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イスファハーン観光の見どころ紹介!ペルシア建築の美しさを満喫する旅!

イスファハーン観光の見どころ紹介!ペルシア建築の美しさを満喫する旅!
投稿日: 2017年10月26日最終更新日: 2020年10月8日

世界遺産の宝庫と言われるイランの中で、2つの世界遺産を持つイスファハーンは人気の観光地。ペルシア建築の最高傑作と言われるイマーム広場とイスファハーンのジャーメモスクは、ぜひ訪れたい場所です。今回は、イスファハーンへの行き方や歴史等、その魅力をご紹介します。

歴史ある砂漠のオアシス「イスファハーン」見出し

イスファハーンは「イランの真珠」とも言われた歴史ある都市。肥沃な平野にあるオアシスは、アケメネス朝の主要な都市であり、サファビー朝の首都でした。豪華絢爛で繊細なペルシア建築が見られる場所として、世界の人々を魅了し続けるイスファハーン。今回は、日本からイスファハーンへの行き方を含めた観光情報をお届けします。

「イランの真珠」イスファハーンの歴史見出し

イスファハーンの歴史は古く、イスラム以前の歴史は、紀元前のアケメネス朝まで遡ります。一説には、紀元前6世紀のユダヤ人が移り住んだ場所ともされており、古くから交易で発展しました。7世紀のイスラム帝国の征服前に、すでに町の原型が作られ、ゾロアスター教徒、ユダヤ人、キリスト教の一派が住んでいたと言われています。

その後、773年ごろに世界遺産にも登録されているジャーメ・モスク(金曜モスク)の基となった大モスクが建立され、町は大モスクと共に発展してきました。11世紀から、セルジューク朝の支配を受け、後にサルタン・マリク・シャーによってイスファハーンが首都となりました。モスクの近くにホールや学校等も建設されました。

その後、イスファハーンは、1240年にイラン北部に侵攻していたモンゴル軍に征服され、イルハン朝の支配下に入ります。14世紀に、学術と商業の拠点として復興し、16世紀から18世紀は、サファヴィー朝によって大都市計画が進みます。近代以降は、首都としての機能を失い、1979年世界遺産登録後は、観光都市として発展しています。

イランの都市「イスファハーン」への行き方見出し

ここからは、イスファハーンへの行き方です。日本からイスファハーンへの直行便がないため、まずはイランの首都テヘランまで飛行機で移動します。成田、羽田からテヘランへの行き方は、カタール航空なら、ドーハ経由で13時間ほど。エミレーツ航空なら、ドバイ経由で13時間半、その他ターキシュ・エアウェイズで15時間ほどです。

次に、イランの首都テヘランからイスファハーンへの行き方です。飛行機なら、イラン航空の国内線を使って、約1時間ほどでイスファハーンに到着します。バスでの移動も可能で、HAMSAFARなどいくつかのバス会社が運行している長距離バスを利用すれば、テヘランから6時間ほどでイスファハーン到着です。

イラン イスファハーン最大の世界遺産イマーム広場見出し

イスファハーン最大の世界遺産として知られるイマーム広場は、かつて王の広場と呼ばれていました。16世紀末から17世紀初頭にかけて首都イスファハーンの中心として構築された壮大な広場は、ペルシア建築の最高傑作と言われています。イスファハーンは「世界の半分が」と言われるほど、人や富が集まった巨大な交易都市でした。

世界遺産となったイマーム広場は、南北513m、東西156mの長方形の広場の周囲に、回廊式のアーケードが建設されています。東西南北に中央道が敷かれ、アーケードとそれぞれの道路が交差する四つの交差点に、美しい門が建てられています。広大な敷地に綿密な構成で設計されたイマーム広場の姿が、当時の繁栄を物語っています。

イマーム広場の特徴は、ペルシア伝統の四分庭園の思想を元に設計されています。周囲を取り囲むアーケードは、商人が行き交うバザールとして使われたと言われています。イマーム広場を内側から眺めると、政治、経済の中心地であったことが伺えます。また、宗教や市民の生活の場として開かれた場所だったことが伝わってきます。

イマーム広場で観光におすすめの場所1:アリー・カプー宮殿見出し

イマーム広場で観光におすすめの場所1は、アリー・カプー宮殿です。イマーム広場の西側にそびえ立つアリー・カプー宮殿は、広場に面した観閲場があり、迎賓館として使われていたそうです。宮殿の門として装飾が見事なイーワーン(門)が突き出しており、その上部のバルコニーに王が立って謁見したと言われています。

アリー・カプー宮殿は、前面の2階建部分と後面の7階建部分が一体化しており、上階に登ればイマーム広場を高みから一望できるため、観光客にも人気の場所となっています。、アリー・カプー宮殿の装飾は、地味な印象ですが、壁面にフレスコ画やミニアチュールと呼ばれる細密画を見ることができます。

階段を登っていくのは、かなり大変ですが、最上階まで登ると、音楽堂があります。音楽堂の天井には、音の反響を調整するために開けられた装飾的な穴がいくつもあります。歴史の中で、この宮殿は戦争によって破壊されましたが、残された門の部分から広場が一望できることから、観光客に人気の場所となっています。

イマーム広場で観光におすすめの場所2:聖職者長のモスク見出し

イマーム広場で観光におすすめの場所2は、聖職者長のモスクです。世界遺産イマーム広場の東側に建つこちらのモスクは、王族の礼拝堂であったと言われています。規模は小さいですが、黄色を基調として、壁面やドームを覆う繊細なモザイクタイルが美しく、偶像崇拝を禁じたイスラム建築の技術が結集された建物は圧巻です。

聖職者長のモスクは、シェイフ・ロトフォッラー・モスクと呼ばれアッパース1世の義父でシーア派説教師のロトフォッラーを記念して建てられたと言われています。中庭はなく、ドームが1つしかない建築様式です。繊細で優しい雰囲気のモスクは、イランで最も美しいモスクとも言われるほど人気の観光スポットです。

イマーム広場で観光におすすめの場所3:イマーム・モスク見出し

イマーム広場で観光におすすめの場所3は、イマーム・モスクです。イマーム・モスクはイマーム広場の南側にあり、サファヴィー朝全盛期のイスラム建築を代表する、壮大で華麗な建築物です。ブルーを基調とした150万枚ものタイルが使用された美しいモスクには、イスラム建築の英知が詰まった複雑な幾何学模様が描かれています。

建物の入口は緻密な計算によって生み出されたモザイクに被われたイワーン(門)と、4つの尖塔があります。庭園に通じる道は、メッカの方向を示すキブラットと一致するように建てられています。「楽園の樹木」をモチーフにしたタイルには、イスラム教の経典「コーラン」が刻まれており、この世の楽園を描き出そうとしたと言われています。

イマーム広場で観光におすすめの場所4:回廊のバザール見出し

イマーム広場で観光におすすめの場所4は、回廊のバザールです。イマーム・モスクの反対側にバザールの入り口があります。回廊の内部には、あちこちに小さな広場が設けられていて、当時の面影が感じられます。華やかなゴールドマーケットや中東の珍しい絨毯などが並ぶバザールは、異国情緒たっぷりで、観光にもおすすめの場所です。

イラン イスファハーン第2の世界遺産ジャーメ・モスク見出し

イスファハーン第2の世界遺産ジャーメ・モスクは、ダルダシュトという広大な地区に、8世紀頃建てられました。当初、このモスクは、イスラム初期の非常にシンプルな形で作られていましたが、歴史と共に変化が加えられ、様々な部分の増築が行われてきました。増築された部分は歴史の変遷と、その時代の建築様式を物語っています。

イスファハーン最古のモスクとして知られるジャーメ・モスクは、四つのイーワーンが中庭を囲んでいます。世紀に建てられ一度消失し、12世紀から14世紀にかけて再建されたためサワイフ朝からサファビー朝にいたるさまざまな時代の様式が見られ、イスラム建築の傑作の一つと言われています。

イスファハーン ジャーメモスクで必見の場所見出し

2012年に世界遺産に登録されたジャーメ・モスクのハイライトは、14世紀から15世紀にかけて建造されたも高さ52mの尖塔です。イランでもっとも高い尖塔と言われています。また、メッカの方向を示す壁がんもあり、イランで最も優れた石膏細工と言われています。イランの寺院建築の集大成と言われるモスクは、絶対見逃せない場所です!

イスファハーン観光の際に気をつけたいポイント見出し

イランのイスファハーンは、ジャーメ・モスクやイマーム・モスクのように、イスラム教の礼拝堂がたくさんあります。敬虔なイスラム教徒にとって、モスクは神聖な場所ですので、信徒に敬意を払った服装が必要になります。特に、女性が肌を見せることや髪の毛を見せることを禁じています。肌の露出が多い服装は避けましょう。

イランの治安情報!実は親日国家!イスラム圏を旅行する際の注意事項も網羅! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
イランの治安情報!実は親日国家!イスラム圏を旅行する際の注意事項も網羅! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
イランと聞くと、紛争地域のイメージが強く、治安が悪いと思う方が多いかと思いますが、実際のところはどうなのでしょうか。今回は、イランの治安状況と、イスラム圏を旅行する際の注意事項などについてまとめましたので、参考にしてくださいね。

世界遺産の街「イスファハーン」へ行ってみよう!見出し

世界遺産の街、イスファハーンの観光情報や行き方はいかがでしたか?イランは、日本からの直行便がなく、行き方が複雑なので、なかなか旅をしづらい印象の国ですが、今回ご紹介した世界遺産を含めて21の世界遺産を持つ魅力的な観光国です。異国情緒あふれるイランで、壮大なイスファハーンの歴史と文化にぜひ触れて見てください。

投稿日: 2017年10月26日最終更新日: 2020年10月8日

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