ウズベキスタンのビザ取得事情！代行もOK！種類と取得方法も！

ウズベキスタン共和国は、旧ソ連の共和国で、中央アジアに位置する国です。別枠へ地図を貼りましたので、どの辺りか気になる方は見てください。2016年の国連人口基金によりますと人口は3,030万人です。通貨はスムで、1スムは0.03円、2004年からのGDP成長率は7％から9％の高水準を維持しています。では、早速調べてみましょう。

ウズベキスタンの通貨はスム(もしくはソム)です。UzSと表記されることも。5,000･500･200･100･50･25･5･3という紙幣と硬貨が流通していますが、硬貨はあまり使われていなくて、両替をする場合もほとんどがお札で渡されます。USドルも使用できます。物価は、日本の約3分の1で、屋台の軽食が約100円で買える感じです。

日本とウズベキスタンの関係は良好で双方が大使館を開設、人的交流も活発です。2016年の貿易は、輸出が174億円(自動車･ゴム製品)、輸入は約3億円(金･綿織物等)でした。日本の対ウズベキスタン援助としては、有償資金協力2700億円。無償資金協力244億円。技術協力実績183億円。以上2015年度までの累計でした。在留邦人は137人です。

ウズベキスタンって地図のどの辺りだろう、と思う方は多いでしょう。地図上では中国の左肩辺りで、カザフスタンとイランに挟まれた二重内陸国ということですね。宗教は主としてイスラム教スンニ派です。しかし、私達が概念的に捉えているイスラム教徒の印象とは、実際はだいぶ違う感じだそうです。観光旅行の前に確認しておきましょう。

ウズベキスタンを構成する民族は対外経済関係･投資･貿易省の統計によりますと、ウズベク系が78.4％、タジク系が4.8％、他にロシア系、タタール系だそうです。上述のように宗教は主としてイスラム教スンニ派、言語は公用語はウズベク語ですがロシア語も使われています。多民族国家ウズベクではお互いが譲りあいの精神で暮しています。

日本国民もビジネス･観光を問わずビザの取得を求められます。ビザの取得方法は各国のウズベキスタン大使館で申請すると入手できます。ビザの種類は「観光ビザ･トランジットビザ･業務ビザ･団体ビザ」など、ウズベキスタンに滞在できる期間の長さで決まっています。トランジットで72時間、観光旅行と団体ビザは30日、業務ビザは1年です。

ウズベキスタンの入国ビザの申請に必要な書類は以下のものになります。順次記載します。ビザ申請サポート･招待状、3ヵ月以上の残存有効期間があるパスポート、申請書、パスポートサイズの写真1枚、手数料、郵送の場合は住所氏名を明記し切手を同封した返信用封筒、滞在目的の証明、予約ホテル証明と滞在日程詳細。

東京にあるウズベキスタン共和国大使館に申請しますが、申請書の様式は同大使館のホームページからダウンロードできます。ウズベキスタン共和国大使館のビザ発行の説明サイトを覗いてみて代行者に頼むことも考慮していいでしょう。パソコン記入でも、書類をプリントアウトして手書きでもかまいませんが、記入はすべて英語で行います。

ウズベキスタン共和国大使館に申請しますが、東京に在住している場合は直接窓口に行くか郵送、地方在住の場合は郵送で受付けてもらいます。手数料3000円を添えて申請します。受付時間は10時30から12時までです。1週間くらいでビザは下りますが、余裕を持って申し込みましょう。ウズベキスタン大使館のアクセス情報は以下に。

住所:東京都港区高輪2-1-52 電話番号:代表番号03-6277-2166（領事部03-6277-3442）

ウズベキスタンに入国時にタシケント国際空港でビザを取得することもできます。しかし、以下の2つの条件を満たしていなければなりません。1つは、ウズベキスタンへ来るフライト出発国内にウズベキスタン大使館･領事館がない場合。もう1つは、トランジットの場合は乗り継ぎ国にウズベキスタン大使館･領事館はあるが時間的余裕がないこと。

日本国民の場合基本的には招待状(LOI)が無くてもビザを取得することができます。しかし、日本国外でビザを取得する場合には招待状が必要になります。招待状はウズベキスタン現地の旅行会社の招待状発行サービス、あるいは現地の知人を通して得ることができます。しかし観光旅行などの場合は出発前に済ませた方が楽かもしれません。

ウズベキスタンに限らずビザ申請の手順や書類の準備など煩雑で思うように進まないこともあります。そんな時には、申請についてのアドバイスをしてもらったり申請を代行してもらった方が効率的で正確に手続きを済ませることができるでしょう。旅行会社や行政書士の手を介して申請する方法も選択肢に入れておくことをおすすめします。

ウズベキスタン旅行の手配をしてくれる旅行社なら大抵代行申請も受け付けています。ウズベキスタンのような小国については、大手旅行社よりその周辺地帯の旅行を扱い慣れている小さな旅行社に代行を依頼した方が便利でしょう。ビザの申請は慣れないと大変。旅行社に代行申請することで、書類の書き方などのミスを防ぐことができます。

首都タシケントへは成田空港からウズベキスタン国営航空が直行便を週2便運航しています。それに乗ると約8時間半でタシケントに到着します。ウズベキスタン国営航空は、タシケントから世界各地へ運航していて日本･タイ･韓国などの地域も結んでアクセス範囲が広いです。タシケント国際空港を経由して他の国へ周遊することも可能です。

シルクロードのオアシス国家ウズベキスタンは、8000年前は農耕が行われ仏教文化が栄えた時期もありました。その時代の仏教遺跡が現在、砂漠の中から次々掘り出されていて、ウズベキスタンの観光業者は観光キーワードとして「仏教」を上げています。世界遺産に登録された遺跡が4つもあり、別名「世界遺産の宝庫」とも言われています。

ウズベキスタン歴史博物館のガンダーラ仏です。美しいですね。仏教が天竺(現インド)から中国に伝播したルートがガンダーラを経由していました。それがウズベキスタン南部に位置するテルメズです。最近のウズベキスタンでは仏教遺跡の発掘に力を注いでいます。そこから出土した仏像がガンダーラ仏です。穏やかな表情が印象的です。

2001年に世界遺産に登録されたウズベキスタン第2の都市サマルカンドです。中央アジア最古の都市のひとつであり、青空とモスクの美しいブルーから「青の都」と称されています。シルクロードの中心的なオアシス都市として繁栄するも13世紀にモンゴルの攻撃によって廃墟と化し、14世紀に復興。歴史の波をかいくぐって生き延びました。

世界遺産のイチャン･カラは、ヒヴァというオアシス都市にあります。ヒヴァは東西交易の中継地として栄えました。外壁と内壁という二重の城壁で守られた古い街並みのなかには、20のメドレセ(神学校)や6基のミナレットなどの多くの遺跡が残存。1592年にトルクメニスタンから遷都された「中央アジアの真珠」と呼ばれる都市です。

世界遺産のブハラ歴史地区はウズベキスタンのブハラ州の州都です。ブハラはシルクロードで古くから栄えた拠点地区で16世紀後半にブハラ･ハーン国の都となったものです。中心にあたる旧市街には日干しレンガで造られた城壁や、砂漠の灯台のようなカリヤン･モスクのミナレットなどがあります。1993年、旧市街地がユネスコの世界遺産に登録。

世界遺産のシャフリサブス歴史地区はウズベキスタンの都市カシュカダリヤ州に属します。14世紀にトルキスタンを席巻したティムールが誕生した場所として知られ、もともとは「心休まる場所」という意味のケシュキシュという名前で呼ばれていました。中央アジアの都市の中では最古と言われています。

ウズベキスタンは中央アジアの国の中では比較的治安が良くて外国人が旅行しやすい国と言われています。日本にとってはあまりなじみのない国ですが、シルクロードのオアシスというイメージが色濃いため、一度旅行に行くと虜になるようです。日本から直行便も出ているため、思っている以上に旅行に行く方法は安易な感じがしますね。

ウズベキスタンの名はあまり馴染みがないと思いつつも、どこかでアラビアンナイトのような不思議世界を想像させてしまう印象があります。治安も悪くなく、ビザの手続き方法などの面倒は代行者にお任せして、出かけてみたい国です。意外と言っては失礼でしょうが、世界遺産がたくさんある場所という魅力にも惹かれます。