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ジョージア(グルジア)は素晴らしい国
ジョージア(グルジア)は、北東はロシア、南はトルコとアルメニアとアゼルバイジャン、西は黒海に面している国です。山や海、砂漠まで色々な自然があり、中世の面影を残しながら近代化され「ヨーロッパで訪れるべき街」と言われるようになった首都もあります。そんなジョージア(グルジア)の発見した魅力をご紹介します!
魅力あふれる国グルジアがジョージアになった理由
「グルジア」の国名が「ジョージア」に変更!!
— Hiro (@UE4626) April 23, 2015
従来の呼び方はロシア語読みで、ジョージア側は近年の対露関係悪化から英語呼称への変更を求めたhttp://t.co/9BZOQ7GmL3 pic.twitter.com/4DDCREtqjp
もともとロシア語名「Gruziya」(グルジア)、英語名「Georgia」(ジョージア)という名前があり、ほとんどの国からは「ジョージア」と呼ばれていましたが、旧ソ連(ロシア)、日本、韓国、中国の少数国が「グルジア」という名前を使っていました。1991年の独立後、民族の反露感情から、グルジアは自主的にジョージアを使っています。
グルジアさんはジョージアさんに変更認められたけど、そういえばオーストリアさんは改名を日本に認められてるんだろうか…?? pic.twitter.com/cwaCqPfdqj
— あるぷすの金庫番 (@aphzwingli) April 25, 2017
2008年の南オセチア紛争でロシアとの敵対関係が決定的なものとなり、グルジアと呼んでいる国にジョージアで呼ぶように要請し始め、グルジアが使われている国でも少しずつジョージアが使われ始めましたが、「改名には、基準があり、それに合致しないと変更できない」とし、日本では、なかなか改名には至らなかったのです。
よび名って、最初に伝わったものが馴染むと、わりとそのままだしな。「ドイツ」「オランダ」とかもかな。改名になったとしても現地読みにかならずしもならない、もけっこうあるかな。「「サカルトヴェロ」「グルジア」「ジョージア」呼び名の問題」https://t.co/2EEuXLNdOG
— Tsuyoshi CHO (@tsuyoshi_cho) June 3, 2017
他の国もまたジョージアも同じです。地元の人達の正式名称は「サカルトベロ」。ジョージアは英語名。国の名前や呼び方には、不思議がいっぱいです。しかしジョージアは反露意識が高く、グルジアと呼ばれるのを嫌っていて、2014年10月に個別に日本へ呼び名変更正式要請があり、法律の改正案が成立し、改名が決定したというわけです。
ジョージア(グルジア):複雑な国
【南オセチア共和国】
— 地図には載らない国bot (@CountryError404) August 1, 2017
グルジアの一部地域を実効支配している、親ロシア的なオセット人の国。(北オセチア共和国はロシア連邦内にある。)ロシアと数か国のみが承認している。ソ連時代は自治権を有していたが、グルジア独立時にそれが撤廃されたことに反発、1991年11月28日に独立を宣言した。 pic.twitter.com/DfIduRic2J
ジョージア(グルジア)を見てみると、ジョージアの中に2つの独立国が存在しています。北西にある地域のジョージアから事実上独立していますが、ジョージア(グルジア)からは承認されていない「アブハジア自治共和国」。中心から北の一部の地域も事実上独立していますが、ジョージアから承認されていない「南オセチア共和国」です。
ヴェトモン、バレンシアガを手掛け時代の寵児となったデムナ・ヴァザリアを輩出したグルジア(現ジョージア)の首都トビリシのファッションシーンが熱いので今行きたい国上位なんだけど、治安が…数年前に軍事衝突があったロシア国境が最悪レベル。 pic.twitter.com/rOMpN95cjL
— hitomi (@hitomistrummer) July 19, 2016
「アブハジア自治共和国」と「南オセチア共和国」は、事実上独立していますが、ジョージア(グルジア)は認めていないという国で、紛争がよく起きています。ロシアとの国境も同じです。今は停戦中ですが、緊張状態は続いていて、いつ紛争が起こるか分かりませんし、不発弾が残っています。治安レベル4「退避してください」となっています。
アブハジアは大量に旅行者おるけど南オセチアはやっぱ扱いが違うよな。。。たった数百メートル先なのに越えられない壁だわ pic.twitter.com/U6BhNbMwL0
— ハリド (@kentroubler1014) August 10, 2017
特に注意が必要なのは、ロシアから事実上独立国へ入り、そしてジョージア(グルジア)に入る事は違法で不法入国となり、法的処罰の対象になりますので、入国には細心の注意が必要です。普通に日本から観光旅行に行く場合は、危険地帯に近寄らなければ素敵な観光旅行が出来ます。
ジョージア(グルジア):治安が良くなっている国
昨日ビールをホースで売っているところを見に行ってみたんですけど、男の人ばかりで変な感じに声かけられるし、雰囲気が良くなかったです。
— Kumiじわじわ放浪する海外ノマド4年め (@kum_i) August 6, 2017
ジョージア人の友達にもひとりで行っちゃだめと言われたので、治安的に女人NGぽい。飲んでは来たけど。 pic.twitter.com/XkORaaV6Ck
ジョージア(グルジア)の治安は、独立地域などの危険地域以外は、レベル1「十分注意しましょう」となっています。ジョージア(グルジア)は、外国なので普通の海外治安対策は必要です。ワインが有名でアルコールが入っている人が多いため、女性の一人歩きは注意が必要です。めまぐるしく発展している国で治安は少しずつ改善されています。
ジョージア(グルジア)は、飼っているのかいないのかわからない犬や猫が多く、大人しいですが安易に近づかないようにしましょう。また、ジョージア(グルジア)は、発展途中の国。工事中の場所が多くあります。夜、暗い通っていると工事現場と分からずにケガをしてしまう場合がありますのでご注意ください。
ジョージア(グルジア):素敵な民族衣装の国
ジョージア(グルジア)の民族衣装
ジョージア(グルジア)には、「ファンタジーすぎる民族衣装」があります。美しすぎて世界から注目されている魅力的な衣装です。2008年に「Samoseli Pirveli」(サモセリピーベリ)というお店が、民族衣装の魅力を再発見し、ブランドを立ち上げ、近年結婚式やイベントで着用されるようになっています。
「チョハ」男性用民族衣装
男性の民族衣装は「Chokha」(チョハ)と呼ばれています。白、黒、そして渋いワインレッドや灰色、茶色など落ち着いた色合いのロングコートのような民族衣装です。ウール製で、ベルトには、短剣を身に着けられるような作りになっていて、胸には狩猟用の弾帯がついています。ロングブーツも一緒にコーディネートされる民族衣装です。
じつは、この「チョハ」という民族衣装は、アニメ映画「風の谷のナウシカ」の住民が着ている洋服がそっくりだと言われています。ナウシカが着ている服もそうです。ナウシカは女性ですが、国を守る強い女性として、男性の衣装というイメージはピッタリで、「風の谷のナウシカ」ファンにとっては、見逃せない民族衣装です。
「アークハルギ」女性用民族衣装
女性の民族衣装は「Arkhalig」(アークハルギ)と呼ばれている物があります。昔は所有者の社会的地位に応じてシルク、サテン、カシミヤ、ベルベットなど色々な種類の野の出作られたウエストが細いジャケットのような民族衣装です。ウエストをキュッと絞ったロングワンピースと一緒に着用され、魅力的なコーカサスの民族衣装です。
女性の民族衣装は、とても素敵で、華やかな色が使われることが多く、細やかな刺繍が施されたり、ウエストを細くそして、床に着くくらいのフレアロングスカートに合わせて着用されるため、女性の魅力を引き出し、シンプルなのにゴージャスさを感じられる民族衣装となっています。地元の結婚式で見る事が出来るかもしれません。
ジョージア(グルジア):首都トビリシ
ジョーア(グルジア)の首都はトビリシです。地図上ではティビリシとなっていたりします。空港から車で約40分で到着します。首都トリビシの魅力は、夜景がとても素敵な事。また、ただ市内を歩いているだけで観光名所を発見できる事です。発展しているトビリシなので、情報になかった観光名所も発見できるかもしれません。
Tak tady se to dá užít :-) termální koupaliště a aquapark Gino Paradise- Bešeňová- Slovensko pic.twitter.com/arKqcyNNkP
— DoubleDee (@DoubleD17999325) August 7, 2017
新しい観光名所「Gino Paradise Tbilisi」(ジーノパラダイス・トビリシ)を発見!ここは、365日営業しているプールやスパ、フィットネスルームやフードコートがある複合施設です。全ての年代、全ての人に健康の為に作られた複合施設です。観光で疲れた体を癒したり、見るだけじゃなく遊ぶのも良い思い出になりますのでおすすめです。
市内観光で時計台を発見できます。でもここは人形劇場の入口です。時計台とカフェが併設されている形になっています。この時計台は比較的新しい建物ですが、実はこの時計台の魅力は、形作っている資材が歴史を持つ古い物なのです。ですからじっくり観察してみるのはおすすめです。何か発見できるかもしれません。
ジョージア(グルジア):温泉ハマムがある国
ジョージア(グルジア)で、魅力的な発見は温泉です!日本人には欠かせない温泉があり、ここは、訪れてほしい観光名所でおすすめです。ここは、17世紀ごろからあるドーム型の有名な温泉の跡地となります。外から見るのも素敵ですが、このドームのいくつかは実際にまだ使用できますので、ここの温泉に入ってみるのもおすすめです。
ジョージア(グルジア):洞窟都市ウプリツィがある国
「Uplistsikhe」(ウプリツィ)は、首都トビリシから北へ車で1時間半行くと到着します。ここは、古代の洞窟都市です。かつてはイベリア王国の中心で、岩を削って生活していた跡を見る事が出来ます。この洞窟を散策していると演奏会をするホールやワインセラーも発見できます。見どころたっぷりの洞窟都市で、おすすめの観光名所です。
ジョージア(グルジア):天空の街シグナギがある国
首都トビリシから東へ約2時間で到着する「」(シグナギ)。ここは、天空の街と言われる都市です。「シグナギ」という街の名前の由来は、「シェルター」の意味を持つシギナクという語です。その意味の通り、長い要塞があります。丘の上に浮かぶ街で古都なのですが、とても綺麗に整備された都市で、観光名所となっていておすすめです。
ジョージア(グルジア):スリルなリフトがある国
首都トビリシから北西に約8時間車で行くと到着する「メスティア」。ここで発見したのは、スリル満点のリフトです。冬はスキー場になる「Hatsvali Ski resort」(ハツバリスキーリゾート)です。スキー場のリフトなので、1台最大4人が乗れる裸のリフトで、約20分かけて頂上を目指します。ここからメスティアの眺めは絶景です。
ジョージア(グルジア):世界最古のワイン製造国
首都トビリシから東側に広がる「カヘティ地方」は、丘陵が多くて乾燥した気候、日当たりの良い斜面という好条件が揃っていて、ワインのブドウ栽培に適していて、8000年以上のブドウ醸造文化があり、「アルメニアと並んで世界最古のワインの生産地」と言われています。
ヨーロッパからアジアからの人々が行き交いもうひとつの
— HIS秘境旅行 Nature Wolrd (@HIS_NATUREWORLD) May 3, 2017
シルクロードとも呼ばれる
コーカサス地方ジョージア
ワインやヨーグルトが有名で
ハイキングができたりと、大自然がたっぷり!!https://t.co/i8rErN45tO#HIS秘境 #絶景 #ワイン #ジョージア pic.twitter.com/BtlMeVi4bo
コーカサス山脈から湧き出ているミネラルを多く含んだ綺麗な水があり、その水のおかげで美味しいワインが出来るとも言われています。クレオパトラがこのジョージア(グルジア)ワインを愛飲し、1人になった時、ジョージア(グルジア)ワインを飲み、色々な思いに浸ったとされ「クレオパトラの涙」とも呼ばれています。
ジョージア(グルジア)ワインは、2013年に「古代グルジアの伝統的なクヴェヴリ・ワインの醸造方法」が世界遺産の無形文化遺産に登録されました。この醸造方法は、蜜ろうでコーティングされている壺を使い、地中に埋めて発酵させる方法です。この方法で醸造されたワインは、他のワインとは違うジョージア(グルジア)だけのワインです。
ジョージア(グルジア):世界遺産ウシュグリ村がある国
首都トビリシから約9時間で到着する「ウシュグリ村」。この村は、いくつかの村を総称してこう呼ばれているため、地図で検索しても名前が無く、ようやく発見!「アッシュガリ」となっている地域です。1年の半分は雪が降っているため、道が閉鎖される場合があります。訪れる際は、道路状況の確認をおすすめします。
この村は、ヨーロッパで一番標高が高い村です。標高は2410メートルあります。この村は、自然が豊かで、お店は食堂位です。お土産は、食堂で買う事が出来ます。静かな観光名所です。背景には標高5000メートル級の大迫力のコーカサス山脈を見る事が出来ます。首都からは遠いですが、世界遺産に登録された村で、おすすめの観光地です。
「上スヴァネティ」が世界遺産に登録されていますが、この「スヴァネティ」とは、ジョージア(グルジア)北西部に位置する歴史的な地域名です。メスティアが含まれる上スヴァネティとレンテヒが含まれる下スヴァネティで、メスティアが含まれる上スヴァネティが世界遺産として登録されています。
絶対おすすめの観光地なのですが、ロシアとの国境が近く、治安危険レベル1とレベル3の境目にある村です。とてものどかで素敵な村で、普通なら治安面でも何も問題ない村です。ですが、いつ紛争が起こるか分かりませんし、紛争の影響が出る村なのかも位置的に分かりません。紛争の治安情報には敏感でいましょう。
ジョージア(グルジア):世界遺産ゲラティ修道院がある国
首都トビリシから北西に車で約4時間で到着するクタイシ郊外モツァメタにある「Gelati Monastery」(ゲラティ修道院)は、中世グルジア王国の建築が認められ、1994年に「バグラティ大聖堂」と共に世界遺産として登録されましたが、バグラティ大聖堂が修復されて世界遺産から外れ「ゲラティ修道院」単独で世界遺産とされています。
ジョージア(グルジア):世界遺産の建築物がある国
ムツヘタの歴史的建造物群
【ジョージア(グルジア)・ムツヘタ】世界遺産の歴史的建造物が並ぶ小さな町 https://t.co/lN6sPMnt4I pic.twitter.com/OzgKIogrfV
— ろとれと (@rotoretravel) May 1, 2017
首都トビリシから北へ車で約50分行くと古都「ムツヘタ」に着きます。このムツヘタには、中世コーカサス地方の文化水準、教会建築の様式が評価され、「スヴェティツホヴェリ大聖堂」「サムタヴロ教会・修道院」「ムツヘティス・ジワリ」の3か所が世界遺産の対象となっています。素敵な建築物で見どころがある世界遺産で、おすすめです。
ジョージア(グルジア):お酒が美味しい国
ワイン
ジョージア(グルジア)ワインは、カヘティ地方とカルトゥリ地方でワインが作られています。地元では自家製もあります。日本では有名なワインが輸入されています。ジョージア(グルジア)ワインは、瓶に入っているものもありますが、陶器瓶に入っているワインもあり、見た目からとても素敵なワインです。ぜひワインを味わってみて下さい。
チャチャ
ジョージア(グルジア)は、とても料理がおいしく、その料理に合ったお酒も美味しい事で有名です。「chacha」チャチャという地元の伝統的なお酒もあります。ワインを作った後残ったものを使い作られます。70度という強いお酒です。チャチャも最古の蒸留酒の1つです。アルコール度数が強いお酒が好きな方にはおすすめです。
「チャチャ」は、もともとジョージア(グルジア)の地元の農家が自家製で作り飲むもので、チャチャという語は、グルジアで果物を原料とするすべての密造酒をあらわす言葉としても使われています。なので市場などでペットボトルで売られています。また最近は、ワイン製造会社もチャチャを作り販売していますので、ぜひ試してみて下さい。
魅力ある国ジョージア(グルジア)を楽しもう!
世界最古のワインを楽しめるジョージア(グルジア)。魅力的な観光名所もあり、温泉もあり、素敵な建築物もあり、観光旅行に最適な国です。治安にやや不安はありますが、最新の情報を取得しながら観光する事で素敵な旅になります。色んな発見がある魅力あるジョージア(グルジア)の観光を楽しみましょう!
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