中国肇慶の観光見どころ紹介！史跡や自然の景観と交通状況も調査！

肇慶は、美しい自然の景勝に溢れている都市であり、中国の広東省に位置しています。日本ではあまり知られていないため、なかなか馴染みのない観光地ですが、非常に魅力あふれるスポットです。本記事では、そんな魅力いっぱい肇慶の見どころをたっぷりと紹介します。多くの人々が訪れる有名な史跡など、見どころがいっぱい。さらに、交通状況も一緒に紹介していきます。

広東省に位置している肇慶は、人々の活気を感じる地方都市で、多くの観光名所が各地に点在しています。香港からの直通列車もあり、交通の便もなかなか良いです。また、市内を移動するのには、路線バスがおすすめで、多くの観光客が訪れるスポットの近くに、バスターミナルが設置してあったりするので、観光の際の交通手段も充実しています。

肇慶観光のおすすめスポットの一つ目は、千年の歴史を持つ史跡「梅庵」です。肇慶市の西2Kmの地点に位置しており、北嶺山をバックにしている美しい自然に囲まれている人気の観光スポットです。嶺南の中では貴重な千年というもの凄く長い歴史を誇る古刹で、当時の様子がしっかり残っています。史跡の保存状況が良いので、歴史好きの方は訪れる価値大です。

創建は、なんと996年の宋の時代までさかのぼり、現在では、江南の大変貴重な北宋遺跡として中国で広く知られています。日本のように中国も古刹(古い寺)が、中国全土に数多く点在しており、その地域の教えによって雰囲気もだいぶ違いが見られます。梅庵は、広東省の最古の木造建築物の一つに数えられ、宋の時代の建築様式がたっぷりと詰まっています。

肇慶の歴史をじっくり学びたいという方には、うってつけの観光スポットが「肇慶市博物館」です。肇慶市に訪れた際には、肇慶市博物館に一度足を運んでみるのがおすすめです。位置づけは、総合歴史博物館となっていて、肇慶の歴史をまとめた書物などが数多く保管されています。西江沿いに博物館は位置しており、近くにバスターミナルもあって、交通の便も非常に良いです。

敷地は全部で8100平方メートルもの広大な面積を誇り、日本の博物館と比べると非常に大規模構造となっています。博物館内には、貴重な記念碑や康熙王朝時代のものまで数多く保管されており、日本に居ては学ぶことのできない貴重なことをじっくり観察することができます。さらに、当時の生活様相を再現した展示も行っていて、非常に見ごたえがあります。

中国政府が国家重点風景名勝区に指定した、肇慶観光に訪れた際には外すことのできない有名な観光スポット「鼎湖山」。1000メートルもある主峰の絶頂に、頂湖という神秘的な湖があり、自然の美しさを存分に楽しめるスポットとなっています。しかし、この湖は山のてっぺんに位置しているだけあって、言わずもがな交通の便が悪いので、たどり着くまでは体力が必要となります。

また、広東4大名山の一つに数えられており、肇慶で一番の人気を誇る観光スポット「七星岩」の東北部に位置しています。肇慶のリゾート地としても有名で、毎年夏のシーズンになると、たくさんの旅行客が休暇を楽しみに足を運んでいます。鼎湖山自然公園は、起伏の激しい山地に位置しており、美しい自然の中に寺などもあって、見どころ満載です。

「肇慶星湖」は、肇慶でも有数の美しい湖が広がった公園で、人々の憩いの場となっています。湖は大きな岩に囲まれており、仙人が出てきそうな雰囲気の漂う公園です。公園の周りには、しっかりと道路が整備されており、交通状況は良いと言えます。朝方などに、ゆったり公園内を散策するのがおすすめで、疲れが溜まったりしている方は、リラックスできるでしょう。

また、この広大な湖の堤防の総延長は20km以上もあり、非常に規模が大きいです。公園内は、整備がしっかりと行き届いており、自然を壊さないよう地元の方々の計らいを感じ取れます。また、売店などは公園内にはないため、飲食をする場合は、あらかじめ自分たちで持ち込んでおく必要があります。足を運んでみると、地元の家族連れの方や、お年寄りたちなどがのんびり過ごしているのを見かけます。

肇慶のおすすめ観光スポットの中でも、圧倒的人気と知名度を誇るイチ押しスポット「七星岩」。この七星岩は、テレビや雑誌などのメディアで数多く取り上げられている超人気観光スポットで、毎年ものすごい数の旅行者が足を運んでいます。「小桂林」とも呼ばれており、肇慶の北郊外にある大規模な景勝地です。大自然を間近に感じるまさに風光明媚なスポットです。

七星岩の名称の由来は、北斗七星のように7つの奇峰が並んでいることから名付けられと言われています。さらに、その7つの奇峰を囲むかのように5つの湖が広がっており、全体が非常に神秘的な雰囲気をまとっています。また、鍾乳洞を散策することができ、内部は幻想的な空間が一面に広がっています。船で回遊することもできるので、機会があったら是非体験してみてください。

鼎湖山を登っていくと、その中腹に位置している人気観光スポット「慶雲寺」。毎年多くの観光客が足を運んでいる名所で、山の麓から慶雲寺まではバスで安く行けるので、交通も非常に便利です。慶雲寺は、1636年に建立されたと記されており、敷地の総面積は12000平方メートルもある広大な寺です。さらに、大小100以上もの建物が敷地内には建っており、その規模の大きさに驚きです。

重陽の節句には、特にたくさんの人々が訪れています。慶雲寺内には、日本から唐に渡った栄叡の像が飾られています。栄叡は、鑑真のもとを訪れて日本への渡航を要請した人物として知られています。そして、羅漢堂の中には、500体もの羅漢がありその凄まじさは圧巻です。また、羅漢占いもできるとのことなので、訪れた際には、ぜひ占ってみてはいかがでしょうか。

「肇慶古城墻」は、肇慶有数の人気観光スポットであり、たくさん観光客が集まる名所です。当時の古城の様子がたいへん良い状態で保存されており、是非一度は訪れたい場所の一つに数えられます。このスポットの近辺には、バスターミナルがあるので、交通手段に不自由することはないでしょう。ただしバスターミナルからは、徒歩15分くらいかかるので、タクシーで行くのもおすすめです。

肇慶の街中に城壁がそびえ立っているのですが、有名な西安の大規模な城壁と比較すると、その規模はそこまで大きくなく、それでいて何とも言えない重厚感を備えています。日が落ちてくると全体がライトアップされ、美しい様相が眼前に広がります。現存しているものは、11世紀中期に建造が開始されたと言われており、非常に長い歴史が刻まれている史跡となっています。

「鼎湖」は、鼎湖山の麓に広がる広大な湖で、ゆったり観光を楽しむのにおすすめのスポットです。湖の周りには、なんとも豊かな美しい緑の自然が広がっており、湖を取り囲むような形になっています。流れが穏やかな湖は、よく晴れた日の夕方には、夕日が湖面に反射して実に神秘的な景色を見ることが出来ます。

また、観光に訪れた際には、しっかりと時間を作って、のんびり湖の周りを散策するのをおすすめします。特に早朝の時間は、人が少なく誰にも気兼ねせずに楽しむことが出来ます。また、ボートでゆったり回遊するのもおすすめで、初めて訪れる方は是非ボートに乗って存分にお楽しみ下さい。

「肇慶崇禧塔」は、肇慶市の西江沿いに位置している有名な歴史的建造物で、多くの観光客が足を運んでいる名のある史跡です。この巨大な塔が建てられたのは1582年にまでさかのぼり、日本だとちょうど本能寺の変が起きた都市の同じであります。塔の全長は57.5mもあり、その周囲は46.5mあります。非常に写真映えするので、訪れたら必ずカメラに収めるのが良いです。

ここまで中国広東省に位置する肇慶の見どころを数多く紹介してきましたが、皆さんはいかがでしたでしょうか。日本での知名度はあまりない肇慶ですが、多くの観光客があつまる景勝地や史跡などが、数多く点在しており、見どころがいっぱい詰まった都市です。中国の長い歴史を感じる貴重な建造物が多数見られるので、皆さんも一度足を運んでみてください。