ジャマイカってどんなところ?
カリブ海に浮かぶ島国ジャマイカは海辺のリゾートなど魅力ある国ではあります。そのため高級リゾートホテルなどが立ち並ぶエリアもありますが、貧富の差は激しく、国民の平均給与は日本人の10分の1ほどしかありません。そのため犯罪発生率が高く、日本人に限らず旅行の際は犯罪に巻き込まれないように気を付けなければなりません。
治安の悪いジャマイカでの注意点1「置き引き」
貴重品は肌身離さず
空港や人ごみの中、街中のカフェなどでも常に自分の荷物には気を配っていて下さい。特に日本人観光者は治安の良い場所からの観光になります。監視の目が緩みがちです。まず注意点としては「荷物を体から離さない」こと、そして二つ目の注意点はカバンのふたなどは必ず閉めておくこと。開いていたら「盗って下さい」の合図ですよ。
貴重品は預けましょう
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— Idle Awhile (@AwhileIdle) August 5, 2017
置き引きは人ごみの中でのみ行われる犯罪ではありません。多いのがホテルでの置き引き・盗難です。現金や貴重品を部屋に置きっぱなしにしておくとベッドメイキングが終わった後からっぽにされて驚きます。高級ホテルではあまり聞きせんが、安いホテルでは鍵付きのロッカーやフロントに預けるなどの対策をしましょう。
治安の悪いジャマイカでの注意点2「街ブラ」
昼間のアップタウンでも裏は
いわゆるゲットーと呼ばれるスラム街ではないアップタウンのキングストンあたりでさえ観光には充分気を付けなければなりません。昼間だから、まだ明るいからと安心して街ブラをしていても、少し裏道に入ると我々日本人からすればかなり「ヤバイ」雰囲気がかもし出されます。ゲットーでなくても「裏道には入らない」が注意点です。
夜は出歩かない
Grants Pen boom Sunday.
— Ryuukyucom (@ryuukyu315com) August 28, 2017
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「ヘイ!ミスターチン!」東洋人を見ると声をかけてくるジャマイカ人がいます。アップタウンのキングストンであっても夜の観光はおすすめしません。なれなれしく話しかけてくるジャマイカ人の機嫌を損ねないようにうまく無視できないのなら観光地であっても夜歩きはするべきではありません。思いがけない危険に巻き込まれるかもしれません。
治安の悪いジャマイカでの注意点3「道案内」
ツアーと称して
街歩きをしていると道案内をかってでてくれる方がいます。親切な方なのでしょうか?笑顔にだまされてついていくと「ガンジャ畑に行こう」などと言ってマリファナの栽培場などに連れて行かれることがあります。もしかしたら本当に親切で連れて行ってくれているのかもしれませんが、危険がともなうことは事実です。重要な注意点です。
タクシーはJUTAマークを
Robbers posing as taxi drivers in Jamaica, public warned to take #safety precautions! https://t.co/7jWWjvSPRN pic.twitter.com/coi5jf31O8
— NationalWeekly (@NationalWeekly) July 5, 2017
次はジャマイカでタクシーに乗る時の注意点です。タクシーと看板が出ているからといってタクシーであるとは限りません。中には日本人観光客専門に狙う輩もいて、「コンニチハ、ミチアンナイ」とか言って声かけをしてきます。お金だけならまだしも命の危険もあります。タクシーは「JUTA」マークのあるもののみをチョイスして下さい。
治安の悪いジャマイカでの注意点4「物乞い」
悪気は無くても
発展途上国にありがちな考え方に、「持っている者が持っていない者にほどこす」というのがあります。ジャマイカでもその考えがまかり通っています。貧しければビールやタバコ、ご飯など、「もらって当たり前」だと思っているので、日本人には少し馴染めません。あまりにしつこく危険を感じたら大きなホテルなどに逃げ込むのが得策です。
治安の悪いジャマイカでの注意点5「マリファナ」
マリファナはジャマイカでも違法です
ジャマイカではマリファナのことを「ガンジャ」と呼びます。観光客に「ガンジャ、ガンジャ」などと言って近づいてくる現地の人は無視して下さい。現地では路上で吸っている人も見かけますが、観光客は目立ちます。特に売買には警察がきびしく目を光らせていますから、見つかったら一瞬で犯罪者となってしまいます。
罠もあります
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— EmeraldIslandJamaica (@EmeraldJamaica3) September 5, 2017
医療用大麻(MedicalCannabis)などと言って売ろうとしたり、タチの悪いものになると安い値段で交渉してきて路地裏に連れて行き、売買が成立した瞬間にポリスが現れ法外な罰金を請求する、などということもあります。もちろんポリスは本物ですが、当然グルです。興味本位で自分から危険に飛びこまないようにしてください。
治安の悪いジャマイカでの注意点6「危険地帯」
治安最悪貧困層住居地区「ゲットー」
ジャマイカには、国民的スター、ボブ・マーリーをはじめ数多くのレゲエ歌手を排出したゲットーと呼ばれる地区が点在しています。日本人の中には憧れてその中に足を踏み入れたい方がたくさんおられるでしょう。でもちょっと待って下さい。そこはいわゆるスラムで、現地のタクシードライバーも敬遠する治安の悪い危険地帯です。
ゲットーに治安部隊出動
MORE JAMAICA GHETTO NONSENSE: ELDERLY MAN IN SPRINGFIELD GARDENS SERIOUS INJURED BY… https://t.co/oEfiN0ogiy pic.twitter.com/hQzRlcnySs
— j (@CleanUpJamaica) July 30, 2017
貧困階層の方達が住みついているだけならばいいのですが、犯罪者やギャングの温床になっている確率がとても高いのが「ゲットー」です。ゲットーは首都キングストンだけでなく、第2の都市モンテゴベイなどにも点在しています。渡航前に外務省やジャマイカ政府観光局の資料などでゲットーの治安情報などを得ておくといいでしょう。
治安の悪いジャマイカでの注意点7「盗難」
サイフは見せない
キャッシュをポケットなどからはみ出させておくのはもちろんのこと、サイフですら見せてはいけません。それはジャマイカだけではなく治安の悪い中南米すべてに言える事ですが、日本のスリと違い抜き取るのを失敗した場合、あちらの方は強盗に早変わりすることが多々あります。身体生命に危険を及ぼす振る舞いはつつしみましょう。
大使館に駆け込む前に
現金やカードの他に盗られて困るものがあります。それがパスポート。大事な身分証明書ですからこれを盗られるときっと焦るでしょう。しかしパニックを起こしてはいけません。まず「警察に行って盗難証明書を発行」してもらい、大使館で再発行、または「帰国のための渡航書」を発給してもらいます。いきなり大使館に行ってもだめです。
在ジャマイカ日本大使館(Embassy of japan in jamaica) 場所:NCB Towers, North Tower, 6th Floor, 2 Oxford Road, Kingston 5, Jamaica, W.I. 連絡先:+1(876)929-3338,+1(876)929-3339
治安の悪いジャマイカでの注意点8「運ばせ屋」
気軽に受けない
後述しますが、ジャマイカへは直行便がありません。メインの航路はアメリカかカナダ経由になります。「カナダの友人に荷物を届けてくれないか」現地で知り合ったジャマイカ人から頼まれても絶対に受けてはいけません。また高額の謝礼をちらつかせてお願いをしてくる場合もあります。中身がなんであれ安請け合いをしてはいけません。
密輸の嫌疑がかけられます
そして空港警察たくさん来たけど何これw pic.twitter.com/hOXKC4ZKDm
— ЯУО (@shibainu) December 19, 2016
運ばされるもので一番可能性が高いのがマリファナです。置物やコーヒーの中に忍ばされれば頼まれた側はわかりません。また、こっそり荷物に紛れ込まされる場合もあります。しかしそのような事案が頻発しているため、カナダやアメリカでの空港の持ち物検査は非常に厳しくなっています。物が出てくれば「嫌疑」では済まなくなります。
ジャマイカ渡航の注意点「乗り換え」
直行便はありません
ジャマイカへの日本からの直行便はありません。大概アメリカかカナダ経由での入国になりますが、所要時間は22時間ほどです。他に中国系エアラインと韓国系エアラインがありますが、こちらは両方ともその国を経由します。格安航空などですと4回乗り換えで50時間近くかかることもありますから、旅の計画は余裕を持って立てて下さい。
ジャマイカは良い国です!
脅かし過ぎましたが
モンテゴベイのドクターズケーブビーチやポートアントニオのフレンチマンズコーブなど世界有数のビーチが点在するジャマイカ。カリブの温暖な気候もあり日本からの観光客は年々増えています。治安の悪い所ばかりではありません。わざわざ治安の悪いところに行かないで下さい。観光の目的をしっかり持ってジャマイカを楽しみましょう。
ジャマイカはパトワ語
音楽とダンス、陽気な国民性。ジャマイカの人達のほとんどは心の優しい人達です。一部の治安を悪くする者が存在するためにこのような警鐘記事も必要となりますが、本来旅の途中で現地の人達と関わりを持つことは悪い事ではありません。出国前に現地の言葉(パトワ語)などを仕入れてコミニュケーションを楽しむのも良いかもしれません。
気を付けて行ってらっしゃい!
日本人がジャマイカに旅行をする際の注意点をいろいろ書きましたが、治安の悪い国の観光にはほとんどあてはまるものだと思います。とにかく危ない、危険だと感じたら逃げて下さい。そしてドレッドヘアをした本物のラスタマン(アフリカ回帰主義者)に会いに行って下さい。ありがとうございました。
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