とら食堂は白河ラーメンの名店！人気メニューや待ち時間・分店などをご紹介

みなさんはラーメンが美味しい都道府県と聞いてどこを思い浮かべるでしょうか。北海道や福岡などが有名どころですが、実は47都道府県で最も美味しいと言われているのが福島県です。そしてそんなラーメン激戦区の福島県で大人気の『とら食堂』を今回はご紹介します。

福島県のラーメンと言うと真っ先に喜多方ラーメンを連想する人も多いでしょうが、実はほかにも「白河ラーメン」と呼ばれるご当地ラーメンが存在します。この「白河ラーメン」は名前からもわかる通り福島県白河市のご当地グルメなのですが、これの発祥のお店が『とら食堂』です。

この『とら食堂』のある白河市は福島県の南部というかなり地方にあるラーメン店なのですが、連日大行列ができるほどの盛況ぶりで待ち時間は必須です。それこそメディアで特集されることも多く、それが放送された後は行列がとんでもないことになり待ち時間もものすごいです。

そもそも『とら食堂』で食べられる白河ラーメンがどんなラーメンかはご存知でしょうか。この白河ラーメンは説明すると豚骨や鶏ガラを使った透明度の高い済んだ醤油スープが特徴のラーメンです。またスープとよく絡む幅の広い縮れ麺を使用している点も白河ラーメンの特徴でしょう。

ちなみに白河ラーメンで使われている縮れ麺は少し前まではそれぞれの店舗が木の棒で手打ちをして作っていましたが、最近ではテクノロジーの発達なども相まって機械で製麺しているところが多いです。また明確な定義があるわけではありませんが白河ラーメンの具材はチャーシュー・ネギ・メンマ・なると・ほうれん草がポピュラーです。

白河ラーメンの発祥店『とら食堂』にはいろいろなメニューがありますが、そのなかでもダントツで1番人気なのが"焼豚ワンタン麺"です。実際にSNS等の口コミなどを見ても"焼豚ワンタン麺"は圧倒的な人気を誇っています。ちなみにワンタン麺は『とら食堂』の創業当時からある看板メニューでもあります。

それこそこの『とら食堂』の"焼豚ワンタン麺"を食べるためにわざわざ遠方から足を運ぶファンもいるほどで、行列に並び何時間もの待ち時間を過ごしてでも食べる価値のある一杯です。とても食べ応えのある一杯でありながら値段が1070円と安いのでコストパフォーマンスも良いです。

ただし白河ラーメン発祥の『とら食堂』に行く場合に最も気になるのが行列や待ち時間の具合でしょう。結論から言うと『とら食堂』では行列と待ち時間は当たり前です。例えば何てことはない平日であっても開店の1時間前くらいからちらほらと人が並び始めて待ち時間が発生し出します。

そして『とら食堂』は開店と同時に満席となる人気店なのでそこから先は行列が必須です。待ち時間も開店から後になればなるほど長くなります。土曜や日曜の週末ともなると2時間クラスの行列や待ち時間も普通にあり得ますし、ゴールデンウイークやお盆にはそれ以上の行列・待ち時間も考えられます。

福島県白河市にある『とら食堂』へアクセスする場合には自動車があると便利です。公共の交通機関を乗り継いで『とら食堂』まで行くことも可能ではありますが、やはり地方にあるラーメン店なので少々大変と言わざるを得ません。例えば最寄り駅は久田野駅なのですが店舗までの距離は3000mくらいあります。

自動車で『とら食堂』へ行く場合には東北自動車道の白河ICが最初の目印となります。そこから10分ほど車を走らせると『とら食堂』の店舗が見えてきます。ちなみに『とら食堂』は県道11号線沿いにあるので迷わず行けるか不安な方はここを目指して走るのもありでしょう。

福島県白河市の『とら食堂』の営業時間はランチとディナーの二部構成です。ランチが午前11時から午後14時30分までで、ディナーが午後16時から午後18時までです。お客さんが多い日には遠し営業となる場合もあります。ちなみに毎週月曜日が定休日で、月曜が祝日の場合は翌日が休みです。

ただし『とら食堂』を来訪する場合には早め早めをおすすめします。なぜかと言うと営業時間に関係なく材料がなくなり次第閉店となります。それこそ『とら食堂』は超が付くほどの人気店なので閉店時刻まで営業していることの方が少ないです。この点に関しては注意してください。

白河の人気ラーメン店『とら食堂』は行列や待ち時間がすごいのですが、そんな時にはこの『とら食堂』の分店の方に足を運んでみるのもおすすめです。例えば福島県にある『伏龍』はその代表格とも言える分店です。正真正銘の『とら食堂』の分店なので味に関してはばっちりです。

この『とら食堂』の分店である『伏龍』のメニューはとてもオーソドックスです。シンプルながら奥の深い中華そば（650円）や食べ応え抜群のチャーシューメン（860円）などがあります。そんななかでも特に人気の高いメニューがワンタンメン（800円）です。独特な食感のワンタンは一度食べると病みつきになります。

美味しい白河ラーメンは東京でも食べられます。東京都の町田市にある『一番いちばん』も白河ラーメン発祥の『とら食堂』の分店に当たります。ここ『一番いちばん』で人気のメニューは"醤油らぁ麺"です。大きなバラ肉のチャーシューとワンタンが麺を隠すくらい乗ったボリューム満点のメニューです。

中華街が近くにあることから神奈川県もラーメンの激戦区として有名ですが、そんななかで頑張っている人気の分店が『白河中華そば』です。ここ『白河中華そば』のメニューはどれも優しい味わいのものが多く、それこそ飲んだ後のシメにはもってこいのラーメンと言えるでしょう。

千葉県の松戸市周辺は東京からもほど近く、全国屈指のラーメン激戦区としても有名です。そんな松戸市にある『とら食堂』の分店が『とら食堂松戸分店』です。この『とら食堂松戸分店』はかなりの人気店で、本店と同じように行列ができることも珍しくありません。

ここ『とら食堂松戸分店』の人気メニューは"塩ワンタン麺"です。スープをすするとホタテとエビの風味が口いっぱいに広がり、普段飲まない人でもスープを全部飲み干したくなる一杯です。待ち時間は必至ですが東京近郊で白河ラーメンを食べるなら『とら食堂松戸分店』はおすすめです。

茨城県の鹿島市にある『ラーメン青龍』も白河ラーメンの『とら食堂』の分店です。ここ『ラーメン青龍』の一杯は本店の味をかなり忠実に再現しており、かなりレベルの高い白河ラーメンを食べることができます。メニューが少ないですが『とら食堂』の味を気軽に味わえるありがたいお店です。

本店『とら食堂』と同じ福島県にある『餐』も分店のひとつで、ちなみに開店してから20年近くたつという分店のなかではかなり歴史のあるお店です。ここ『餐』のメニューは"醤油中華"と"胡麻中華"の2種類だけです。どちらもレベルが高いので両方注文するお客さんもいます。

少し変わった白河ラーメンを食べたいのなら分店である『たいち』もおすすめです。ここ『たいち』のメニューにある白河ラーメンは本家と比べると少ししょっぱめです。ただし嫌なしょっぱさではなく旨味はきちんと感じられ、一度食べ始めるとお箸が止まらなくなること請け合いです。

埼玉県の東武東上線沿いにある『もめん』も美味しい白河ラーメンを味わえる『とら食堂』の分店です。ここ『もめん』にはいろいろなメニューがあるのですが、ほぼすべてのメニューに自家製の手打ちもみ麺を使っているのが特徴です。ピロピロとした自家製麺は「絶品」の一言です。

白河ラーメンの発祥と言われる『とら食堂』は長い行列に並び、数時間の待ち時間を経てやっとありつけるなかなかハードルの高いお店です。ただし時間をかけて食べる価値のあるラーメンであることは間違いなく、それ故にラーメンが好きなら一度は味わっておきたい一杯です。