の収穫時期には、葱畑も観光の人気スポットになり、青々と生い茂る葱を前に写真を撮る人も多いようで、それも見どころのひとつといえますね!そんな、宜蘭にある羅東は、葱料理のお店が多いことでも知られています。

そんな葱料理のひとつが"三星葱餅"です。葱をひき肉などと一緒に包み饅頭のような形にして揚げたりした料理で、ビールとの相性が抜群と観光客にも人気の一品です。グルメスポットとしても見どころの多い羅東夜市ですが、こちらは、必ず食べたいグルメの一つですね!日本人の味覚にも抜群にあい、何個も食べたくなるようなグルメですよ!

また、葱料理のひとつ"葱抓餅"です。こちらも葱が多く使われており、食べ歩きにも最適の一品です。葱と生地の相性が良く、口に広がる葱のうまみは、日本人の口にもよく合うので人気の商品ですよ。

葱のお好み焼きのような見た目で、生地と葱が平たく焼かれたものです。持ち歩きをお願いすると半分に折りたたんで包みに入れられるので、食べやすいですよ。上でご紹介した三星葱餅は、肉まんのようになっており葱の甘みをダイレクトに感じられるのと比べると優しい落ち着いた印象です。

お酒が進むこと間違いなしの"卜肉"もおすすめです。台湾各地で販売されており、羅東夜市でも多くのお店が卜肉を取り扱っている地元の人にも観光客にも愛される人気の台湾グルメのひとつです。

卜肉は主に豚肉が使われており、台湾式の豚肉の天ぷらです。にんにくや、塩コショウなどで味付けされた豚肉がカリッとした衣に包まれており、頬が落ちる一品です。卜肉はビールがすすみ、台湾グルメの見どころの一つでもあるので、見逃さないようにしたいですね。

卜肉を販売しているお店では、癖のある"臭豆腐"の天ぷらも良く販売されています。少し食べにくい印象がある臭豆腐ですが揚げることで、比較的味わいやすくなっています。観光の記念にチャレンジしてみても良いですね!

羅東夜市では、羊料理のお店もたくさん見受けられます。特に有名なのが"建益牛肉"です。こちらは、店名のとおり、牛肉料理も提供しており、多くの観光客がおしよせ、羅東夜市の見どころグルメのひとつとなっています。

しかし、今回ご紹介するのは"羊舗子(羊鋪子)"です。羅東夜市に数ある羊料理のお店の中でも、ほとんど毎日行列ができているのがこちらのお店です。地元、台湾の人に好まれる羊料理は、羅東夜市を楽しむうえでは欠かせない見どころグルメです。

煮込んだ薄い羊肉の下に白麺線が隠れています。白麺線は、弾力のある極細のラーメンといった感じで、とてもおいしい麺ですよ。薄い羊肉は、若干パサつきが強く好みがわかれるかもしれませんが、夜市の料理といった雰囲気を感じられます。ただ、薄くスライスされているため羊肉のいやな臭さはなく、羊肉が苦手な人でも食べられる一品です。

夜市といえば、屋台のようなお店にテーブルが並べられ人が多く歩いているのをイメージしますよね。もちろんおいしいものもたくさんあるのですが、落ち着いて甘いものを食べたくなりませんか?そこでおすすめなのが、観光ならではの日本と違うスイーツが食べられる「公園貳拾號」です。

台湾の女の子や若者に人気のこちらのお店、正式には「公園貳拾號甜湯‧冰品」と書かれます。落ち着いたカフェのような店内は、夜市の雰囲気とは違う良さが感じられます。値段が40元から60元と日本円にして1000円以内でスイーツをいただける点も人気の秘密です。

ここのこだわりは、自然でヘルシーな食材です。氷の上に乗せられたナッツなど、甘すぎず食材のおいしさが際立つ台湾スイーツが食べられます。ここを目当てに羅東夜市に来る人もいるというくらい台湾スイーツの見どころが詰まったお店ですよ。夏場や、やる気疲れた体を癒すのにぴったりのスイーツがたくさんあります。

麺の上ににんにくとお肉が乗った"蒜味肉羹"。宜蘭県内に様々なお店がある地元の人気グルメです。たくさんある蒜味肉羹のお店ですが、おすすめは「北門蒜味肉羹」。50年ほどの歴史があると言われる老舗で、多くの地元の人や観光客でにぎわっています。

ガツンと聞いたニンニクとお肉のうまみは相性抜群です。途中で、お酢などを加え味を変えて楽しむこともできますよ。料理の出来にムラがあるようで、にんにくが少ないこともあります。また、お持ち帰りもできますが、麺とスープが同じ袋に入れられるので、持ち運び時間に注意しましょう。

ゆったりとした空気と自然を楽しめる「羅東林業文化園區」。本当に自然しかない場所ですが、観光客や地元の人の息抜きの場となっています。遊歩道なども完備されており、快適に自然を楽しめる場所ですよ。夜市にも近い為、夜市の待ち時間なのどにくつろぐのには最適です。

羅東林業文化園區は、その名の通り、木のための施設です。切った木を、貯蓄するための場所で、機関車が多くあります。これは、切った木を運ぶための運搬列車となっており、多くの観光客が写真を撮っていますよ。羅東林業文化園區の見どころのひとつですね。

もうひとつの見どころが線路です。こちらも多くの人が写真を撮る人気スポットです。普段の生活で線路内に入る機会はなかなかないと思いますが、こちらの線路は両隣の木もあいまって良い雰囲気を醸し出しています。恋人や友人と色々なポーズで記念撮影してお気に入りのショットを見つける楽しさもありますよ!

羅東からは少し離れたところにある「養蜂人家 蜂采館」。夜市の場所から歩いてはいけませんのでご注意くださいね。こちらは、台湾内でも人気のスポットです。特に子供連れに人気です。すぐ近くには、「香草菲菲芳香植物博物館」という植物園もありますよ。

「養蜂人家 蜂采館」の見どころのひとつが、はちみつを使ったスイーツが味わえるはちみつカフェがあるところです。ソフトクリームなどは、はちみつとの相性が抜群で、夏場の暑い時期の疲れが吹き飛びますよ。子どもが遊べるスポットと大人が楽しめるスポットがあるため、どなたでも楽しめそうですね。

カフェでいただけるはちみつスイーツは、たっぷりとはちみつがかかっており、ハチの巣がのせられています。見た目のインパクトは大きいので、インスタグラム映えしそうですね!羅東からは少々離れていますが、若者にも親子連れにも人気の観光地「養蜂人家 蜂采館」はゆったりを羽を休められますよ。

自然の多い宜蘭県には、多くの湖がありますが中でも人気なのが「梅花湖(Meihua Lake)」です。その名前の由来は、湖の形が5枚の花弁がある梅の花に見えることから、故蒋経国総統につけられました。羅東夜市から、少し離れているため歩いていくことはできません。ご注意くださいね。

湖の周りは、歩道が整備されています。歩いて回るもよし、自転車で回るもよしの癒し系自然スポットです。地元の人も、湖の周りを散歩しており、地元の雰囲気が楽しめるのも見どころのひとつですね。自転車はレンタルサイクル屋さんで借りることができ、1人用から5人用まで様々な種類がありますよ!

ここのよさは、公園を周遊できるだけではなく、ボートで湖を内側から楽しむことができます。中国語でですが、案内もありますよ。もちろん、中国語がわからなくても、ボートにのり自然や生き物を眺めているだけでもとても癒されます。小さい湖ですが、人気のスポットなのも納得です。

羅東夜市から徒歩圏内にある「宜蘭觀光工廠 羅東鎮農會養生文化觀光工廠」。こちらに多くの観光客が押し寄せるのは、種類豊富な体験教室があるからです。また、台湾の農作物を大切にするための会館であり、投入や有機玄米のミルクなどをいただくことができます。

様々な体験教室がありますが、一番人気が豆腐作りです。普段作る機会のない台湾の豆腐が作れるのは、貴重な体験になること間違いなしでしょう。子供連れにもよいスポットですね。また、豆腐作りのほかにもポップコーンのフレーバーや人形の塗装など約8種類の体験教室が楽しめます。

羅東夜市から直線で東に約8kmほどにある「國立傳統藝術中心(National Center for Traditional Arts)」。車で行くと約20分ほどで到着しますが、バスを使うと約2時間ほどかかってしまうため、ついでに行く場所としてはおすすめができません。しかし、人気の観光スポットですので、時間や予定に余裕があれば、ツアーに組み込みたい場所です。

広大な敷地に、展示館、戯劇館のふたつの館があります。街は3区間にわかれており、伝習街、民芸街、臨水街があります。また、文昌祠という廟もありますよ。特に人気なのが民芸街です。台湾の伝統である閩南式とバロック式の建築を組み合わせたレトロな建物が目をひき、人気の撮影スポットでもあります。そこにあるお店では、工芸家がその場で作品を作っていますよ。

月替わりの舞台も見どころのひとつです。タイミングが良ければ見ることができますよ。また、自分で絵付けなどが体験できるお店もあり、台湾旅行の思い出づくりにはぴったりの場所です。飲食店もたくさんあるので、ご飯にも困りませんよ!

羅東と台北の中間にある礁渓温泉。宜蘭県でも有名な温泉地であり、こちらも多くの観光客が集まる場所でもあります。上でご紹介したバスや電車で途中下車したところにありますよ!ただし、電車は止まらないものもありますので必ず確認をしましょう。バスも羅東への直行便は、礁渓には止まりませんので、ご注意くださいね。

礁渓は、温泉地として有名で温泉公園もあります。また、駅前には無料で利用できる足湯がありますよ。こちらの温泉街は、観光客が多く訪れるため、観光客向けの飲食店や売店も多くあります。台湾の温泉街の空気に触れられるおすすめの場所です。また、名産品のトマトや、それを使ったトマトなども売られており、こちらも人気ですよ。

羅東駅から出発する一番遅い電車は、行き方でご紹介した自強号です。出発時刻は22時台で、24時台に台北に到着します。帰りの所要時間も行きと変わらず約1時間50分ほどです。また、台北が終点の為、寝過ごすこともないので安心して乗ることができますよ。

行きでご紹介した通り、バスはほぼ24時間運行を行っています。バス会社は二つあり「葛瑪蘭バス」か「首都客運バス」です。台北駅へ行きたい場合は、葛瑪蘭バスを利用するとよいでしょう。「首都客運バス」は、MRT市政府駅前バスターミナルにつきますのでご注意くださいね。夜市を楽しみすぎて夜遅くなってしまった場合は、バスがおすすめです。前述のとおり24時間運行なので、時間を気にせず安心して利用ができます。

羅東夜市のおすすめや、羅東周辺の人観光スポットなど見どころをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。台湾では、様々な場所で夜市が行われていますが、頑張れば台北から日帰りできるため、羅東は特におすすめの場所のひとつです。周囲に観光スポットも多いため、日帰りするにはもったいない場所ですが、ぜひ足を運んでみてくださいね。