魅力たっぷりバルト三国エストニア
エストニアの首都であるタリンではまるで絵本の中にいるような体験ができます。日本からエストニアに行く場合、多くの人がフィンランドを経由していきます。フィンランドから首都タリンまでは船で行くことができ、日帰り旅行も可能です。北欧に行く計画を立てる際、ぜひバルト三国も目的地に加えてみてください。世界遺産の美しい街があなたを待っています。首都タリンの人気観光スポット、レストラン、お土産を紹介します。
タリンのおすすめ観光スポット1:旧市庁舎ラエコヤ広場
タリンの旧市役所(ラエコヤ)のある広場は、タリンに来たほとんどの観光客が訪れる場所です。ここから観光を始める人も多いでしょう。このゴシック様式の建物が旧市庁舎です。1402年から1404年に建造された旧市庁舎は北欧最古のゴシック建築として有名です。塔は高さ約65メートルあり、建物の存在感をより強調しています。
タリンの中でも人気の観光スポットとなっているラエコヤ広場はいつも多くの人で賑わっています。その人気の一つが綺麗に並んだカラフルな建造物です。多くのカフェ、レストランがあり、晴れた日にはテラスで食事を楽しめます。美しい街並を見ながら食べる食事は格別です。
エストニアの首都タリンの修道院に静かに佇むクリスマスツリー。
— 清春 旅と空想の美術館 (@tabikuu) November 23, 2016
スウェーデン・ストックホルムからフェリーでバルト海を渡って行けます。 pic.twitter.com/9izTGvmX0L
夜のライトアップも綺麗です。特にクリスマスが近づくと広場には大きなクリスマスツリーが飾られ、広場をさらに美しく魅せます。タリンのクリスマスマーケットは期間が長いので、日程を合わせやすいですよ。世界遺産の街でクリスマスを過ごすのはいかがでしょうか。
タリンのおすすめ観光スポット2:聖オラフ教会
聖オラフ教会はタリン観光で外せない人気スポットです。塔の高さは123.7メートルでタリンの中でとても目立つ建物です。現在までに3度の落雷に合い、再建築、改修を重ねてきました。現在は塔の高さが変わっていますが、当時1549年から1625年までオラフ教会は世界一高い建物でした。
幅の狭い階段を慎重に登りながら展望台を目指します。滑りやすいので雨の日は特に慎重に上がっていってください。250段ほど登ると展望台に到着します。展望台は地上60メートル、ビル20階に相当します。展望台は広くはなく風が強いので寒さ対策もお忘れなく。
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— aiza moon (@aizamoon) July 30, 2016
階段は結構疲れますが、展望台からの景色を見るとその疲れは一気に感動へと変わります。ここからの景色がタリンで一番有名な光景だと言えるでしょう。日中も夜景もどちらも美しく人々を魅了します。橙の屋根にカラフルな壁がおしゃれです。そしていくつかの塔が見えるタリンらしい景色を楽しめます。
タリンのおすすめ観光スポット3:ヴィル門
ヴィル門はかつて町の正面入り口として建てられました。この後ろにあった城壁は交通整理のため取り壊されてしまいました。残ったこの門はタリン市民にも観光客にも親しまれています。ここからから先が旧市街です。近くにはお土産やさん、レストラン、カフェなども並んでいるのでショッピングも休憩もできます。
タリン名物、セーターの壁。ノルウェーのフィヨルド見学を耐え抜くには薄着すぎるので本気でアグリーセーターを買おうと思ったんだけどもう現金がなかったから明日また来る! https://t.co/KN3UC8kZB1 pic.twitter.com/1J9685cgFm
— tyltyl mytyl (@tyltyl_mytyl) May 1, 2016
ヴィル門の近くには可愛いお花屋さんがあります。カラフルな可愛いお花に惹かれ写真を撮っている人を見かけます。そしてヴィル門から少し歩き、小道に入るとそこはセーターの壁と呼ばれ、城壁に沿ってニットの露店が並んでいます。エストニア伝統柄のニット製品を見つけてみてください。また、城壁の上にも登ることができます。
タリンのおすすめ観光スポット4:聖カタリーナの小径
聖カタリーナ教会の裏手の小径です。当時の雰囲気がそのまま残っていて、訪れた人に中世にタイムスリップしたかのような不思議な感覚を与えます。写真スポットとしても人気で、多くの人がここでおしゃれな写真を撮っています。建物の中では多様な種類の伝統工芸品を作成、販売しています。開いていたら覗いてみて下さい。
VisitTallinn: This week in #MyTallinnStories: Elviira makes and sells hats in St. Catherine's Passage: … pic.twitter.com/3njjoLVMBT
— Michael Voolaid (@michaelvoolaid) December 7, 2015
お店の装飾も、売っているものもおしゃれです。商品の後ろに見える石壁がいい味を出していますね。ここでしか手に入らないようなものも売っていますので、気に入ったものがあったらぜひ買ってみてください。ここで見つけた伝統工芸品をお土産にするのもいいですね。
タリンのおすすめ観光スポット5:アレクサンドル・ネフスキー大聖堂
アレクサンドル・ネフスキー大聖堂はトームペアの丘にある玉ねぎ型のドームが特徴的な建物です。1900年にロシア正教の教会として建造され、エストニア人はロシア支配の歴史を思い出させるとして好ましく思ってきませんでした。取り壊すことも計画されましたが、現在は建造物の傑作として多くの観光客が訪れています。
エストニア・タリンのアレクサンドルネフスキー大聖堂。
— 清春 旅と空想の美術館 (@tabikuu) February 9, 2017
ロシア文化の影響を色濃く残す建造物です。
内部には絢爛豪華な空間が広がっています。 pic.twitter.com/RF3ijzHwlD
外観はシンプルな印象ですが、中にはモザイク画が多数あり、豪華な装飾に圧倒されます。日が暮れるとライトアップされ、昼とは違った雰囲気になります。派手すぎないライトアップが大聖堂の幻想的な雰囲気を引き立たせています。
タリンのおすすめ観光スポット6:トームペア城
トームペアの丘の上にあるこのトームペア城はアレクサンドル・ネフスキー大聖堂の正面に建っています。元は13世紀に建てられたものが18世紀末に改修されて今の形になっています。現在はエストニア国会議事堂として使用されおり、中は開放されていません。可愛らしいピンク色の建物で、お城というよりは宮殿のような外観です。
お城の一角に立つこの塔は「のっぽのヘルマン塔」と呼ばれ、高さ約50メートルで15世紀からそのままの形で残っています。支配されてきた歴史、独立を勝ち取った歴史、全てを見てきたヘルマン塔はどっしりと構えているようにも見えます。塔とお城どちらもとても大きいので緒に写真に収めるのは難しいですが、離れてベストショットを狙ってみてください。
タリンのおすすめ観光スポット7:カドリオルグ宮殿
エストニアがロシア領になっていた時代、1718年から1723年にかけて建てられたバロック式のカドリオルグ宮殿は、現在エストニアの国立美術館として使われています。はっきりとした色が印象的な外観で綺麗に手入れされた庭園とよく合っています。
庭園にあるこのアーチは観光客に人気の写真スポットです。夏には青々とした緑のアーチに、秋には紅葉が綺麗な赤のアーチに、と変化しどちらも美しいです。カドリオルグ宮殿に行った時は、このアーチをくぐることもお忘れなく。
Kadriorg Palace, Talinn, Estonia
— love letter to rome (@romanletters) November 17, 2016
So many beautiful places in Europe I hope live on as long as human life does. pic.twitter.com/RvysA2Ha1w
宮殿内の美術館では全体的にシンプルな色の壁に施された緻密で美しい彫刻に感動します。天井、壁、窓枠など細かいところまでお楽しみください。もちろん飾られている絵画もどれも美しく魅了されます。外観、庭園、美術館どれも見逃せないおすすめスポットです。
タリンのおすすめ観光スポット8:エストニア海洋博物館
タリンの港にあるエストニア海洋ミュージアムでは、潜水艦、エストニアで最古の船など豊富な数の展示がされています。大きな潜水艦の中に入ることができます。航海、貿易の歴史を学ぶいい機会になります。そしてなかなか見られない船内の部屋もとても興味深く楽しめます。
エンジン室、寝室、お風呂など船内がどのようになっていたか見られるので、とても面白いです。中はカフェやミュージアムショップもあるので、休憩もできます。海軍の制服を着て写真を撮ったり、水族館を見たり、プレイグラウンドで遊んだり、と大人も子どもも楽しめるようになっています。
タリンのおすすめレストラン
タリンでおすすめのレストランを紹介します。エストニアはフィンランドの食文化と共通している部分が多くありますが、ドイツの影響も受けているためビールを使った料理が多いです。また肉料理に加え、魚をよく食べる点は同じバルト三国の国の食文化とは違った部分になります。主食は黒パンと呼ばれる味が濃いパンです。
タリンのおすすめレストラン1:III Draakon
中世の料理が味わえる人気レストランIII Draakonです。人気観光スポット旧市庁舎1階部分にあります。店内の雰囲気はとても落ち着いていてあえて暗くされています。ろうそくで照らされた席で食べる東欧料理は忘れられない味となるでしょう。ここでは特にお肉料理が美味しいと評判です。
Такая себе аутентичная средневековая харчевня.
— Denis Luttcev (@DenisLuttcev) August 9, 2016
III Draakon
Raekoja plats 1, Tallinn, Estoniahttps://t.co/3EJ6CgcWzI pic.twitter.com/FdLw0YWx6T
お店の外にはいくつかのテラス席もあります。ラエコヤ広場を見ながら食べるのも、雰囲気のある店内で食べるのもどちらもおすすめです。店内の細部に至るまで中世を表現した装飾がされていて見るのも楽しいです。値段がリーゾナブルなのも人気の理由です。
タリンのおすすめレストラン2:Restoran moon
タリンで人気のRestoran moonです。欧州料理、バルティック料理、ロシア料理が一気に楽しめるのが魅力です。多国籍料理の良いところをうまくいかしたメニューです。店員さんもフレンドリーで居心地の良い雰囲気で、ついついたくさんオーダーしてしまいます。
このレストランでは自家製のパン、そしてエストニア人が好む魚料理が特に人気です。料理はどれも見た目が美しく、味もよく、そしてリーゾナブルということでいつもランキング上位に入る人気店です。デザートも美味しいです。いろいろな料理を楽しむためにお腹を空かせていきましょう。
タリンのおすすめ土産
エストニアのお土産は可愛らしく、手作りのぬくもりのあるものが多いです。手工芸品に加え、ばらまき用のおすすめお菓子も紹介します。タリンの旧市街にはお土産屋さんがたくさんあるので、いくつか見てみてお気に入りのものを見つけてください。
Kalevのチョコレート
Maistuu ehkä sullekin:sunglasses: @Aleathan #kalev #chocolate pic.twitter.com/STsv3qtrAO
— Eija Harju (@eijah) May 30, 2016
カレヴとはエストニアの老舗チョコレートショップです。店舗は旧市街やショッピングモールに入っています。カレヴのチョコレートは甘すぎず、程よくフルーツの酸味が効いていて、日本人の口に合います。特にベリー系のものがおすすめです。
手工芸品
細かくペイントされた建物が可愛らしい置物がおすすめです。タリンの可愛らしい街並みが表現できるので、まとめ買いする人が多いです。自分用のお土産にもおすすめです。お部屋にタリンの街並みを作ってみてください。これを見ると楽しかった旅の思い出が蘇るでしょう。
エストニアらしい手編み手袋、花の刺繍が施された商品も人気のお土産です。手袋は少しずつ色や模様が違うのでじっくり選んで見てください。寒い国で作られた手袋は手も心も温めてくれます。
Look what i found in Tallinn... #Recorddrive, #Estonia, #baijunnair, #Tallinn, #Souvenir pic.twitter.com/T2T1adbCGZ
— Baiju N Nair (@baijunnair1) July 25, 2014
こちらもタリンで人気のお土産です。すごく立派なヒゲにちょっと悲しそうに見える表情がなんとも可愛らしいです。持っている盾にさりげなくエストニアと書いてあるのがまたいいですね。マトリョーシカも可愛いものがたくさん売っています。一家に一ついかがでしょうか。
世界遺産の街タリンを楽しみませんか?
タリンの魅力は伝わりましたか?ここでは紹介できなかったおすすめのカフェもたくさんあります。ぜひ時間に余裕を持って世界遺産の街タリンの街歩きをしてみませんか。中世の街並みの保存状態が非常に良い街です。絵本の中のような可愛らしい世界をお楽しみください。