スコータイの3遺跡とは?
【タイ】スコータイと周辺の歴史地区
— (株)ファイブスタークラブ (@5starclub) June 18, 2017
タイの首都バンコクから北へ約450kmの位置にあるスコータイは、スコータイ朝の古都である。近隣のシーサッチャナーライや、カムペーンペットと併せて「スコータイと周辺の歴史地区」として世界遺産に登録。 pic.twitter.com/qqqaxXqwYU
スコータイの3遺跡とは、1991年に世界遺産に登録されていたスコータイ歴史公園、シーチャナーライ歴史公園、カンペーンペット歴史公園になります。スコータイ朝は、1257年に建国され、1438年にアユタヤ朝に吸収され消滅するまで約180年間続きました。各歴史公園や周辺には、スコータイ朝時代の数多くの遺跡が点在しています。
スコータイの観光スポット①
スコータイ歴史公園
スコータイ歴史公園は、3重の城壁に囲まれた面積約70㎢、東西1.8km、南北1.6kmの広範囲にわたる公園で、スコータイの旧市街ににあります。スコータイ歴史公園へのアクセスは、スコータイ市内からテンソウ(バス)で約20分です。公園内の遺跡は北側、中央部、西側に分かれており、200を超える仏像、仏塔などの遺跡が点在しています。
スコータイ歴史公園敷地内で640年以上前の窯が見つかり、多数の焼き物が発見された。
— Fountain_Wish (@izunozomuu) June 8, 2017
スコータイ王朝のラムカムヘン大王の碑に「水に魚あり、 田に稲あり」とある通り、4匹の魚が描かれた皿も発見されている。 https://t.co/WtjRBCRqyt @posttodayさんから
見学時間は、平日は6時30分から18時、土曜日は6時30分から21時、土曜日の19時から21時まではライトアップされます。入場料は、各遺跡につき100バーツ、園内でトラムを利用した場合は、一人40バーツ追加料金がかかります。スコータイ歴史公園は広いので、トラムかレンタサイクルで見学することをおすすめします。
住所:Muangkao, Amphur Muang, Sukhothai 64210 電話番号:055-697-310
スコータイの観光スポット②
ワット・プラ・マハタート
ワット・プラ・マハタートは、スコータイ歴史公園のほぼ中央にある、200m四方を堀で囲まれた寺院です。スコータイ朝時代の中心的な寺院で礼拝堂、仏塔、仏像がありましたが、現在は、アスタロット仏像と北側に高さ約8mの巨大な坐仏像が残っています。スコータイ様式の仏塔や仏像が見学できる寺院です。
https://t.co/PJwh5YzNbW
— ていぞう (@teizoh) January 22, 2017
ワット・プラ・マハタート 世界遺産、スコータイ、タイ 漆喰で作られた高さ8mの仏像。 _ _ Wat Phra Mahathat WorldHeritage, Sukhothai,… pic.twitter.com/6OcieWpqVN
見学時間は6時から21時ですが、入場券の販売は18時までになります。入場料は30バーツです。マハタートとは、お釈迦様の遺骨や遺灰を祀る仏舎利のことで、仏教徒の多いタイでは、どの王朝時代にも建立されおり、各地に同じ名前の寺院があります。アユタヤ朝時代のワット・プラ・マハタートは、仏頭が木に挟まっていてることで有名です。
スコータイの観光スポット③
ワット・シー・チュム
ワット・シー・チュムは、スコータイ歴史公園の城壁の西北にある寺院遺跡です。この寺院には、高さ15m、幅11.30mの巨大な大仏像「アチャナ」が礼拝堂に納められています。礼拝堂や本堂は、タイ三大王の一人、ラームカムヘン大王の時代に建立されました。見学時間は8時から17時で、入場料は30バーツになります。
スコータイの観光スポット④
ワット・プラ・パ-イ・ルアン
ワット・プラ・パーイ・ルアンは、スコータイ歴史公園の城壁の北側に位置する、スコータイ最古の寺院で、600m使用の城壁に囲まれています。スコータイ朝が建国するまでは、この付近はクメール人により支配されていました。寺院の敷地内に数多くある遺跡の中で、3基並んで建つ塔堂は、クメール朝時代に建立されたと言われてます。
この寺院の信仰は、最初は全ての人が救われる大乗仏教でしたが、出家僧が修行により悟りを開き救われる上座部仏教に変わったと伝えられています。境内には、スコータイ朝にしかない四面に4つの仏像が彫られたプラ・シー・イラヤボットがあります。見学時間は8時から17時で、入場料はかかりません。
スコータイの観光スポット⑤
シーサッチャナーライ歴史公園
シーサチャーナーライは、スコータイ歴史公園から北に約50kmのヨム川が大きく蛇行するエリアに築かれたスコータイ朝第2の都市で、副王が統治していました。シーサチャーナーライ歴史公園には、市内を中心に約200以上の仏像や仏塔などの遺跡が残っています。主な遺跡群は、シーサチャーナーライ城内に集まっていますよ。
見学時間は8時30分から17時、入場料は100バーツ、トラム使用料は一人20バーツになります。歴史公園内は広大なので、トラムかレンタサイクルで見学することをおすすめします。
「作品情報17」#白褐釉刻花瑞鳥唐草文水注 と難しい名前のひよこのポット。#タイ は #スコータイ朝 第3代王の時代に元との修好関係が築かれ、中国から #陶工 が渡ってきました。首都 #スコータイ や副都 #シーサッチヤナーライ では製陶業が隆興し、輸出産業に育ちます。#タイ展 pic.twitter.com/evfkpkKxBX
— タイ展に行きタイ! (@hotokenokuni) May 26, 2017
また、シーサチャーナーライ歴史公園と主要な2遺跡である、チョムチューン考古学的発掘場、サンカローク窯跡の3箇所のセット券の料金は220バーツです。30日有効でスコータイ歴史公園や博物館などが見学できる、お得なセット券(150バーツ)もあります。
住所:Muangkao, Si Satchanalai, Sukhothai 64130 電話番号:055-679-211
スコータイの観光スポット⑥
ワット・チャーンローム
ワット・チャーンロームは、シーサチャーナーライ歴史公園のほぼ中央にある「象が囲む寺」という意味の寺院です。名前の通り、正方形の基壇に39頭の象の彫刻が施されており、角には高さ240cmの巨大な象の彫刻が配置されています。中央にはスリランカ様式の巨大な仏塔がそびえ立っている印象的な寺院です。
仏教思想によると、象は宇宙の四方を支える、縁起の良い動物とされています。見学時間は8時から17時、入場料は40バーツになります。
スコータイの観光スポット⑦
ワット・チェディ・チェットテーオ
ワット・チェディ・チェットテーオは、シーサチャーナーライ歴史公園にある大きな寺院遺跡で、ワット・チャーンロームの向かい側に位置します。境内には、大きな仏塔が7基、小さな仏塔が26基あります。中央の一番大きな仏塔は、ハスの蕾の形をしており、スコータイ様式と言われています。
周囲の小さな仏塔の建築様式は、クメール様式、セイロン様式、タイ北部様式など多様です。仏塔は、スコータイ朝時代の王族が遺骨を祀るために建立したと伝えられています。見学時間は8時から17時で、入場料は40バーツになります。
スコータイの観光スポット⑧
ワット・カオ・パノム・プルーン
ワット・カオ・パノム・プルーノは、シーサチャーナーライ歴史公園の北東部にある高さ25mの丘の上に建つ寺院遺跡です。かつてスコータイ王は、この場所を中心エリアとし、様々な仏教儀式を執り行ったと伝えられています。スリランカ様式の仏塔の先端は崩壊しており、仏塔の前には坐仏像が配置されています。
仏塔の裏手にある広場には、小さなレンガの建物があり、森の女神が祀られています。見学時間は8時から17時で、入場料は40バーツになります。
スコータイの観光スポット⑨
ワット・プラ・シー・ラタナー・マハータート
ワット・プラ・シー・ラタナー・マハータートは、シーサチャーナーライ歴史公園から約2km離れた場所にある大きな寺院で、3方面が川に囲まれています。寺院の門にの上には4面仏があり、スコータイ朝に建てられた寺院と推測されています。
境内の中央に建つ仏塔には、アユタヤ朝時代に改築された形跡が残っています。仏塔の隣りには大きな仏像、裏にはアスタロット仏像が祀られています。入場料は20バーツになります。
スコータイの観光スポット⑩
カンペーンペット歴史公園
カンペーンペット歴史公園は、スコータイ歴史公園から南西へ約80km、ピン川の東西に散在する遺跡群と北西約2kmに広がる森林が、世界遺産に登録されています。ピン川の東側に細長い城壁に囲まれたチャカーンラオ、城壁外の森林に遺跡が点在するアランヤイック地区、ピン川の西側のナコーンチュム地区に数多くの遺跡が点在しています。
スコータイ朝の要塞都市として発展した町は、アユタヤ朝の15世紀頃に「金剛の城壁」という意味のカンペーンペットという名称になったと伝えられてます。アユタヤ朝になってもビルマ軍の侵入に備える要塞都市として重要な地点でありました。その為カンペーンペットの遺跡には、スコータイ様式、アユタヤ様式の遺跡が混在しています。
スコータイの後はちょっと戻ってカンペーンペットへ。スコータイは首都だったから規模は違うけど、見応えがあったのはカンペーンペットの遺跡。こちらも自転車で回るのが断絶おすすめ。ちなみに私の自転車は京都からやって来ました。 pic.twitter.com/hXqT8qa0F6
— Musagi Gakko (@MrsGakko) November 10, 2016
ビルマ軍の攻撃による破壊をカンペーンペット歴史公園の遺跡群も受けたので、形を留めていない遺跡も数多く残っています。見学時間は8時から18時、入場料は城壁内、アランヤイック地区で各100バーツ、両地区セット券は150バーツになります。カンペーンペット歴史公園も広大なので、遺跡見学にはレンタサイクルがおすすめです。
住所:Nong Pling, Mueang Kamphaeng Phet, Kamphaeng Phet 62000 電話番号:055-854-736
スコータイの観光スポット⑪
ワット・プラケオ
バンコクにあるワットプラケオ(王宮寺院:エメラルド寺院)に、エメラルド仏が祀られてます。
— カレーちゃん(踊れブンブン!) (@mycurry) June 3, 2016
実際には翡翠だとか。
本堂内は撮影禁止だけど、外からは可能なので望遠で撮ってみた。
三脚と時間があればもっと綺麗に写せたんだけどな〜。 pic.twitter.com/ccQxMGgABp
ワット・プラケオは、カンペーンペット歴史公園の城壁内にある王宮専用の寺院で、バンコクの「ワット・プラケオ」に祀られているエメラルド仏像は、アユタヤ朝時代、この寺院に祀られていました。カンペーンペットで一番大きな寺院になり、スコータイ朝とアユタヤ朝の建築様式の影響をうけたカンペーンペット様式が見事です。
敷地内には仏塔と2体の白い大きな仏像があります。仏像の四角くつながった眉がアユタヤ朝時代のウートーン様式と言われます。
スコータイの観光スポット⑫
ワット・プラシーイリヤボート
ワット・プラシーイリヤボートは、城壁外北東部のアランヤイック地区にある15世紀か16世紀頃に建立された寺院です。内部中央には4つに分かれている壁がり、かつては寺院の名前の由来の通り、4つの仏像(遊行仏・座禅仏・直立仏・涅槃仏)があったそうですが、現在は直立仏だけが残されています。
スコータイ観光で3遺跡を巡ろう!
スコータイ朝時代は、仏教思想が開花したタイ仏教の黄金期と言われています。スコータイの遺跡群は、アユタヤの遺跡群と同様に、仏像や仏塔など仏教関連の遺跡が点在しています。バンコクやチェンマイに来たら、是非スコータイ観光も楽しんでみてください。