九寨溝ってどんなところ?
九寨溝は中国四川省アバ・チベット族自治州九寨溝県にある自然遺産に登録されている秘境とパンダの生息地として有名です。石灰岩質の岷山山脈中に100以上の湖や滝、川などが光の反射によって色とりどりの姿で観光客の目を楽しませてくれます。おすすめのスポットをご紹介していきたいと思います。
九寨溝までのアクセスは?
ついに九寨溝!これは多くの困難を越えて来るほどの価値がある。写真撮りすぎてどれがいいかわからずとりあえずあげる。 pic.twitter.com/8y0hWEFAaq
— Hiroshi Sumino (@mamemameclub) June 28, 2017
九寨溝は中国の秘境です。成田空港から約7時間で成都まで行きそこから空路で1時間30分で九寨溝黄龍空港に到着、そこから100KMを路線バスの利用になります。黄龍は空港から54KMをタクシーの利用となります。成都から長距離バスもありますが約9時間ほどかかるため空路が便利です。
九寨溝と黄龍ではどちらから観光した方がいい?
標高3400M近くにある九寨溝と黄龍ですが黄龍の方が標高が高いので標高の低い九寨溝を先に観光していただきそのあとに黄龍観光をしていただくと多少の高山病対策になるかと思われます。ツアーに参加されますと酸素ボンベが1本いただけるところが多いですので確認をおすすめします。
九寨溝に着いた後はどうする?
エメラルドグリーンの絶景!中国の秘境・世界遺産「九寨溝」の透明度が凄い! https://t.co/AwQTBX5Qkp pic.twitter.com/UulUzsixu3
— トラベルザウルス@相互フォロー (@travelzaurus1) June 20, 2017
九寨溝は片道30KM以上ありますのですべてを徒歩で周ることは難しいため「九寨溝グリーンバス」に乗り換えてそれぞれの観光スポットを回ります。バスは10分ごとに運行されます。1日フリー乗車券を購入していただければどこで乗降しても良お目当てのスポットをチェックして楽しんでみてください。
九寨溝と黄龍のベストシーズンは?
どの風景が見たいかによりますが、九寨溝・黄龍は一年中がベストシーズンといっても過言ではありません。高山植物が咲き乱れる6月から8月、紅葉がきれいな9月から10月、墨絵のような厳粛な雰囲気の雪景色の12月から2月と時期を選びませんので、是非一度訪れてみてください。
九寨溝と黄龍での服装は?
九寨溝は標高が3000Mほどのところにあるため平地との温度差は10度ほどになるときもあります。朝晩の温度差も激しいので着脱しやすい服装がおすすめです。秋から冬はかなり冷え込みますので防寒対策が必要です。遊歩道があり歩きやすいのですが、だいぶ歩きますので履きなれた運動靴が安心です。
九寨溝と黄龍観光で気を付けたほうがいいことは?
九寨溝と黄龍は近年中国秘境の観光地として人気が出てきたためベストシーズンになるとチケット購入にも時間がかかりますし入場制限がかかる場合もありますので、なるべくツアーにご参加いただいた方がスムーズに観光ができると思います。そして、急な雨のために傘や合羽を持参することをおすすめします。
中国のトイレ事情
長距離バスでの移動をお考えの方は、トイレ事情も大事になってきます。なぜなら中国のトイレには便器と扉、そしてトイレットペーパーがありません。衛生的にも綺麗とは言えないのが現状です。はじめは驚きますが、すぐに慣れますので、あまり神経質にならずに観光を楽しんでください。
九寨溝の見どころをご紹介!
九寨溝五花海
五花海は九寨溝を代表する池の一つとして観光客にも人気のある観光スポットです。湖の透明度が高いので湖底の倒木まではっきりと確認」できるほどです。その上、石灰化した堆積物などのおかげで光の屈折次第でいろんな表情を見せてくれます。とても神秘的な光景に圧倒されます。
【美しいエメラルドグリーンの秘密】3つの水路が集まる場所が諾日朗で、ここから日則溝に沿って景色が広がり、中でも五花海は石灰岩の地層が大量の炭酸カルシウムを含み、水を浄化するため、湖の透明度は30mまであります。 pic.twitter.com/vSypDmOlOH
— 【必見!絶景!】中国の隠れた秘境 (@zehi4371) July 4, 2017
五花海は標高2472Mの秘境にある湖です。水深が平均5Mもあるにも関わらず湖底のコケまでも見ることができるほどの透明感に感動してしましす。秋は木々の紅葉する姿を湖面に映し出す光景はまるで織物のようです。まさにベストシーズンといえるでしょう。人々を惹きつける魅力のあるスポットです。
九寨溝珍珠滩瀑布
幅310M高さ21Mの瀑布です。九寨溝の中でも人気の滝で、滝つぼ近くまで行くと豪快な轟音に圧倒されるほどの迫力です。滝の上が遊歩道になっていて滝の横から下ることができますので、いろんな角度から楽しむことができます。木製の歩道で整備されていますので、足元も不安なく散策できます。
九寨溝諾日朗瀑布
諾日朗瀑布は中国でも一番滝幅(320M)があることで有名な観光スポットです。ルートは上から下るようにして進みます。春は雪解け水の影響で水量が多くベストシーズンと言えるでしょう。高山植物も豊富なので散策も楽しめます。駐車場までは20分ほどですが整備されていますので歩きやすいです。
「九寨溝」
— 世界の絶景・秘境への旅 (@mainiti0206) June 30, 2017
中国
ここは1970年代、森林伐採をしていた労働者が発見したことから一躍有名となった。その神秘さから「童話世界」とも呼ばれている。pic.twitter.com/Gg5qwYO5cc
諾日朗瀑布は滝つぼまで近づけて自然の大迫力を体感できるのも魅力です。そして、もう一つ紅葉の時期もベストシーズンになります。秘境の上、寒さは厳しいですがその分色鮮やかな風景は一見の価値はあります。まるで絵葉書のような絶景がお待ちしています。
九寨溝镜海
镜海は周りの山々が湖面に映る風景がまるで鏡に映ったように奇麗なことから名前がついた池です。湖面に映し出される風景は中国でも一番美しいといわれているほどです。朝一番が風もなく絶景が切れる確率が高くなりますよ。民族衣装を着て撮影できるおすすめスポットもあります。
バス停の前にあるので見過ごしやすいので、注意が必要です。緑豊かな時の素敵ですが、紅葉時もベストシーズンといえるでしょう。湖の下の木々が見えるくらいの透明度に声をあげてしまいそうです。日本では見ることにできない風景にしばし見入ってしまいます。
九寨溝树正沟
树正沟は19もの滝と池の集まりの一つです。中国九寨溝の中で一番長いハイキングスポットとしておすすめします。秘境だけあり、風景のすばらしさはため息が出るほどです。水の透明度もさるこながら、水の色の変化にも感動します。滝の激しさと池の静寂さのコントラストも必見です。
中国の秘境の中でも人気のある树正沟ですが、観光地化しているだけあり遊歩道が整備されていますので、周りの景色を堪能できますし、ハイキング初心者の方でも安心して参加できるおすすめスポットの一つです。自然のいろんな表情を一度に観察できるのも魅力です。
九寨溝熊猫海
熊猫海は長さ670M、水深24M、幅109Mから237Mの湖です。かわいらしい名前が付けられていますが、昔、この辺にはパンダが生息していてこの湖に水を飲みに来ていたという言い伝えがあるようです。今は野生のパンダは見ることはできませんが、当時のままの風景を見ることができます。
石灰質の湖底のおかげで、光の屈折により緑や青や黄色といった神秘的な雰囲気の湖ができています。このような自然の姿を見られるため、中国国内だけでなく他国からの観光客も増えています。木製の遊歩道にそって進んでいくので、ハイキングにあまり自信がない方でも堪能できますよ。
九寨溝箭竹海
箭竹海。Arrow Bamboo Lake, 2629m above sea level. Upside down. @ 箭竹海 https://t.co/WBP9PEJyUU pic.twitter.com/brkHYK6IHS
— Andre Cheung (@jiansuo) December 4, 2016
箭竹海は湖岸の周辺にパンダの大好物であるヤダケが自生しているため、この名前が付けられました。標高2618M、水深6M、面積17万平方Mの湖です。比較的観光客も少ないので、ゆっくりと透き通った光景を堪能できます。バス停の前にあるため行きやすいのもおすすめポイントです。
九寨沟箭竹海~九寨溝の箭竹海~Jian Zhu sea of Jiuzhaigou pic.twitter.com/P5TKzPXOEs
— hong chen (@hongchen_tinko) August 4, 2016
箭竹海もほかの九寨溝の湖と同じで、透明度が高いため湖底まで肉眼で見ることができます。古木が湖底に沈んでも腐ることなく、まるでサンゴのように眺めることができる光景はここならではの現象ではないかと思われるほど不思議な絶景といえるでしょう。
九寨溝长海
如镜长海~quiet Changhai~波一つのない長海 pic.twitter.com/fAOfjz3uo1
— hong chen (@hongchen_tinko) September 8, 2016
长海は海抜3100Mのところにあり、観光バスの終点でもあります。九寨溝の一番奥に位置している九寨溝最大の湖です。こちらは湖面のそばまではいけませんが、展望台からの眺めは最高です。特に朝の早い時間帯が観光客も少なく空気も澄んでいるので絶景フォトスポットにおすすめです。
九寨溝犀牛海
犀牛海は海抜2400Mのところにある九寨溝では2番目に大きい湖です。やはり見どころは湖面に映る風景の美しさでしょうか。色とりどりに変化する湖面が有名でもあります。比較的観光客もすくまい為、ゆっくりと自分のペースで堪能できるのはいいですね。
黄龍の見どころをご紹介!
黄龍黄龙沟
黄龍の最奥部にあります黄龙沟です。ここが観光のクライマックスになります。ロープウェーで頂上まで登って行くとこの世とは思えない風景が目に飛び込んできます。黄龍寺の前に広がる棚田のような池の透明感と色の変化に時間を忘れるほどです。ここは一生に一度は訪れてほしいおすすめスポットです。
黄龙沟は標高3000Mを超えるので酸素が薄く高山病になりやすい環境ですので前日は十分な睡眠をとって体調を整えておきましょう。九寨溝からバスで約3時間、ロープウェーで頂上まで行き、帰りは散策しながら2時間ほどで下山できます。かなり歩きますのでスニーカーがおすすめです。
九寨溝と黄龍はいかがでしたか?
冬の九寨溝 (中国の世界遺産)
— MGWV相互フォローFOLLOWBACK (@8hikakin) July 3, 2017
冬の九寨溝もまた美しい。
寒いですが、本当に美しい景色を楽しめます。 pic.twitter.com/3UGjK2lbBr
世界遺産の九寨溝と黄龍のおすすめ観光スポットをご紹介してきましたが、行ってみたい場所は見つかりましたか?九寨溝は3000Mを超える山にあるため高山病の対策も必要ですが、日本では見ることができない風景が待っています。この機会に旅行の計画の一つに加えてみてはいかがですか?