広州から香港の移動手段は？日帰り圏内！楽しみ方もまとめて紹介！

中国南部の中心都市の広州は、北京、上海に並ぶ中国三大都市の一つです。広州と香港は大変近いので日帰り旅行も可能な距離です。今回は広州から香港やマカオへの移動手段と楽しみ方を紹介します。

広州の「広州白雲国際空港」は北京、上海に並ぶ中国を代表する国際空港です。中国各地への路線の多いハブ空港で、南の玄関口として年間およそ4000万の人が利用する巨大空港です。空港は市北部の花都区にあり、市内と空港はタクシーで100元強。リムジンバスも多数出ています。

広州から香港へ行くにはパスポートが必要となります。広州と香港の間の距離は約200Km、と非常に近く、広州から香港への移動手段は列車、フェリー、バス、などを利用する方法があります。

最もポピュラーなのが広州東駅から香港紅磡（ホンハム）まで直通列車を利用する方法です。移動時間は約2時間かかります。一日に限られた本数12往復分しか走っていません。国際列車に準じる扱いになるので入境および出境の手続きは出発駅及び到着駅で行われています。

また、広州東駅から深圳への列車を利用し、深圳から徒歩で香港に入り、MTRで市内へ入るという方法もあります。広州駅から深圳までの列車もありますが、本数が少ないので、広州東駅が便利です。広州東駅から約1時間20分程で終点の深圳に到着するので、羅湖口岸で入境手続きを行い、東鉄線で市内へ移動できます。

羅湖口岸（らこ こうがん）は広東省深圳市羅湖区と香港特別行政区北区羅湖の間に位置する出入国検査場で、中国で最大規模の出入国検査場です。香港と深圳を移動する旅客のメインゲートであり、香港側は港鉄羅湖駅が設置され、香港側は東鉄線により移動しなければなりません。また深圳側は深圳駅前広場となっており、深圳地下鉄1号線（羅宝線）羅湖駅が市内各地と連絡しています。

日本なら全国どこでも各地の切符を買うことができますが、中国の場合購入できる窓口も限られています。しかも記名式なので、パスポートがないと切符を購入することができません。ですから、しっかり計画を立ててから切符を買いに行きましょう。

切符を買う手順としては、まず発車駅と到着駅を決めます。次に列車番号を決め、発売開始時期を確認します。購入場所を確認して切符を買いに行きます。中国人は自動券売機で買えますが、外国人は窓口でしか買えません。窓口は日中しか開いていないので、早朝や夜遅く乗る場合は事前に買う必要があります。

中国の広州南沙は、香港の香港国際空港（スカイピア）と週2便のフェリーで結ばれています。広州から香港国際空港線はTurboJetが運航しており、最短の所要時間は１時間です。香港の入出国がありませんので楽です。

東莞（とうかん）から、バスで香港まで直行が便利です。安いし乗換えがなくて楽なのが長所です。ひとつ注意しなければならないことがあります。それは、深圳湾開口の入境および出境でバス降車して徒歩で中国出国香港入国をして、再度バス乗車をするので、バスを降車する際に自分の載ってきたバスのナンバーを覚えておく事です。似たようなバスがたくさん居るので、ナンバーを覚えておかないと自分のバスを探せないかもしれません。

香港といえば、世界三大夜景のうちのひとつ、ビクトリアハーバーを挟んだビクトリアピークから臨む、映画のようにニョキニョキ飛び出したような連立する高層ビル群摩天楼が有名ですね。いわゆる100万ドルの夜景です。香港島の観光名所として、初めて香港を訪れる観光客の9割以上が訪れる定番のスポットです。

中環駅からケーブルカー駅行きのバスに乗ります。バス停の上にケーブルカーのイラストが書いてありますので、すぐにわかります。およそ8分くらいでピークトラムの駅に着きます。バスはおつりが出ませんので、小銭を持ち歩かなくても済むようにオクトパスカード（日本のSuicaようなもの）を購入しておくと便利です。

ピークトラムは進行方向に向かって右側の席がおすすめです。傾斜はかなり急で、最大斜度は27度もあります。高度があがるにつれて、右側の車窓からは高層ビル街や海が見えます。山頂には、ピークタワーがあり、屋上は有料の展望台になっています。建物内には、カフェやレストラン、コンビニなど飲食店が多数あります。

黄大仙駅B2出口から徒歩約1分のところにあります。香港で最も有名な寺院のひとつです。昔から病気の治癒にご利益があると言われていて、香港人から篤い信仰を寄せられています。また、占いもよく当たると評判です。境内には100以上の占いブースもあります。

嗇とは、節約、浪費しない、物を大切にせよとの意味です。色とは、好きなもの、人間の欲の意味を表します。人間は誰でも欲張って本性を失い、迷ってしまう時があります。嗇色とは初心に戻り、余計な欲望を抑えて常に自分の行為を反省し、悟りを開くまで常に修練することです。

香港ディズニーランドは香港空港があるランタオ島にあります。空港から20分くらいで行くことができます。まず東涌線欣澳駅からここからディズニーランドへ向かう専用線に乗り換えます。列車は窓がミッキーだったりつり革がミッキーだったりとあらゆるところにディズニーのモチーフがあり、夢の国へといざないます。

香港ディズニーランドのトゥモローランドでは、2016年6月からスター・ウォーズをテーマにしたアトラクションやショーなどがスタートしました。チューバッカ、R2-D2と一緒に記念撮影もできます。

また、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」に登場したキャプテン・ファズマとストームトルーパーがトゥモローランド内をパトロールをしていたり、ジェダイ・トレーニング：トライアル・オブ・ザ・テンプルではジェダイとライトセイバートレニンーグ後、ダースベイダーと闘うことができます。

香港はおいしいものがありすぎて、何を食べていいか困ってしまいますね。香港は女性の社会進出が進んでいるため、香港人は家でご飯を作らずに外食をする人が多いので、飲食店もありすぎるくらいたくさんあります。その中で、外せないグルメを紹介します。

飲茶とは文字通り中国茶を飲みながら点心を食べることです。起源は唐の時代、お茶屋さんがお茶うけとして出していた干し果物や野菜の種などです。そして、時が流れ、発展を重ね、今日私達が思い浮かべるエビ餃子や、焼売、叉焼包などの点心になったのです 茶は味の濃い点心と相性がよいことに加え、消化を促進する作用があり、また点心の油分の吸収を阻害する手段にもなっています。

甘さたっぷりのデザートから、漢方系の少し苦い味のデザートまで甘党の人もそうでない人も楽しめるのが香港スイーツです。ぜひ自分に合ったデザート屋さんを見つけて試してみてください。

もっとも香港らしいものといえば「茶餐廳（チャーチャンテーン）」ではないでしょうか。日本でいうとファミレスのような飲食店で、香港人の日々の暮らしに深く浸透しています。メニューも中華料理でもなければ西洋料理でもない、いわゆる「香港式」の食べ物ばかりです。値段も30ドル前後ととてもリーズナブルです。

広州からマカオに向かうためには、列車の場合、広州南駅から珠海駅に向かいます。下車後、拱北口岸（こうほくこうがん）（出入国検査場）までは15分くらいです。マカオ入国後、中心部まではバスまたはタクシーで30分くらいです。

広州からバスマカオに向かうにはで拱北へ行き入国する方法と横琴へ行き入国する方法があります。拱北口岸は、列車入国する人と同じ出入国検査になるので多少混雑します。しかし、横琴口岸は比較的新しくて、ほぼ大型バスしか来ないので、比較的空いていて出入国検査が大変スムーズです。

バスのチケットは事前購入が可能です。マカオ行のチケットは片道65元往復110元ととても安いです。乗車はガーデンホテルからの乗車が便利です。香港行きと同様にバスのナンバーを覚えておきましょう。マカオ入境口へはバスでしか移動できません。所要時間約5分ほどで到着します。

マカオの有名な世界遺産の一つです。ポルトガル統治時代の名残を色濃く残す美しい石畳や建物に囲まれ、周囲にはマカオのシンボル聖ポール天主堂跡や旧マカオ市政庁、仁慈堂など数々の観光名所が点在しています。石畳はポルトガルの熟練工によるものだそうです。また、この広場含む街全体がパステルカラーでとても可愛いです。

セドナ広場からは徒歩で10分ほどです。いわばマカオの「顔」と言っても過言ではありません。現在は後ろの木造部分が焼け落ち前壁と階段しか残っていませんが、建築物正面の外観の彫刻は美しく精巧でひときわ存在感を放っています。

マカオのスイーツと言えばやはり、「エッグタルト」です。ポルトガルの伝統なお菓子、パステル・デ・ナタをもとに作られました。香港にもエッグタルトはありますが、香港のものはタルト生地なのに対し、マカオのはパイ生地でできているのが特徴です。

中華系スイーツで外せないのが「牛乳プリン」です。日本ではプリンは冷たいものですが、マカオの牛乳プリンは温かいものもあります。生姜味やアーモンド入りのものもあります。味はあっさりしていて、ホットミルクをプリンにしたって感じです。

香港では広東語が使われています。香港の言葉というより、中国南部、香港を含む広州一帯で使われている中国語の方言の一種です。中国の方言は、中国の標準語である普通話（北京語）とは大きく異なり、その差は日本の「方言」を遥かに上回るもので、もはや外国語と言ってもいいぐらいです。広東語は香港やマカオのほか、世界の華僑の共通語として使われています。

広州、香港、マカオは同じ中国ですが、通貨はみな異なります。広州は「人民元」、香港は「香港ドル」、マカオは「パタカ」です。パタカは一度両替をしてしまうと再両替ができないので、マカオでは香港ドルで支払等を行います。おつりはパタカで来ることもあるので、そのときは使いきってから出国しましょう。

広州から香港やマカオへは気軽に訪れることができる観光スポットです。広州から列車で香港へ入り、香港からフェリーでマカオに入国。そして珠海を経由してバスで広州に戻ってくると、日帰り旅行も可能です。ただ、実際は列車の本数も限られていまし、出入国審査にも時間がかかりますので、香港で1泊して、じっくり観光スポットやグルメを楽しんてみてはいががでしょうか。