中国旅行で人気の観光地をご紹介
中国で人気の観光地のひとつである麗江、そこから更に高地へ向かうとひっそりと現れる神秘的な湖、濾沽湖。季節や太陽の位置によって色んな表情を見せるその湖に憧れ、多くの観光客が訪れています。今回はその濾沽湖への行き方と役立つ持ち物などをご紹介いたします。素敵な中国旅行の行き先に加えてみてはいかがでしょう。
濾沽湖ってどんな場所
濾沽湖(ルーグーフー)が本当に美しくって近い将来必ず行きたい。東方女児国と呼ばれている母系性社会を営むモス族が暮らしている雲南と四川の境界にある透明度の高い神秘的な湖。調べれば調べるほど違う表情をしていて、本当に実在してるのかすら疑う pic.twitter.com/hnXuOxvslm
— 櫻子/ekoe (@ecoflan) June 26, 2015
濾沽湖は麗江から北東に約300km、四川省との境界にある湖です。標高は2690mと高地にあり、中国では珍しい水の澄んだ湖です。周囲は険しい山に囲まれており、外界から隔絶されてきたことから周辺の民族には古い時代の習俗が残っており、中国だけではなく海外からも多くの旅行者が訪れています。
標高が高いだけあって、水面に映る雲がとても近く感じられます。まるで雲海を小舟で渡ろうとしているかのような錯覚に陥ります。この自然の美しさに多くの観光客が魅了されています。こちらが人気の観光スポットである理由も頷ける景観美です。
観光地濾沽湖のご紹介
湖面の面積は約50キロ平方メートル、平均水深45メートル、透明度11メートル、標高2690メートル、最深部が93メートルと中国で2番目に深い湖となっています。原始林に囲まれており、全身で大自然を感じることができます。都会の喧騒を離れ、身も心も癒されること間違いなしです。
濾沽湖内にはいくつか小さな島が点在しています。その島も原生林で覆われ、緑豊かな島となっており濾沽湖の景観をより一層美しいものに際立てています。また、島が点在することから濾沽湖がどれほど大きな湖であるのかを感じられます。
濾沽湖への行き方は
泸沽湖にもまた行きたい。 pic.twitter.com/YpVQApUGWj
— Kanta Nakano (@KantaThanks) June 11, 2017
行き方としては、麗江から長距離バスで約7時間程度かかります。長時間で険しいくねくねとした山道の移動となりますので、車酔いしやすい人は要注意です。多くの人は気分が悪くなってしまうそうなので、車内で睡眠をとることをおすすめします。
しかしそんな険しい道を乗り越えてこそ、見られる濾沽湖の景色は感動ものですよ。次項からは簡潔にではありますが、麗江から濾沽湖への行き方をご紹介いたします。ぜひ麗江観光に行く際は濾沽湖も候補に入れてみてはいかがでしょうか。
まずは麗江を目指そう
濾沽湖へ向かうにはまず麗江を目指して行きます。麗江は世界遺産の街として中国では有名な場所であり、その景観の美しさから国内外問わず多くの観光客が訪れます。そのため、行き方も多く比較的アクセスしやすい場所です。
花が好きな人なら、初夏の雲南省麗江もおすすめ^^ pic.twitter.com/vaLhWy79a4
— えだまめ(에다마메)@กรุงเทพ (@edamame89) December 4, 2016
麗江という地名を聞いたことがある、または見たことがある方も多いのではないでしょうか。観光スポットも多く、見どころとなる建物や自然が残されており人気の観光地ともいえます。
行き方は飛行機、鉄道、長距離バスなどを利用する方法があります。出発地は昆明となります。もちろん一番早いのは飛行機、鉄道は特急を利用すれば次に早く、普通電車と長距離バスはどちらも同じくらいの所要時間となります。しかし値段はもちろん飛行機が最も高く、特急鉄道、普通電車・長距離バスの順に安くなっています。
麗江内での移動は
夜麗江旧市街①(中国) pic.twitter.com/Cg3mLBXzmS
— きれいな景色 (@kireinatokoro) June 22, 2017
観光地として有名な麗江内は移動手段もたくさんあるので困ることはないでしょう。タクシー、路線バスがたくさん走っています。街自体が小さいので荷物が多い方はタクシーを利用しても、それほど高い金額になることはありません。
麗江、総評として「今まで行った中国の街の中で一番よい」と言えるほど良かった
— 中国とロシアにkaeriたい (@twinrail) June 15, 2017
街は綺麗で活気があり、大都市ほどゴミゴミしておらず、レストランや土産物屋などの観光客向けの店々の中に地元の暮らしが垣間見れた
案内もしっかりあって、万人にオススメできる街だと思う#雲南巡検 pic.twitter.com/Y6R7kDZzHc
濾沽湖へ向かうためにはバスターミナルを目指して移動します。バスターミナルまでの移動手段もご自身の手荷物の量や、ホテル・駅・空港からの距離、所要時間に応じて路線バスまたはタクシーを利用します。もし濾沽湖行きまで時間に余裕がある場合は、ちょっと寄り道するのもおすすめですよ。
麗江の街を観光しながら寄り道
世界文化遺産に登録されている麗江古城は、麗江の観光スポットのおすすめランキングでも常に上位となっており多くの観光客が訪れる場所です。カメラ片手に麗江の街並みを楽しむのもおすすめです。古き良き歴史を感じられるその街並みに、観光客が後を絶たないそうです。
麗江の街は徒歩でも移動できる観光スポットがいくつもあります。時間をかけて街中を観光してまわるのも良いでしょうし、濾沽湖行きバスの出発までの合間の少しの空き時間にちょっと楽しむのも良いでしょう。
濾沽湖までの長距離バス車内は過酷
酔い止めは必ず持参しよう
麗江の街自体も高地となっていますが、濾沽湖は更に高地の場所となります。その山道をバスで、それも長距離の移動となるので車酔いしてしまう恐れが大変高いです。普段は車酔いしない、という方も必ず日本から酔い止め薬を持参しておくことをおすすめします。そしてここはやはり、安心の日本製の酔い止め薬を買っておくほうが良いでしょう。
車酔いする前に深い眠りに入っておくこともひとつの手段です。長距離バスでも快適に睡眠をとれるような便利グッズを持ち物リストに入れておくことをおすすめします。アイマスクやネックピロー、クッション、ブランケット、耳栓などを揃えておくといいかもしれません。
途中の休憩も観光や買い物で楽しむ
濾沽湖までの長い道のりの途中でトイレ休憩のため、お土産屋さんにしばらく停車する時間があります。お土産選びは旅行の楽しみのひとつですよね。長距離移動中の気分転換も兼ねて、ぜひ素敵なお土産探しをしてみてください。
濾沽湖で人気の観光は
濾沽湖を小舟で観光する
現地のツアーに小舟で濾沽湖を楽しめるものがあり人気です。透き通った湖上から楽しむ濾沽湖は趣があって大変おすすめです。しかし空からと水面からの紫外線が強くなるので、紫外線対策グッズは持ち物としては必須です。
色とりどりの小舟が透き通った水面に浮かんでいる光景は、可愛い感じもしますね。湖と空の青さがカラフルな小舟の可愛さを際立たせています。これに乗って自然の景観を楽しむも良し、写真を撮って楽しむも良し、色んな濾沽湖の楽しみ方をしてみてください。
濾沽湖をサイクリングで観光する
濾沽湖にいます。瓦屋根に木造の建築で、なんとなく日本と似たものを感じる。 pic.twitter.com/NoEAKrvAMm
— たのしいSalonpas (@yh_east) September 23, 2016
濾沽湖周辺にはレンタサイクリングのお店がいくつかあり、そこで自転車をレンタルすることができます。他にはスクーターのレンタルもあります。濾沽湖1周は約60㎞の道程となっていますので、挑戦されるかたは水分補給や紫外線対策をしっかりしておくことをおすすめします。また、レンタル時はパスポートが必ず必要となるので要注意です。
サイクリングを考えている方は運動しやすい服装で濾沽湖へ向かうことをおすすめします。また、夏場は高所といえども日中は気温が高くなるのでペットボトル飲料を、紫外線対策のためのサングラスや日焼けどめなどの持ち物を用意しておくと良いでしょう。サイクリングで風を感じながら眺める濾沽湖はまた一味違った趣がありますよ。
少数民族の暮らしを間近で
モソ族
瀘沽湖。ほとりには一妻多夫制の母系民族モソ族が住む。海抜2690mの高山地帯にあり、その青く澄み切った湖面から「高原の明珠」と呼ばれている。(雲南省) pic.twitter.com/v50fTipiCH
— 中国旅行bot (@China_Travel_b) July 7, 2017
美しい濾沽湖のほとりでは少数民族のモソ族が生活をしています。この民族が注目されるのは母系社会で成り立っており、世界でも珍しい一妻多夫制なのだとか。女性最強国家ともいわれているそうで、女性が中心の地域のようです。
民族衣装はカラフルで素敵です。モソ族の最大の特徴ともいえる母系社会という歴史も、世界中の観光客が興味を持ち、訪れてみたくなる理由のようです。一夫一妻制度の日本人から見ても、確かに少し不思議な感じがしますね。
民族の暮らしを体感する
現地ツアーによってはモソ族の暮らしや文化についての体験させてもらえるものもあります。キャンプファイヤーに参加できるものもあったりして、より身近でモソ族について知ることができます。素敵な旅行の思い出になりますよ。
中国旅行での観光中に役立つものは
持ち物で必須なものといえば
箱ティッシュを持ち運ぶのに…ってツイートまわってますけど、イオンには箱じゃない袋入りティッシュ売ってるですよ。中身は普通のティッシュね。私はいつも旅行にこれ持っていってる。https://t.co/acaRM2VLkj pic.twitter.com/MuVBN7KTuc
— 月夜 (@tukiyo_221B) March 27, 2017
中国に限らず、海外旅行の際に必須の持ち物といえばポケットティッシュです。公衆トイレはもちろん、中にはホテルやレストランのトイレ内でも備え付けのペーパーがない場所が多いので、多めに持っておいて損はありません。手を洗える機会がない場合も多いので、ウェットティッシュも重宝する持ち物です。
素敵な景観を記録として残して
麗江の街並み、そして濾沽湖周辺の大自然など、今回ご紹介した中国旅行の観光スポットはどこも美しいものばかりです。ぜひカメラを忘れず持参して素敵な記録を残してください。しかし小舟に乗る際は水気に、長距離バス車内や宿泊施設では盗難に十分注意してくださいね。
濾沽湖で一味違う中国を
中国の観光地として世界的にも有名で人気のある街、麗江。そこから更に奥地の秘境と呼ばれる濾沽湖でまた少し違う中国の一面を見てみるのはいかがでしょうか。原始林に囲まれた透明度の高い湖で癒され、そんな大自然の中で力強く生活する母系民族モソ族の人々を知ることで、世界の広さを感じることができるでしょう。
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