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コスタリカの治安は?軍隊が無い幸せの国の場所や物価をご紹介!

コスタリカの治安は?軍隊が無い幸せの国の場所や物価をご紹介!
投稿日: 2017年8月15日最終更新日: 2020年10月7日

軍隊のない幸せの象徴として知られるコスタリカには、世界中から多くの観光客が訪れています。治安は良さそうに聞こえるコスタリカですが、実際はどうなのでしょうか。旅行へ行く前に知っておきたい、コスタリカの治安や幸せと言われる意味、また物価なども併せてご紹介します。

コスタリカの治安を知って楽しい旅行を!見出し

幸せがいっぱいあふれていると言われるコスタリカ。国名は知っていても、実際どんな国なのかは分からない方がほとんどです。今回は、旅行に行く前に知っておきたいコスタリカの治安や幸せと言われる理由、物価などについてお話します。そして充実する旅をしてきてください。

幸せの国コスタリカとは?見出し

「幸せの国」としても知られる中米のコスタリカは、太平洋やカリブ海に面している共和制国家です。首都はサンホセです。コスタリカは政治および経済の安定が続いている国であり、「中米の楽園」と呼ばれています。ただ90年代以降から麻薬問題も浮上し始め、社会の治安を不安定にしている部分も見られます。

コスタリカで話される公用語は、スペイン語です。しかし、スペイン人の話すスペイン語とはたびたび違う発音や単語もあるそうです。また宗教は、カトリックが国教で、それは政治や社会に根強い影響をあたえているようです。アジアや中東からの移民による仏教やイスラム教などの信仰もみられます。

幸せの国コスタリカは幸福度1位見出し

イギリスの「ニューエコノミクス財団」が数年置きに調査する「地球幸福度指数」で、コスタリカは実はそれで2009年、2012年そして2016年の3回連続1位を獲得しています。2016年コスタリカのGDPは世界191カ国あるうち76位という現実があります。しかし、経済以外の幸せが存在する国なんです。

自然豊富な幸せの国コスタリカ

コスタリカの国土は、なんと日本の四国と九州を合わせたくらいの面積しかありません。しかし驚くのは、高度3000mの山が存在していたり、熱帯雨林気候やサバンナ気候、温暖湿潤気候といった複数の気候があるのです。世界の0.03%ほどの面積しかない国には、地球にある全ての動植物の5%ほどが生息する幸せの国です。

そんな自然の幸せが詰まった国コスタリカは、国4分の1が国立公園や自然保護区となっています。自然は壊さず伝統資産を活用し、それぞれの地域に経済効果をもたらせるような観光を行っています。手塚治虫氏の「火の鳥」のモデルであるケツァールやタヌキ似のハナジロハナグマなどが生息することでも知られています。

環境破壊をストップした幸せ

環境破壊がない幸せなコスタリカですが、かつては森林伐採が多く行われ、木がほとんどなくなっていた時代もあります。そこでコスタリカ政府は、自然資源やエネルギー、鉱山省を置き、国立公園局、森林局そして野生生物局を移管していったのです。熱帯乾燥林の再生など多くのプロジェクトを試み、森林は回復しました。

再生可能エネルギーを目指す幸せ

首都サンホセには、コスタリカの国民の20%が住みます。そこは都市開発の対象の街であり、エネルギーや廃棄物管理、水や衛生などの都市開発とつながるプロジェクトが行われる幸せな場所です。そんな中でも特に再生可能エネルギーの電源開発に力を入れています。地熱発電の割合はどんどん増えていっている現実があります。

幸せなコスタリカの国民性見出し

政府が進んで行って来た環境対策が成功している理由に、コスタリカの人々の国民性があります。とても穏やかな心を持ち平和が好き、そして高い教育水準も挙げられます。国は軍隊をなくし、非武装宣言も出しています。また暴力ではなく話し合いで問題を解決しようとする国民性が、コスタリカを幸せにもしています。

コスタリカには軍隊がない?見出し

コスタリカは1948年に軍隊を廃止したことでも知られています。1983年には「積極的永世非武装中立宣言」も行っています。軍隊に頼らない平和重視の解決を心がける国です。そして外交も軍隊なしの平和がベースとなっており、世界の国々へもコスタリカの持つ精神が着実に広がっています。

平和主義を考えるうえで、軍隊のないコスタリカを外すことはできません。軍隊が廃止されたきっかけは、1948年に勃発した内戦でした。その年の大統領選挙で敗北したカルデロングアルディア候補が、勝利したオティリオウラテ候補に対し、選挙結果を無効としました。これが内戦の始まりです。

勝利したホセフィゲーレスは、カルデロンが拡大していった軍事を抑える方向に出ました。それがコスタリカでは、軍隊が廃止されているということで知られているのです。しかし実際は、「常備軍」の保持がないというだけで、緊急時には最小限の軍隊が発動できるような対処はあるようです。でも軍隊を多用しない精神は根付いたままです。

コスタリカの治安悪化の原因は麻薬?見出し

幸せなイメージも強いコスタリカの治安はどうなのでしょうか。旅行をするにも国の治安状況は重要問題であり、注意が必要です。実はコスタリカという国は、女性の一人旅もできるという中米でも珍しい国です。美味しい料理や素晴らしい自然に魅了される観光スポットです。

しかし近年、麻薬関連の事件も発生しており、それが治安悪化へとつながっています。コスタリカの都市でも貧困層が多く住む場所では、お酒がらみの喧嘩や暴力、また麻薬をめぐっての争いなどが多発していると言われています。観光客としては、こういった地域へ足を踏み入れることはおすすめしませんし、注意して旅行しましょう。

治安の悪い場所というのは一目瞭然なところもありますが、万が一治安の悪い地域やそうでない場所で、麻薬がらみなどの事件に遭遇したら速やかにその場から離れるようにしましょう。首都サンホセを例に挙げると、繁華街そばであっても空き地や廃墟のような建物や空き駐車場などがあり、暴行などが起こる場所でもありますので注意が必要です。

なぜ麻薬が横行するようになったかは、コスタリカの国がある場所が理由です。コスタリカは南米から流れてくる麻薬が北米へ渡る前の経由地点です。それゆえ国には相当の麻薬が入ってきているのです。そんな国内では、麻薬を手に入れるために強盗や殺人が発生しています。リゾート地でも観光客を狙って麻薬売買が見られるようです。

コスタリカの富裕層誘拐が治安悪化へ見出し

コスタリカには、テロリストグループがいるという報告はされていません。しかし観光客として海外を訪れると、いつ何時テロや誘拐の犯罪に巻き込まれるかは分かりません。コスタリカでも同じことが言えます。最近注意したいことは、富裕層の人々など営利目的での誘拐事件が報告されています。日本人としても注意したいところです。

コスタリカの公共の場の治安は?見出し

コスタリカのバスターミナルの治安

コスタリカへ旅行に行く際に、長距離バスに乗る機会もあるでしょう。実は、長距離バスターミナルの治安はいいとは言えません。スリや置き引きの犯罪が多いようです。日本にいる感覚で、鞄などの荷物をイスや足元に置いておいたり、物を置いたまま席を立ったりはしてはいけません。

またたグループ犯罪として、バスターミナルで一人が観光客などのターゲットに話しかけ注意を引き、そのすきに別の人がその観光客の荷物を盗っていってしまうというやり方もあります。さらに他の注意点として、バスに搭乗した後は、荷物はしっかり手に持っておきましょう。網棚に載せておくのはおすすめしません。

サンホセ市街地歩行者天国の治安

首都サンホセには歩行者天国があり、多くの人々が行きかいます。そこで特徴的な犯罪が、服にケチャップなどをかけそれを拭き取ってくれる振りをし、そのまま荷物をひったくって去ってしまうというもの。汚れてますよなど言われても応答はしないように注意しましょう。歩行者天国以外のその他の場所でも、常に注意することが必要です。

その他よくある犯罪が、観光客などに、強盗被害に合ったのでお金を少し貸してもらえないかと尋ねてくるものです。少量だと思って財布を取り出してしまうと、その隙にひったくって逃げてしまいます。また道路脇や交差点で立ち止まっていると、車やバイクに乗った人が走行しながら所持品をひったくる犯罪もあります。

治安対策に安全タクシーに乗ろう見出し

コスタリカでは、バスやタクシーが移動手段として多く使われます。旅行でも多く利用すると思います。バスは治安の悪い場所を通過することもありますので、旅行前にバスルートや治安の悪い場所の確認をしておき、安全なルートのバスに乗るよう心がけましょう。

またコスタリカのタクシーは一般的に安全だと言われています。ただどんな場所でもあるように、白タクというものも存在します。間違ってそういった違法のタクシーに乗り合わせないよう気を付けましょう。タクシーを利用する際は、赤い車体を確認し、さらに三角形のマークついているものが許可を受けているタクシーの意味です。

治安の悪さは交通マナーから見出し

コスタリカの交通マナーは、日本よりも大変悪いです。車の数の急増に対して道路整備が全く追いついていない現状があります。首都サンホセでは渋滞が日常的に見られます。交通ルールはあってないようなもの。運転マナーは守らず、譲り合いがなく、クラクションの多用や歩行者の無理な横断もあります。

日本人からするとかなりめちゃくちゃな交通マナーが横行していて、そういったことからも治安の悪さが垣間見られます。旅行で車を運転する機会がなくても、歩行中に巻き込まれたり、ケガをしたり、最悪事故にもつながりかねません。どんな場所でもきちんと注意しておきたいものです。

コスタリカの治安の悪い場所見出し

犯罪被害危険地域として言われているほとんどの場所が、首都のサンホセにあります。観光旅行ではサンホセを中心に訪れることが多いと思いますので注意が必要です。歩行者天国周辺や中央市場周辺、さらにコカコーラ地区は、特別警戒地域に指定されています。

さらに強盗被害が多い場所として、サンホセ周辺にあるアラフエラ市アラフエラ地区やモンテスデオカ市サンペドロ地区が挙げられます。太平洋側ではハコ、タマリンド、マヌエルアントニオなど、カリブ海側はリモン、カウィータ、マンサニージャなどは注意したい場所です。

治安の悪い場所での貴重品は?

コスタリカでの観光旅行では、できるだけ貴重品を持ち歩かないようにしましょう。ホテルなどにあるセーフティーボックスを利用し、外出時には、貴重品を入れておくことをおすすめします。どうしても持ち歩かなければいけない場合は、複数個所に分けて収納しておきましょう。

夜間の治安にも要注意見出し

コスタリカに一人で旅行する方は、夜間は静かにホテルなど宿泊施設に滞在していたほうが無難です。複数人での旅行でも、できるだけ夜間の出歩きは控えたいところですが、どうしてもその必要があるのなら、一人ではなく数人で外出をおすすめします。夜間の犯罪率は昼間より高いことを覚えておきましょう。

治安の悪い場所で犯罪に巻き込まれたら

旅行中には、治安の悪い場所などで犯罪に遭遇してしまうこともあるかもしれません。万が一、事件や犯罪に巻き込まれても、相手に抵抗はしないようにしてください。相手は何を持っているか分かりません。ナイフや拳銃を所持していれば、大変なことになりかねません。自分の身の安全をしっかり守りましょう。

コスタリカの治安で覚えておきたいこと見出し

コスタリカの旅行中に緊急事態が発生したら、以下の連絡先に電話ができます。一般的な警察や救急車、消防を呼ぶ際は、電話番号911です。盗難事件などの司法警察の対応が必要なら、電話番号800-8000-645です。また交通事故を起こしたときや巻き込まれてときは、交通警察の電話番号800-872-6748へかけましょう。

さらにコスタリカ滞在中にビザやパスポートの問題が発生した場合は、首都サンホセの在コスタリカ日本国大使館に問い合わせてください。住所、電話番号、開館時間など詳細は、大使館のホームページに記載があります。旅行前にひととおり目を通しておくことをおすすめします。

物価の高いコスタリカ見出し

中南米の国々の中でもダントツに物価が高いのが、意外ではありますがコスタリカです。場所によってというより、コスタリカ全体的に物価は高いようです。日本人観光客も、現地を訪れて驚く人も多いとか。周辺の国々を旅しながらコスタリカに入ってくると、いきなり物価があがると言われています。

日本の食費の物価と変わらない?

コスタリカの食費に着目してみると、実は日本と物価はあまり変わりません。旅行では外食がほとんどかと思いますが、日本の安い牛丼屋さんの方が安い場合もあるくらいです。自炊などできる環境であれば、比較的抑えられるようです。またスーパーの物価も高く、ジュースやお菓子類でもなかなか手がでません。

安い物価と高い物価

コスタリカでは一般的に、生活必需品は安く設定されており、贅沢品は高いという傾向があります。現地の人が食べる食品や食材は安く買えますが、ホテル内のレストランや外国人観光客のツアーの対象となる場所では、は先進国並みの価格で設定されています。電気製品、ブランド、車などは日本以上の物価です。

サンホセは高物価に注意

首都のサンホセもとても物価は高いです。日本ではかなり安く食べられるマクドナルドを例に挙げると、サンホセのマクドナルドは日本以上に物価が高いです。気軽に入ることができないファストフード店と言えるでしょう。小腹が空いたらスーパーなどのパンは美味しくておすすめだそうです。

サンホセの宿泊ホテルの物価は、ホステルだと日本円で1000円台から、3つ星ホテルになると4000円台から、4つ星ホテルは7000円台から、5つ星ホテルになると1万円台からというのが目安です。日本でも安いホテルは数千円などありますので、似たような感じですね。

治安を知って幸せの国コスタリカへ行こう見出し

コスタリカの治安を中心にお伝えしましたが、実際コスタリカ旅行はとても楽しんで帰ってくる人もいますし、怖い場面に遭遇する人もいたりと、他の国々へ旅行に行くときと同じです。運などもありますし、事前準備や安全対策をしっかりすることで、多くの場合旅行は満喫できるおすすめの国です。ぜひ幸せの国コスタリカを堪能してきてください。

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ダイバーなら誰もが知っている絶海でのダイビングと言えば、コスタリカのココ島とエクアドルのガラパゴス諸島が頭に浮かぶと思います。国立公園のココ島は人を寄せ付けない大自然の中でのダイビングが醍醐味です。世界遺産にも登録されているココ島でのダイビングをご紹介します。
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