ラトビア観光！おすすめスポット9！物価・治安も一緒にご紹介！

バルト三国の一つラトビア共和国は、首都リガの旧市街が世界遺産に登録されています。ヨーロッパの中でも特に美しい中世の街並みを楽しめるリガ、そしてリガ市外にある中世の歴史的建造物、雄大な自然に囲まれた国立公園などラトビアにはおすすめ観光スポットがたくさんあります。観光スポット、治安、物価をまとめてご紹介します。

ラトビアの首都リガの市庁舎を中心とした市庁舎広場はいつも観光客で賑わっています。真ん中の4つの柱に掛かっているのがラトビアの国旗です。市庁舎はもちろん、広場を囲む建物がどれもとても美しく、世界遺産に登録されている旧市街を代表する場所と言えます。

市庁舎広場の中でも特に存在感のあるこの建物はブラックヘッドハウスと呼ばれ、いつも多くの観光客が写真撮影をしています。ここの1階部分、そして広場周辺には多くのカフェが入っています。中世の美しい建物を見ながらカフェでゆっくり休むのもおすすめです。

夜は市庁舎やブラックヘッドハウスがライトアップされ、その美しさが増します。できればお昼と夜どちらも見に行ってみてください。リガ観光の際はここからスタートしここに戻ってくるといいと思います。全然違った雰囲気を楽しめます。周辺にホテルもたくさんあるので、この近くに宿泊すると便利です。

リガ中央市場の建物はかつて飛行機の格納庫として使われていたもので、とても大きく、同じ形のものが5つ並んでいます。野菜、果物、お惣菜などがリーゾナブルな値段で販売されており、地元の人が多く買い物に来ています。ヨーロッパ最大級のマーケットということで観光客も訪れます。

中央市場の室内では主に食べ物が販売されており、屋外では食べ物に加え、洋服、アクセサリー、お花、雑貨などが販売されています。お土産も少し売っています。どれも比較的リーゾナブルなので気になるものがあれば、買ってみてください。ここで売られているカラフルな花は見ているだけで癒されます。綺麗な造花もあるので持ち帰りも可能です。

市庁舎広場だけでなく、旧市街を歩いて散策することをおすすめします。まるで中世にタイムスリップしたかのような気分になります。カラフルで可愛らしい建物、おしゃれなカフェなど多数あるので細い路地にも入りながら散策してみてください。お土産屋さんには可愛い雑貨がたくさんありますので、買い物もお楽しみください。

リガ旧市街では中世の美しいアールヌーボー建築がたくさん見られます。人の顔がデザインされた柱など、独特の建築に思わず足が止まります。建物全体が見られるよう、上を気にしながら歩きましょう。思いがけない所に美しい彫刻が見つかりますよ。

ラトビア観光で外せないのが、聖ペテロ教会です。もちろん教会内も美しいですが、ここでのおすすめは展望台です。ラトビアに来たほとんどの観光客がこの展望台に登り、絶景を楽しんでいます。

展望台から見たリガの街並みは絵本の中の世界のようです。ここからの景色がラトビアで一番有名な景色でしょう。入場料はかかりますが、一見の価値ありです。ヨーロッパで最も美しいと言われる中世の街並みを上からも楽しんでください。

聖ペテロ教会の敷地内にはブレーメンの音楽隊の像があります。ドイツのブレーメンとリガが姉妹都市でブレーメンから寄贈されたそうです。本場のものと表情が違ってまた面白いです。聖ペテロ教会に行った時はこちらも見つけてみてください。

ラトビアには4つの国立公園があります。その中で一番来訪者が多いのがガウヤ国立公園です。公園はガウヤ川沿いに約95キロの長さに渡って続いています。その敷地内にはかつての城跡、教会、マナーハウスなど見所がたくさんあります。

特徴のある岩や洞窟、水車や風車などおすすめスポットがたくさんある公園の中でも特におすすめなのがリガトネ遊歩道です。美しい緑の森の中を歩きながら、様々な植物の観察が楽しめます。階段が多いので、運動しやすい格好で行きましょう。

13世紀初頭に建てられたツェーシス城は北方戦争の際、ロシア軍に破壊され、18世紀に再建されました。現在は歴史芸術博物館となっています。ツェーシス城公園には緑に囲まれた池があり、白鳥やカモなどを観ながらゆったりとした時間を過ごすことができます。

見学の際、このランプを渡されます。これも当時使われていたような雰囲気があって持って歩くとワクワクします。ランプを持って城を歩く貴重な体験をタイムスリップしたつもりでお楽しみください。

ルンダーレ宮殿は1736〜1740年に建てられたバロックロココ式の建造物です。宮殿前には広大な庭園があり、12,000種の植物が植えられています。可能であれば花がたくさん咲いている春に行くことをおすすめします。宮殿と庭園を一緒に見るとその美しさを一層楽しめます。

宮殿は「バルトのヴェルサイユ」と呼ばれるほど、豪華で全部で130以上の部屋があります。それぞれの部屋が同一系色で統一されており、各部屋で雰囲気が全く違うのでいくつ部屋を見ても飽きません。赤で統一された部屋、緑で統一された部屋などお気に入りの部屋を見つけて写真撮影を楽しんでください。

中世の城トゥライダ城は赤レンガで造られた巨大なお城です。森の中の高いところに建っており、遠くから見たその姿から天空の城と呼ばれています。城の中は博物館になっています。トゥライダとは古代の言葉で「神の庭」という意味で、その名の通りこの城の周りには美しい庭園があります。

お城から小道をずっと歩いたところにダイナスの丘があり、そこには多くの彫刻作品が展示されています。石でできたユニークな彫刻はどれも不思議でぐるっと一周回ってみながら楽しめます。どの角度から見ても美しい彫刻をお楽しみください。とても大きくて近くで見ると圧倒されます。

中世に建てられたスィグイダ城は新旧のお城があります。旧スィグイダ城は廃墟となっており城址のみ見ることができます。新スィグイダ城はネオゴシック様式の真珠と呼ばれています。歴史を感じさせる廃墟と美しい新城をどちらもお楽しみください。

日本の物見やぐらとはちょっと違った造りです。こちら中に階段とはしごがあって登れるようになっています。階段が結構急でスリルがありますが、せっかくの機会ですので登ってみてください。ラトビアらしい森林がかなり遠くまで見渡せます。

ラトビアはヨーロッパの中で物価が安い国と言えます。ただし首都リガ旧市街の物価はラトビアの中では観光地価格で高めになっています。カフェでコーヒーとケーキを頼んで400〜600円ほど、レストランで食事をして1000〜1500円ほどです。観光施設への入場料は聖ペテロ教会が約1200円と高めになっています。

旧市街以外の地域の物価は非常に安く、コーヒーが一杯100〜150円ほど、レストランのディナーも1000円ほどで満腹になるでしょう。ホテルも数は少ないですが、安く3000円代でも綺麗な所に宿泊できます。お菓子などのお土産をスーパーで買うと出費をかなり抑えられます。

ラトビアの治安はヨーロッパの他の国と比較して良い方だと言えます。特に首都リガでは夜景が綺麗なスポットが多く、夜も観光客がたくさん街中を歩いています。観光客を狙った犯罪もあまりないような印象です。世界遺産の街リガの美しい夜景をお楽しみください。

リガ以外の街では、夜になるとほとんど人がいない所も多いです。ヨーロッパ内では治安が良い方ではありますが、やはり夜の一人歩きはできるだけしないようにしましょう。自分のバッグから目を離さない、飲みすぎてハメを外さないようにする等、最低限注意しながら観光していくのであれば、何も心配はいらない国だと言えます。

いかがでしたか。ラトビアは世界遺産のリガ旧市街はもちろん、その他の地域にも魅力的なスポットがたくさんあります。ヨーロッパの中でも有数の中世の美しい建築物や大自然を楽しんでみませんか。ヨーロッパ旅行をお考えの方は旅行先にラトビアを選択してみてください。きっとワクワクする体験ができます。