モンゴル旅行はやっぱりゲル宿泊と乗馬!
皆さん、モンゴルと聞くと上の写真の様な大草原の風景を思い浮かべますか?広がるモンゴリアンブルーの空と、風に波打つ大草原がはるか地平線まで続いている雄大な景色に思いをはせる事でしょう。そんなモンゴルのゲル生活や遊びは魅力たっぷりでおすすめです。大草原を馬で駆け抜け、飾り気のないゲル生活を心から楽しんでみませんか!
モンゴルの草原でゲル宿泊と乗馬を楽しむ
モンゴルでは乗馬ツアーが人気ですが、実は150ドルも出せば調教済みの馬を買う事ができます。鞍や鐙といった馬具はオープンマーケットで100ドルぐらいで全て揃いますし、腕の良いガイドを雇って遊牧民のゲルへ行き、ゲル生活をしながら家畜の放牧に馬で行ったり、一人でテントをもって2~3日のトレッキングもできますよ!
初心者でもすぐに馬で疾走できますよ
6~9月前半はモンゴルのベストシーズン!どこまでも続く草原とモンゴリアン・ブルーの空!:sparkles:ここでサッカーをしたら気持ちよさそう:soccer:️
— 地球の歩き方 海外ボランティア (@kaigaivolunteer) June 17, 2017
▼FOOTRAVEL モンゴル草原でサッカー交流と乗馬を楽しむ5日間-騎馬民族・遊牧民の伝統を知る-https://t.co/djZKtiBti4 pic.twitter.com/9exSUGYrKc
乗馬ツアーはの本の旅行代理店から申し込む事ができますが、ウランバートルのツアー会社で飛び込みの参加もおすすめです。もちろん日本語が通じますので安心してください。また乗馬ツアーのコースは、ワイルドなモノから散歩程度のものまで、好みで選ぶと良いでしょう。モンゴルの馬は賢いので、すぐに草原を走れる様になりますよ。
フブスグル湖の秘境乗馬ツアーは最高
モンゴル北部は水の豊かで、キレイな川や湖があちこちに見られます。特にフブスグル湖は絶景で、ダイナミックな乗馬ツアーが楽しめます。ここには山岳のツァータン族が住んでいて、トナカイに乗る事もできるでしょう。タイガの森を馬上から眺め行く旅は一生の思い出になります。ツアー参加は現地ハトガルがリーズナブルでおすすめです。
モンゴルのゲル生活を宿泊して体験しよう!
モンゴルの夏はとても素晴らしいですよ!-40度の極寒の冬を生き抜いた動物たちが、平和な顔で草を食べている風景には心が洗われる事でしょう。ゲル生活は自然の畏怖を感じながら生きる事、夏でも早朝に乳を搾り、川や井戸で水汲みをし、馬に乗って放牧に出かけ毎日を過ごします。風呂は無いですがゲル生活はきっと良い体験になりますよ。
ツーリストゲルは非常に快適です
本格的なモンゴルの住居“ゲル”に宿泊出来る「モンゴリアビレッジ」が楽しそう!民族衣装で記念撮影も! https://t.co/cUIyolmBUN#栃木 #モンゴリアアビレッジ pic.twitter.com/jocSewkqwy
— @Heaaart(アットハート) (@heaaartcom) June 16, 2017
モンゴルツアーではツーリストキャンプに宿泊します。ここにはレストランも風呂もトイレもありますので、ちょっとリゾートチックに過ごせるでしょう。もちろんロケーションは草原のど真ん中でモンゴルらしいと言えます。ただし実際のゲル生活とは全く別物ですので、できれば乗馬ツアーなどで遊牧民のゲルを訪ねてみましょう。
ゲルの中から大自然の美しさが眺められます
夏の大草原では真っ青な空を眺めるのが醍醐味です。ゲルの天窓は写真の通り、大きく空が見える様になっています。涼しいゲルの中に寝そべって、天窓から流れる雲を眺めてみましょう。またドアを開いて外を見れば、絵画の世界が広がります。遠くから黒雲が大粒の雨を降らせてやってきて、雨が通りすぎた空には巨大な虹が見えますよ。
モンゴルゲルに泊まるぜ pic.twitter.com/dRtLmQETB7
— 諒 (@__Dearest_R) November 7, 2016
厳しい自然に生きるモンゴルの動物たち!
モンゴルでは春が来ると雪も解けて、やっと一息がつけます。家畜の毛並みを見れば、その冬の厳しさがよく分かるでしょう。そこで7月ごろ遊牧民のゲルに宿泊すれば、もしかしたら羊たちの毛刈りが体験できますよ。また早朝の乳搾りや馬乳酒作りも手伝える事でしょう。トイレも風呂もないですが、とても豊かなゲル生活が楽しめます。
野生の小動物にたくさん出会えます
写真はリゾートエリア・テレルジのワンシーンです。ここは大きな岩がむき出しになった迫力のある地形が広がっていて、モンゴルでも珍しい風景が楽しめます。またリスやウサギやタルバカンなどの野生動物も多く、のどかで平和な時間が過ごせますよ。もちろんトイレや風呂付きのツーリストキャンプもありますので宿泊には困りません。
モンゴルはオオカミの国です
モンゴルの草原には野生のオオカミがたくさん群生活をしています。地方のゲルを訪ねて行けば、移動中でオオカミに出会う事がよくあるのです。もう日本では姿を消してしまった野生動物に出会えるものモンゴル旅行の醍醐味でしょう。また制限付きではありますが、北部の森林帯では未だに巨大魚・イトウが釣れるポイントがありますよ。
モンゴルゲルの構造とゲル宿泊とは?
実際の遊牧民族のゲル生活では風呂に入る習慣がありません。夏場は川に入りますが、普段は水で体を拭くだけです。雑菌も湿気も少ないので衛生的にはOKです。またトイレは地面に穴を掘って作ります。草原は乾燥していますので、嫌な臭いは全くしません。写真の様に、ここの生活は太陽に合わせて進みますので忙しさとは無縁な世界です。
遊牧民は自然に対する敬意があります
モンゴルゲルの中はシンプル構造で機能的です。円形の空間で圧迫感がありませんし、物の配置も自由自在!中央には台所を兼ねたストーブが添えてあり、牛の糞などを燃料に暖や料理をするのです。余計な物がないので基本的に整理整頓されています。また彼等は季節で移動しますが、移動跡にはゴミもゲル跡もトイレ跡も残さずに発つのですよ。
ゲルは草原で生きる知恵に満ちている
ゲルの構造は実に論理的で、強い横風にもびくともしません。また暑い夏はスカートの裾をめくって風通しをよくしますし、-50度の極寒でもフェルト幕が室内を保温する構造です。そして木材と布でできていますので、軽くて分解・組み立ても簡単ですし、移動するのも便利ときています。厳しい大草原で生きるための知恵がいっぱいですね。
モンゴルゲルは組み立て・分解が簡単です
モンゴルの遊牧民は荷馬車にゲルを積んで、家族と家畜みんなで何百キロも移動します。その為にゲルはシンプルな構造になっています。まず9つに分かれた床材を敷き、そこに蛇腹状の壁を筒形に広げてドアにくくり付けます。そして屋根の梁を指差しつつ天窓を立ち上げます。接続は皮ひもで結ぶだけ、男3人もいれば30分で組み上がります。
簡単なテントなのに-50度でも大丈夫!
骨組が立ちあがったら、布製のカバーをすっぽり被せます。これを骨組みに括り付け、その上に分厚いフェルト幕をビッチリ巻いていきます。そして外カバーをかぶせ、レインカバーを屋根の乗せたら完成です。お椀構造が室内の保温性を高め、羊の毛のフェルトが外気を遮断します。現代建築をもってしても-50度は手ごわいかもしれませんよね。
遊牧民のゲルは3000年前に完成済み!
【栃木県那須町】 にっぽんの外国(31) 那須高原で遊牧民気分?ゲルに泊まってモンゴル体験!モンゴリアンビレッジテンゲル。https://t.co/Tf8tK9sE22 pic.twitter.com/aCstld0yrq
— 栃木県を勝手にPR (@tochigikenpr) June 16, 2017
ツーリストキャンプのデラックス・ゲルは居心地満点、トイレも風呂も完備されていて、ロッジに宿泊するより居住性が高いですよ。3000年以上も昔から変わらぬスタイルのゲル構造が、中で休む人を優しく包み込んでくれるのです。シンプル・イズ・ベストとはよく言ったもので、緑の草原の中の真白なゲルは芸術的でさえありますね。
モンゴルゲルの宿泊では星空を見るべし!
モンゴルの大地は海抜1000m前後の高地にあります。空気は乾燥していてとても澄み切っていますから、夏の夜空は満点の星がさんざめくほどですよ。ベッドに寝そべってゲルの天窓から眺めるのも良し、肌寒い外ですから毛布にくるまって眺めるも良し、何時間でも見ていたくなる様な、それはそれはウットリするほど美しい星空ですよ。
何もしない時間こそが最高の贅沢
草原でゲル宿泊をすると、時間がピッタリ止まってしまった様な錯覚をするかもしれません。モンゴルの夏場は朝5時頃に空が明るくなり、夜は10時頃まで外で遊ぶ事ができます。これだけ昼間が長いと、時間を持て余してしまう方もいるでしょう。でも、何もせず風に吹かれて過ごすのがモンゴル流の贅沢!日本人には貴重な経験でしょう。
草原のど真ん中でネット配信
くぅーーーーー!モンゴルの草原で、ゲルの外にソーラーパネル、ゲルの中ではパソコン使えるのかよぉ!
— yocchi (@masushikishi) June 10, 2017
なんで、…くぅぅ。何が足りないんだ…。インバーターなんだけど、どれだけのが必要かを見極められないんだよ…。
モンゴルで文化的な生活送れてるのに…なんで国内の田舎で無理なんだよ…。
最近は草原のゲル生活も便利になっています。トイレや風呂は無いですがソーラパネルを使って、テレビ・冷蔵庫・洗濯機など家電を利用しています。もともと何百頭もの家畜を飼っている遊牧民はリッチなのです。また草原のど真ん中でもインターネットが使える時代になっていて、ネットで仕事をしている方なら大草原で自活できるのでは?
遊牧民のゲル宿泊でモンゴル料理を堪能
ウランバートルやその他の観光地のレストランで食べるモンゴル料理は今一だと感じるかもしれません。もともとモンゴル料理は肉だけを食べるものですから、他の料理法は中華風っぽくて魅力がないものです。そこで遊牧民のゲルを訪ねて、シンプルなモンゴル料理を食べてみましょう。椎名誠さんも絶賛した羊肉の塩ゆでは最高ですよ。
遊牧人のソウルフードを食べてみよう
ゴアンズ(大衆食堂)で食べるホーショール(揚げ餃子)やボーズ(蒸し餃子)は日本人でも好きになるモンゴル料理です。小麦粉をこねた皮でひき肉を包んだ簡単な料理ですが、肉の味が濃いので食べ応えがありますよ。これに冷たいビールをグビグビやればもう最高です。モンゴル人には定番のソウルフードですからおすすめですよ。
日本でもモンゴル料理が楽しめますよ
高田馬場、馬記蒙古肉餅。黒酢でラム肉餅そして牛タンメン。メニューも多く、いろいろ楽しめる稀有なモンゴル料理店。 pic.twitter.com/FO6Frguixp
— ワタヌキモン (@watanukimon) June 17, 2017
朝青龍や白鳳と言ったモンゴル力士の活躍もあって、東京などにはモンゴル料理店が営業しています。そこへ行けば、モンゴル旅行のお気にゲルで食べた思い出の料理を楽しむ事ができるのでおすすめですよ。ただし、日本の肉とモンゴルの肉では味の深みがまるで違います。それを分かった上で食べに行くのも面白いでしょう。
ゲル宿泊の他の楽しみ方とは
モンゴル南部・ゴビ地方へ行けば、ラクダのトレッキングがおすすめです。ここのラクダは2m以上もある二こぶラクダが多く、性格がおとなしくて働きモノです。普段は遊牧民族の足になったり荷物を運んだりしますが、観光用に乗る事もできるのです。ちょっと息が臭いですが、とても可愛くて、すぐに好きになりますよ。
オフロードバイクで草原を疾走する
未舗装の地道をどこまでも爆走するライディングが楽しめるのもモンゴルならではでおすすめです。バイクは持ち込みをする方もいますが、ウランバートルでレンタルもOKです。免許は国際免許が適用できます。モンゴルは車天国です。ジープでもバギーでもお好みのモノが選べますよ。もちろんマウンテンバイクでツーリングも最高です。
モンゴルの大自然をゲル宿泊で満喫!
いかがでしたか、ちょっとディープにモンゴル旅行を楽しみたい方は、積極的に草原の中へ飛び込んでみましょう。そして遊牧民のゲルに泊まって、共に数日間を過ごす様におすすめします。人間の力を圧倒的にしのぐ自然の驚異の中で、じっと生き続けてきたモンゴルの遊牧民の生活を体験してみるのはきっと意味深い事でしょう。
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