アイスランドはどんな国?
アイスランドはオーロラや温泉等、自然の壮大さを感じられる国です。また平和度指数と男女平等度が世界一です。世界一の治安のよさと物価の高さで有名なアイスランド。2008年に起こった金融危機で通貨が大暴落し、アイスランド国外からは観光しやすい国となり近年人気が急上昇しています。そこでアイスランドの魅力とともに、治安と物価の情報を紹介します。
アイスランドへの行き方
日本からアイスランドへの直行便は出ていないので、他の国を経由して行くことになります。ケプラヴィーク国際空港が、首都レイキャヴィークから近くアイスランドと他の国を結ぶ主要な空港です。ケプラヴィーク国際空港には、日本からだとイギリスやコペンハーゲン乗り継ぎが人気です。経由地で観光をしてヨーロッパ周遊を計画するのもおすすめです。
アイスランドの言葉
アイスランドの公用語はアイスランド語です。ですが、多くの人が英語を喋れるので観光地周辺であれば英語だけで問題ありません。警察や病院でも英語が通じるので、万一の時にも安心です。知っておくと便利なアイスランド語としてGóðanDagiin(ゴーザンダイイン、こんにちは)TakkFyrir(タックフィリール、ありがとう)などがありります。アイスランドの人も一言だけでもアイスランド語で話しかけられたらきっと嬉しいはずです。
アイスランドの治安と物価1:お金
アイスランドクローネ。20000円を両替して18540クローネだから大体1:1 pic.twitter.com/UouhkX86rQ
— 2パック (@djnoriaki) January 6, 2017
アイスランドの通貨はアイスランドクローネ(ISK)で、おおむね1ISK=1円です。空港やレイキャヴィーク市内で両替が可能です。少額でもクレジットカード利用可能なお店が多いので、安全の為にも両替は控えめにするのをおすすめします。アイスランドにチップの習慣はありませんが、ホテルやタクシーで特別なサービスを受けたときにはお礼にチップを渡すと喜ばれます。
アイスランドの治安と物価2:空港
アイスランド☃️:snowflake:️
— 伊吹かすみ:cherry_blossom:追憶のモノクローム (@Kattan_888) March 20, 2017
空港からレイキャビク市内までの景色は本当に壮大!
街にはまだ雪もある!
これから滞在するゲストハウスは1階のラウンジもお部屋も良い感じ:sparkles:
お部屋ドミトリーだから、紐を張ってベットにバスタオルかけてるよ〜 pic.twitter.com/dBV8Lxh08G
アイスランドへ入国する際、ほとんどの人がケプラヴィーク国際空港を利用するでしょう。空港の治安もよく、スリやひったくりは少ないです。日本と同等程度に荷物から目を離さない等の安全配慮は欠かさないようにしましょう。レイキャヴィーク市内へはバスで向かうのが一般的で料金は大人1人往復4500ISKです。深夜や早朝もフライトに合わせたバスがあります。タクシーは、物価が高いアイスランドらしく片道10000ISK以上です。
ケプラヴィーク国際空港は多くのお店があります。北欧で人気のジュースバーやピザ、レストランではお酒も飲めます。世界最大の温泉ブルーラグーンブランドのスキンケア用品の専門店やアイスランドの伝統的品を扱うお店もあり、お土産選びにもおすすめ。もちろん免税店もあります。特にアイスランド国内で買うお酒は高い税金がかかっているので、免税店が一番安く買えます。
アイスランドの治安と物価3:事故に注意
アイスランド観光では絶対行くであろう、グドルフォス。アイスランドは何処でもそうだけど立ち入り禁止地帯でも最低限の柵やロープしかない。良く見ると、ギリギリの所に人が。非常に危険。May.2015 #アイスランド #Iceland pic.twitter.com/xD1gRVz3bB
— málm kisa *kiyomi* (@KiyomiZoo) May 28, 2016
治安がよく犯罪に巻き込まれるような心配も少なく、安全と言われるアイスランドですが、事故には十分な注意が必要です。手付かずのままの大自然を満喫できるアイスランドでは、毎年観光客の事故や遭難が途絶えません。観光名所でトラブルに遭遇し地元のレスキュー要請や、中には死亡事故も発生しています。特に冬場は、日照時間も短く雪や氷で滑りやすいので注意が必要です。
定番の観光スポットも、実は危険のある場所です。ゲイシール間欠泉の吹き上げる水の水温は100度近い高温です。ブラックサンドビーチは波の引きが強く、近年死亡事故も発生しました。近くで見たいからと注意書や、ロープを無視して侵入すると大事故に繋がります。そのままの大自然を体験するということは、危険とも隣り合わせだということを忘れないでください。
アイスランドの治安と物価4:お酒事情
アイスランドのビール!
— へちま@たいし (@hechima0125) April 15, 2017
真ん中のがオレンジな香りで好み pic.twitter.com/AXIyEoZ0qH
アイスランドではアルコール度数2.5%以上のお酒はVinbudinという国営の酒屋でしか買うことが出来ません。値段はボトルビールが300ISKくらいからで日本人から見ると高額です。お店でもビール1杯1000ISK、カクテル1杯2000ISK程とお酒を飲むのには日本の2倍近くの料金がかかってしまいます。
アイスランド人はお酒が好きな人が多く、ナイトクラブやバーは夜遅くまで賑わっています。夏場は白夜で、夜はいつまでも明るく、世界一安全といわれる国らしく女性だけで出歩く姿も見られます。ただし、ひどく酔っ払ったり羽目を外しすぎた旅行客がいる場合もあるので無防備になりすぎないようにしましょう。
アイスランドの治安と物価5:ホテル
アイスランドで3泊した Skuggi Hotel は滞在が楽しみだった場所で、 Ragnar Axelsson という地元出身の写真家のフォトブックからインスピレーションを得て作られたホテル。 pic.twitter.com/tPxJMnug5d
— tyltyl mytyl (@tyltyl_mytyl) May 4, 2017
近年のアイスランドは観光客の急増でホテルの部屋数が追い付いていない状況です。なので、特に6月から8月のハイシーズンは値段も高く、人気のあるホテルは半年以上前に予約が埋まってしまいます。夏限定で、学校の寄宿舎をホテルとして利用している施設もあります。そういった施設やゲストハウスは安いのですが二段ベッドを並べた相部屋だったりシャワーやトイレが共同の場合が多いです。
世界各国の旅行者との相部屋では安全面などで不安がある場合は、個室のホテルやアパートレンタルがおすすめです。日本のようにタオルや、アメニティの充実しているホテルは少ないので注意が必要です。シャワーからは温泉水が出てくるホテルか多いのもアイスランドの特徴。レイキャヴィーク市内から出ている観光ツアーは主要ホテルまでの送迎があるものもあります。
アイスランドの治安と物価6:食事
日本人がアイスランドで特に物価の高さを感じるのは食事の値段でしょう。レストランで食事をすれば、ランチタイムであっても2000ISK以上かかります。ディナータイムにお酒も飲めば、あっという間に10000ISKを越えてしまうでしょう。日本のようにレストランでは荷物を置いたまま席を離れる人もいて、治安の良さがわかります。
食費を抑えたいなら、ファストフードとスーパーマーケットでの食事の値段も気になります。世界一とも宇宙一美味しいとも言われるレイキャヴィーク名物ホットドッグスタンドBæjarinsBeztuPylsurのホットドッグは1つ450ISKと物価の高いアイスランドで良心的な値段。スーパーでお惣菜やサンドウィッチは700ISKから1000ISK程度です。
アイスランドの治安と物価7:観光
現地ツアー
うわぁ〜なんかすごい!!
— 二度寝のブッダ (@2SleepyBuddha) June 7, 2017
( ̄Д ̄)ノ
セリャラントスフォス (Seljalandsfoss) #アイスランド の滝 pic.twitter.com/KMoQEGjBlB
レイキャヴィークではオーロラ鑑賞やゴールデンサークルを巡る現地ツアーがいくつも販売されています。ゴールデン観光の日帰りツアーが9000ISKくらいから、夜間のみのオーロラ鑑賞ツアーで7000ISKくらいからあります。いずれも食事は含まない料金です。日本語が話せるガイドや、日本語音声ガイドのあるツアーも多数あります。
ブルーラグーン
世界一大きな露天風呂ブルーラグーンの入浴料は大人6100ISK、タオルや水着をレンタルする場合は別料金です。レイキャヴィーク市内から往復の送迎のあるツアーを申し込むと入浴料込みで12400ISK程度です。ブルーラグーン周辺も治安はよく、入浴時に貴重品はロッカーに預けてゆっくりと温泉を満喫できます。
レンタカー
アイスランドに鉄道はないので、ツアーでなく自分のペースで観光したい場合はレンタカーの利用もおすすめです。アイスランドの治安は車の盗難や車上荒らしに関して安全な国です。舗装されていない道路も多いので、日本以上に安全運転を心がけましょう。ただし、冬場は暗い時間も多く道路も凍りやすいので運転に自信があっても避けた方がよいです。
アイスランドの治安と物価8:お土産
旅行に行ったら楽しみの1つはお土産選び。アイスランドは観光産業に力を入れているので旅行客向けのお土産がたくさんあります。おすすめはアイスランドの美しい風景がプリントされたチョコレート。3つで空港の免税店で899ISK。手編みの子供向けバイキングニット帽は6900ISK、アイスランド産ウールのセーターは47000ISKなど、伝統品は高い値段です。
治安よくお土産店での詐欺やぼったくりはありませんが、観光客向けにお土産品を高額に設定しているお店もあるので注意が必要です。観光名所のお土産店で、免税店と同じ商品が2倍近くで売られている事もあります。アイスランド産の民芸品とそっくりな中国産の製品も観光客の増加とともに増えています。納得して買うのならよいのですが、購入後に気づいてがっかりすることのないように気を付けましょう。
アイスランドを楽しもう
アイスランドの治安や物価の情報を紹介しました。物価は高いですが、世界一治安がいいと言われるだけあって気持ちよく観光ができます。日本では見ることのできないスケールの大自然を味わう事ができ、旅行先としておすすめの国です。この記事を通してアイスランドへの興味が深まれば幸いです。
もっとアイスランドの情報を知りたいアナタへ!
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