台北の添好運でミシュランの飲茶＆点心を堪能！おすすめメニューや予約は？

先頃東京日比谷に日本第一号店がオープンした点心の名店である添好運。香港発祥の名店は台湾にも数多くの支店を持っています。中でも旅行客にもアクセスが便利な台北市内には合計3店舗あり、台北観光のついでや台湾各地への小旅行前に台北市内で腹ごしらえする時にもぴったり。そんな台北市内の添好運の店舗や予約についてご紹介します。

添好運は2009年3月に香港で創業した点心専門店です。お客の注文が入ったらすぐに、できたて新鮮でアツアツのおいしい点心を出すことでたちまち評判になった添好運は、何とオープンから1年足らずのうちにミシュランガイドに掲載されました。さらに2015年まで毎年ミシュランガイドに掲載されるという快挙も達成しています。

香港発祥のミシュランに掲載された点心の名店である添好運は現在、シンガポールやフィリピン、マレーシア、インドネシア、アメリカ合衆国のニューヨーク、さらに日本の日比谷などに店舗を構えています。中でも台湾では台北市内を始め全土で9店舗を構える人気ぶりとなっています。

台湾の店舗の内訳は台北松山空港や台北101、西門町など観光スポットの多い台北市内に3店舗。台北のベッドタウンとして新興著しい新北市に1店舗、台湾桃園国際空港のある桃園市に2店舗、台中市と台湾第2の都市である高雄市にそれぞれ1店舗の計9店舗となっていますが、中でも台北市内の店舗は台湾初旅行客にもアクセスしやすい場所にあって便利です。

ミシュラン掲載の添好運は台北市内に3店舗の支店を構えています。3店舗ともに台北市内の主要駅からのアクセス至便の場所にありますので、台北への旅行が初めてと言う人にも容易にアクセスできます。また、台北市内の添好運各店ではテイクアウトできるメニューもあるので、台北のホテルに宿泊するという人にはホテルへの持ち帰りもおすすめです。

台北駅から地下鉄で30分ほどの場所にある添好運の台北信義店。台北のシンボルである台北101や台北世界貿易センター、グランドハイアット台北などの観光スポットからもすぐの新光三越台北信義新天地A8店の地下2階にあります。観光スポットの中心にあるだけあって、台北市内の3店舗の内、最も行列が出来やすい店舗とも言われています。

台北信義店の営業時間は日曜から木曜までが朝11時から夜9時30分まで、金曜土曜とそれ以外の日は朝11時から夜10時までとなっています。オーダーストップはそれぞれ閉店時間の30分前までとなっていますので、ご注意下さい。店内は日本のフードコートとほぼ同様の形態で、気取りなく食事を楽しむことが出来ます。

住所:台北市信義區松高路12號B2
電話番号:02-2722-9358

台北駅から徒歩で5分ほどの場所にある添好運のHOYII北車站店。地下通路を通れば、思いがけない雨にあったときなどにもラクラクアクセスできます。最寄の出口はM6出口で建物の地下1階と直結しています。地下フロアには、しゃぶしゃぶ温野菜などの日本のチェーン店も入居していますが、目指す添好運は1階にあります。

ただし気をつけたいのはこのHOYII北車站1階には、添好運だけでなくこちらもミシュラン掲載店であるシンガポール発のHawkerChanの支店が入居していること。地上に出たところでの客の行列にびっくりするかも知れませんが、列の先頭を良く確かめないと、違う店の列に並んでしまっていることもあるので要注意です。

住所:台北市中正區忠孝西路一段36號1樓
電話番号:02-2370-7078
 

台北駅から地下鉄で約30分ほどのところにある添好運の統一時代店。すぐ近くには国立国父紀念館や台北市庁舎などの観光スポットがありますが、添好運は統一時代百貨店台北店の地下2階フロアに店を構えています。この統一時代百貨店は2016年までは統一阪急百貨台北店だったので、そちらの名前で記憶している人も多いかも知れません。

この統一時代百貨店のフードコートは台北市内でも指折りの開店時間の早さで知られており、添好運も早朝7時30分から営業しています。さらに朝食メニューも用意されているため、早めの台北市内観光に出かける際にも便利な店です。夜は日曜から木曜までは夜9時30分まで、金土とそれ以外の日は夜10時までの営業で、オーダーストップは閉店30分前です。

住所:台北市信義區忠孝東路五段8號B2
電話番号:02-2729-3378
 

ミシュランガイドにも掲載されている人気点心のお店である添好運。台北市内3店舗のどの店舗を訪れるにしろ、予約ナシで確実においしい点心を味わえるかどうか心配になるところです。そんな台北市内の添好運店舗のうち、フードコート形式の統一時代店では予約システム自体がありません。ただし回転も他の店舗より早めですので、予約ナシでも長時間並ぶことはあまりないので安心です。

その他のHOYII北車站店と台北信義店は電話予約が可能ですが、予約電話対応のスタッフが日本語あるいは英語出の予約対応可能かどうかは、実際に予約電話をかけるまでわかりません。また電話予約では座席指定はできません。当日店舗に到着後に、店内の状況に応じて席に案内されるようになっています。

台湾や香港を旅する醍醐味の1つが本場の点心メニューをたっぷり堪能すること。特にミシュラン掲載店である添好運であればなおさらです。そこで台北の添好運でぜひ食べたいおすすめメニューをご紹介します。ミシュランで有名になったメニューや日本の日比谷店にはないメニューもあるので、台北を訪れる前にぜひチェックしてみてください。

日本の店舗でも人気の海老の蒸し餃子である晶瑩鮮蝦餃。半月の形の餃子の皮はとても薄く、中のアンが透けて見えるほどです。一口頬張ると口の中一杯に海老の旨味がじゅわっと広がり、まさに点心と言いたくなるおいしさ。モチモチつるっとした食感の皮と相まって、ドンドン食べたくなる人気メニューの1つです。

添好運の代名詞とも言える看板メニューのチャーシューメロンパン。日本日比谷店では、ベイクドチャーシューバオ、と呼ばれていますが、台湾の店舗のメニュー表では酥皮焗叉燒包、並びにチャーシューメロンパンと日本語表記されているので間違えないようにしてください。

チャーシューとメロンパンと聞くとびっくりするかも知れませんが、サクサクした食感のメロンパン生地の中には、甘めに味付けされた角切りチャーシューあんがたっぷり入っており、意外なおいしさとなっています。小ぶりなサイズで3個1セットでもペロッと食べられる一品。テイクアウトも可能な店が多い人気メニューです。

台湾では辣茄汁抄手 という名で出されている人気メニューのピリ辛トマトソースワンタン。日本の店舗では味わえないメニューです。つるっとした食感のワンタンの皮とぎっしり詰まった海老あんの旨味、さらに香港の家庭料理ではおなじみのトマトソースをピリ辛に仕上げて絡めた一品はまさにクセになる味です。

日本の店舗でも人気の海老シュウマイ。日比谷店ではポークと海老のシュウマイと言う名前で提供されている通り、豚肉と海老の良いトコどりのシュウマイで、点心の醍醐味を味わえる一品です。このシュウマイに使用されている豚肉は肩ロース部分で旨味とコクがしっかりシュウマイの中に凝縮されています。

豚肉の旨味に負けないジューシーなおいしさの海老は、豚肩ロース肉と同量が使われているからこそ。吟味された材料とミシュランガイドにも掲載された実績が、絶品点心を生み出しているのです。値段は4つで138台湾ドルとこちらもお手頃。ついついもう一皿オーダーしたくなるシュウマイです。

日比谷店で提供されているスペアリブの蒸しご飯や鶏肉と生姜の蒸しご飯とはまた一味違うおいしさが、台湾の店舗で提供されているこちらのシイタケと鶏の蒸しごはん。同じ蒸しご飯ですが、使われている材料は、鶏のもも肉とシイタケ、香港式のソーセージスライスで、食べ応えがあります。

蒸されたご飯に食材の旨味がしっかり浸み込み、ダシの効いた味わいとなっています。食べる際には添えて出される薄口しょうゆを好みに応じてかけて食べても、また一味違ったおいしさが味わえます。値段は138台湾ドル。点心だけではお腹が空くかも、という男性にもぴったりの人気メニューです。

香港や台湾の点心ではおなじみの鶏足。見た目のインパクトに比べると、いざ口にした時の意外とあっさりとしたおいしさとのギャップにぴっくりするかも知れません。ピーナッツと一緒に濃厚なアワビソースで煮込まれた鶏足は、芯までしっかりと旨味が沁みています。

女子には嬉しいコラーゲンたっぷりの鶏足はコリコリとした食感で、後を引くおいしさ。行儀は悪いかも知れませんが、箸ではなく手つかみで食べる人が多いのにも納得です。一皿にこんもり盛られて提供されますので、何人かでシェアして食べるのにもぴったり。値段は一皿128台湾ドルです。

台湾の添好運で人気の麺メニューといえばこの糸ホタテ入り焼きそばです。広東スタイルの焼きそばであるこのメニューには細切りにした豚肉、豆芽菜、ニラ、千切りにした薄焼き卵などの具材がたっぷり使われているため、食べ応えや旨味がぎゅっと凝縮されていて申し分ないおいしさです。

さらに仕上げに焼きそばの上に載せられた干しホタテ貝柱を糸状にほぐしたものが、焼きそばにさらに深い滋味を与える役割を果たしています。お値段は一皿158台湾ドル。取り皿を追加で頼んで、何人かでシェアするのにもぴったりの人気麺メニュー。辛くないのでお子様でもしっかり食べられます。

本場香港でも大人気の楊枝甘露。台湾の店舗ではマンゴーとグレープフルーツ入りミルクスープと日本語表記されています。名前はスープと翻訳されており、実際にスープ容器で提供されますが、香港発祥のデザートで、湯気の上がるスープではありません。日本でも香港式飲茶のお店などで味わったことのある人も多いのでは。

台湾の添好運各店舗の楊枝甘露は、マンゴーの産地である台湾ならではのおいしさで、香港店よりおいしいという人もいるほどです。ちなみに中国語でマンゴーは芒果と表記しますが、柚子は日本のいわゆるユズではなくグレープフルーツのことです。台湾でもマンゴーかき氷と並んで夏の定番マンゴースイーツとなりつつあります。

このマンゴーとグレープフルーツ入りミルクスープはとりわけ暑い台湾の夏には嬉しいスイーツで、一口でも口にすると、冷たいミルクとエバーミルク、マンゴーのスープの味わいが口の中いっぱいに広がります。さらにほのかなグレープフルーツの酸味がさわやかなアクセント。お値段は1杯128台湾ドルです。

日比谷店でも人気の大根餅。もっちりした食感がたまらない大根餅は香港や台湾で人気の点心メニューの1つです。最近では日本でもヘルシーでおいしいメニューとして、ご家庭やレストランなどで楽しむ人も増えています。それに伴ってさまざまなアレンジの大根餅も登場していますが、添好運の大根餅は正統派の香港大根餅の作り方とレシピを踏襲したものです。

作り方もレシピも極シンプルであるがゆえにごまかしが効かないのが大根餅。添好運の大根餅はもっちりもちもちした中身の食感と、香ばしくパリパリに焼かれた表面の食感の違いがしっかり味わえる逸品。素朴な点心のおいしさを再認識させられる人気の定番メニューです。値段は一皿108台湾ドルとなっています。

台北の添好運でぜひ味わってほしいスイーツの1つがこの卵黄入りゴマ団子です。卵黄、と聞くとなんだか生の卵が入っているように聞こえますが、その正体はカスタードなので心配ありません。香ばしいゴマ団子とカスタードのあんの相性も良く、店でも人気のスイーツとなっています。

香ばしくカリッとしたゴマ団子の中身のカスタードあんは、あんというほど硬くありません。むしろ流動的な柔らかさのままで仕上げられているため、団子にかじりついた時に中身が飛び出したり、口の廻りに飛び散ることがあります。お子様と一緒に食べる際には、洋服を汚したりしないように注意してあげてください。

日比谷店でも台北の店舗でも人気の中華風蒸しカステラ。黒糖の豊かな甘みとコクがおいしいスイーツです。ふんわりしっとりした食感で、子供や女子だけでなく甘いものがあまり得意ではないという男性にも人気があります。テイクアウトも出来る店舗が多いので、ホテルでの軽食代わりにするのにもぴったり。値段は一個98台湾ドルです。

ミシュランガイドにも掲載されるほどのおいしい本場香港の点心を、リーズナブルなお手頃価格で気軽に味わえると人気の高い添好運。台湾の有名観光スポットの数々にも程近い台北市内の添好運3店舗で、ぜひ評判の絶品点心や日本の店舗では味わえないメニューをしっかり堪能してみて下さい。