ポートランドの天気や時差・治安・物価！旅行時に気を付けることは？

以前ニューヨークのブルックリンが注目され、ブルックリン発のコーヒーショップやカフェ、オーガニックレストランが日本で続々オープンしましたが、今回は現在「少し変わっているけど素敵な街」として注目を集めている都市「オレゴン州ポートランド」についてご紹介したいと思います。今回はポートランドが人気な理由を天気、時差、治安、物価や消費税の情報をみていきましょう！

オレゴン州はアメリカの北米西海岸にある州で、カリフォルニア州やワシントン州と接しています。全体的に自然が豊かで、レジャー系の観光スポットが数多くあります。また、オレゴン州と日本は多くの姉妹都市を持つ仲でもあるのです。

ポートランドは、アメリカ合衆国オレゴン州北西部マルトノマ郡にある都市です。オレゴン州の中では最大の都市で、スニーカーブランドのNIKEの本社があることでも知られています。日本からは成田空港からポートランド国際空港への直行便が運航されているので便利ですね。ポートランド国際空港は空港コードで「PDX」と記させるのですが、そのままポートランドを示す言葉としても使われることもあるんですよ！

大自然に囲まれゆったりした時間が流れるこの都市は、「全米一住みやすい都市」「全米一環境に優しい都市」と言われることもあります。そんなポートランドを観光する際に気になるのが天気なのではないでしょうか？季節ごとに分けてポートランドの天気についてみていきましょう。

ポートランドの春は日本と同様、花や植物が目を出す季節です。平均気温は10℃～20℃で、暖かで過ごしやすい気温が続きますが中にはまだ肌寒い日もあります。そして日本の春の天気と比べると降水確率が高いのも特徴です。この時期にポートランドをおずれる際にはレインコートを持参しましょう！

この時期はビールのイベントがおすすめですよ。ポートランドは実はビール好きの街なのです！全米で最多のブルワリー数を誇っており、多くのビール・ワインのイベントが開催されます。西海岸のブルワリーから様々な種類のビールが集結するのでビール好きさんにはお勧め。なかでも有名なスプリング・ビール＆ワイン・フェスティバルは3月下旬～4月下旬にオレゴンコンベンションセンターにて開催されます。

ポートランドでは6月から気温が20℃を超える日が多くなります。さらにポートランドは内陸にあるので、海風が入り込みません。そのため気温が40℃を超えることもあるのです。ただ雨の多い春に比べると天気が良い日が多く、日が暮れるのも夜8時～9時なので観光にはもってこいの季節ですね。紫外線が強いので日焼け、熱中症対策は忘れずに！

ポートランドでは温暖な気候を利用したバラの栽培が盛んで、「The City of Rose (バラの街)」という名前で呼ばれることもあるほど。6月にはポートランド・ローズフェスティバルというバラの祭典が開催され、ドラゴンボートレース、花火、マラソン、コンサートなどが行われます。

ポートランドは壮大な自然に囲まれているので日本と同様に、秋は紅葉が素晴らしい季節です。10月は涼しめの過ごしやすい気温が続き、11月頃からはだんだんと気温も下がり始めて雨の日が多くなっていきます。雨対策が必要ですね。

10月の程よい気候のなか、美しく綺麗なポートランドの街を走り抜けるポートランドマラソン。世界的にもトップクラスの参加者数を誇るマラソン大会です。時間制限がないのも陽気なポートランドならではのルールなのかもしれません！外国のマラソンに参加したい方はぜひ参加してみてください。走り終わった後にはビールで乾杯！

ポートランドは日本の北海道札幌市と程同緯度ですが、温暖な地中海性気候に属するため、真冬でも氷点下になることはなかなかありません。平均気温は1～2℃ですが冬の間は雨の日が多いので雨具や防寒具の準備は必須です。

1月にはポートランドコンベンションセンターにてチョコレートの祭典が開かれます。アメリカ北西部から多くのブランドが出店します。試食、購入可能なのでぜひお気に入りのチョコレートをお土産に。

日本とオレゴン州の間には－17時間の時差があります。つまり、オレゴン州の方が日本より17時間遅れているということになりますね。日本とオレゴン州の時差と同じ時差がある州は他にもネバダ州、カリフォルニア州、ワシントン州が挙げられます。

ポートランドではサマータイムを導入しており、特定の夏期間中は日本とオレゴン州の時差が1時間短くなります。つまり時差は16時間に縮まるということです。期間中の時間帯のことは「太平洋夏時間」と呼ばれます。夜の9時まで明るいなんて日本では信じられないですよね、これも海外特有の貴重な体験です。

オレゴン州の新年は、日本での1月1日の午後5時になったときです。オレゴンにいる人にメッセージを送るのはこの時間に送るようにしましょう。ちなみにポートランドではニューヨークのタイムズスクエアでのにぎやかな年越しはせず、とても静かに年を越すようです。

オレゴン州と日本には17時間の時差があると書きましたが、フライトには約10時間ほど要しますので、日本を出てポートランドについたときには時間が戻った感覚になり時差障害を起こすことがあります。現地での不眠や過眠、体の怠さなどが主な症状ですが、機内でなるべく睡眠を取らない(3時間ほどに抑える)ことが大事です。起きたらコーヒーを飲むなどして現地時間に体を合わせるように心がけましょう！

観光の際、治安はかなり重要なポイントになってくるのではないでしょうか？ポートランドは2009年のフォーブス誌で全米で3番目に安全な都市に選ばれた過去もあり、夜歩いてもそこまで治安の悪さは感じません。ただ、バーンサイトブリッジをダウンタウン側に渡り切った辺りからは少し浮浪者が多くなり治安が少し悪そうな雰囲気になるので要注意です。

全体的な治安は良いのですが、盗難などの小さな犯罪はかなり多いようです。殺人が起こるような治安の悪さはなくとも最低限の注意は必要ですね。壁の落書きが多い場所や壊れた車が放置してあるような場所も治安が悪い可能性があるので注意が必要です。街の感覚が身につくまでは夜の一人歩きなどは控えたほうがよさそうです。

実はポートランド、消費税が0％なのです！つまり、消費税がないということ。物価も安いです。その分現地の方は不動産税を少し高めに納めているようですが、旅行者にとっては本当にうれしいことですよね。同じ商品がニューヨークでは消費税9％のところ、それが0％で購入できるのですから。カリフォルニアなどからは消費税がなく物価が安いことを理由にわざわざ買い物来るひともいるのだとか。

おまけにポートランドはとても物価が安いのです！なんとスターバックスのホットコーヒーはグランデサイズで1.9ドル(約200円超)だとか。他にもランチなどはフードカート(移動式屋台みたいなもので、ポートランドのカルチャーの1つ)で8ドル以下(約800円)で満腹です。その土地によって物価は変わってきますが、物価を気にしながら旅行をするのは少し辛いですよね。ポートランドでは物価をあまり気にせず楽しめますよ！

ポートランド内での主な公共移動手段として利用されているのがこの「マックスライトレール」です。実は、日本の駅とは違って、改札がありません。チケットを買って、そのまま乗るだけです！「それ、チケット買う必要あるの？」と思う方いらっしゃると思いますが、実はお巡りさんが巡回しています。無賃乗車が見つかると250ドルの罰金が課されますので注意です。

ポートランドの天気、治安、消費税や物価などについて書かせていただきましたが、お役に立てたでしょうか？消費税がなくて治安が良い都市なんて聞いただけでも住みやすそうな場所ですよね。お洒落なカフェもいっぱいあります。ポートランドのおすすめスポットについては他の記事でも紹介されています。ぜひご覧くださいね！