桃園のおすすめ火鍋店は？地元で人気のお店や有名店をご紹介！

台湾の火鍋って最近よく聞く名前ですね。なかでも桃園市の火鍋は有名です。その要因は、桃園市には台湾のトップクラス企業が多く、就業者が住む団地などもある関係で火鍋の需要数も多いからでしょう。さらには需要に応えて各店舗が品質の保持に努力をしているため、多くの観光客からも好評価を得るようになっています。

桃園市は市内に台湾桃園国際空港が立地していて、台湾の空の玄関口の一つを担っています。この地に客家（ハッカ）人が入植してきて住居の周辺に桃の木を植えたことから「桃仔園」と呼ばれるようになったようです。大渓古街･蒋介石の墓地･小人国テーマパークなどがありグルメは火鍋が有名です。

桃園市は台湾の都市圏に隣接しています。地図で見てちょうど台北の左下の位置、と言えばいいでしょうか。海に面した地域と山に面した地域とがあって、自然環境にも恵まれていて人気があります。桃園国際空港は、台北とともにアジアの航空便や船便などの運輸の中心地になっています。

桃園エリア内の台湾国際桃園空港や台鉄駅は交通の要衝になっていますので、交通アクセスはとても便利です。路線のおすすめとして鉄道の場合、台鉄台北駅から台鉄桃園駅まで約30分です。バスの場合は、台中と台湾桃園国際空港間が約50分、桃園と台湾桃園国際空港間が約19分で行き来できます。

火鍋は日本人の感覚で言う鍋料理のことです。台湾では比較的辛みが効いたスープが好まれているようですが、スープに入れる素材は非常に種類が豊富です。日本では鍋物といえば冬場という概念ですが、台湾では年間を通して人気のある料理と言えましょう。地元の有名店おすすめの火鍋にはどんな種類があるのか見ていきましょう。

最近台湾では、有機農業促進法を閣議決定して4年毎に有機農業促進法の取りまとめがされるとか。つまり安心安全な食品にシフトして行くということですから、地元の人々ばかりでなく観光で訪れた人たちにとってもうれしいニュースです。とかく輸入牛肉に頼りがちな風潮に対抗して優れた地元の種牛を導入することも検討されているようです。

発酵させた酸っぱい酸白菜と自然に凍らせた豚肉を海鮮などのだしでじっくり煮た酸菜白肉火鍋。麻辣味香辛料がベースのだしの中で野菜や肉団子･魚･鶏肉･モツなどを入れて煮込んだものを、薬味を入れた胡麻油をつけて食べるのが麻辣火鍋。この二種類を仕切った一つの鍋の中で煮て食べるのがおしどり火鍋です。あと薬膳火鍋もありますね。

桃園市は中国直轄市で第一線の工業地帯を抱え、市内には東南アジア出身の外国人労働者が沢山居住しています。日夜第一線で働く就労者の胃袋を満たすのに、火鍋は格好の食品と言えるでしょう。多彩な文化の国々から独特の食習慣が集まっている桃園で、火鍋が進化していくのは必然とも言えます。おすすめの人気店を覗いてみましょう。

従業員さんのサービスが行き届いていますし、食材がとても新鮮で手際よく出されるのでおすすめします。モンゴル鍋の中で四川風の伝統的な辛みのスープでホタテや甘エビや霜降り牛肉など高級食材が煮られ、胃袋に収まると満足感が広がります。店内の雰囲気も落ち着けて観光客にも人気のおすすめの店です。

住所:No.327,ZhongzhengRoad,TaoyuanDistrict,TaoyuanCity,台湾330 電話番号:03-339-6558

桃園市内に3軒ある外国人向けにアレンジがしてない本格台湾火鍋店。辛さは小辣･中辣･大辣の中からチョイス。人数相応の火鍋の種類を選別します。種類は、麻辣鍋･酸白鍋･鴛鴦鍋（おしどり鍋）の3種類です。種類を決めたら好きな具材をオーダー。小辣でも日本人にとっては相当の辛さですから要注意。地元の人が通うので有名な店ですよ。

住所:No.178,Section2,DaxingWestRoad,TaoyuanDistrict,TaoyuanCity,台湾330 電話番号:03-301-1190

長年にわたって変わらない味を保っていて、夏の火鍋はこれがおすすめ！と言う人も。ちょっと酸っぱい白菜の鍋は飽きずに食べ続けられて人気の元になっています。また、タレの味が独特でとてもいい味を醸し出してくれるのでタレを評価する人が多いです。地元の人々が行き続ける人気理由の一つでしょう。

住所:No.1713,ChunriRoad,TaoyuanDistrict,TaoyuanCity,台湾330 電話番号:03-355-6390

赤い色と白い色の二つのスープに分かれています。赤い方は麻辣スープで白い方は酸菜のスープ。辛味や酸味は三段階に分かれているので注文の時に店員さんに伝えます。麻辣スープの方は32種類の漢方薬と18種類の野菜･果物で出来ていて深い味わいです。具材はオーダー、途中でスープを継ぎ足してくれるのはフリーです。

住所:No.296,NanpingRoad,TaoyuanDistrict,TaoyuanCity,台湾330 電話番号:03-356-1358

店が亀山林口ニュータウンに隣接しているためリピート率が高いようです。牛乳シリーズの鍋が人気があり、価格的にも安心。豆乳豆腐とピーナッツ豆腐がおすすめ。里芋の豆腐もあります。ミルクカレー鍋で供される小さい鍋ですが、味はおいしくて不足はないです。おいしい店の安価な鍋なので、のんびりしていると食べ損ないますよ。

住所:No.551-17,Wenhua3rdRoad,GuishanDistrict,TaoyuanCity,台湾333 電話番号:03-397-3909

発酵させた白菜（酸菜）と低温の貯蔵庫で凍らせた豚肉で調理される鍋が酸菜白肉火鍋ですが、その専門店として有名な火鍋店です。下地のスープがとてもおいしく時間が経っても飽きずに食べられますし、価格がリーズナブルなのもうれしいですね。つけだれも種類があってお好みで選べます。

住所:桃園市復興路192号 電話番号:03-335-7839　

食べ放題のビュッフェスタイルの火鍋店です。新鮮で豊富な素材、特に肉の量が豊富なのがうれしいですね。店内の客席数も多くて広々としているので寛げます。自分で鍋の素材やスープを選んできて自分流の火鍋を作ることが出来ます。また、ドリンクやデザートなども揃っていて好きなだけ食べられます。新しいスタイルですね。

住所:No.585,HuanzhongEastRoad,ZhongliDistrict,TaoyuanCity,台湾320 電話番号:03-461-8799

高級鶏の烏骨鶏を使った薬膳火鍋です。上質で若い烏骨鶏を選んで作られるフルボデイのスープがおいしく、冬場に向かって格好の滋養強壮食と言えるでしょう。鍋から立ち上るスープの香りを嗅ぐと食欲が湧いてきます。冬場にこの火鍋を食べると体力が保持されるので一度は食べることをおすすめします。価格はリーズナブルです。

住所:324台湾桃園縣平鎮市環南路216号 電話番号:03-494-6532

火鍋店のメニューリストに出てくる猪五花というのは何だろう？と思いますよね。イノシシ？とか。実際には豚の肋骨の部分に付いている肉のことです。皮膚も骨もある肉、のことだとか。日本語ではバラ肉とか三枚肉と呼ばれていますね。三枚肉はとても味わいがある肉なので酸菜白肉火鍋に使われるのは、なるほどと納得です。

涼拌冬粉というのは前菜として出される春雨サラダのことで、春雨と他の具材を魚醬やレモン汁などを合わせたドレッシングで和えるだけです。魚醬は、中国で発酵させたものが東インド会社などを経由、時代とともに世界各地でケチャップやウスターソースなどに変化してやがて中国に戻ってきて魚醬になったということですよ。面白いですね。

客家人の歴史の特徴は移住生活が続いたことにあります。そのため保存の利く野菜の漬物や乾燥肉などのさまざまな乾物が料理の素材を占めていて、味付けも濃いめの独特の食の文化を持っています。しかし台湾移住後は地元で新鮮な野菜や魚介類が手に入るため、生鮮食品も使われるようになって独自の発展を見ました。

客家は、独自の言語や慣習を持つ漢族の中の一部グループで、戦乱に追われて中原と呼ばれた古代王朝の中心地から南方へ移住した民族です。客家は外来の移住者に対する呼称です。画像の土楼は、山間部に住む客家が外部からの襲撃に備えてまとまって生活していた住宅。客家出身の偉人･著名人は多いです。

中国直轄市である桃園市の様子を火鍋文化を通して見てきました。台湾の火鍋は今や世界中を席巻するほどに有名になりつつあります。島という土地の特徴から新鮮な魚介類が豊富ですし、野菜類の地産地消の意識が自治体を中心として高まっていて、観光客を迎え入れる体制は万全です。優しい風土の食品や風物に触れに出かけてみたいですね。