天津の観光おすすめスポット21選！絶対行きたい定番は？穴場も！

租界時代の洋館が立ち並ぶ天津には、魅力たっぷりの人気観光スポットが数多くあります。北京に隣接する美しい海辺の町として知られており、工業地帯としても注目を集めています。また、天津は過去に日本と深い関りがあったため、古き日本の影響を大きくうけているスポットでもあります。そんな天津のおすすめ観光スポット21選をお伝えしていきます。

中国と言えば北京で定番の万里の長城ですが、実は天津にも万里の長城があります。穴場なので北京よりも観光客が少なく、ストレスなくゆったりと景色を眺めながら楽しむことができます。また、馬に乗って行き、梯子で長城に入るので北京ではできないレアな入場の仕方をできます。長城の壁は黄色く、夕日にふれると黄金に輝き心に残る景観です。

住所:天津市薊県

いかにも中国らしい景観をした造りは、400年前に作られた歴史的価値のある寺院になります。天津市の中で最も規模が大きく、数百代の仏像が置かれています。広々とした境内にはたくさんの信者が訪れており、本堂や塔など数々の見どころあふれるスポットがあります。寺院につながる参道も日本とは違い、かなり幅広く中国の国土の広さを感じされます。

住所:天津市河北区天緯路

天津で地元の方からも人気がある、自然公園になります。朝に行くとウォーキングしている方や、太極拳をしている方など中国ならではの早朝の景色を楽しむことができます。天津は雨があまり降らないので、ここの池や川は憩いの場としても人気があります。一日では回り切れないほどの広大な敷地があり、緑豊かで空気が美味しい空間でもあります。

敷地の半分を湖が占める水上公園には、天津動物園もあり中国の定番パンダや、レッサーパンダを見ることができ、子供に人気のスポットでもあります。園内をまわる際は電気自転車をレンタルする場所があるので、移動が楽になります。また晴れた日にはちょっとした遊園地やボードも開園するので、一日中公園を楽しむことができます。

住所:天津市南開区水上公園路33号

租界当時の雰囲気を残す建物の一つとして人気のる観光スポットです。絵になるような美しさと、その迫力ある佇まいから思わず時間を忘れ見とれてしまいます。この聖堂は1913年に造られたもので、この地が老西開であるので「西開教堂」とも呼ばれています。天津市で最大のロマネスク様式聖堂であり、カトリック天津教区の司教座聖堂でもあります。

元は天津のフランス租界に位置する「天津市文物保護単位」かつ「天津歴史風貌建築」であります。文化大革命後に一度補修されたので、今でも天津の中心地でその美しい景観を保っています。教会内もパステルブルーとホワイトを基調とした色使いと、高い天井で広々とした空間になっています。夜のライトアップも見事なのでぜひ足を運んでみて下さい。

住所:天津市和平区西宁道9

ここは元代の遺跡「天跡宮」を中心に広がっており、長さ687m、幅5mにもなる歩行者天国です。古くから海の神を祀る場所、船乗りたちの集まる場として存在しており、歴史ある人気のスポットです。80軒近くある店舗はいづれも小規模で、それぞれ神話や伝説、民話などを題材とした油絵や煉瓦堀、木彫りで作られており、街全体が見事な景色になっています。

建物時代は新しく作られたものですが、清代の建物を復元した通りになるので、両側には書画や骨董を扱うお店が並んでいます。ここには天津の名産品「泥人形」なども見つけられます。また、今の日本ではあまり見られなくなった実演販売をしている店が数多くあるので、活気ある商店街になります。かなりの人ごみなので歩きやすい靴で行くのをおすすめします。

ここは2004年に天津歴史博物館と天津芸術博物館の合併によりできた大規模な博物館です。歴史文化遺産と芸術文化遺産を同時に見ることができ、この見事な外観は日本の有名な建築家「川口衛」によって設計されました。また、租界以前の天津の歴史を垣間見ることができ、天津の長い歴史を分かりやすく学ぶことができる定番スポットです。

展示品の中には書道、天子の印章、硯、近代的な文化遺産、地元の民芸工芸品などがあり貴重な展示品は約1000点近くも展示されています。展示品の数の多さと、その質の素晴らしさは国内からはもちろん、国外からも注目をあび、今では観光客が絶えない人気の博物館となっています。一日では足りないほどの広さがあるので、余裕をもっていきましょう。

住所:天津市河西区友誼路31号

化石の宝庫と言われている中国で恐竜の化石が見られる、子供をはじめ大人も大興奮できる穴場の博物館です。なんと入館料は無料なので、家族連れに人気のある観光スポットでもあります。恐竜はじめ、昆虫類の標本などもあり「天津のジェラシックパーク」とも呼ばれています。説明は中国語と英語になりますが、読めなくても充分に楽しめます。

1914年にフランス人宣教師によって創建され、原名は「北彊博物館」と言います。入口を入ると約20体ほどの恐竜がひしめき合っており、世界の昆虫には日本でしか見られない昆虫も標本になっているため、思わず癒されます。また敷地内には図書館や美術館もあるので、一日子供を安心して遊ばせることができるスポットでもあります。

住所:天津市河西区馬場道206号

天津の中心部からは少し離れた場所にあり、1000年前の中国の街並みを残している歴史あるスポットです。数々のお店が立ち並んでおり、休日は多くの観光客で朝から賑わっています。街並みを散策したり、御屋敷鑑賞もできるので歴史好きの方には特におすすめです。夕方にはおおかた店が閉まるので、明るいうちに訪れるのをおすすめします。

故宮を追われた溥儀と正妻の婉容が1929年から1931年まで住んでいた屋敷になります。ひっそりと佇んでおり、事前に知らなければそのまま通り過ぎてしまそうな場所ですが、歴史的価値は充分あります。映画「ラストエンペラー」を見たことのある方はぜひ足を運んでほしいスポットでもあります。2007年より一般公開を開始しています。

本館となる洋館では、夫婦が実際に住んでいた寝室、書斎などがあり見学することができます。また、天津市文物保護単位にも指定されています。敷地は広く別棟もあり、そこでは溥儀の人生を紹介した映画が上映されているので、ここに来れば溥儀のことを深く知ることができます。ひっそりとした歴史の舞台へ行きませんか。

住所:天津市鞍山道70号

天津の定番スポットで租界時代の中国の文化に、今の中国の文化を融合させた不思議な空間の人気スポットです。ここにはレストランをはじめ、おしゃれなバーや古い建物の歴史あるホテルがあり、多くの観光客で賑わうスポットでもあります。天津の中でも緑豊かな通りになっているので、目的地を決めずにゆったりと散策するのもおすすめです。

天津の夜景の定番スポットでもあり、上海に負けない美しさがあります。街の中心部に流れる川沿いにある大きな観覧車から見る景色は絶景です。もちろん夜の時間帯はナイトクルーズもあるので、ご夫婦やカップルの方にぜひおすすめしたいです。観覧車付近にはおしゃれなレストランも多数あるので、素敵な天津の夜をお過ごしください。

1326年に建てられた海の女神である「天后」を祀った廟です。また、天津市に残る一番古い建物としても人気があります。昔から地元の人たちにも愛されているスポットであり、中国独特の建築物で今でもその外観の美しさは保たれています。左右の道には先ほど紹介した「古文化街」が広がっているのでそのシーズンでも賑やかなスポットです。

天后は北宋代に実在した女性が神格化したものだと言われています。中へは入場料を払って入るシステムになっていますが、中は入口からは想像もできないほど広く、入る価値はあります。中に入ると数件のお寺があり、信仰深い市民が熱心にお祈りする姿を見れ、中国人の信仰を感じ取ることができます。また隣接する天津民族博物館も人気があります。

住所:天津市南開区宮北大街28号

租界よりも以前に作られた天津鼓楼は、中国の歴史を感じることができる定番スポットです。オフシーズンには人影が少なく、ゆっくりと中国の歴史を見ることができます。周辺には清代の街並みを再現したような通りになっており、お土産屋や食べ物屋が数多く揃えてあるので、中国ならではのご飯を食べ歩きをしながら散策することができます。

天津の定番スポット、天津の街並みを360℃楽しむことが出来るテレビ塔です。高さ415m、世界で唯一の「水上タワー」にもなります。展望フロアには望遠鏡も設備されているので、天津の遠くの景色を楽しむことができます。天津の恋人たちの定番デートスポットでもあり、夜の時間には夜景を見ようと多くの観光客が訪れています。

住所:天津市河西区卫津南路1号

まるでイタリアの街並みを感じさせる建物が並ぶ天津の定番スポットです。租界地ならではの雰囲気が漂っており、マルコポーロ広場を中心にアジアで最も大きく、保存状態が良好なイタリア風建築群を見ることができます。また、歴史上の政治文化の有名人の旧居の集まるスポットでもあるので、歴史的な文化があふれている貴重なスポットです。

お金持ちの道楽で作られたこの家は、100年以上の歴史を持ち、数年かけて集めた骨董品、陶器の破片をつなぎあわせてでできています。優美な曲線と壮観な勢いは中国龍舞の動きが充分に表現されており、天津市民からはもちろん海外の方からも注目があがり今では人気スポットです。天津でしか見ることのできない景観でもあります。

住所:天津市和平区赤峰道72号

アメリカの建築会社が設計したこのビルは、帆の形で中国伝統の紙細工をモチーフに作られました。インパクトある外観はもちろん、このビルはとても頑丈で、2500年に一度くる大地震にも耐えられると言われています。また、このビル内にはオフィスや住居のほかに、展望台も備わっており、天津の街並みを見下ろすことができます。

天津観光のスタート地ともいえる定番スポットで、中心部へのアクセスに便利なスポットです。旧フランス租界のエリアに位置しており、海河沿いにヨーロッパ建築が並ぶ美しい景観をしています。公園や映画館、レストランも集まっているので、市民の定番お出かけスポットとしても人気があります。昼はもちろん、夜のライトアップも美しいです。

住所:天津市和平区天津浜江道津湾広場

イギリス租界地だったエリアで、かつての政府の要人や著名人が住んでいた洋館が現在でもホテルや民家として使用されており、まるで街全体がまるで美術館のような美しい景観をしています。異なる欧風の建物が並んでおり、万国建築博覧会場にもなりました。五大道は公式な名前ではなく、地元の人が五本の街道があるため五本道と呼んでいます。

天津駅の近くにある海河の上に建てられた橋です。1926年にフランス商工局が建設したもので、全長97.6mの中国でも珍しい西洋風の橋になります。かつては付近に9ヵ国の租界地があったため「万国橋」とも呼ばれていました。比較的交通量の多い橋ですが、歩道と車道がわかれているので、安心して橋を渡ることができ、途中立ち止まって景色を楽しめます。

住所:天津市河北区解放橋

ここは中国最初の演劇博物館になります。清代末期に広東会館として建築された貴重な建物で、ここの劇場では京劇の名優「梅蘭芳」が上演したことでも人気があります。お茶をしながら戯劇を見れるスペースもあり、見事な舞台とつり天井に心奪われます。現在では中国の演劇史をわかりやすく写真や文献資料、人形、衣装を展示しています。

住所:天津市南開区東門浬大街257号

日本から飛行機で約3時間で行ける天津には、中国の長い歴史を感じられる観光スポットが数々あります。日本との関りが深いですが、やはり日本とは一味違う観光スポットや景色があり、日本では体験できない貴重な旅をすることができます。どこへ旅しようか迷っている方、見るも食べるも遊ぶもすべて楽しい天津へ足を運んでみませんか。