海南島（中国）の見どころを一挙公開！おすすめのホテルもチェック！

中国最南端に浮かぶ島･海南島(ハイナン島)は、中国のハワイとも呼ばれる素晴らしいリゾート地で、美しい海ではダイビングやサーフィンなどのマリンスポーツが満喫できる他、ゴルフを楽しむこともできます。ここではそんな、海南島について、おすすめの観光スポットや見どころの多い公園、寺院などの情報を交えながら紹介します。

中国･海南島は、中国のハワイと呼ばれるほど美しいビーチや様々なホテルが随所にあり、南国の温暖な気候と相まってリゾート気分を満喫できる島です。

海南島では、玄関口となる北端の海口や、観光の中心でありビーチリゾート地としても知られる南端の三亜などに多くの観光客が集まります。

海南島観光の中心となる三亜は、日の出や日没時が最も美しいと言われる天涯海角風景区や、鑑真和上が流れ着いたと云われる大小洞天旅遊区など、見どころに溢れています。

また、三亜では、サーフィンやダイビングなどのマリンスポーツが楽しめるスポットが多い他、外資系ホテルも多く、中国のハワイと呼ばれるに相応しいリゾート地となっています。

ここでは、海南島のメインエリアである三亜や玄関口の海口を中心に、種々の見どころやホテルなどをチェックしていきます。

中国本土の北京や上海をよく訪れる人でも、海南島についてはあまり知らないという人が多いのではないでしょうか。海南島は、中国の最南端に位置し、ベトナムにも近い熱帯気候の島です。

そんな中国のハワイとも称される海南島について、まず、地理や気候、歴史などの情報を取り上げながら詳しく説明していきましょう。

海南島は中国の最南端に浮かぶ島で、広東省の南側に位置します。島の西側には、トンキン湾を挟んだ先にベトナムのハノイがあります。

島の北端には海南島の玄関口である海口があり、南端にはビーチリゾート地であり観光の中心地である三亜があります。三亜には高級ホテルが立ち並ぶ他、公園や寺院など、歴史を感じさせるスポットがたくさんあります。

海南島の北端に位置する海口は亜熱帯海洋性気候に属し、南端の三亜は熱帯気候に属しています。冬でも20度を超える三亜は観光の中心地として発展しています。

海南島へは日本からの直行便が無いため、中国南方航空で広州を経由して行くか、香港航空で香港を経由して行く方法となります。

中国各所からはほぼ全土から便があり、広州、北京、上海、深圳などからは便数も多いようです。空港は、島の北側に位置する海口美蘭国際空港と南側に位置する三亜鳳凰国際空港があります。

海口美蘭国際空港からは民航賓館行きのバスに40分程度乗れば海口市内にアクセスできます。また、三亜鳳凰国際空港からは、三亜バスステーション行きまたは解放路行きのバスが到着フライトに合わせて運行しており、やはり40分ほどで三亜市内にアクセスできます。

中国最南端の島･海南島は、昔は中国本土と繋がっていましたが、100万年ほど前の火山の激しい噴火により、大陸から分離したそうです。紀元前3世紀の秦の始皇帝の時代には秦の統治下に置かれ、流刑地として、また役人の左遷地としての役割を果たしてきました。

また、紀元3世紀前後の三国時代から原住民が住んでいたと伝わっており、｢リ族｣と呼ばれる原住民は、海南島で最大数を占める民族となっています。

中国政府が海南を世界一のリゾートにすると宣言したことで、この島には外資系を含む多くのリゾートホテルが建設されており、中国のハワイと呼ばれるに相応しい島になりつつあります。

海南島は熱帯季節風の恩恵を受け、1年中温暖な気候を保っています。この島には乾季と雨季があり、観光のベストシーズンは、雨が少なく気温も最適な11月から3月で、この時期の海南島では、ハワイのようなリゾート気分が満喫できます。

5月から10月は雨季となりますが、雨は1日中降ることがないため、観光は十分可能です。観光時の服装は、Tシャツや半ズボンで十分です。勿論、ビーチで過ごすための水着やリゾートウエア、サングラスなどは用意したいところです。

レストランやホテルなどの室内では冷房がかなり効いているため、カーデガンなどの羽織るものを用意することをおすすめします。

海南島には美しいと評判のビーチがいくつもあります。その中でも最もおすすめのビーチは、3大ビーチと呼ばれる亜龍湾と、大東湾、三亜湾です。

この3つの美しいビーチは、どれも三亜にあり、ハワイのようなリゾートホテルが立ち並ぶエリアにある亜龍湾、空港から最も近いエリアにある大東湾、三亜の中心エリアにあり最もにぎわっている三亜湾と、それぞれ独自のカラーや持ち味があります。

海南島で最も美しいと言われるビーチが亜龍湾です。亜流湾は、中国のハワイと呼ばれるに相応しいリゾートホテルエリアの中にあるため、一般的にはホテル内のビーチでゆったりとリゾート気分を味わいたいという人におすすめの海です。

亜龍湾には、三亜市内から車で20分ほどでアクセスでき、ビーチには、国際的にも有名な5つ星ホテルが並んでおり、亜流湾カントリークラブという有名なゴルフ場もあります。

ビーチで遊ぶ以外にも、ホテルのプールサイドでのんびり過ごすことができるため、ショッピングモールなどには行かないで、ホテルライフをゆっくり堪能する人たちが多いようです。

海南島･亜龍湾付近にはハワイに匹敵するような高級リゾートホテルが立ち並んでおり、ほとんどがプライベイトビーチになっていますが、宿泊しなくても、1人当たり900円ほど払えばビーチを使用することができます。ビーチでは、モーターボートやバナナボートを始め、パラセーリング、ダイビングなどを満喫することができます。

海南島･大東湾は三亜市内の中心地に位置する海で、三日月形の美しいビーチは、正にハワイのような雰囲気を醸し出しています。このビーチでは、ダイビングやシュノーケリングのツアーを申し込むことができる他、大東海湾ビーチに隣接して大型の海鮮レストランがあり、海南島名物の海鮮料理を思う存分味わうことができます。

海南島･大東海湾は、ビーチのみでなくショッピングモールやスパなどもあり、様々な楽しみ方ができるエリアです。大東海漁村の海鮮レストランでは、デッキから海を見ながら食事を楽しむことができるスポットもあります。また夜になると屋台が並び、海老や蟹などの新鮮な海鮮料理が比較的リーズナブルな価格で味わえます。

海南島･三亜湾は三亜空港から最も近いビーチで、車で10分程度でアクセスできます。三亜湾は15キロにも渡って続いている美しいビーチで、ハワイさながらの高級ホテルやコンドミニアムの前でパラソルを広げて日光浴を楽しむ人々の姿を目にすることができます。

このビーチには、一般のリーズナブルホテルから高級ホテルまで幅広く立ち並んでいるため、予算に合わせてホテル選びができます。

海南島･三亜湾の長いビーチには、有料のエリアもあれば無料のエリアもあり、浅瀬もあれば深い場所もあります。波の様子やビーチの大きさによってもマリンスポーツの種類が変わって来るため、目的に合わせてホテルを決めることをおすすめします。それぞれのビーチは近距離にあるため、場所を変えながら楽しむ方法もおすすめです。

では次に海南島の見どころスポットをいくつか紹介しましょう。この島の人気観光スポットとしては、鑑真和上が修業をしたという南山寺や、庭園に36個もの露天風呂がある南田温泉などが見どころの多いスポットとして挙げられます。

また、大自然の中でアミューズメント体験ができる呀諾達熱帯雨林公園、野性味溢れる環境の中で動物たちと触れ合える海南熱帯野生動植物園なども、見どころ溢れる観光スポットです。

中国･海南島の三亜南山寺は、リゾートエリア･大東海からもバスで行ける場所にあります。この寺院は海浜公園･南山仏教文化苑の中にあり、お寺からは南海の素晴らしい景色を望むことができます。

三亜南山寺敷地内には、精進料理のビュッフェレストランもあり、仏教寺院や熱帯庭園を鑑賞する合間に美味しい精進料理を堪能することができます。

中国･海南島の三亜南山寺は、鑑真和上が日本への5度目の渡航を試みて遭難した際に辿り着いた場所で、彼はこの寺院で1年ほど修業をしたと云われています。更に長い年月が過ぎた後、盲目となった彼は、6度目の試みにより、遂に日本への渡航に成功します。

南山寺には、108メートルの高さを誇る世界最大の露天白衣観音像があり、この寺院の最も魅力的な見どころの1つに挙げられます。海の中に立てられた巨大な観音像の景観は、この場所を訪れる観光客の間でも評判を呼んでいます。

中国･海南島の三亜市内からバスで1時間半ほどかけて走った場所に南田温泉リゾートがあります。

この見どころ溢れる温泉リゾートは、南国情緒豊かな人気スポットで、庭園には36個ものユニークな露天風呂がある他、最近話題となっているフィッシュ･セラピーも体験できます。

海南島･南田温泉リゾートでは、トロピカルな雰囲気の中で、様々な露天風呂の温泉に入ることができます。漢方温泉やコーヒー温泉、ジャグジー温泉など、何時間居ても飽きないほど多くの個性的な温泉があります。

中でも特におすすめは、温泉を利用した南田温泉オリジナルスパです。このスパに浸かれば、のどかで落ち着いた雰囲気の中で存分に心身のリフレッシュができます。

次に海南島･呀諾達(ヤー･ヌオ･ダー)熱帯森林公園について紹介しましょう。この公園には｢雨林谷｣と｢夢幻谷｣という2つのエリアがあり、自然と触れ合いながら様々な体験ができます。

この2つのエリアは1周13キロもある道路に囲まれており、電気自動車や花車、生態桟道、ロープウエイ、バスなどで巡ることができます。

海南島･呀諾達熱帯森林公園は、三亜市内から車で約40分ほど行ったところにある公園です。この見どころ溢れる公園は、平日は朝8時から、土曜日及び祝祭日は7時半から夕方18時までオープンしているので、朝早くから楽しめるスポットとしておすすめのエリアと言えます。

この公園では、スリリングな橋の上を歩く体験や、ターザンのように森林の中を綱渡りするターザンロープ、森の中に飛び出すようなスリルが味わえるブランコなど、熱帯林に囲まれた大自然の中で、種々のアミューズメントが楽しめます。

海南島･海南熱帯野生動植物園は海口市の東山湖畔にある動物園と植物園で、4000種類もの世界の動植物を観察することができます。この見どころの多い動植物園は熱帯野性動物や植物をテーマにしています。

この大きな動植物園内には、車に乗りながら間近に動物たちと触れ合えるコースと、歩いて巡るコースがあります。

車に乗って移動するエリアでは、野性味溢れる環境の中で、アフリカライオンやシベリアトラ、アジアゾウなどの動物たちを鑑賞することができます。

この動植物園の1番の見どころは、歓歓(ホアンホアン)と小二黒(シャオアーヘイ)というライオン夫婦のの間に生まれた4つ子のライオンの子供たちです。

どの動物園でも4つ子の動物を見ることができるようなチャンスにはなかなかお目にかかれませんので、特におすすめです。

海南島･海口市にある海口騎楼(かいこうきろう)老街は、中国古来の見どころ溢れる建物が並び、長い歴史を感じさせる風格ある街並です。

海口騎楼老街には600年以上の歴史を誇る｢四牌楼｣などの伝統的な建物が並んでおり、｢中国歴史文化名街｣の1つにも選ばれています。

地元の市民が日常の買い物をする海口騎楼老街では、レトロ感に溢れた中国らしい文化や景観を楽しむことができます。

この海南島･海口騎楼老街にはレストラン街もあり、京劇などを楽しみながら海南島自慢の海鮮料理を堪能することもできます。

中国･海南島では、様々なアクティビティーが満喫できます。海の利を生かしたサーフィンやダイビング、山間の川を下る大迫力のラフティング、海を見ながら楽しめるゴルフなど、わくわくするようなアクテビティーが満載です。美しい海が評判の海南島で、種々のアクテビティーに挑戦してみましょう。

中国･海南島ではサーフィンなどのマリンスポーツを楽しむ場所がたくさんあります。三亜国際空港から車で1時間半ほど走った場所には、ビギナーから中級車向けの比較的穏やかで波の細かいポイントが多いようです。

サーフィンのベストシーズンは11月から2月頃で、場所によっては温泉のあるリゾートホテルに近いスポットもあるため、マリンスポーツを楽しんだ後、温泉でゆったり疲れを癒すのもおすすめの方法です。

ボートで近くの島に行けば、サーフィンのみでなく、ダイビングやパラセーリングなどを満喫できるスポットもあります。

海南島には、海口から三亜エリアの海沿いにかけて30コース以上のゴルフコースがあり、美しい海南島の海を眺めながらゴルフを楽しむことができます。中には、山地や丘陵、海岸、火山岩などの地形を生かした世界でもトップクラスのゴルフ場もあります。

この島は年中温暖な気候のため、いつでもゴルフが楽しめますが、特におすすめのシーズンは11月から2月の乾季となります。

中国･海南島の五指山という山中の毛陽河という渓谷では、ラフティングの体験ができます。毛陽河は海南島の中でも大きな川で、熱帯雨林の中でのラフティングが堪能できます。

五指山は海南島の中央部から南にかけての高原の中にある山で、海口から三亜に進む道路の途中にあります。

この｢五指山ラフティング｣では、迫力ある毛陽河の川の流れをうまくつかむラフティングによって、6キロほどの川下りを満喫することができます。

海南島には選ぶのに迷ってしまうほど数々のホテルが点在しています。その中でホテルを選ぶポイントとしては、グレードや価格、雰囲気などで選ぶのは勿論ですが、その外に、島でどんな過ごし方をしたいか、どんなホテルライフを送りたいかということを想像しながら決めることも大切です。

海南島･マンダリンオリエンタル三亜は、三亜･大東海のビーチ沿いにあるラグジャリーホテルです。このホテルのゲストルームやスイート、ヴィラには、地元民族の風俗や飾りの影響を受けて造られたデコレーションが施されており、195室の部屋のほとんど全てがオーシャンビューとなっています。

マンダリンオリエンタル三亜の食事処には、ビーチサイドダイニングや気品溢れる広東料理レストランなどがあり、美しい海の景色を眺めながら美味しい海の幸を堪能できます。

このホテルにはプールがある他、フィットネスやスパも備わっており、快適なホテルライフを過ごすことができます。

ホテルののチェックインは15時で、チェックアウトが翌日12時となっているため、宿泊時の翌日は、お昼時までホテルでのんびり過ごすことができます。

ザ･リッツ･カールトン三亜は、海南島･三亜の亜龍湾にあるホテルで、雄大な山々とプライベートビーチに囲まれたリッチな高級ホテルです。

このホテルでは、贅を尽くした8つのリビングがある他、客室も高級感溢れる家具や調度が備わった落ち着いた部屋が用意されています。

ザ･リッツ･カールトン三亜にはプライべートビーチがある他、プールやフィットネス、そしてこの地域最大のスパが備わっており、ホテル内では贅沢な時間を過ごすことができます。

7階建てホテルの部屋数は445室を備え、チェックインは12時、そしてチェックアウトは翌日の12時となっています。また、常駐ではありませんが、日本語を話す現地スタッフもいます。

ヒルトン海口メイランは、海南島･海口市北東の外れにある美蘭区に位置するホテルで、海口美蘭国際空港から車で30分ほどのところにあります。

このホテルは、エレガントな雰囲気を持つ外観が印象的で、客室にはクオリティーの高い優雅な家具類が備わっています。

ヒルトン海口メイランには、453の客室があり、チェックインが14時、チェックアウトが翌日の12時となります。

このホテルではプールやフィットネス、スパを楽しむことができる他、中華料理や多国籍料理などの味わえる3つのレストランがあります。

HNAリゾート海口は、海口市の沿岸沿いにあるリゾートホテルで、ホリデービーチや美視五月花国際ゴルフクラブまで車で10分以内でアクセスできます。

このホテルの211の客室では、日本風や地中海風など、種々のスタイルの部屋が用意されています。また、お風呂は日本人客を想定してか、深めの浴槽が備わっています。ラグジャリー感溢れる広いプールは夜中の23時まで利用することができます。

HNAリゾート海口では、ホテルチェックインが15時、チェックアウトが翌日12時となっています。このホテルには、プライベートビーチの他にもプールやフィットネスセンター、サウナなどがあり、ウオータースポーツ用品のレンタルもできます。

HNA リゾート海口には洋食、中華、日本食などのレストランがあり、チョイスの幅が広いのも特徴の1つです。また、簡易キッチンには、冷蔵庫やエスプレッソマシンも備わり、リッチなホテルライフが満喫できます。

中国最南端の島･海南島は中国のハワイとも呼ばれる常夏のリゾート地で、この島には美しく長い海岸線が広がっています。海南島は中国本土がリゾート地として発展するよう最も力を注いでいる島で、高級ホテルやプライベートビーチなどが至る所に点在しています。

ここではそんな海南島について、おすすめの観光スポットや見どころの場所などの情報を取り入れながら説明してみました。