パラワン島の行き方や観光スポットは?
我々日本人がよく耳にするフィリピンというと、フィリピンの首都マニラであったり、ビーチリゾートとして人気のセブ島のイメージが強いかと思いますが、南西部にあるパラワン島は、世界一美しい島として話題になっています。ダイビングなどでも有名なパラワン島への行き方やおすすめ観光スポット、ホテルに治安などをご紹介いたします。
フィリピンのパラワン島とは
フィリピンのパラワン島とは、ミンドロ島とマレーシアのボルネオ島の間にまたがる位置にあり、フィリピンの南西部にある長さが397キロ、幅が約40キロと長細い島です。7000もを超えるフィリピンの島の中でもフィリピン最後のフロンティア、最後の秘境などと言われているほど美しく、ダイビングの聖地としても人気を集めています。
パラワン島では、透明度抜群の海があることから、ダイビングやシュノーリングなどのマリンスポーツをはじめ、世界遺産の鍾乳洞、野生生物や自然の保護区など、大自然をメインとする観光スポットが数多くあります。また水上コテージタイプのホテルなどもあり、最高のリゾート地として世界中の人々から愛されている島、それがパラワン島です。
パラワン島への行き方
パラワン島への行き方をご紹介いたします。パラワン島にある空港は、プエルト・プリンセサ空港といいます。成田空港からプエルト・プリンセサ空港までの直行便は出ていないため、一旦フィリピンの首都マニラへ行き、マニラのニノイ・アキノ国際空港にて乗り換えをしてプエルト・プリンセサ空港へ向かうことが一般的な行き方になります。
フィリピン、パラワン島にあるプエルトプリンセサ空港です。小さな空港です。4つの航空会社が乗り入れてます。マニラ、セブ線があります。飛行機の到着時間にはお客様を書いたプラカードでいっぱいになります。 pic.twitter.com/fyGDLgi3
— megumi (@megujoong) October 30, 2011
成田空港からフィリピンのマニラへ行く便は、日本航空・全日空・セブパシフィック航空・フィリピン航空・デルタ航空・ジェットスタージャパンの6社が就航・運行しているので、便利です。マニラからパラワン島までは、毎日5便ずつ、エアアジア航空が運行しています。日本からマニラまでは4時間から5時間、マニラからパラワン島までは1時間半です。
パラワン島の治安は良いの?
2018年1月7日現在、フィリピンのパラワン島の治安について調べたところ、外務省の海外安全ホームページによると、レベル2の「不要不急の渡航は止めてください。」という状態になっています。フィリピンのパラワン州の南部、その周辺の地域では、過激派集団によるテロが起きたり、誘拐や拉致の事件が起きていることから安全とは言えません。
パラワン島に関しては、上記の通りレベル2の勧告が出ていて治安が悪いため、暫しの間様子を見てから渡航をしましょう。現在フィリピン全土で、危険勧告が出ている状態なので、フィリピンのどの州へ行く場合にも、事前に外務省の情報で治安を確認し、注意して渡航をして下さい。せっかく旅行へ行くのであれば、安全か確認してから行きましょう。
パラワン島の軽犯罪などの治安情報については、首都のマニラなどと比べると犯罪は少なく、現地の人々はフレンドリーで親切な人が多いようです。と言っても油断をしてはいけません。スリや置き引き、ひったくりはどこの国でもあり得ることなので、財布やスマートフォンなどの貴重品は、見えないようにしっかりと管理をするようにしましょう。
パラワン島おすすめ観光スポット1:ナクパンビーチ
ナクパンビーチ 【パラワン島エルニド】 ゆりかごのように 少しだけ ゆられて すごしたい #フィリピン #Pilipinas pic.twitter.com/YLwzT8bSvV
— フィリピン情報 (@akaihachi) May 8, 2017
「ナクパンビーチ」は、パラワン島の中でも大変美しいビーチが広がるエルニドエリアにあります。とても静かで、ゆったりとした時間が流れている場所でもあり、ビーチでのんびりと過ごしたり、ダイビングやシュノーケルなどのマリンスポーツを楽しむこともできます。透明度の高い青い海と白い砂浜が広がるビーチは、見逃せないスポットです。
ナクパンビーチはエルニドタウンから離れた場所にあるため、静かで落ち着いた雰囲気です。とても美しく有名なビーチでありながらも観光客が少ないというのは大変魅力的だと思いませんか?ダイビングなどをして楽しむのも良いですが、できればビーチでのんびりと寛いだり、散策をしたり、サンセットなどを眺めるのもおすすめの過ごし方です。
パラワン島おすすめ観光スポット2:プエルト・プリンセサ地底河川国立公園
「プエルト・プリンセサ地底河川国立公園」は、パラワン島にある世界遺産です。セントポール山地の鍾乳洞の中を流れる8.2キロの地下河川であり、航行ができる河川として、世界で最も長いそうです。1999年にユネスコの自然遺産として世界遺産に認定されました。まるで鍾乳洞の中を探検する冒険家のような気分になれるので、おすすめです。
【行きたくなったらRT】「プエルト・プリンセサ地底河川国立公園」パラワン島の洞窟内に流れる地下川を保護する目的で指定された国立公園。地下川を探検するUnderground River Tourを楽しむことができる。(フィリピン) pic.twitter.com/6YTl4XieMV
— 行きたくなる世界の名所bot (@sekai_meisyo) December 23, 2017
プエルト・プリンセサ地底河川国立公園へ行くためには、ツアーに参加することをおすすめいたします。事前に日本の代理店から予約をするか、現地のツアーに参加をするか、中にはダイイングのオプションとして付いてくる会社もあるそうです。辺りは真っ暗で、懐中電灯を照らしながら入って行きます。独特の生態系を有していて面白いスポットです。
パラワン島おすすめ観光スポット3:トゥバタハ岩礁自然公園
「トゥバタハ岩礁自然公園」は、フィリピンで初めて1993年に世界遺産登録された自然遺産です。2009年には世界遺産の登録範囲を拡大して、現在のトゥバタハ岩礁自然公園になったそうです。パラワン島の遥か沖に位置するトゥバタハリーフのエリアにある海のことを指し、世界的にトップクラスのダイビングスポットということで有名です。
【トゥバタハ岩礁海中公園】フィリピンで初めて世界遺産登録された、東南アジア最大ともいわれるサンゴ礁があります! #フィリピン #自然 #リゾート https://t.co/KYl8CP1Z6x pic.twitter.com/jbhGx3RCRR
— リモンズ! フィリピンで暮らそう (@limonzdays) December 8, 2017
トゥバタハ岩礁自然公園でダイビングやシュノーケルをしてみると、あまりに透明度の高い海なので、美しく貴重なサンゴ礁やカラフルな魚達が鮮明に観察することができるでしょう。ジンベエザメやジュゴンなどと出会えることもあるそうなので、パラワン島でダイビングをしたいと思ったら、トゥバタハ岩礁自然公園へ行ってみましょう。
ちなみにこちらのトゥバタハ岩礁自然公園は、強いモンスーンが吹き荒れる場所でもあるため、ダイビングなどのために船が出せる季節は、3月から6月の天気が落ち着くシーズンに限られているので、予め覚えて起きましょう。とても限られている期間になので、その時期になると世界中から多くのダイバー達が集う人気の時期になります。
パラワン島おすすめ観光スポット4:タロクリフ
パラワン島にある「タロクリフ」とは、ライムストーンと呼ばれている石灰岩で出来ている山で、絶景を見るためにトレッキングが楽しめる、現地の人達から人気を集めている観光スポットです。崖を登った先に見えるのは、エルニドの青く美しいビーチと数々の船、そしてエルニドの街。その壮大な景色を見えば、日頃の悩みも吹き飛びそうです。
絶景を見るために、タロクリフのトレッキングに挑戦してみたい方は、日本の代理店などを通してのツアーは現在のところないようなので、現地発のツアーを探してみるか、個人で行くしかないようです。ただ本格的な登山とは違い、半袖と半ズボンのようなカジュアルな格好であっても登れるようなので、気軽に行ってみてはいかがでしょうか。
パラワン島おすすめ観光スポット5:ビッグラグーン
パラワン島へ行ったら、「ビッグラグーン」は絶対に行っていただきたいおすすめの観光スポットです。エルニドエリアのミニロック島周辺に位置し、波もなく、奇岩に囲まれたエメラルドグリーンの静かな海です。とても水深が深いため、魚はおらず、クラゲやサメが生息しているそうです。ボートに乗ってビッグラグーンを遊覧していきます。
旅の想い出(フィリピン★エルニド)⑥
— 山田真紀 (@risehinanotoa) May 31, 2015
エルニドにあるビッグラグーン♬
シークレットラグーンやシークレットビーチもあって、行くところがいっぱい(^^♪
スモールラグーンでは、シーカヤックをしたて、最高に楽しかった~涼しいし、気持ちいい pic.twitter.com/6rs3UXheu3
ビッグラグーンは本当に美しい海で潜ってみたいという気持ちになるのですが、サメが出没して危険なため、ダイビングや泳ぐことは禁止されています。しかし場所によってはシュノーケルができるスポットもあるそうなので、興味がある方は調べてみてください。人気の観光地なので、週末になると観光客で賑わっていることが多いスポットです。
パラワン島のおすすめホテル
ミニロック アイランド リゾート
ミニロックアイランド、エルニド、フィリピン pic.twitter.com/SQCWJvYd9D
— 世界の絶景 (@sekaino_zekkei_) January 6, 2018
パラワン島のおすすめホテル「ミニロックアイランドリゾート」は、上記でご紹介をしたビッグラグーンのすぐ近くに位置する人気のホテルです。小さな入江に佇んでいる隠れ家風のリゾートで、客室は全てリゾートらしい、水上コテージの様式となっています。美しい海を見ながらゆっくりと寛ぐには相応しく、ハネムーンなどにも人気のホテルです。
パラワン島は世界で一番美しい島!
いかがでしたか?今回は、世界で一番美しいと言われているフィリピンのパラワン島への行き方、治安、おすすめの観光地、ホテルなどについて詳しくご紹介をいたしました。パラワン島は大変自然が豊かで美しい場所です。ただ現在フィリピン全土で治安が不安定なので、事前に治安の状況を確認した上で、旅行に行くようにしてください。