台湾の「十分」でランタンを飛ばそう
十分の空を見上げてみてください。世界中から集まった願い事がたくさん飛んでいるんです。これは、ランタンに願い事を書いて空へ飛ばすとご利益がある、という台湾の天燈(ランタン)あげ。十分老街や平渓線の雰囲気もプラスされて、ただの観光とは一味違う、一生の思い出になることをお約束します。
台湾「十分」への行き方
台湾にも #駅弁 があるのですがこれがかなり美味しい。台北駅地下にあるお弁当やさんで$80(320円)ほど。オススメ!#instatravel #台湾観光 #台湾 #台中 #ilikeTaiwan #seetoshare #… https://t.co/TqnipL1R0a pic.twitter.com/4wUxosA3bt
— ヒットミー (@twinshitomi) April 2, 2017
台北からは、電車で瑞芳駅に行き、そこで平渓線の菁桐行きに乗り換えるのが一般的。瑞芳駅までは、特急も各駅停車もあり、40分から1時間程度で着きます。台湾の駅弁は非常にボリューミーでお値段もリーズナブル!そして美味しいと有名です。今回のルートで試してみるならこの区間ですよ。
平渓線は単線のため、およそ1時間に1本の運行です。そのため時間には十分余裕をもってくださいね。瑞芳駅から十分に向かう列車の時間に合わせて、逆算して台北を出る時間を決めるとベストです。
このローカル線利用が、料金的にも一番安く十分に行くことができます。台湾でも有名な平渓線の超ローカル線の風情をぜひ楽しんでください。
台湾観光の移動はタクシーやツアー利用も便利
タイトなスケジュールの方は、自由度のあるタクシー利用でも。台北市内から1200元前後ですので、ご家族や友人と一緒なら割安ですね。また台北からのワンデーツアーもあります。十分だけでなく、近隣の観光エリアも一緒に回る1日のツアーになっていることが多いです。全部お任せで、という方にはこちらがオススメです。
線路ギリッギリの十分老街
台湾でも有名な超ローカル線の平渓線を挟んで、十分の街があります。目的はランタン飛ばしですが、この平渓線に乗ることも、線路内に入って写真を撮ることも、すでに非日常。ノスタルジーな雰囲気とアジアの雑多な活気がぎゅっと詰まった街。そんな十分でランタンをあげるからこそ、天まで願いが届くんだと思えます。
十分には観光客があふれています
I'm at 十分天燈廣場 Shifen Sky Lantern Square in New Taipei City https://t.co/XSxJZKDvDb pic.twitter.com/p6zJ3lvx8A
— Edward (@edwardcheng222) June 4, 2017
皆さん、堂々と線路の上で写真を撮っていますが、一応、通行禁止になっております。罰金も課しますよ、というこの看板を、世界のギャップ看板として認定します!とにかく十分の線路上には、平日でも雨天でも、観光客がわっさりいますので、台湾の活気と熱気を感じられます。
何色のランタンを選ぶ?
Wishes ! Lanterns ! Shiefen Old street Taiwan! pic.twitter.com/rYhSOvDrDr
— Biboy J Arboleda (@BiboyJArboleda) December 30, 2016
ランタンにはいろんな色があってカラフル。色にはそれぞれ意味があって、まず色選びからテンションマックス!色のもつ意味は、お店によって壁に紙が張り出されてあったり、メニュー表のごとくラミネートされた一覧表を見せてくれたりします。漢字で書かれているのでわかりやすいですし、お店によっては日本語一覧もあります。
ランタンの色が持つ意味
赤は健康や安全、そして総合的になんでも。という感じなので、迷ったらこれですね。黄色は金運で青は仕事運(商売繁盛)、紫は勉学(合格祈願)、緑は平和で白は幸福、オレンジは愛情、ピンクは恋愛運(家庭円満)ですが、薄いピンクは「玉の輿」と書いていたお店もありました。お店の表記により意味合いが多少変わっちゃうのもご愛嬌です。
台湾「十分」のランタンの値段は?
平渓線「十分駅」の天灯(ランタン上げ)は台湾観光の名物。500~1000円で誰でもが上げられる。我が家も4人で招福祈願。 pic.twitter.com/9dadw5Z5QB
— 服部 陽介 (@hachiprio) March 14, 2017
色選びに迷った方には、おすすめのランタンがあります。一面ずつ色違いで、4色のランタンや、なんとその倍の8色のものもあるんです。1色のランタンのお値段は150元から。4色になると200元から。8色は350元からとお値段も高くなっていきます。お店によっても若干値段が変わりますし、4色や8色を取り扱っていないお店もあります。
ランタンを購入しましょう
お店はいくつもありますが、ここでちょっとアドバイス。お店の前で願い事を書いて、近くで飛ばすことになりますので、飛ばすときのバックに入る背景も考えて、お店選びをするといいですよ。また、お値段は上がりますが、ランタンに爆竹をつけることもできます。台湾的ですし、かなり目立ちますので、こちらもオススメです。
ランタンへ願い事の書き方
購入したランタンは、お店の人がハンガーラックに洗濯ばさみなどでセッティングしてくれます。そして、置いてある筆で、願い事を書いていきましょう。ランタンの大きさは、1.5mほどです。願い事が細かくたくさん書いてあったり、素敵なイラストが書かれてあると、行き交う人同士でも立ち止まって、声をかけたりかけられたり。
最初にセッティングしてくれた面を書き終えたら、次にその裏面にまた願い事を書きます。2面書き終えたら、お店の人がまだ書いていない面をセッティングしてくれて、3面目、4面目と書き進めていきます。
その所要時間は、おおむね30から40分程度でしょうか。超力作ランタンを作成したい人や願い事が多い人は、時間を多くとって。
願い事は墨で書きますので、服装に注意してくださいね。また、書いている人のそばも気をつけて。願い事を書いていると皆さん夢中ですし、その人が急に振り返ったりすると、危うく墨汁がついてしまうことも。また、書き終えた後に、手を洗う場所はないかもしれません。ウエットティッシュなどを持参すると便利です。
ランタンに火が灯されます
ランタンの中は、ランタンの下縁周囲に針金が付けられていて、さらに2本の針金が中央で交差しています。そこに火種がつけられて、ランタンがどんどん膨らんでいく仕組み。お店の人から持つところを教えてもらえます。当然、本物の熱気を受けるので、ちょっとだけ熱いんです。
ランタンと一緒に撮影
ランタンに願い事を書き終えて、ランタンの火種に火がつけられたら、線路の上に立って写真撮影です。お店の人がランタンの4面全部の写真を撮ってくれます。ランタン内に熱気が充満してきて、今にも浮かび上がりそう。でも、撮影会が終わるまで、もうちょっと頑張って。撮影が終わったら、カウントダウン開始ですよ!
天に願い事が届く瞬間!
自分のランタンが飛んだ!間違いなく、ここが一番楽しくて嬉しくて、心洗われる瞬間。なぜこんなにも晴れやかな気持ちになれるのでしょうか。この時ばかりは、観光客も台湾の人も、100%全員、とっても素敵な笑顔なんです!それも満面の。この台湾のファンタスティックな伝統に感謝します。
しかし、そんな気持ちをよそに、ランタンが飛んでいくスピードは意外に早いんです。あっという間に高々と上っていきます。周りにいくつも飛んでいると、自分のランタンがどれだったかわからなくなることも。でも、大丈夫です。ちゃんと天には届いてますから。
台湾「十分」でフォトジェニックな1枚を
ランタンには、まさしく火が灯されるわけですから、少し帳が下りた時間も、素敵な写真が撮れます。観光客も少なくなる時間ですし、スケジュールが合えばオススメです。運気がアップして、願いもかなう。さらにこんな写真が撮れたら、イイネ!半端ないです。
台湾「十分」ではランタンイベントも
台北のランタンフェスに参戦してきた〜!#ランタン #十份 #台北 #りあるラプンツェル pic.twitter.com/880roTMsr1
— サラリーマンとときどき旅人 (@businesspacker) February 12, 2017
台湾の三大ランタンフェスティバルに指定されている「平渓ランタンフェスティバル」夜空に一斉にランタンが放たれる様子は、言葉には表せないほどのファンタスティックワールド!まさに映画「塔の上のラプンツェル」の世界が目の前に再現されるのです。この美しさが、夢じゃない世界、絶対にいかなくちゃ。
平渓ランタンフェスティバルは、元宵節の2月に行われます。またその年によっては、中秋節(10月)にも行われますので、要チェックですね。
会場はもちろん十分で行われます。国際的にも注目度の高いお祭りなので、とにかく人がたくさんです。とっても幻想的なのですが、その余韻にひたってはいられないくらいの賑やかさです。
台湾「十分瀑布」にも立ち寄りたい
十分老街から歩いて15分ほどで、この「十分瀑布」をみることができるんです。瀑布までは、階段が多いルートと階段のないルートがありますので、どなたでも行くことができますよ。観瀑台と書かれた撮影スポットでは見事な写真が撮れて、大自然の美しさにもう感動なのです。
台湾のナイアガラとも呼ばれている十分瀑布にあるのは、極上のマイナスイオン!ランタンを飛ばして、晴々とした気持ちのまま、この場所に来れば、心身ともに隅々までリフレッシュできるのは間違いなし。十分観光での必見立寄マストスポット!ぜひ、オススメします。
台湾「十分」で願い事をかなえよう
願い事なんて、そう多くないんです。大好きな人がずっと笑顔でいられますように、とか、健康で暮らせますように、とか。そう、ランタンに願い事を書き込んで、大切なことに気づくんです。だから、この「十分」が忘れられない街になってしまう。それに気づかせてくれた台湾「十分」に心からの感謝を込めて。