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台北でグルメを楽しむなら北投市場へ
北投市場は台湾の中でもアクセスしやすい台北に位置しています。日本人観光客のほとんどが台北を観光することから、北投市場は日本人にとっても馴染みやすい観光地と言えます。台湾は露店文化が盛んでそこら中に露店が軒を連ねています。
滷肉飯や豆花など台湾の食文化を代表するようなメニューは、北投市場の食べ歩きでも楽しむことができます。北投市場のおすすめ店やアクセスについて、まとめました。
北投市場の見どころと食べどころ
北投市場は台北についた人であればぜひ1度、訪れていただきたいスポットです。台湾人のソウルフードとも言えるような魯肉飯や豆花が楽しめる他、北投市場のすぐ近くには温泉もあるためです。
なかなか海外に来て温泉に浸かるという経験はできません。市場と温泉をセットで楽しめるのも北投の地の利と言えそうです。アクセスもよく、食べ歩きにもピッタリでおすすめの北投市場についてまとめました。
何故台湾は食べ歩きで有名?
台湾は食べ歩きやB級グルメの最先端として特集されることが多くあります。その原因の1つとして、台湾の露店では「少量を安く」提供していることがほとんどです。大容量でお得という考えではなく、少量を種類多く注文するというのが台湾流なのです。
これは朝市や夜市などの市場でも同じことが言えます。女性にも食べやすいサイズの大判焼きや小籠包、肉まんなどは食べ歩きにも適していますし腹八分目で抑えることもできます。
忙しい観光客にとっては、見て楽しむことと食べて楽しむことの両立ができる食べ歩きは、まさに台湾の食文化とマッチした最高の選択であると言えます。
露店がどこでも多い理由
台湾では露店が非常に多いです。北投市場だけに限らず、台北から台南まで所狭しと市場には露店が並んでいます。この理由としては、人口密度が高い台湾では普通に働いても大金持ちになれないことも関係しています。
普通に会社員として働くよりも、露店を出して有名になった方が遥かに儲かるし、スケジュールの自由も効きます。学歴もいりませんし、こだわらなければ小規模の出資から始めることができます。そんな理由もあり若年層から屋台を出している人も台湾には多くいます。
そんなローカルフードのメッカとも言える台湾では競争も激烈です。有名な市場に残っている露店は、現地の台湾人の舌もうならせる、歴戦の勇士であることも納得できます。
北投市場での食べ歩き「滷肉飯」
北投市場での食べ歩き情報を早速まとめていきましょう。まず最初に紹介するおすすめは矮仔財滷肉飯です。滷肉飯は有名なので、台湾への観光が好きなグルメな人々には知名度も高いです。ルーローファンと読み魯肉飯と記載されることも多いです。
漢字が違っても中身が変わったりということはないので安心してください。滷肉飯は豚バラ肉を台湾醤油をはじめとした煮汁を使って甘辛く仕上げたかけごはんとなっています。台湾に行ったらまずはこれ!というレベルの知名度でどこの市場でも食べることができます。
矮仔財滷肉飯の滷肉飯は小さいサイズが25元、大きいサイズが35元となっています。特に観光客料金というわけでもなく、おすすめです。日本円でおおよそ90円、120円くらいです。
北投市場で絶品のおいしさ「牡蠣オムレツ」
北投市場は牡蠣オムレツでも有名です。牡蠣オムレツはその名前の通り、牡蠣と台湾野菜を使ってオムレツに仕上げたメニューです。グルメな台湾ファンにはこちらも有名で、くどくないおいしさが魅力的な料理です。
牡蠣オムレツは台湾では蚵仔煎(オーアージェン)と言います。中国語の発音は難しく、特に台湾人は中国人とは違ったアクセントで話します。そのため相手のいうことが聞き取れなかったり、自分の言うことが通じなかったりすることはしょっちゅうあります。
オーアージェンと口で言うよりも蚵仔煎という漢字を目指して探す、注文の際にもメニューを指差すか漢字で筆談するという方が、ここでは特におすすめです。
おすすめは阿宗蚵仔煎
北投市場でのおすすめは阿宗蚵仔煎です。グルメな台湾人も大満足なしっかりとした牡蠣オムレツの味は、日本人の舌にも間違いなく合います。
こちらは閉店時間が23時だということもあり、小腹が空いたら夜中に立ち寄って少量食べるというのも台湾食べ歩きの醍醐味に相応しい楽しみ方と言えるでしょう。北投市場周辺を散策する際はぜひトライしてみてください。
北投市場で見逃せない「ベーカリー」
北投市場に来たら甘いものを食べたいと思うときにはこちらがおすすめ。台北の市場の料理はどれも脂っこいメニューが多いのが特徴。これは台北が元々熱いこと、露店で扱う料理の衛生面から調理済みのメニューを提供するのが当たり前になったことに由来します。
「今日はちょっとあっさり目の軽食が食べたい」と思った人は朝や晩のために蛋糕糖馨烘焙工坊によるのがおすすめです。北投市場の近くにあるケーキ屋さんで、グルメな台湾小吃に飽きてしまった人に嬉しいスイーツが用意されています。
台湾ではパン屋=ケーキ屋
蛋糕糖馨烘焙工坊だけに限らず、台湾では何故かパン屋はケーキ屋を兼ねています。総菜パンなどももちろんあるため、パンを食べてスッキリと、夜は軽食とデザートにケーキを食べるというライフスタイルも台北では可能です。
蛋糕がケーキという意味の中国語です。北投市場以外の場所に観光に行った際にも、この漢字を見たらパンとケーキ両方が買えると知っていれば心強いです。パンも食べ歩き観光するには最適のパートナーと言えます。
北投市場にきたら忘れずに「豆花店」
北投市場に来たら豆花店にも忘れずに立ち寄っていきましょう。豆花は豆乳をかためて形をつくったもので、豆腐というよりもゼリーのような食感が持ち味です。豆花の味付けにも中国や香港など他地域と台湾の味付けは違っており、台湾は甘めで完全にスイーツ寄りです。
その豆乳に小豆やシロップ、果物をかけて食べるのが豆花となっています。北投市場にも巧涼古早味冰熱甜品という有名な豆花屋さんがあります。
豆花の価格は45元なので160円くらいです。豆花屋では豆乳に緑豆や紅豆など何を入れるか自分でチョイスすることができます。自分の好みの豆花をつくってみてもよいでしょう。豆花自体はどこの市場でも40-50元くらいで販売されています。
台北に来たら「タピオカミルクティー」
台北観光に来たら、グルメ食べ歩きのお供においしい飲み物も欲しくなるところです。台湾で有名なのはやはりタピオカミルクティーでしょう。中国語では珍珠奶茶と言い(ツェンツーナイチャー)に近い発音をします。やはりここでもメニューを指す方が無難です。
タピオカミルクティーを売っているドリンクスタンドは、北投市場周辺でもたくさん見かけることができます。台湾の特に台北地域はチェーン店も多いため、店が見付からなくて困るということはないでしょう。
1番おいしいタピオカミルクティーはどこ?
タピオカミルクティーはドリンクスタンドにちょっと立ち寄るだけで買うことができます。露店と同じような感覚で問題ありません。1番買う機会が多いのはチェーン店ですが、どの店が高評価を得ているかネットの意見をチェックしてみました。
おいしいとして名高いのは清心福全、50嵐、茶湯會あたりでした。どれもタピオカミルクティーが活きた味なのはもちろんのこと、お茶自体もスッキリとした味わいで台北の脂っこい食事に合うと評判でした。
北投市場を含め台北に観光に来た時は食べ歩きの際に、グルメを楽しむコンパニオンにぜひタピオカミルクティーをおすすめします。注文の際に砂糖を3~5割にするとスッキリとした味わいで台湾グルメの邪魔をしません。
北投市場ではチェーンのドリンクスタンドより露店の方がお得
より北投市場へのグルメ食べ歩き観光をお得にしたいのであれば、飲み物はチェーンのドリンクスタンドよりも露店などの店舗で売られている方がおすすめです。
先ほど紹介した台湾チェーンのものは確かにおいしいのですが、ほんの若干割高なのも事実です。北投市場に行くのであれば露店で注文するときに一緒にお茶を注文してしまった方が結果的にお得になることも多いです。
チェーン店と比べると、日本円で約20~30円ほど得します。暑い台湾では水分補給は絶対に欠かせません。必要なものだからこそ、できるだけお得に大容量を楽しみたいものです。
北投市場へのアクセス方法
北投市場へのアクセスは比較的簡単です。台北はMRTが発達しているため北投のみならず、台北のほとんどの場所へMRTと電車でアクセスすることが可能です。観光客にとっては路線が発達しているのは非常にありがたいです。
台北駅から淡水行きの淡水信義線に乗り、12駅目の北投で降ります。およそ30分ほどです。北投市場は北投駅を降り、東に歩いて5分ほどのところにあります。
北投から更に一駅で新北投駅につきます。こちらは後述する北投温泉の最寄り駅で、多くのお客さんはこちらの北投温泉を目的に来ます。北投市場は新北投駅からも歩いて7~8分の距離にあるため、こちらから歩いてこれる距離でもあります。
北投市場にスリは出る?
観光客として台湾に行くのであれば、北投市場の治安は気になるところです。台湾では観光客狙いの殺人などは滅多に起こりませんが、夜市では気をつけておいた方がよいと言われています。
台湾旅行に行ってスリや他の軽犯罪の被害に会うことは稀で、日本と同じくらい治安はよいことがうかがえます。しかし観光客向けの市場や台中の一部の地域など、土地勘のない人間は人混みに行くときは注意しておきましょう。
東南アジアのように、無理矢理バッグをひったくられるというようなことはありません。貴重品はバッグに入れるなりして、ちょっとしたときに落としたり、知らない間に盗まれたりしないようにしましょう。落としてしまった場合、素直に諦めましょう。
北投市場を楽しむときは天気にも気をつけて
日本からのグルメ旅行にもピッタリな北投市場ですが、いくつか気をつけなくてはいけない点もあります。その中の1つが天気です。台北は夏場は特に天気が崩れやすく、短時間のスコールが降ります。
食べ歩きや飲み歩きをしているときに、急に土砂降りの雨に降られてしまっては困ります。傘を持っていれば何とかなる、というレベルではないことも多いです。地面がビチャビチャに濡れてしまうのも問題です。
幸いなことに、台北にはコンビニも多いですしスコールの際は近くのコンビニや小吃に入って時間を潰すのも1つです。旅先の北投市場で突然のトラブルに見舞われても大丈夫なよう、カツカツの旅行スケジュールで行かないようにしましょう。
台北の梅雨は5月末から6月末にかけて
台北の梅雨は5月末から6月末にかけてだと言われています。日本よりも南に位置している分、梅雨入りも早いことが分かります。長期休暇を取って台湾に行く人でも、この時期は避けた方がよいでしょう。
梅雨の時期は道路の水はけも悪く、オートバイなどに水を跳ね散らかされることもよくあります。観光で行くときでも、よそ行きの服は着ない方が無難です。北投市場も例に漏れず、人もバイクも多いです。
北投市場の物価は日本人にとって安いのか
日本からの観光客として台湾を訪れる人は、目的である北投市場はもちろん台湾全域の物価についても気になるのではないでしょうか。台湾は近くて安い観光地というイメージを持っている人も多いでしょう。
しかし実際のところは、台北は物価の上昇も激しく現地の台湾人ですら値をあげるレベルです。台湾で使われているニュー台湾ドルは1ドルあたり現在3.56円です。
物価は日本より2割ほど安め
コンビニのパンが25~30元なのでおよそ90円です。スーパーやコンビニなどで売っている紙パックの飲料は10~25元くらいです。こちらは大体60円くらいです。
先ほどの豆花が45元で160円、滷肉飯の大きなサイズが35元ということを考えると日本と比べて2~3割ほど安くなっていると言えます。台湾にグルメを求めて観光する人も多いですが、台湾の特に台北は物価も意外と高いことが分かります。
とは言っても台北は公共交通機関も発達していますし、その移動代も安いです。その上できたてのローカルフードが日本より2割引きで食べられると考えれば、観光旅行としてまだまだおすすめの目的地と言えるでしょう。
北投市場では店と露店で違いがある?
北投市場を歩いていると、店舗を構えたところと露店の2種類が目につきます。店舗として営業しているところは昼と夜やっているところもありますが、露店を出しているところはスペースの関係上朝あるいは夜だけというところもよくあります。
日本でも名前を聞くような有名店だと、店舗を構えていることが多いです。また露店自体が日本人にとって馴染みがないことから、どことなく店舗を構えている店の方が信頼感があると感じる人も多いのではないでしょうか。
実際は完全に関係なし
しかし実際は「店舗を構えているか」「どれだけ店が大きいか」「道の真ん中で夜市で営業しているか」などは売り上げやおいしさには全く関係がありません。店舗を借りてテナントとして営業しているところもあれば、露店でもものすごい集客数を誇る場所もあります。
店舗はもちろん、小吃(シャオチー)と呼ばれる露店を出すためにも営業許可が必要です。中には露店の方が便利だからと言う理由で店舗に移らず露店で営業する露店主もいます。不慣れな土地でローカルフードを食べる際は店構えよりも行列をチェックしましょう。
台湾人は朝に何を食べているの?
地元民である台湾人は、どのような食事をしているのでしょうか。特に外人観光客に特化している観光地だと食べ歩き、観光途中に台湾人をあまり見かけないという人もいるかもしれません。
基本的には台湾人も市場の屋台で買ってその場で食べたり、家に持って帰って食べたりします。自炊の文化よりも外食産業の方が発展している台湾では、屋台で3食済ませている人もよく見かけます。
朝に重たいものは食べない
一方で朝に重たいものは食べないため、日本人のように朝からごはんを食べたりはしません。朝は通勤、通学途中に小吃でサンドイッチなどを買い、職場で食べるという感じです。
距離的にも文化的にも近い国ではありますが、台湾は日本とは随分違う独自の食文化を持っていることが分かります。小吃はどこにでもあるため、出先でも食事に困る、高いレストランばかりで食べたいものがないということもありません。
その分台湾人が行列をつくって待っているような店は、日本人にとっても当たりであることがほとんどです。流行っている店は食材のまわりも早く、常に新鮮な食材にありつけるのもよいポイントです。
北投市場を楽しむなら小銭を忘れずに
北投市場に来る際はある程度まとまった金額を、小銭で持っていると会計が楽です。特に屋台や店先で注文をとって中に入るタイプのお店の場合、細かいお金の方が相手もお釣りを用意しやすいです。
観光客としても人混みの中で財布を広げて大金を出す、ということはできるだけ避けたいところです。あらかじめ小銭を持っていれば、個人経営のお店などでも問題なくスムーズな会計をすることができるでしょう。
と言っても台湾は安全なため、お釣りをちょろまかされたりということはまず起こりません。大きな金額の紙幣はコンビニなどで使い、市場に行ったときは小銭で買い物をすると、ちょうどよく財布の中もバランスが保たれます。
大金を両替するなら街中で
北投市場の露店では、会計はほぼ全て現金で行われます。必然的に現地通貨を持つようになりますが、空港で両替をするのはできるだけ少ない方がよいです。台湾では街中にある両替所のレートの方が空港内のカウンターよりもよいためです。
台湾では現金を使う機会が多く、大金を空港内で両替することはそれだけで損となってしまいます。空港からホテルまでのタクシー代や食事分など1人あたり数千円分を空港で両替しておいて、まとまった金額は後で街中で両替することをおすすめします。
北投市場でもオートバイは活躍
台湾はオートバイが市民の足として活躍しています。車よりもオートバイの方が断然普及率が高く、値段も安いためそこら中で出くわすことになるでしょう。台北では特に交通量、人口密度共に高いことと右車線であることに注意しましょう。
市場の細い路地からオートバイが飛び出てくることも多く、こちらが気をつけていないと割と簡単に事故に会ってしまいます。市場は活気があって観光客にとっても刺激的な場所ですが、最低限の注意は怠らないことが楽しい観光には必要不可欠です。
停車してあるものでも注意
オートバイは停車してあるものでも、注意が必要です。市場の歩道に明らかにはみ出して駐車しているものは、スマホなどをいじりながら歩いているとミラーや車体にぶつかってしまうこともあるでしょう。
また、車道に停めてあるスペースから歩道に移動する際、歩行者は停車中のバイクのマフラーにぶつからないよう気をつけましょう。駐車したばかりのオートバイはまだ熱いことが多く、ひょんなことから火傷してしまいます。
台湾はどこでも所狭しとオートバイが駐車されている上、歩道がない場所も多いです。事故に会わないように、しっかりと気を引き締めて外出しましょう。
北投市場に来たなら温泉にも寄っていこう
北投まで足を伸ばしたなら、ついでに新北投にある北投温泉によって行くのがおすすめです。というよりも北投市場に来る人の本来の目的は、温泉であることがほとんどです。
北投から新北投まではMRTで一駅です。電車も温泉地であることから特別なラッピングが施されています。台北から換算しても合計40分ほどで行けます。新北投は自然豊かな場所で、温泉に行くまでも遊歩道になっており、硫黄の香りを感じることができます。
水着着用を忘れずに
北投温泉は台北の観光名所の1つとしても名高いです。何と言っても台北駅からわずか40分で温泉が楽しめるアクセスのよさが光っています。
日本の温泉と違うところは、水着着用であることです。着用する水着などにも現地の規定があるため、1度行ってみたいと考えている人は事前にチェックしてから行くことをおすすめします。温泉には混浴のものもあるため仕方ないのかもしれません。
北投市場で台湾グルメを食べ尽くそう
北投市場は台湾のB級グルメを食べるにはおすすめの場所と言えます。台北からのアクセスもよく、MRTで乗り継ぎなし一本で行けるのも大きなアドバンテージです。
北投温泉も近く、市場そのものにもおいしい人気の品々がバリエーション豊かに用意されています。値段もどれも安く、満足できる観光になること間違いなしです。ぜひ1度北投に足を運んでみてください。
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