中国・長沙の観光おすすめスポット11選！名所や景観など周辺をまとめて！

中国湖南省にある長沙は、歴史も古くおすすめの観光スポットがたくさんある都市です。自然に囲まれた観光名所や、中国の歴史に触れられるスポットまで幅広くご紹介します。中国といえば北京や上海を思い浮かべますが、ぜひ少し足を伸ばして長沙へも訪れてみてください。きっと新しい発見があるはずですよ!

洞庭湖は淡水湖としては、中国で2番目に大きい湖です。自然豊かで近隣では季節によって様々な種類の植物が楽しめます。長江と繋がっており、季節によって水の量が変わるため、湖の面積が異なります。7月から9月が最も水の量が多く、四国よりも広い2万平方キロメートルもの面積に及ぶほど大きい湖です。

長江だけでなく、湖南省4大河川と呼ばれる湘、資、沅、鄷とも繋がっているため、八百里洞庭湖とも呼ばれています。洞庭湖は、仙人が住む洞窟という意味で、湖近隣の豊かな自然が人々を魅了しています。洞庭湖近隣にはおすすめの観光スポットも多いので、1日かけてのんびりと名所散策を楽しんでみてください。

岳麓山は別名靈麓峰とも呼ばれている、長沙にある標高300.8メートルの山です。中華人民共和国国家級風景名勝区に指定されています。歩いて登るのはちょっと…という方は、自然いっぱいの中、リフトを使って頂上まで登ることができます。岳麓山近隣の自然を身体いっぱいに感じながら、空中散歩を楽しんでください。

岳麓山はピクニックコースとしてもおすすめです。道も緩やかなので、初心者の方でも安心して登れるでしょう。途中には近代の革命家である黄興や蔡鍔、陳天華や焦達峰などの墓が立ち並んでいます。岳麓書院や麓山寺、愛晩亭、隋舎利塔、雲麓宮、禹王碑など、有名な建築物も数多くあるので、ゆっくりと歩きながら散策してみてください。

長沙に来たら必ず訪れたい場所のひとつです。岳麓山にある書院で、湖南大学の前身と言われています。中国4大書院のひとつに数えられ、全国重要文化財に指定されています。976年に創建されたとされており、再建を繰り返しながらも1000年以上の歴史を持った建造物です。岳麓山風景区で最も人気のある観光名所です。

現在も岳麓書院は、国家重点文物保護機関であるため湖南大学の研究基地としても利用されています。多くの人材が学んだ場所としても知られており、唐才、黄興、陳天華、鄧中夏、蔡和森など数多くの人材を育てました。毛沢東が仮住まいをし、雑誌を編集していた場所としても有名です。中国の歴史を語るのに欠かせない場所と言えるでしょう。

紀元前2世紀に造られた墳墓で、長沙国の相を務めていたとされる利蒼とその妻子が葬られています。1971年に近隣住民が墓坑を見つけ、中国全土から学者を集め大規模な発掘が行われた結果、無事出土されました。出土した棺から未だ生けるが如き婦人の遺体が発見され、有名となった名所です。

発掘調査では全部で3つの墓が発見されており、それぞれ利蒼、妻の辛追、息子が葬られています。副葬品からも貴重な工芸品が多く出土されており、発掘された遺体や棺と共に湖南省博物館で展示されています。中国古代史研究において大発見となった場所ですので、歴史好きの方におすすめですよ。

1792年に岳麓書院の院長であった羅典によって建てられた亭です。中国では醉翁亭、陶然亭、湖心亭と共に、江南4大名亭のひとつとなっています。元々は紅葉亭、愛楓亭と呼ばれていましたが、杜牧の「停車坐愛楓林晩、霜葉紅于二月花」という名詩から、愛晩亭と名前を改めました。

亭にかけられている愛晩亭の額は、毛沢東が書いたものと言われています。毛沢東が大学生時代によく訪れていた場所として、歴史にも残っています。現在では近隣の市民が集う亭として知られており、自然に囲まれた亭は非常に人気の高い観光スポットです。周辺をゆっくり散策してみてもいいですね。

洞庭湖の東北岸に建っている高さ20.35メートルの楼閣です。赤壁の戦い後に、呉の魯粛が水軍の訓練のために閲兵台として建てたものが、岳陽楼の始まりとされています。現在の建物は再建されたもので、黄鶴楼、滕王閣と並んで、江南の3大名楼のひとつに選ばれています。三国志好きの方必見です!

岳陽楼と近隣の洞庭湖の美しい情景は、詩文にも多く残されています。杜甫や孟浩然、范仲淹によって描かれているので、中国文学が好きな方にもおすすめです。歴史に思いを馳せながら、散策してみてはいかがでしょうか。詩文と重ね合わせながらのんびり歩いてみてください。

長沙市内を流れる湘江の本流にある島で、下流で水が激しくぶつかることで作られた砂州です。世界で最も大きな内陸砂州だと言われています。毛沢東が学生時代度々訪れていたと言われており、ゆかりの地として蔡和森などと共に敷地内に銅像が残されています。若い頃の毛沢東に思いを馳せてみてください。

毛沢東が青年時代を過ごした土地であることから、青年毛沢東の像が建てられました。長さ83メートル、高さ32メートル、幅41メートルもの大きな像です。かなり大きな像なので、大迫力です。自然に囲まれた気持ちのいい場所ですので、ぜひ訪れて欲しい名所です。

長沙にある楼閣で、古城として長沙のシンボルと言われているため、湖南省文物保護単位、重要文化財に指定されています。潇湘古閣、秦漢名城とも呼ばれ、以前は風水の宝地として使用されていました。長沙を代表する建造物ですので、ぜひ足を運んでみてください。

楼閣は城の中でも最も高い場所に造られているため、見晴らしは抜群です。周囲は自然に囲まれ、長沙の街並みを一望することができます。天心閣は公園として開放されており、近隣ではレストランやお土産店なども営業しています。ぜひ食事や買い物を楽しみながら、のんびりと散策してみてください。

世界中の観光名所がミニチュア版として一堂に会したテーマパークです。フランスのエッフェル塔やルーブル美術館、イギリスのビッグベン、インドのタージマハルなどが1度に見られるため、世界旅行気分を味わえそうですね。日本の富士山や桂離宮も再現されているので、チェックしてみてください。

世界之窓の入場料金は大人180元です。各ゾーンでショーが行われており、ゾーンごとに趣の違うショーが開催されるので必見ですね。夜になるとライトアップも楽しむことができます。1日いてもまわり切れないほど広いので、朝から夜までゆっくりと見てまわって、ライトアップも楽しんでください。

長沙市民の憩いの場となっており、広場では太極拳を楽しむ姿が見られるほど、のどかな公園です。シンボルとも言える烈士公園記念塔は、革命の際に亡くなった名も無き戦士達を祀るために建てられました。近隣に住む人から観光客まで、連日多くの人で賑わっています。

公園内には池や遊園地もあり、大人から子供まで楽しめます。自然に囲まれた広大な敷地で、様々な施設もあるので家族やカップルでのんびりするにはおすすめですね。観光に疲れたら、休憩がてらフラッと立ち寄ってみてもいいでしょう。大自然に癒されること間違いなしです。

長沙にある楼閣で、3800平方メートルの面積を誇る4層の木造建造物です。中国の有名な詩人である杜甫が、好んでいた場所であることから、杜甫江閣と名づけられました。昼間に訪れるのもいいですが、夜のライトアップがきれいなので、ぜひ夜に訪れてみてください。

杜甫江閣は湘江の東側に建っているため、上からは優雅な川の景色を楽しむことができます。湘江は長さ856キロメートルもの川で、湖南省最大の川なので、その大きさを感じてみてください。川の風を感じながら、ゆっくり観光できたらリフレッシュできそうですね!

中国長沙は、様々な観光スポットや歴史的な名所が多く点在しています。中国といえば北京や上海などが観光地として人気ですが、何度も中国を訪れているという方は、ぜひ少し足を伸ばして長沙を訪れてみてください。中国の歴史や自然を肌に感じられること間違いなしですよ!