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鳳凰古城は中国で最も美しい街!行き方やツアー情報を紹介

鳳凰古城は中国で最も美しい街!行き方やツアー情報を紹介
投稿日: 2017年9月9日最終更新日: 2020年10月7日

中国一美しいと謳われている鳳凰古城。ここは古来からの風景が300年以上も残っていて、旅行客の心をわしづかみにします。観光客の数も多く、世界遺産登録を目指しているほどです。この記事では鳳凰古城の魅力や行き方など観光情報をまとめています。

中国古来の街並みを残す鳳凰古城見出し

4000年の悠久の歴史を持つ中国ですが、その歴史を肌で感じれる絶景スポットがあります。それは鳳凰古城という中国の昔の街並みが残るところです。その街並みは他の中国の街とは違ってなんだか懐かしさが感じられます。この街に憧れている人も少なくないでしょう。そういうわけで今回は鳳凰古城の素晴らしき観光情報を紹介します。

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鳳凰古城とは何か?見出し

鳳凰古城は中国華南の湖南省の丘陵に存在する観光スポットです。この場所はノスタルジックで美しい街並みが今でも残っています。街並みは四川省を流れる沱江河の情景とマッチしていて、とても趣深いです。その美しさはニュージーランドの作家から「中国一美しい」と謳われるほどです。最近では世界遺産の登録に向けて運動が進んでいて、観光に力が入れられています。

鳳凰古城の300年に渡る歴史見出し

清の時代より栄えし街

鳳凰古城の絶景のような街並みは清の康熙帝時代に建てられたところで、政治・経済の中心として栄えました。その起源ははるか2000年前の戦国時代に遡り、唐代の古い遺跡まであるほどです。明代にも重要視されていたため、五寨長官司が古城に置かれていました。近代になってからも繁栄は衰えず、21世紀には国家歴史文化名城に指定されました。

多くの偉人を生み出した場所でもある

実は鳳凰古城は中国史で活躍する偉人を多く生み出したところでもあります。その鳳凰出身である中華民国初代総理の熊希齢は神童と呼ばれた人物でした。彼は科挙の殿試に合格し、辛亥革命以降も政界で大きな活躍を遂げました。ちなみに水墨画を専門にした黄永玉も作家の沈从文も鳳凰古城地域の出身です。鳳凰古城の理想的とも言える環境がその偉人の才能を開花させたのかもしれません。

若者の声がこだます夜の鳳凰古城見出し

鳳凰古城は昼は穏やかな街ですが、夜になるとライトアップされた絶景が楽しめます。中国では珍しく商店がたくさん開いていてけっこう賑やかです。さらにはクラブや飲み屋まで開かれているので、若者の声が聞け、ちょっとやかましいですが、こういう夜の素晴らしい絶景は、鳳凰古城の魅力の一つと言ってもいいくらいです。

鳳凰古城の人々の文化に触れる見出し

少数民族が住む数少ない自治区

中国の華南は多くの少数民族が各地に点在していますが、鳳凰古城もその自治区に含まれます。鳳凰古城にはミャオ族とトゥチャ族が古来より暮らしています。少数民族と漢民族が溶け込んでいるのは観光スポットとして素晴らしいことです。中国にはチベットやウイグルなど少数民族が暮らしている地域がありますが、鳳凰古城でもそれとはまた違った民族と出会えます。

ミャオ族の文化を学ぼう

鳳凰古城のミャオ族はチベットとは違った独自の文化を持っている人々です。彼らは人の家に勝手に入ってはいけない、口笛を吹いてはいけないしきたりを長年守っています。もちろん祖先祭祀は欠かせません。特にミャオ族の女性の踊りと歌は美しく、一生に一度は見なければ損をします。ミャオ族の文化は鳳凰古城の観光ツアーで触れるべきものなのです。

鳳凰古城の観光スポットまとめ見出し

20世紀最大の小説家の家「沈从文故居」

この家は20世紀最大の中国の作家沈从文の生家です。沈从文は故郷を背景とした恋愛を描いた「辺城」や太平洋戦争真っ只中に書かれた「湖南の兵士」などの名作品を世に送りました。彼もまた、ミャオ族やトゥチャ族の血をひいている偉人です。彼の部屋では当時使われた蓄音機や生前に残された草稿、書画などが残っています。沈从文の原点を知るにはおすすめのスポットでしょう。

楊氏のふるさと「楊家祠堂」

楊家祠堂は楊氏の一族の始まりの地として有名なところです。ここでは楊家の起源について書かれた中国語の説明文があり、楊家のルーツを辿っていけます。その起源は宋の時代に活躍した将軍楊業が忠武の名を送られ、祠として建設されたことにあります。後世には増築に増築を重ね、今のような大きさまで成長していきました。

「古城博物館」

この博物館は清朝時代の家財や衣装、装飾品が展示されているところです。博物館の建物は清の地方長官の家を使っており、石で造られています。中には地方長官の一家が使っていた道具の展示まであります。博物館という名があるように、どこかノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。清時代の鳳凰古城にタイムスリップしたいなら古城博物館を訪問しましょう。

鳳凰古城の河を渡れる「沱江氾舟」

鳳凰古城では沱江川が流れていますが、このスポットで実際に船に乗って川を渡ることもできます。見どころとしては、街のようにあまり人が多くなく、至って静かなことです。なので、ゆったりと川を渡りながら景色を一望できます。静かなところも好む人にとってはおすすめのスポットです。むしろ川好きな人でもいい思い出ができます。

清の初期に建造された「南方長城」

この長城はミャオ族対策のために建造された史跡で、全長で380キロにも及ぶ大城壁です。南方長城は1554年から1622年の明後期から清初期まで建設が続きました。結構長いので全体を回るにはかなりの体力がいります。一つの見所としては、畑から中国農村の素晴らしい絶景が見れることです。ある意味「鳳凰の万里の長城」と言ってもいいほどの長さです。

中国のノスタルジックな橋「虹橋」

虹橋は橋には珍しく二階建ての構造になっており、鳳凰古城のシンボルとして知られる存在です。この観光スポットからは沱江河と鳳凰古城の合わせった絶景が堪能できます。窓の近くにある椅子に座って眺めるのがおすすめです。夜になれば明るい鳳凰古城の景色が見られます。ホテルにも近いので鳳凰古城の観光拠点地としても便利です。

鳳凰古城でおすすめの人気ホテル見出し

「天下鳳凰大酒店」は鳳凰古城の老舗として有名なホテルで、四つ星ホテルとして親しまれています。建物自体は本館と別館に分かれていますが、部屋は想像以上に綺麗です。エアコンにバスルーム、さらには冷蔵庫など部屋に必要なインフラは完備されています。Wi-Fi環境がかなりいいのでインターネットは自由に使えます。鳳凰古城の観光拠点としては使い勝手がいいでしょう。

おすすめしたい鳳凰古城のツアー見出し

鳳凰古城ツアーの魅力

鳳凰古城のツアーは個人旅行と比べて制限がありますが、その分ガイドさんがついています。特に阪急交通社のツアーでは絶景を見れるのはもちろん、半日間の自由行動などのんびりとした滞在が許されています。ツアーに必要なものは変圧器とアダプター、両替した元です。鳳凰古城の行き方を完璧に把握しきれない場合はツアー参加をおすすめします。

武陵源にも行くことができる

鳳凰古城のツアーは通常武陵源との観光がセットになっています。武陵源とはまるで仙人がでるかのような岩が並んでいる自然遺産です。ここでは降水や地殻変動によってできた石柱が200メートルも建っています。その高さは日本の超高層ビルに匹敵するほどです。武陵源と鳳凰古城の観光がセットになっているのは観光客にとって嬉しいことです。

鳳凰古城への行き方見出し

まずは張家界の国際空港に行ってみよう

日本から鳳凰古城への行き方は、まずは張家界の国際空港に飛行機で行くのがおすすめです。国際空港は日本からの直便はないため、北京や上海、南京で一度乗り換えをします。飛行機以外であれば、北京から1日以上かかりますが高速列車に乗る行き方がいいでしょう。張家界の空港は北京の空港と比べてこじんまりとしているのが特徴です。

張家界についたら電車・バスで目的地へ

張家界から鳳凰古城までの道のりは200キロ以上と異常に長く、目的地に着くのに四時間以上もかかります。それは東京から福島県までの距離に匹敵します。始めて鳳凰古城に行く人はまず先にツアーを積極的に利用するのがおすすめです。慣れた人は自力でバスを使う行き方も考えるといいです。どちらにしろ時間が思った以上にかかります。

鳳凰古城への入場料はいくら?

鳳凰古城の入場料は一年中問わず基本的に無料です。しかし、ちょっと前までは政府の方針で1人につき148元の入場料が徴収されていました。日本円に換算すると2600円になります。歴史的建造物としてはあまりにも高すぎるからか、鳳凰県によって「鳳凰古城の入場料廃止」文書が提出されました。ただし、個別のスポットに立ち入る場合は今でも入場料がかかります。

鳳凰古城で中国の歴史に触れよう見出し

ここまで鳳凰古城の見どころやツアー、行き方を紹介してきました。この観光スポットは虹橋など中国の歴史に馴染み深い見所がたくさんありまます。これぞ、「中国一美しい街」と呼ばれるが所以です。絶景とも言える環境ならば、中国旅行でいい思い出が作れること間違いなしでしょう。もし、中国の悠久の時を体験したいなら、一度は鳳凰古城に行ってみてはどうでしょうか?

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