アタカマ砂漠の星空は絶景！ツアー情報やおすすめ観光情報を紹介！

アタカマ砂漠は、乾燥地帯のある砂漠で、雨量が少なく寒暖差の激しいところです。夜になると塵ひとつない澄みきったダークブルーの幻視画の世界が広がっていて、百万ドルの夜景のような、煌びやかな星空の絨毯が夜空を覆い尽くします。ここでは自然が織り成すアタカマ砂漠の絶景やおすすめの観光スポットなど余すことなく紹介します。

アタカマ砂漠は、チリのアンデス山脈と太平洋の間にある砂漠で、世界で最も乾燥した砂漠として知られています。その乾燥から張れている日が非常に多いため、世界の天文台が集中しています。南北の長さは1000kmあり、アンデス山脈と海沿いの山脈の間にあるため、アンデス山脈で湿った空気が遮断され乾燥した砂漠地帯となっています。

高原にあり乾燥地帯でもあることから、夜になると塵ひとつない星空が視界360度の世界に広がります。日本で見る星空のイメージとは、全く異なる別世界で、宇宙にはこんなにも沢山の星があるのだと改めて思い知らされます。この星空を見るツアーは、サンペドロデアタカマの街中にある各ツアー会社であればどこでも対応可能となってます。

アタカマ砂漠の乾燥した大気は、地球上で最も光学望遠鏡観察に適していて、2020年迄に世界中の70%の光学望遠鏡の設備が集中するとされています。現在建設されている世界最大の反射望遠鏡は、反射鏡の大きさが直径39mあり、2024年の稼動予定。肉眼でさえ満天の星空が輝いているアタカマ砂漠は、世界中が注目する天体観測の聖地です。

チリ最古の街として知られている「サンペドロデアタカマ」は、アタカマ砂漠のオアシスともいえる街です。観光客用のレストラン、ツアーの旅行会社、手づくりの土産物店、ホテル、教会などが軒を連ね、街の建物はすべて伝統的な土壁などを用いたアドベ建築で作られています。地面は街で統一し舗装をしておらず、綺麗な通りが続きます。

アタカマの街は小さな町ですが、観光地だからベージュ色をした土壁がお洒落なレストランやカフェ、地元の人が作る手作り土産のお店、民族衣装のお店などがいくつもあります。一軒ごとにメルヘンチックなおとぎの国を連想させます。写真はチレーノ料理が美味しいお店「TAHIRA」。チリワインに合うチリコンカーン豆料理がおすすめです。

街の中にある小さくてかわいいアイスクリーム屋さん。ドアの薄いブルーがアクセントとしてマッチングしています。こうした土壁にシンプルな看板を取り付けた、低くて横に長いお店がいくつもあり、ちょっとした小津安二郎の映画作品やジムジャームッシュの映画作品の定点カメラローアングルの世界を彷彿とさせる街並みが広がっています。

世界で最も高い場所にある間欠泉として知られる「タティオ間欠泉」は、標高4500mの場所に位置しています。大小80もの間欠泉があり、3分から5分おきの一定周期で、水蒸気や温泉水が噴出します。地表から吹き上がるいくつもの水蒸気が、荘厳で華麗な景観を作り出します。自然が作る天然温泉に多くの観光客が浸かるおすすめの観光地です。

アンデス山脈の代表的な山、青いミスカンティ火山と赤いミニケス火山に囲まれた標高4120mに位置する場所には、2つの紺碧の湖があります。太陽の光で見える色合いが異なり、対比的な2つの湖は、まさに絶景のおすすめ観光スポットとして有名です。またフラミンゴ保護区にも指定されており、ビクーニャや野鳥などの野生動物の天国です。

アタカマ砂漠で最も変化に富んだ景色を見れるのが「月の谷」です。砂漠の中に突如として現れる何億年もの地層を見せる断崖絶壁、壁のようにそびえる砂丘、ミネラルが噴出して雪が降ったかのようなあたり一面の銀世界、岩のように見える塩の結晶など多彩な絶景を楽しめます。絶景ポイントからの眺めは、まさに月面の世界を連想させます。

「ValledelaLuna」と題されたユーチューブ動画です。世界中を旅しその様子を動画で紹介するGoCarlosという個人のYoutubeChannelで2015年9月に公開された動画です。サンペドロアタカマの街中を歩いて色んなお店の様子や月の谷ツアーに参加して歩いていく様子などがよく分かります。

月面を思わせる岩だらけの壮大な絶景が広がる「月の谷」には、深く侵食され色んな形を見せる岩肌が2kmに渡って連なり、その壮大な姿には思わず言葉を失います。そしてここで見る最大のハイライトであるサンセットによる自然の演出は、時間の経過とともにタイムラプスのように刻々と色を変化させる空と大地を鮮やかに映し出します。

アタカマ塩湖はサンペドロアタカマの南55kmにあり、周辺を山々に囲まれ外へ水が流出しないようになってます。塩湖のほぼ中心に位置するチャクサ干潟周辺は、フラミンゴの保護区になっており、世界に生息する5種類のピンクフラミンゴのうち、3種類を見る事ができます。白色と水色とピンク色のコントラストが絶景のおすすめスポットです。

アタカマ塩湖は、様々な岩塩が美しい形を見せる観光地としてだけではなく、火成岩に多く含まれるリチウムの産地でもあり、その埋蔵量は全世界の27%約3割にも及びます。リチウムは主に陶器やガラスに使用されますが、近年は、電気自動車の充電式電池として使用されるリチウムイオン電池の原料生産地として世界中の注目を集めてます。

世界で最も降雨量の少ない乾燥地域として知られるアタカマ砂漠ですが、近年エルニーニョ現象の影響で、5年から7年おきに雨が降り「砂漠に奇跡」を起こします。それは、砂漠一面に野生の花が咲き乱れる光景のことです。あたり一面を埋め尽くす、ピンクやムラサキの花々など、その見事な絶景さは自然が生み出すおすすめスポットです。

最近も2017年5月10日から降り始めた雨は、しだいに過去最大レベルの雨量となり、それが砂漠を濁流が流れるという大洪水になりました。その結果、アタカマ砂漠の辺り一面に花々が咲き乱れる奇跡の現象が起きています。ここ最近は、世界中の異常気象により、アタカマ砂漠にも異変が起きており2015年、2016年と大雨の被害が出ています。

サンペデロデアタカマの街には、沢山のツアー会社があり、アタカマ砂漠へのツアー申し込みが出来ます。複数の会社が同じ名称のツアーを催行していますが、金額や内容が異なるので、事前に複数のツアー会社に金額や内容を確認した上で、利用するツアー会社を決めるのがいいでしょう。また宿泊ホテルからも直接申し込むことが出来ます。

屋外プールを備えアタカマ砂漠の大自然と一体化した極上のラグジュアリーなホテルです。客室は、調度品からテーブル、椅子に至るまで土壁色のデザイン色で統一され、高級感溢れる雰囲気です。サンペデロデアタカマの街中にあり、アタカマ砂漠まですぐの距離にあり、ホテルで月の谷ツアーなど様々なツアーを申し込むことができます。

サンペドロデアタカマで中でも快適で過ごしやすいホテルとして有名なホテルです。屋内プールおよび屋外プールの設備があり、屋外のテラスに出て長椅子に横になり、アタカマ砂漠の大自然が満喫できます。レストランでは、定番のスープである「カスエラデアベ」やオーブン焼きの肉料理「パステルデチョクロ」などのチリ料理が楽しめます。

アタカマ砂漠まで2kmの近い場所に位置するホテル「カンブレスサンペドロデアタカマ」は、スイミングプールに面した専用バルコニー付きの部屋、フィットネスセンター、スパ施設などがある開放感溢れる観光ホテルです。各部屋は伝統的な土壁を用いたアドベ建築で出来ており、自然と一体化した雰囲気を満喫できるおすすめホテルです。

沢山の魅力があるアタカマ砂漠。とても全てを紹介することは出来ませんが、広大なアタカマ砂漠の中に身を置くと、地球上にはまだまだ人智の及ばない雄大で素晴らしい自然があることに改めて知らされます。狭い日本を飛び出して、自然が作り出す奇跡ともいえる別世界、造形美の数々をぜひ一度体験してみてはいかがでしょう。