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峨眉山は仏教の聖地!荘厳な雰囲気の山でいつもと違うトレッキングを!

峨眉山は仏教の聖地!荘厳な雰囲気の山でいつもと違うトレッキングを!
投稿日: 2017年11月18日最終更新日: 2020年10月8日

中国の四川省にある峨眉山という歴史スポット。ここは仏教界の聖地と呼ばれており、多くの観光客が訪れています。雄大な山の中をどうやって登り、どんなスポットを巡ればいいのでしょうか?今回はその峨眉山の観光情報を紹介したいと思います。

中国四川省の名山峨眉山見出し

約4000年もの悠久の歴史を持つ中国。この国では峨眉山と呼ばれる魅力的な観光スポットが存在します。峨眉山は中国の四川州成都の南に位置している山で、中国仏教の聖地の一つと呼ばれています。標高も高く中国らしい雄大な景色を背にトレッキングや寺院巡りが楽しめます。そういうわけで今回は峨眉山の観光情報を紹介して行きます。

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峨眉山とは何か?見出し

中国四大仏教名山の一つ

峨眉山とは四川にあり、仏教史跡や寺院がたくさん残っている観光スポット。中国三大霊山や中国四大仏教名山の一つとして知られています。毎年多くの参拝客が頂上に存在する華蔵寺に目指しています。歴史も千年と古く、伝統中国の面影を今に伝えている名山です。もし、峨眉山で仙人に出会えたらロマンがもっと広がるでしょう。

自然遺産・文化遺産両方に登録されている

峨眉山は歴史スポットとしては珍しく自然・文化複合遺産に登録されています。何故なら峨眉山は、古来より聖地として多くの人に親しまれている名山な上に、動物の王国と呼ばれるほど多種多様の生態系が存在しているからです。野生動物の種類は2000以上。峨眉山のようにこれほど魅力が詰まった名山は世界を回っても滅多に見られるものではありません。

北アルプスくらいの標高を持つ名山

峨眉山は四川州の山奥にあるためか、標高が3098メートルとかなり高いです。日本でいう北・南アルプスの標高に匹敵するでしょう。峨眉山は北アルプスと南アルプスにも劣らない雄大さを見せてくれます。北アルプスや南アルプスよりも緯度が低いため、氷河地形や雪渓などはないですが、それでも険しい名山であることには変わりありません。

予備知識に使える峨眉山の歴史見出し

中国の名山として有名な峨眉山は後漢時代から仏教寺院が次々と建てられました。特に万年寺など東晋の時代に建設された寺院も残っています。南宋の時代にはピークを迎え、今も人気が続いています。現在存在している寺院の数はなんと25以上。これだけ多数の寺院は長い歴史がなければ作りえないものなのです。

峨眉山トレッキングの見どころ見出し

雄大な景色に癒される

峨眉山のトレッキングは壮大な景色が売りです。このトレッキングでは高山の綺麗な空気を吸えます。普通のトレッキングは疲れもたまると思いますが、峨眉山の景色を見るだけで疲れも吹き飛びます。何度も述べますが峨眉山は名山の名に恥じない壮大な景色が魅力です。これだけの景色を背にすれば、トレッキングも順調に進みます。

運動にはうってつけ

名山の山道は想像以上に険しいもの。山道の距離はなんと50キロ以上もあります。往復にして100キロ以上です。50キロということは、東京から佐倉までの距離になるでしょう。往復となると東京から前橋に匹敵します。つまり、峨眉山の山道を歩けばものすごい体力がつきます。これはもう長距離ハイキングのようなものです。

事前に押さえたい峨眉山トレッキングでの注意点見出し

山道の途中で休憩すること

峨眉山トレッキングは山道が結構長いので、休憩なしでは体力が持たないでしょう。そこで山道の途中にある休憩所で体を休ませることがおすすめです。休憩所には売店があり、そこで食べ物や飲み物を買うことができます。事前に用意したポカリスエットやアクエリアスなどの飲み物と合わせて飲むといいでしょう。こまめに休憩を取ることは、トレッキングの大の秘訣です。

サルには用心しよう

峨眉山のトレッキングは楽しいですが、それでも油断は禁物です。なぜなら、峨眉山には野生のサルが潜んでいるから。サルといえば日本のサルをイメージしますが、峨眉山のサルはけっこう凶暴。なので、観光客を襲って食べ物を奪うことがあります。サルだからといって油断してはいけません。峨眉山でトレッキングする場合は、こういった用心も必要です。

雨具も用意すること

峨眉山はよく雨が降るところとして知られています。しかも、山道の中には滑りやすいところも多いです。もし、雨が降ってしまったら滑って怪我をしてしまう可能性が高まります。その対策として、傘等の雨具や滑りにくい靴を用意しましょう。これらの防水グッズを揃えておけば、少しでも怪我をしにくいはずです。ちなみに瀑布など雨の日限定の景色も見られます。

峨眉山観光で絶対に行きたいスポット1「金頂」見出し

峨眉山観光で欠かせないスポット

金頂は峨眉山観光の最終地点で、壮大な絶景が見られるところです。峨眉山の中で万仏頂に次いで二番目に高いです。標高は3077メートルでその高さは北アルプスにも匹敵するほど。金頂には華蔵寺など峨眉山で有名な寺院が存在します。整備が細かくされている広場も見どころの一つです。天気は変わりやすいですが、晴れた日には7000メートル級の山々をみれます。

峨眉山一高い峰が見どころ

よく間違えられますが、峨眉山で一番高いのは金頂ではなく、万仏頂です。ここは万佛閣と呼ばれる建物があります。一番の見どころといえば、なんといっても絶景。峨眉山一高いとこれから見える景色はまさに神秘中の神秘。昔から仙境と親しまれてきました。運良く雲海が見れたら、必ず写真を撮っておきましょう。万仏頂は今も多くの人々を引きつけて止みません。

峨眉山観光で絶対に行きたいスポット2「四面十方普賢金像」見出し

この観光スポットは名前の通り、金で覆われた像です。高さは約48メートルもあり、仏像らしく神々しい威厳を放っています。見た目としては、異国風の象の上に仏様が座っているのが特徴です。重さはなんと660トンもあります。顔はなんと10個もあり、それぞれが違う方向を向いています。金頂では太陽の光の輪が信仰を根付いているために、最近建設されました。

峨眉山観光で絶対に行きたいスポット3「清音閣」見出し

清音閣は唐時代の後期に開かれた史跡で、海抜700メートルくらいの地点に存在します。ここは清浄な滝と牛心石で有名です。清音閣の外面は赤色をしており、中には普賢大士など数々の像が存在しています。さらには濃い緑色をした木々もたくさんあります。また、唐の像が人の顔の形をした石を拾った伝説も残っています。像が石を拾った場所は今では「宝現渓」と言われているのです。

峨眉山観光で絶対に行きたいスポット4「洗象池」見出し

この観光スポットは2100メートル地点にあります。峨眉山でいうとちょうど中腹ぐらいです。ここには普賢菩薩という神様が手を洗った伝説も残っています。その時に普賢菩薩が象に乗っていたため、洗象池と呼ばれるようになりました。建物の規模は意外と大きく、国家が建設費を出したほどです。、猿も近くにいるので襲われないよう注意して下さい。

峨眉山観光で絶対に行きたいスポット5「自然生態区」見出し

仏教聖地と語られることが多い峨眉山ですが、自然で語られるのは動植物が多く生息している自然生態区です。ここには峨眉山のサルが住んでいるためか、サルの楽園とも言われています。自由に交流することができます。また、世界でも珍しいパンダを見れるのも魅力です。ただ峨眉山の山道同様、食べ物を奪うサルには気をつけなければなりません。

峨眉山観光で絶対に行きたいスポット6「洪椿坪」見出し

洪椿坪とは清の康熙帝の時代に再建されたところ。創建されたのは報国寺と同じ明の時代です。峨眉山古建築群には2006年に登録されています。太平洋戦争の時代にはあの蒋介石がここに短期間滞在していました。峨眉の山々の景色や、中国語とチベット語が使われた碑文を見れます。色々魅力がある場所ですが、清音閣からここまでおよそ3000の階段を上らなければなりません。

峨眉山観光で絶対に行きたいスポット7「楽山大仏」見出し

東大寺よりも大きい仏像

楽山大仏は唐の時代に90年かけて作られた世界最大の仏像。その高さは約70メートルもあり、同時代に建設された東大寺を凌ぐほど。洪水被害の防止とそれによる楽山地域の発展を目的として建設されました。1996年には峨眉山とセットで世界遺産に登録されています。遊覧船に乗れば大仏の全体像が見れます。峨眉山より40キロ離れていますが、峨眉山観光では欠かせないスポットです。

凌雲寺にも行こう

大仏様を拝めた後は凌雲寺に行ってみるといいでしょう。凌雲寺は唐代に建築された寺院で、幾度かの倒壊を経験して清の時代に再建されました。ここには「弥勒坐像」と呼ばれる黄金の仏像が鎮座しています。「弥勒坐像」は穏やかな表情で有名です。坐像の近くには四天王が鎮座していますが、どれも凄まじいインパクトを放っています。境内にある楽山大仏陳列館にも行ってみるといいでしょう。

注目されている峨眉山の寺院見出し

万年寺

万年寺は標高1000メートル以上のところにある寺院で、東晋時代の420年に建てられました。外観は中国の寺院としては異質で、どこか異国の雰囲気を醸し出しています。しかも、建築も高度で幾多の地震にも耐えてた凄い史跡です。寺院の中には宋時代に作られた銅像が安置されています。建てられた当初は普賢寺と呼ばれました。他にも観音殿、大雄宝殿、峨眉三宝など見どころがあります。

万年寺にへの行き方としては、万年山道ロープウェイを使う方がおすすめです。まずは金頂ルートと同じように峨眉山のバスターミナルでバスに乗りましょう。そしてロープウェイ手前の駐車場で降ります。ロープウェイに乗ればすぐに万年寺に到着できます。帰りは行きと同じルートを辿ればいいですが、歩きなら清音閣を通るルートを選びましょう。

伏虎寺

伏虎寺は報国寺から1キロほどところに寺院で、唐の時代に建てられました。ここは峨眉山でかなり大きい伽藍と謳われています。伏虎寺の名前は寺院の近くにいた虎を鎮めるために、撞が建てられたことに由来しているもの。また、明の時代に造られた銅塔もここにあります。この寺院もまた伝統中国の面影が残る史跡の一つで、厳かな雰囲気は昔も今も変わっていません。

報国寺

報国寺は明の時代に造られた観光スポットで、峨眉山を信仰している団体の拠点地。峨眉山登山上交通の便が良いところで、多くの観光客で埋め尽くされています。報国寺と呼ばれるようになったのは康熙帝時代から。特に紫銅華厳塔は重要文化財に指定されているほど見どころがたくさんあります。報国寺で峨眉山の地形や山道を知るなど、トレッキングに向けた準備ができるのも見どころの一つです。

峨眉山の料金はいくらか?見出し

峨眉山への入場料は基本150元で、日本円に換算して2500円ぐらいかかる計算になります。それにバス代やロープウェイ代は往復合わせて200元です。山頂に上るだけでも最低は6000円ぐらいかかるのです。報国寺などの寺を参拝する場合は、だいたい10元くらいかかります。このように峨眉山観光はけっこうお金がかかりますので、最低2万ぐらいの大金を準備して下さい。

必ず覚えておきたい峨眉山への行き方「登山口までの道のり編」見出し

まずは飛行機での行き方を覚えよう

峨眉山の行き方としては、まず成田空港から成都空港に行く必要があります。成田から成都までの飛行時間はだいたい4時間40分くらい。直行便なのでわざわざ上海空港に乗り換える必要はありません。成都空港は成都の外環道の外に位置しています。羽田空港を使う行き方もありますが、アクセスの良さなら成田空港がいいでしょう。

成都からの行き方を紹介

無事に成都空港に着陸したら、まずは成都と峨眉山のバスターミナルを行き来する長距離バスに乗りましょう。成都から峨眉山までは200キロぐらいあるので、かなり遠いです。そのため時間は2時間半を要することになります。料金は36元で、日本円に換算して620円ぐらいに相当します。初めて行く人は、峨眉山のツアーに団体で参加する行き方もあります。

必ず覚えておきたい峨眉山への行き方「登山編」見出し

ロープウェイを使えば一気に山頂まで行ける

峨眉山の山道は50キロあるため、観光客はロープウェイを使っているのが大半です。峨眉山には「金頂山道ロープウェイ」と「万年山道ロープウェイ」の2つのロープウェイが存在します。金頂へはその一つである「金頂山道ロープウェイ」を使う行き方があります。金頂の方のロープウェイに行くには、峨眉山のバスターミナルから出るバスから乗るといいでしょう。

峨眉山のてっぺんへの行き方

「金頂山道ロープウェイ」の山頂駅を降りたら、100メートルほど歩いて金頂へたどり着くことができます。もし、峨眉山で一番高い地点の万仏頂に行きたいなら、ケーブルカーを使うといいでしょう。ケーブルカーへの行き方としては、金頂賓館の駅にたどり着けばいいです。ここから万仏頂まではわずか10分程度で到着できます。

峨眉山からの降り方

金頂から山麓まで降りるにはまず「金頂山道ロープウェイ」を使いましょう。ロープウェイを降りたら登りと同じように雷洞坪で峨眉山バスターミナル行きのバスに乗ります。もし、交通費を節約したい場合は時間をかけてきで行くのもいいでしょう。また、万年寺にも寄りたい場合は万年寺近くのバス停で降りることがおすすめです。帰りのルートはできるだけ体力を使わない方を選びましょう。

聖地巡礼なら峨眉山に行こう!見出し

ここまで行き方やトレッキング、寺院など峨眉山の観光情報をまとめました。峨眉山の魅力は理解いただけたでしょうか?峨眉山は金頂や万仏頂のような中国らしく神秘的な観光スポットが多数存在する名山です。また、トレッキングをして運動神経を高めることもできます。中国で観光スポットを巡りたいなら、まず峨眉山から行ってみるといいでしょう。

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