美味しいと評判のカタール航空のエコノミー・ビジネスクラスの機内食メニューは？

2019年ワールドベストエアラインで第1位に輝いた「カタール航空」の機内食は、エコノミークラスやビジネスクラスなど美味しいと評判です。メニューも豊富でアラビア料理をはじめ、洋食や和食、特別機内食など人気ですが、お酒好きにはうれしいシャンパン飲み放題もあります。そんな「カタール航空」の機内食の魅力などをご紹介します。

カタール航空は機内サービスが世界的にもトップクラスで、機内食も美味しいと大変評判がよく、機内食に使われる食器、カトラリーにもこだわり金属製のものを使っているので少し高級感があります。

カタール航空の機内食は、すべてイスラム法で許された料理、ハラルフードです。それではエコノミーやビジネスクラスのメニューも詳しくチェックしてゆきましょう。

イスラム教の国「カタール」は、アラビア半島にあり首都はドーハで、ペルシア湾沿岸にビーチや砂丘の長くきれいな海岸線のある国です。ドーハは、斬新なデザインの超高層ビルや、古代イスラムのデザインをモチーフにした近代的な都市になりました。

ナショナルフラッグキャリア(カタールを代表する航空会社)のカタール航空は、カタールの国営航空会社でドーハの郊外にあるハマッド国際空港をハブ空港として世界にネットワークを広げていて、運賃の安さ、サービスの良さ、ダイエット中でも機内食が楽しめるなどのメリットがあります。

カタール航空の機内食は、基本的にはイスラム教徒のためのラムチョップ、ビリヤニ、ケバブ、タブーリ、フムス、マクブース、ファトゥーシュなどのハラルフードなので豚肉は使いません。

最も利用者の多いエコノミークラスでは、アラブ料理などのハラルフードばかりでなく、日本人好みの和食や乗客に合わせたカジュアルな西洋料理も提供していて、夜間にはスナックサービスがあります。

エコノミークラスの機内食は、夕食と朝食の2回提供され、和食と洋食どちらかを選べ、エコノミークラスの機内食の提供される時間は、離陸2時間後(夕食)と着陸2時間前(朝食)になっています。

カタール航空の機内食は、エコノミークラスとは思えないほどの豊富な品数とボリュームで一流シェフが手掛けた四季折々の料理は、味ばかりではなく彩も良く、機内食のメニューは、前菜、メインディッシュ、デザートの構成で提供されます。

洋食や和食ばかりでなくアラブ料理も選べ、ハーブやスパイスが効いたヘルシーなハラルフードも美味しいです。メインディッシュばかりでなく、前菜やデザートのサイドメニューの品数も多く、フルーツにムースケーキやチョコレートケーキ、抹茶ケーキなどのデザートも好評です。

旅先の日本人ならば誰でも和食が恋しくなりますが、カタール航空の機内食は、梅しそ蕎麦やブリの照り焼き、きんぴらごぼうや白身の魚の天ぷらなどの和食のメニューを揃えています。和食のメニューも前菜、メインディッシュ、デザートの構成で提供されボリューム、品数ともに満足のいくメニューです。

エコノミークラスの朝食も洋食か和食を選べメニューも前菜、メインディッシュ、デザートの構成でボリュームもあり、おかゆやオムレツなどの卵料理を中心にパンケーキも人気メニューです。朝食の前後には、女性に大人気のサンドウィッチやマフィン、パイ料理から選べるおやつのサービスもあります。

和食の人気のメニュー「カレーライス＆白身魚の天ぷら」は、カレーライスとダブルでいただき、白身魚の天ぷらは、白ご飯の上に大きめの白身魚の天ぷらがのせてあり、ガロ二にはインゲン豆の緑色もあっさりと色を添えています。サイドには、マフィンやパン、ヨーグルトと品数、ボリュームともに納得のいく機内食です。

カタールでは国民食のようなクスクスは、北アフリカ発祥で中東やフランス、イタリア、ブラジルなど世界の広い地域で食べられ、小麦粉から作る世界最小のパスタとも言われます。

クスクスのサラダとチキンは、主役の大きめの角切りのチキンの脇をかためるようにシャトー切りしたポテトとさいの目切りの人参などの野菜のヘルシーさと食べ応えも良く、こちらのサイドも充実していてパンやスウィーツなど満足いくメニューになっています。

カタール航空のドリンクサービスは、食事の前後にありますが、何時でも好みのものを注文することができます。コーヒーや紅茶、オレンジやマンゴジュースなどのソフトドリンクやビールやワインなどのアルコールの種類も豊富で、ドリンブランデーやベイリーズなどのお酒が人気です。

カタール航空は、エコノミークラスでも夜間のスナックサービスがあり、ギャレーでのセルフサービスですが、自分の好きな時に好きなだけ何回でもいただけます。クラッカーやチョコレート、ポテトチップスやビスケットなどのスナック菓子の種類も豊富で、ドリンクもあるうれしいサービスです。

カタール航空の料理は一流シェフが手掛けていますが、ダイエットが気になる人にもおすすめで、ハラルフードの本格的なアラブ料理が楽しめます。ビジネスクラスには気の利いたサービスがあり、和食のメニューで機内食なのに懐石料理があったり、ウエルカムドリンクやシャンパンの飲み放題などがあったりと親切です。

オーダーもコースメニューだけではなく、ホテルのように好きなものを好きなだけ、アラカルトメニューから選べます。

前菜、メイン、デザートのコースメニューも豊富で3、4種類の中から選べ、アラカルトメニューからメインディッシュばかりでなく、サイドディッシュも単品でも複数でも好きな時に好きなだけ注文できます。ウェブサイトからメインディッシュを予約するサービスは、搭乗の24時間前までOKです。

カタール航空のビジネスクラスの機内食の豪華さはエコノミークラスよりもパワーアップします。和食、洋食、ハラルフードのアラブ料理のメニューも充実していて、ひよこ豆のペースト「ホンムス」やアラビア風サンドウィッチの「ハムス」など日本ではあまり知られていませんが、どれも美味しい料理ばかりです。

洋食は、牛肉のフィレやスモークサーモンといったメニューが人気で、和食のメニューには、完成度の高い懐石料理の品々がありフルコースでオーダーするとちょうど良いボリュームの一皿になっています。

おすすめなのがビジネスクラスの和食で、握り寿司や天ぷらや焼き魚などの懐石料理のアイテムがクオリティの高い一皿になっています。ビジネスクラスの和食懐石は日本人だけではなく、とても人気の高い機内食です。

ビジネスクラスの朝食も好きなものを好きなだけ選べ、チーズオムレツやリコッタチーズのトルティーヤなど美味しいメニューばかりで、メインディッシュのボリュームも多いです。

ダイエットやヘルシーな朝食ならば、ピタパンや野菜がメインのハラルフードのアラブ料理や軽食メニューのパンケーキや海老のグリル、パストラミビーフを使ったライ麦のベーグルサンドウィッチ(オーダーメードなので時間がかかります)などがおすすめです。

朝食にパンを食べる人は多いですが、カタール航空の機内食では、クロワッサンやナッツパンにチョコスティクパンなど手作りパンの盛り合わせがあります。添え付けのバターとオリーブオイルとバルサミコ酢のドレッシングでいただくと美味しいです。

トルティーヤは、北アメリカのメキシコ人など、ピタパンは、地中海沿岸のアラブ人など、ベーグルは、東欧系ユダヤ人などに愛されるパンで、さすが国際色豊かです。アラブ料理のピタパンは、中がポケット状になっているところから、英語ではポケットパン、イタリアのピザの元になったとも言われます。

鶏の照り焼きは、みんな大好きな和食ですが、ここでは、おしゃれな長皿に茶そばがしかれ、メインの照り焼きチキンは、一口サイズが3つ、はじかみとラディッシュが添えられ、まるでフランス料理かイタリア料理みたいな素敵な創作料理の一品「照り焼き風チキン」になっています。

デザートもまた好きなものを好きなだけオーダーでき、日本便では、抹茶のティラミスなどの日本人向けの上品な味わいのデザートがあり、デザートメニューは、パンナコッタやムース、フルーツの盛り合わせなど美味しいと人気のデザートばかりです。最終の機内食の後には、ゴディバのチョコレート2粒入りがお土産に配られます。

ドリンクメニューは、食事の時に機内食メニューとともに配られ、ソフトドリンクは、コーラ、ジンジャエール、オレンジ、マンゴ、アップル、コーヒーに暖かい緑茶などがあり、アルコールは、ビールやスピリット、上質なワインなど種類が豊富で好みのものを選べます。

シャンパンが2種類、ワインは赤白合わせて8種類、ウィスキーやブランデーから日本酒まで好きな時に好きなだけオーダーできるのでお酒好きにはうれしいサービスです。

カタール航空のビジネスクラスでは、自分の席ばかりでなく、豪華なラウンジがあり自由に使えますし、カクテルも作ってくれます。シャンパンは2種類ですが、美味しいシャンパンが飲み放題になっていて、シャンパングラスに注いでくれるのでゆったりと空の旅を楽しめるサービスです。

飛行機に搭乗すると間もなくメニューが配られ、ウェルカムドリンクをいただくことができます。ウェルカムドリンクには、人気のサービスがあり、はじめのドリンクオーダーならば、多めの量のアーモンドやピーナッツやカッシュナッツなを温めて添えてくれるものです。

カタール航空の機内食はすべてハラルフードですが、さまざまなニーズに応えるため、お子様用機内食、ベジタリアン食、宗教食、健康食などの特別機内食を用意しています。特別食は、フライトの予約時に一緒か、少なくともフライトの出発24時間前までに最寄のカタール航空窓口までオーダーが必要です。

カタール航空の「お子様用機内食」は出発72時間までに予約が必要で、乳児向けの機内食と幼児向けの機内食の2種類があり、食物アレルギーなどは、必ず相談する必要があり、お持ち帰りができるお菓子と可愛いキャラクターデザインのランチボックスが付いてきます。

乳児向け機内食は、野菜以外にもさまざまな食材を使用したベビーフードで、幼児向けの機内食は、パンケーキやパスタ、チキンなどやフィッシュフライやフライドポテト、スイーツやフルーツなど盛りだくさんです。

肉や魚介、はちみつや卵など動物性タンパクを一切口にしないヴィーガン食やフルーツの盛り合わせ、アジア風のものなどベジタリアン向けの食事のオーダーは、出発の24時間前までに予約が必要です。カタール航空のベジタリアン食は、インドのスパイスを使ってますのでホットで香りの高い一皿になっています。

カタール航空の機内食は、イスラム教徒のためのハラルフードですが、ヒンドゥー教やジャイナ教は、もっと厳格に戒律にそって食品が規定されています。

ヒンドゥー教のノンベジタル食は、豚肉と牛肉と野菜を使わないスパイシーな肉料理の機内食で、ジャイナ教のベジタリアン食は、肉などの動物性のタンパク質の食品や玉ねぎやニンニク、ジャガイモやショウガなどの根菜類を使わない野菜やフルーツの機内食です。

カタール航空の健康に気を配った機内食は、糖尿病や高血圧、肥満などの成人病や小麦粉などの穀物や乳製品のアレルギーを持っている人向けで、こちらも出発の24時間前までに予約が必要です。

うちわけは、糖尿病食や無グルテン食、低刺激食や低塩分食、無乳糖食や低カロリー食や低コレステロール、低脂肪食と色々なメニューが用意されていて調理方法は、ほとんどが蒸すかボイルしています。

カタール航空の機内食の魅力、伝わりましたでしょうか。カタール航空は、機内食がすべてハラルフードで健康やダイエットなど気になる人に配慮していてコスパも良いです。世界160か国にネットワークを広げるカタール航空は、エアバス社やボーイング社などのトップクラスの最新鋭機を揃えているので、きっと快適な空の旅を約束してくれます。