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デナリに呼称変更したマッキンリー山!世界的名峰の登山・観光情報を調査!

デナリに呼称変更したマッキンリー山!世界的名峰の登山・観光情報を調査!
投稿日: 2017年9月1日最終更新日: 2020年10月7日

北アメリカ大陸一高いと言われているマッキンリー山ことデナリ山。その山は世界的に見てもかなりの名峰であり、多くの登山家が憧れるところです。登山はかなり難易度が高いですが、その分美しさは倍増します。ここではマッキンリー(デナリ)山の登山・観光情報に迫ります。

マッキンリーことデナリ山の魅力を堪能!見出し

北米最高峰の山にして、最も美しいマッキンリー(デナリ)山。世界に名だたる登山家はもちろん観光客でマッキンリー(デナリ)山の名前を知らない人はいないでしょう。それくらい過酷で絶景溢れる山なのです。今回はそのマッキンリー(デナリ)山の観光・登山情報など様々な見どころを紹介します。

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アラスカ州旅行の観光名所をご紹介!夏も冬も大自然の季節感を満喫! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
アラスカ州は日本の四国ほどの面積を持つ北極圏に近いアメリカ合衆国ですが、北米から離れているため、旅行にまだ訪れたことがない方も多いと思います。そこで、旅行計画の参考になるようなアラスカ州ならではの大自然を満喫できるおすすめの観光名所をご紹介したいと思います。

マッキンリー(デナリ)山とは?見出し

マッキンリー(デナリ)山とは標高が6190メートルと標高が高い名峰です。この山はアラスカ山脈にあり、世界的に知られています。細かく分けると頂上は二つあり、南峰は最高峰で北峰は5934メートルです。かなりの高緯度にあるため、ピータース氷河など5つの巨大氷河が形成されています。あの登山家植村直己が登頂を成し遂げた山でもあります。

デナリ山に名前が変わった理由見出し

マッキンリーという名前が付けられたきっかけ

世界の名峰であるマッキンリー(デナリ)山の名称はマッキンリーと言うアメリカ大統領によって名付けられました。マッキンリーは門戸開放やハワイ併合などの帝国主義政策を遂行した人です。偶然アラスカを訪れた男性が彼の名にちなんでマッキンリーと名付けたそうです。しかし、マッキンリー自身は実際にアラスカの地を踏んだことは一度もないそうです。

先住民の意思により名前が変更

2015年にオバマ前大統領はマッキンリー山をデナリと正式に変更しました。その運動は1980年代から起こっており、アラスカ州がマッキンリーの名をデナリと変更するほどでした。デナリという名は先住民のデナッツア族の言葉で「偉大な」という意味です。アラスカの地元の人はデナリを好んで使う傾向があります。

マッキンリー(デナリ)山の厳しさと美しさ見出し

数々の登山家の行方を阻んだ名峰

マッキンリー(デナリ)山は登山家には結構厳しい山です。何故なら、氷点下70度以上を記録するほどの極寒地だからです。高緯度の為気圧がエベレストよりも低く、高山病になる人が後を絶ちません。夏でさえ氷点下20度以上となります。あの植村直己もこの山で命を落としました。もし登るなら万全の対策をした方がおすすめです。

もう一つの世界一高い山の可能性も?

実はマッキンリー(デナリ)山は比高が世界一高い山です。比高と言えば、山のふもとから頂上までの二地点の高さを意味します。エベレストの比高は富士山と同じ3000メートルですが、マッキンリー(デナリ)山の場合はなんと5500メートルもあります。見上げた時の迫力はでかいでしょう。エベレストを超えるとはまさに名峰中の名峰です。

マッキンリー(デナリ)山の主な登山ルート見出し

マッキンリー(デナリ)山に遠征する場合は「ウエスト・バットレス」というルートを通るのがおすすめです。このルートは1951年にブラッドフォード・ウォシュバーン隊の登頂がきっかけで使われました。まずはエアタクシーを使ってカヒルトナ氷河まで行きます。次にウインディ・コーナーやウエスト・バットレスを乗り越えます。そして大雪原や最後の急な登坂を登って名峰にたどり着けます。

必ず用意しておきたい装備見出し

何度も言いますが、マッキンリー(デナリ)山はエベレストよりも登山が厳しい山です。なので、氷河歩きにおすすめなアイゼンやアイスクライミング用のジャケットなどが必需品となります。それだけではなく、氷点下での登山訓練も欠かせません。酸素濃度も地上より薄いので、低酸素トレーニングもしましょう。

マッキンリー(デナリ)山の観光情報1「デナリ国立公園」見出し

6000メートルの名峰を抱く国立公園

デナリ国立公園はマッキンリー(デナリ)山含むアラスカ山脈を頂いたところです。公園内はタイガやツンドラ、氷河など様々な気候帯が存在します。この極寒から生み出される絶景は世界にも注目されています。その人気ぶりは年40万が訪れるほどです。ここも元々はマッキンリーという名前がついていましたが、1980年に名前がデナリに変更されました。

多くの野生動物が今でも生きている

デナリ国立公園のおすすめポイントはアラスカ独自の動植物が生息していることです。ここではオオワシやトナカイなど寒い地域にしか見られない動物が見れます。ナキウサギやビーバーなど小さな動物も同様です。環境破壊に侵されず、自由に生きている動物を見れるのはとても魅力的です。人間が建てた建物は少ないので大自然に包まれた感覚を体験できます。

マッキンリー(デナリ)山の観光情報2「デナリ州立公園」見出し

この観光地はデナリ国立公園の中にすっぽりと入っている公園です。その大きさは想像以上のもので、面積は滋賀県の半分に匹敵します。デナリ州立公園にはマッキンリー(デナリ)山を眺められる展望台が二つあります。時間がある場合は二つ行くのもいいですが、ない時は南の展望台に行くのがおすすめです。公園内の川ではニジマスやサーモン、カワヒメマスなどの魚も見れます。

マッキンリー(デナリ)山の観光情報3「ワンダー湖」見出し

この湖はマッキンリー(デナリ)山を「Eielson Visitor Center」と同様に眺められる絶景スポットです。湖の周りは大河に覆われていて大自然を堪能できます。この湖のほとりにあるワンダーレイクはその絶景を独占できるおすすめキャンプ場です。その人気ぶりは予約ですら殺到するほどです。また、シャトルバスの終点でもあります。

マッキンリー(デナリ)山の観光情報4「Eielson Visitor Center」見出し

ここはマッキンリー(デナリ)山の雄大さを間近に見れるおすすめスポットです。サンドイッチやソフトドリンクを飲みながら名峰を見れます。ただし、マッキンリー(デナリ)山を見れるのは天気次第です。事前に天気予報を把握してから行くのをおすすめします。ちなみにカメラの充電をしたり、トイレを済ませることもできます。

マッキンリー(デナリ)山の観光情報5「スタンピート・トレイル」見出し

アラスカの大自然に残る廃道

スタンピート・トレイルは1930年代に鉱山労働者の道として作られました。1960年代にも建設が進んでいましたが、その時代以降造られなくなり廃墟化とします。この観光スポットは厳重に管理されていて、無断で入ることは禁止されています。なので、公道から見学する程度におすすめします。クマがたくさんいるので、バックパッキングをするならクマへの対策も十分に検討しましょう。

映画の舞台となったおすすめスポットが

アラスカのど真ん中に佇む142号バスはかつてスタンピート・トレイルで使われた乗り物です。ここはクリストファー・マッキャンドレスが生涯を終えるまで過ごしたところで、映画「イントゥ・ザ・ワイルド」の舞台としても知られています。きっと彼は社会に束縛されないフリーダムな生活を送っていたことでしょう。廃墟マニアにはおすすめなスポットです。

マッキンリー(デナリ)山の観光情報6「アラスカ鉄道操車場」見出し

アラスカ鉄道操車社はアラスカ鉄道の玄関口にして古いスポットです。乗車時間は約7から8時間と結構長いですが、アラスカやマッキンリー(デナリ)山の絶景が見られます。絶景はパノラマカーから見れますよ。列車自体もアラスカのものとは思えないほど設備が良く、快適です。自然が大好きな観光客にはぜひ乗っておきたいですね。天候が良ければ絶景を満足するまで堪能できます。

マッキンリー(デナリ)山の観光情報7「アラスカ動物園」見出し

アラスカ動物園は名前の通りアラスカの動物を飼育しています。この観光スポットはアンカレッジにありますが、ムースやグリズリベアーなど珍しい動物もいます。日本の動物園と比べて自然がいっぱいなので、誰でもマイナスイオンに癒されます。デナリ国立公園ではめったに見れない動物も見れるので、マッキンリー(デナリ)山に行く前に立ち寄るといいでしょう。

知っておくべきマッキンリー(デナリ)山への行き方見出し

まずは飛行機へアンカレッジに行く

マッキンリー(デナリ)山に行くならまずはアンカレッジへ飛行機で行きましょう。アンカレッジはアラスカで数少ない貿易港があり、州都ジュノーを超えるほどの大都市です。ここから鉄道かバスでタルキートナという町に行きます。乗れる列車はアラスカ鉄道普通車やゴールドスター展望車です。ただ、一日に出る乗り物は少ないので、出発する時間帯をきちんと把握しておきましょう。

タルキートナで肩慣らしをしよう

鉄道かバスでタルキートナという町に行きましょう。タルキートナはアラスカ州国立公園の中にはある街で、マッキンリー(デナリ)山の出発地点として有名です。ここからエアタクシーに乗ってウエスト・バットレスの起点に行けます。もし、万全に準備を整えたいならホテルを事前に予約しておきましょう。おすすめホテルはスイス・アラスカ・インやタルキートナ・アラスカン・ロッジです。

マッキンリー(デナリ)山に行こう!見出し

ここまでマッキンリー(デナリ)山の登山・観光情報など様々な魅力を紹介しました。マッキンリー(デナリ)山の魅力を知れば知るほど心が躍るでしょう。この山ほど比高が高く、雄大なものはありません。アラスカの自然を体験した人は一度マッキンリー(デナリ)山に行くことをおすすめします。


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