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清津峡と清津峡渓谷トンネルは新潟の絶景スポット!紅葉やアクセス情報など紹介

清津峡と清津峡渓谷トンネルは新潟の絶景スポット!紅葉やアクセス情報など紹介
投稿日: 2018年9月30日最終更新日: 2020年10月8日

新潟県にある清津峡渓谷トンネルが凄いとSNSで評判です。清津峡といえば日本三大渓谷の一つに数えられる景勝地ですが、なぜトンネルまで人気なのでしょうか。今回はその清津峡渓谷トンネルの謎に迫るべく、見どころ、アクセス、紅葉情報たっぷりでお届けします。

新潟にある清津峡渓谷トンネルに行ってみよう!見出し

Photo by Kentaro Ohno

新潟県十日町市にある清津峡。ここは国の天然記念物に指定されている日本有数の渓谷です。その堅固な佇まいと綺麗な紅葉は見るものの心を震わせます。そんな清津峡には清津峡渓谷トンネルというトンネルがあり、これが美しいと評判なのです。今回はこの清津峡と、清津峡渓谷トンネルについての見どころやアクセスについてまとめました。

日本三大渓谷の新潟清津峡について見出し

Photo by Kentaro Ohno

さて、まずは清津峡についておさらいしておきましょう。新潟県の温泉街近くにある清津峡は、約500万年前のマグマが柱のように隆起することで作られました。岩は川に浸食されやがて現在の形になりました。全長約12.5キロメートルにも及ぶ長さで、富山の黒部、三重の大杉谷とともに日本三大渓谷と呼び声高い観光スポットです。

1941年には国が指定する天然記念物となり、その8年後には上越高原国立公園になり、いまでは新潟、いや日本有数の観光スポットです。渓谷の景色は四季折々の良さがあり、新緑や紅葉や雪景色。訪れる季節によってさまざまな表情をみせてくれます。清津峡は何度も訪れたくなるそんな魅力溢れる観光スポットです。

特に人気が高い清津峡渓谷トンネルの絶景見出し

清津峡は渓谷の美しさもさることながら、全長750メートルに及ぶ歩行者トンネルの清津峡渓谷トンネルがおすすめ。トンネルが観光地というと不思議な気もしますが、それもそのはず。この清津峡渓谷トンネルはただ通行できる機能の役割の他に、渓谷美を楽しめる見晴らし所が随所に設置されているのです。

清津峡渓谷トンネルの成り立ちとは見出し

もともとトンネルは清津川沿いの登山道でした。そこで清津峡を鑑賞するのが一般的な観光だったのです。しかし1988年悲しい事故が起こりました。登山道の落石によって観光客が頭を打ち、帰らぬ人となったのです。それ以来この登山道は封鎖され、人が往来することがなくなりました。

しかし、地元住民や観光客からはどうしても渓谷をみたいという要望が相次ぎます。どうすればより美しく、安全に鑑賞ができるのか。そうしたコンセプトに基づいた歩道トンネルをつくることになり、1996年、総工費およそ20億円かけこの清津峡渓谷トンネルが造られました。ちなみに問題の遊歩道は現在も通行が禁止されています。

また、国土交通省は過去清津峡にダムを建設する計画をしていたこともあります。景観を損なってしまうことを恐れた地元住民の反対にあい、2002年には事業自体が中止となります。清津峡が水没してしまうのはダムの恩恵よりも損失だと考えたからです。新潟県の清津峡は、地域の人々の暮らしに欠かせない場所なのです。

新しくなった清津峡渓谷トンネル見出し

そして新しくできた清津峡渓谷トンネルがこちらです。入り口は清津峡の表面のような柱状節理がモチーフになっています。「柱状節理」というのはマグマが冷却する際、固結して岩の表面に入る柱状の割れ目のこと。清津峡の岩肌は鉛筆を組み合わせたような柱状節理で、実物はもろく崩れやすいのですが、こちらはレプリカなので安心です。

清津峡渓谷トンネルはインスタ映えする景勝地見出し

もちろん清津峡の美しさもさることながら、このトンネル自体が巨大なアートのような空間になっていて、インスタ映えする写真を求め若い女性人気が高まっています。中をみていきましょう。入り口すぐそばに料金所があります。中は広く整備されているため、ベビーカーや車椅子での入坑も可能です。

清津峡渓谷トンネルの通行料は高校生以上が600円で、中学生以下が300円、乳幼児や障碍者の方は無料で入坑できます。団体料金では50円安くなり、一人550円。ちなみにペットはOKですが、トンネル内でタバコを吸うことはできません。往復で約1.5キロメートル、所要時間40分程度で楽しむことができるでしょう。

清津峡渓谷トンネルは見どころたっぷり!見出し

トンネル内は真夏でもひんやりとしていて、靴が床を蹴る音が心地よく響きます。この清津峡渓谷トンネルは全長750メートル、道中の見所は4か所のビューポイントの他、ところどころにパネルが設置されています。そこでは清津峡がどんな場所か、そしてトンネルが竣工した経緯など学ぶことができます。

清津峡渓谷トンネルは安全安心!見出し

Photo by Kentaro Ohno

道中ビデオで周辺の観光地、見所などを解説する映像が見れる場所もあります。また、動物の壁画が書いてあったり、イルミネーションのような照明をつけているポイントもあり、子供たちがきても楽しめます。飽きさせない工夫あふれる道中にはベンチも置いてあり、疲れたら腰かけて休むこともできます。

一本道の上、ところどころに案内板が設置されているので、迷う事はないでしょう。また、どの程度歩いてきたのか、次のビューポイントまでどのくらいかをメートル表記でおしえてくれています。唯一の難点は照明が行き届かず、足元が良く見えないポイントがあるくらいです。足元にだけ注意して先に進みましょう。

清津峡渓谷トンネルは季節ごとに楽しめる見出し

第一見晴らしポイントが近づいてくると、清流が流れる癒される音が聞こえてきます。第一・第二・第三の見晴らしポイントでは清津峡渓谷トンネルの巨大な岩肌を眺めることができます。

春は新緑、夏は清流、秋は紅葉、冬は雪景色。四季折々に表情をかえる素晴らしい絶景。もちろん力強い清津峡のたたずまいに圧倒されること間違いなし。眼下には美しい清津川を眺めることができるでしょう。

清津峡渓谷トンネルの見どころパノラマステーション見出し

しかしこの清津峡渓谷トンネルのメインは最奥にあるパノラマステーション。ここがこのトンネル一番のおすすめポイント。そのインスタ映え抜群のパノラマビューがこちらです。まるで宇宙から地球を眺めているようなダイナミックな空間で、芸術的な光景に美術館でもきているような気分に浸ることでしょう。

この光景を生み出しているのは天井に張り巡らされたステンレス板と、景色を反射させる水面です。天井に映し出された清津峡の大パノラマが、そのまま天然の鏡面に反射することでまるで地球儀のような光景を生み出すことができるのです。はじめて訪れた人が思わず声を上げてしまう光景です。

パノラマステーションを手掛けた建築家とは見出し

このパノラマステーションを手掛けたのは中国人建築家と日本人が設立したマッドアーキテクツという建築事務所。東洋の自然美をコンセプトにした素晴らしい作品を手掛ける建築家です。手掛けた作品はもはやアートの領域。パノラマステーションのライトケープの他、エントランスの足湯のペリスコープのデザインを担当しています。

清津峡渓谷トンネルではマナーを守って楽しもう見出し

ちなみに水面に足をつけても問題ありません。ただし波紋ができて写真撮影の邪魔になるおそれもあります。人の多い時間帯はおすすめできません。路肩には展望台まで足を濡らさず進んでいける歩道が設置されています。そちらから展望台に出ることができます。休日は人が多いのでマナーを守って景色を楽しみましょう。

パノラマステーションの景色は圧巻見出し

トンネル内の反射する光景も美しいですが、もちろんパノラマステーションから眺める景色も絶景です。第一から第三見晴らしスポットとはまた違う角度の光景が広がり、Vの字に広がる岸壁と満点の青空にひろがる大きな空間が印象的。力強い岸壁にながれる清津川の音は、疲れた身体をすみずみまで癒してくれる心地よさがあります。

大自然が織りなす力強さと優しさを兼ね備えたパワースポットに、いつまでも無言で立ちすくんでしまい、ついつい時間を忘れて見入ってしまう事でしょう。新潟観光の際は是非訪れてほしいおすすめスポットです。

清津峡渓谷トンネルで紅葉を楽しもう見出し

また清津峡といえば温泉と紅葉が有名です。このトンネルには秋の紅葉シーズンに足をはこぶ観光客が多いです。美しい紅葉は新緑の鮮やかさとはまた違う岸壁の表情を見せてくれます。思わず見とれてしまうこと間違いありません。

紅葉のおすすめ時期はおよそ10月から11月上旬まで。温泉に浸かったあと景勝地で紅葉見るというのも乙なものです。訪れる際は最新の情報をかならず地域の公式サイトをチェックしてから訪れましょう。清津峡は季節問わず楽しめますが、紅葉シーズンが特におすすめの観光スポットです。

新潟の紅葉名所と言えば?人気スポットと見頃の時期をまとめて紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
新潟の紅葉名所と言えば?人気スポットと見頃の時期をまとめて紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
新潟県でおすすめの紅葉の楽しめる名所について詳しくご紹介していきます。新潟には大人から子供まで楽しめる美しい紅葉のスポットがたくさんあります。新潟の各名所の紅葉の見頃の時期も合わせてまとめていますので、是非参考にしてみて下さい。

清津峡渓谷トンネルにあるトイレが凄い見出し

さて、観光地のトイレというとどのようなものを想像するでしょうか。もちろん近年の観光地のトイレは綺麗なものも増えましたが、一昔前は臭いもきつく、衛生的にもよくないトイレが多かったのです。水回りが苦手だから景勝地があまり好きではないという人も多いかもしれません。

この清津峡トンネルの第二見晴らし所の先にみえるこのUFOのようなオブジェクト、こちらなにかわかるでしょうか。実はこれ、トイレなんです。なぜこんな形をしてこんなところに置いてあるのか不思議かもしれません。こちらもマッドアーキテクツが手がけました。

靴を脱いでスリッパに履き替えて中に入るとトイレの便座に腰かけながら清津峡の眺めを中からも堪能できるのです。用を足しながら景色を鑑賞する。まさに身も心もすっきりできるデトックス体験といえるでしょう。

外からは見えないので安心を

ちなみに当たり前ですが、マジックミラーになっているので外から中の様子をみることはできません。落ち着いて用を足したい人にとってはこの環境がノイズになってしまうかもしれませんが、こんな大自然の中にあるトイレを使う経験はまずないので記念に使う人も多いとか。

こういったただのトンネルにとどまらない、暗闇を利用したネオンや、動物の壁画、一風変わったトイレなど、ところどころに訪れた観光客を楽しませてくれる仕掛けが用意してあるのがこのトンネルがおすすめな理由です。

清津峡渓谷トンネルの営業時間とは見出し

そんな新潟有数の景勝地清津峡渓谷トンネルですが、営業時間は8時半から17時までとなっています。最終受付は16時半までなので注意してください。なお、当日の天候などによって変動することもあるので注意しましょう。1月から3月にかけては冬季休業となるので注意して下さい。

清津峡渓谷トンネルのアクセスについて見出し

ではその清津峡渓谷トンネルまでのアクセスを見ていきましょう。都内からアクセスであれば越後湯沢駅を目指しましょう。東京駅から上越新幹線に乗れば1時間20分程度でアクセスできます。料金は6570円ほど。越後湯沢駅からは森宮野原行き急行バスにのって約25分でトンネルまでアクセスできます。

マイカーでアクセスも可能

また車でアクセスをするのであれば、関越自動車道の塩沢・石内インターチェンジを降車、そこから国道353号線をひた走りおよそ20分でアクセスできます。なお、アクセスの前に現地の混雑状況などを確認しておきましょう。紅葉シーズンは人出も多くなり、また寒い時期は雪が多くなるので路面凍結に注意しましょう。

駐車場に関しては無料で停められるスペースが45台分ほどあります。また第二駐車場、第三駐車場と完備しているので、平日であれば車でも悠々とアクセスできるでしょう。

住所 新潟県十日町市小出癸2126
電話番号 025-763-4800

清津峡渓谷トンネル周辺のおすすめスポット見出し

Photo by tetuzin

さて、景勝地で渓谷や紅葉を楽しむのもおすすめですが、やっぱり新潟清津峡に訪れるのであれば温泉や周辺散策も楽しみましょう。越後湯沢周辺はスキー場も多く、温泉地もすぐ近いので、観光として訪れるのに最適なスポットです。周辺のおすすめの観光地を紹介します。

美人林

まずはスラっと伸びたスタイルが素敵な「美人林」です。これは松之山の松口丘陵にある樹齢約90年のブナ林で、一度は裸山に伐採されてしまったブナが力強く成長し、御覧のようなモデルのようなスタイルに生育したことでこの名前がつけられました。名前とインスタ映えする佇まいに今では大勢の人々がやってくる景勝地です。

温泉街

そして周辺は温泉宿も豊富です。特におすすめしたいのが清津峡温泉いろりとほたるの宿せとぐち。素朴なやすらぎのあるこの温泉宿では初夏にホタルが飛び交う姿も確認できます。リューマチやアトピーや神経痛に効く温泉も楽しめるので、清津峡で紅葉を楽しんだ帰りには、是非たちよってほしいおすすめ温泉宿の一つです。

清津峡温泉 いろりとほたるの宿せとぐち

住所:
新潟県十日町市西田尻辛-168
アクセス:
車/関越道練馬ICから新潟方面へ~塩沢石打IC~国道353号線で約20分 車以外/上越新幹線越後湯沢駅下車、バス30分
料金の目安:
6,500円〜
宿泊時間:
宿泊時間: 12:00 (IN) 〜 12:00 (OUT)
提供:

事前に公式サイトチェックを忘れずに見出し

Photo by ume-y

今回紹介した情報は現在の情報です。当日訪れる時に営業時間であっても閉鎖していることがあるので注意してください。また温泉宿を利用する際は事前に宿泊状況をチェックするなど、下調べしたうえで訪れるようにしましょう。特に団体客の利用に関しては混雑を避けるため事前にメールやFAXで連絡してほしいとのことです。

新潟の名所清津峡渓谷トンネルまで行ってみよう!見出し

Photo by Kentaro Ohno

新潟県が誇る景勝地、清津峡と清津峡渓谷トンネルについての情報、アクセスについてまとめました。トンネルになってしまったことで、昔より景観が悪くなった、といった意見もありますが、現在はベビーカーや車いすでも入場できるお年寄りや子育てママさんに優しい観光地です。今度の週末は是非こちらのトンネルまで足を運んでみてはいかがでしょうか。

投稿日: 2018年9月30日最終更新日: 2020年10月8日

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